デジタルカメラのセンサーサイズは超重要!特徴とおすすめの選び方を紹介【画質に拘る方必見】

デジタルカメラの写真の画質を大きく左右するのは画素数よりもセンサーサイズ です。そんなセンサーサイズに関する知識から、センサーサイズごとのおすすめの最新デジタルカメラや選び方を紹介。初心者の方にも分かり易くセンサーサイズとは何かを解説します。

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ここ数年、コンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)は「高級コンデジ」という名称で人気が高まってきています。

コンデジとは、一眼レフカメラやミラーレスカメラのようにレンズ交換ができないレンズ固定のコンパクトカメラのことを指します。

いわゆるデジカメと同じなのですが、最近は一眼レフやミラーレスカメラに迫る勢いで高画質化が進んでいます。

 

しかし、お店に行くとコンデジの種類も価格も様々で何を基準に考えればいいか分からないという人も多いはず。

そんな時は「センサーサイズ」「光学ズーム」「F値」の3つをチェックするのがおすすめです。

今回はこの3つの中でも「センサーサイズ」に焦点を当ててまとめていこうと思います。

センサーサイズに関して調べている人は是非参考にしてください。

センサーサイズとは?

撮影した写真の画質の良し悪しを決めるのがセンサーサイズの大きさと言われています。

センサーサイズとは、光を受けて画像を作り出すイメージセンサーの大きさのことを指します。

携帯電話のカメラにも搭載されていて、カメラ選びのポイントの一つです。

 

このイメージセンサーが大きければ大きいほど画質はよくなり、また同時に価格も高くなります。

センサーサイズが小さければ、高感度撮影をする時に写真の中にざらついたノイズが入ってしまうなどの問題が出てきます。

センサーサイズが大きければ大きいほど、きれいな写真を撮ることが可能になります。

しかしそれに比例してボディが大きくなったり、撮影に技が求められたりもします。

では具体的にはどんな点で違いが現れるのか、詳しくご紹介します!

画角・焦点距離

画角とは、カメラで撮影した時に実際に写真として写る範囲を表したものです。

この角度は、レンズの中心点からイメージセンサーまでの距離で決まります。

この距離のことを「焦点距離」といい、一般的に「50ミリ」や「85ミリ」などミリ単位であらわされます。

焦点距離が短くてセンサーサイズが大きければ、画角が広くなりより広い範囲の写真を撮ることができます。

 

そのため、センサーサイズが大きいカメラではより広い範囲の被写体を映し出すことができ、センサーサイズが小さいカメラでは狭い範囲のものしか写すことができません。

遠くのものを鮮明に撮影したい場合は、センサーサイズにこだわって選んだ方がいいでしょう。

写真のボケ

被写体の背景がぼんやりにじんで見えるボケは写真を構成する魅力的なファクターの一つです。

写真のボケは焦点距離やF値や被写体との距離などで決まります。

一般的にセンサーサイズが大きくなると、焦点を当てた部分から外れた部分のボケは大きくなります。

厳密にいえば、どんな設定でもボケが出やすいわけではなく、同じ画角で撮影した場合センサーサイズが大きい方がボケが出やすくなります。

 

そのため、センサーサイズが大きいカメラで被写体を撮影すると、被写体をよりはっきりと浮かび上がらせ強調させて撮影することができます。

階調

階調とは、色や明るさの濃淡を表す段階数のことです。

写真だけではなくパソコンのディスプレイやプリンターなどの画質を決める要素のひとつで、画像表現の細かさを表す尺度として使われています。

階調が多ければ多いほど色鮮やかで滑らかなカラーを表現することができます。

 

センサーサイズが大きければ大きいほど、階調の幅も広くなるため表現できる写真のカラーも広くなります。

ノイズが現れやすい暗部や屋内での撮影でも、白とびや黒つぶれを抑え鮮やかな色彩で撮影することが可能です。

暗所性能

センサーサイズが小さいと、細部にノイズが現れたり色がつぶれてしまったりしてしまいます。

また、被写体がぶれてしまったり暗すぎて何が写っているか分からないという問題も出てきます。

 

