コンデジの最短撮影距離とは、カメラのピントが合う最短の距離を意味するので、最短撮影距離よりも短くても撮影はできますが、被写体がボケてしまいます。ただし、単なる目安なので、カメラの最短撮影距離が10cmの物でも、2cm位までマクロ撮影・接写できる機種もあるのです。
マクロ撮影・接写に強いカメラは、マクロカメラと呼ばれる場合があります。一眼レフの方が最短撮影距離が短くなると考えがちですが、実際には画像素子の小さいコンデジは35mm判での焦点距離が20~30mmと決まっているので、焦点距離が短くなり最短撮影距離も短くなります。
最短撮影距離はあくまで被写体にどれくらい近づけるかの性能であり、最短撮影距離だけでマクロ撮影・接写性能が決まるわけではありません。マクロ撮影・接写性能で重要なのは画像の鮮明さなので、画像素子の大きさや最大撮影倍率なども重要となります。