しかし、センサーサイズが大きいとその分より多くの光を取り込めるので、暗いところでの撮影でも鮮やかに再現することができます。

夜景や屋内での撮影、また曇天などどんなシーンでの撮影でもはっきり鮮やかに映し出したいという人は、センサーサイズが大きいカメラがおすすめです。

サイズ・重さ

センサーサイズが大きいほどその分カメラ本体のサイズも大きくなります。

そのため、全体として重量も重くなるので持ち運びには不便になります。

子連れでのお出かけや荷物が多いときなどは少し持ち運びしにくいかもしれません。

ボディサイズが大きい方が好みという人にとってはメリットになる場合もあります。

光を多く取り込める

センサーサイズが大きくなると、読み取れる光の量も多くなります。

そのため、再現できる階調も増えてより多くの色彩を表現できるようになります。

センサーサイズが小さい場合は、光の量が一定以上になると、正しく読み取れずすべてが同じ色彩になってしまいます。

つまり色彩の限界を超えた部分が白く飛んでしまい、暗い部分ではつぶれた色になってしまいます。

 

センサーサイズが大きいとより多くの光を集めるので階調の幅も広がり、様々なシーンでの撮影でも色鮮やかな写真が表現できるようになります。

センサーサイズにはさまざまな種類があります。

今回は、その中でも一般的な7つのサイズについてそれぞれご紹介していきます。

それぞれのセンサーサイズの特徴をご紹介するので、自分にあったコンデジ選びの参考にしてください!

1/2.3

現在コンデジに搭載されているイメージセンサーの中で一番小さいサイズは、この1/2.3型センサーです。

光を集めるセンサーのサイズはわずか6.2ミリ×4.7ミリで、APS-Cサイズセンサーの10分の1しかありません。

最新のコンデジには、この極小サイズのセンサーの中に2300万画素が詰め込まれています。

 

しかし、このサイズは一般的なスマートフォンにも搭載されることが増えてきており、スマートフォンとの差別化が課題になっています。

そのため、このサイズのカメラ製品から撤退するメーカーも出てきています。

 

今販売されている1/2.3型センサー搭載のコンデジは、コンパクトなボディを生かしてスマートフォンにはない複数の機能を採用することで差別化を図っています。

例えば30倍の高倍率ズームレンズを搭載したり、デザイン性を追求したり、防水性・耐衝撃性を持たせたハイスペックなカメラが販売されています。

また、価格も1万円台からとかなり手ごろで、画質にこだわらずコンパクトで使いやすいコンデジが欲しいという人におすすめです。

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1/1.7

1型と1/2.3型センサーの中間のサイズが1/1.7型センサーです。

性能や画質も両者の間ぐらいですが、コンパクトなサイズ感は1/2.3型センサーのカメラと同程度です。

1/1.7型センサーのサイズは7.5ミリ×5.6ミリで、1/2.3型センサーの4割り増しくらいの面積を持っています。

1型センサーが販売されるまでは高級コンデジの定番センサーでしたが、現在はいくつかのモデルしか販売されていません。

 

コンパクトデジタルカメラに分類されながらも、10倍光倍率ズームを搭載されていたり画素の大きさにこだわって生産されているものが多いので、高画質の描写が楽しめます。

現在生き残っている1/1.7型センサーのカメラは、カメラ愛好者に古くから愛されているものが多く、性能も洗練されています。

ハイスペックでありながら安価に買い求められるため、カメラ初心者でも手に取りやすくなっています。

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1インチ

現在生産されているコンデジの中で最も一般的で主流のサイズが1型センサーです。

ソニーを筆頭に多くのメーカーでこのサイズのコンデジが採用されており、最も注目されているサイズです。

 

1型センサーのサイズは13.2ミリ×8.8ミリで、これ以下のサイズのセンサーよりもかなり大きく設定されています。

センサーサイズはかなり大きいのですが、このセンサーを搭載するカメラのほとんどはボディのコンパクト化に成功しています。

そのため、手軽に持ち運べるコンパクトなボディで一眼レフカメラに迫る高画質の写真が楽しめます。

 

また、APS-Cセンサーやフルサイズセンサーには劣りますが、ある程度の背景のボケも楽しめます。

値段は4万円程度から12万円程度と幅があり、性能やデザイン、サイズの展開も多くカメラ好きにおすすめのサイズです。

画質重視でコンパクトデジタルカメラを購入したいと考えている人は、まずは1型センサーのカメラからチェックしていくといいでしょう。

センサーサイズ 1インチのおすすめコンデジはこちら

マイクロフォーサーズ

センサーのサイズである「3分の4」の英語をそのまま採用して、フォーサイズと呼ばれるのが4/3型センサーです。

センサーのサイズは17.2ミリ×13ミリで、一つ上のサイズである1.5型センサーよりほんのわずかに小さいサイズになっています。

1型センサーやAPS-Cサイズセンサー、フルサイズセンサーが縦横の比率が2:3であるのに対して、フォーサイズセンサーは3:4の縦横比になっているのも特徴の一つです。

 

立ち位置的には大きいセンサーと小さいセンサーの中間にあるカメラなので、フルサイズセンサーのような大きなボケのある写真を撮ろうとすると撮影技術が必要になってきます。

逆に、高性能なレンズと組み合わせれば高画質で鮮やかな風景写真などが撮影可能です。

 

また、フォーサイズのカメラは新しい優れた機能のレンズを組み合わせることができます。

この規格に合ったレンズであればメーカーが違っても取り付け可能であるため、様々な機能のレンズが楽しめるというメリットがあります。

マイクロフォーサーズ搭載のおすすめコンデジはこちら

1.5型

フォーサイズとAPS-Cサイズの間に位置するのが1.5型センサーです。

サイズは18.7ミリ×14ミリで、フォーサイズより若干大きい程度です。

Canonの独自開発で生まれたサイズで、有効画素数は1280万画素、1画素当たりの受光面積は下位サイズの1/1.7型センサーに比べて約4.5倍です。

 

写真愛好家たちが満足できる画質や機能を維持しながら、コンパクトにまとめられているため、かなり評価の高いカメラになっています。

このサイズのセンサーサイズのカメラを作っているメーカーがかなり少ないため、カメラ初心者には比較が難しいでしょう。

カメラ初心者の人は、まずは1型センサーやAPS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラを比較検討して、そのあと自分の好みに合うかどうか1.5型センサーをチェックしているといいでしょう。

APS-C

一般的なデジタル一眼レフやミラーレスカメラに採用されているイメージセンサーのサイズがAPS-Cサイズです。

最近は、コンデジにもこのAPS-Cサイズのセンサーが搭載されているものが多くあり、コンパクトで持ち運びが便利なのに高画質というカメラが好評価を得ています。

そのサイズはCanonで22.3ミリ×14.9ミリで、Nikonで23.6ミリ×15.8ミリです。

 

 

下のサイズのセンサーを搭載したカメラよりもかなり繊細でぼけた写真を撮影することが可能で、しかもその高画質さに比べてコンパクトであるため、画質と大きさのバランスがいいカメラといわれています。

APS-Cサイズのカメラはフルサイズのカメラと比較すると望遠での撮影に向いています。

APS-Cサイズのカメラは遠くの被写体を撮影する際、画角が狭まる分被写体を引き寄せて鮮明に撮影することが可能です。

また、遠くにあるものでもぶれずにはっきりと写し取ることができます。

 

このため、運動会や飛行機、鳥など動きのあるものを望遠で撮影したい場合はAPS-Cサイズのカメラがおすすめです。

また、値段もフルサイズカメラに比べればかなりリーズナブルで、機能的にも初心者でも扱いやすいため、低予算で高性能のカメラを購入したい人におすすめです。

APS-Cセンサー搭載のおすすめのコンデジはこちら

35mmフルサイズ

一般の人が入手できるカメラとして最大サイズのセンサーがフルサイズセンサーです。

このサイズのカメラは、フィルムカメラ時代のフィルム(35ミリ)と同じサイズであるため、フルサイズカメラと呼ばれています。

デジタル一眼カメラや一部高級カメラの中で最も上位機種として生産されており、価格も高く設定されています。

 

APS-Cサイズのカメラと比較して、画角が広く広範囲の被写体を撮影できるのが大きな特徴です。

また、被写界深度も浅く背景を大きくぼかすことで表現豊かな写真を撮影することが可能です。

センサーサイズが大きいため階調の幅も広く、明暗差の大きい屋内や暗部での撮影でも白とびや黒つぶれなどが起こりにくいです。

様々なシーンでの再現度の高い写真にこだわりたいという人におすすめです。

フルサイズセンサー搭載のおすすめのコンデジ

最近の高級コンデジやスマートフォンは一眼レフカメラに迫る2000万画素の機種が多く販売されています。

しかし、画素数が大きいからといって画質が良くなるとは限りません。

むしろ技術的に見ると画素数が増えるとその分画質が低下する場合もあります。

ここではそのからくりを解説し、カメラを選ぶときのポイントをご紹介します。

センサー面積=受光面積ではない

カメラを新しく販売し始めるとき、その性能の進化をわかりやすく伝えるために画素数が使われています。

しかし、実際には画素数が多ければその分画質が良くなるわけではありません。

 

というのも、光を集めるパネルであるセンサーは全面すべてで光が集められるわけではないからです。

個々の受光パネルにはそれぞれ枠が必要なので、パネルとパネルの間には光を集められない無駄な部分が出てきます。

これは壁にタイルを張っていくときに数ミリずつ間をあけなければならないのと同じ仕組みです。

画素数が多いということは、その分パネルとパネルの間で無駄になっているスペースも多くなります。

 

画素数が増えれば鮮やかな色彩を表現できるというメリットはありますが、パネルの間の隙間が増えるので画質は低下するというデメリットがあります。

このことを踏まえると、単純に画素数=画質に直結しないということがわかります。

趣味の範囲なら2000万画素で十分

大手メーカーであれば、このように受光面積が小さくなっても画質が低下しないような工夫をしています。

画素数が多ければ大きく印刷してもぼけにくいというメリットがありますが、一般的な写真のサイズであれば画素数をあまり気にする必要はありません。

趣味の範囲内で楽しみたいのであれば、2000万画素で十分満足できます。

高画素になればなるほど画像データも重くなりバッテリーの減りも早くなるので、あまり画素数にこだわらなくてもいいでしょう。

もし同じ画素数でセンサーサイズが異なる場合は、センサーサイズが大きい方がより多くの色を表現することができるようになります。

というのも、一つの画素の面積が広くなるのでその分より多くの光を集めることができるようになり、より鮮やかな色彩が表現できるからです。

そのため、画質や色彩の表現度にこだわる場合は、センサーサイズの大きさでカメラを比較して購入を検討してみるといいでしょう。

同じセンサーサイズ 、画素数のカメラであれば全て同じ画質なのでしょうか?答えはNOです。実はイメージセンサーと言っても各社独自で開発しているメーカーもあり、そこに使われている技術は異なるため、結果的に画質にも影響が出てきます。

 

例えばSONYの裏面照射型CMOSセンサーは、イメージセンサーの受光面側に張り巡らされている配線を、裏表反対にしたことで光の侵入を防ぐ配線層を受光面側から取り除きました。そのため光を集め易くし、同じセンサーサイズで従来の技術を用いて作ったイメージセンサーに比べてより高画質な写真を実現しました。

 

そのため、画質へのこだわりが強い方であれば、同じイメージセンサーであってもそれがどう言った技術で作られているのかはチェックする必要があると言えます。

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