キヤノン デジタルカメラ PowerShot G16

最安値:¥16,500
Canon PowerShot G16 カメラの商品情報、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との違い、価格などをまとめ、Canon PowerShot G16 カメラがどんな人におすすめなのかを評価しました。

2022/03/03 更新

写真家、カメラ評論家

田中希美男

1/1.7型裏面照射型CMOSセンサーと開放F値の明るい光学5倍ズームを内蔵

高品質な金属製ボディの"重み"が自然に持つ手に伝わってくる高級コンパクトカメラです。約1200万画素の1/1.7型の裏面照射型CMOSセンサーを採用して、最高感度はISO12800まで設定が可能。F1.8~F2.8の明るい開放F値のズームレンズを内蔵してフル判換算で広角28mm相当から望遠140mm相当の画角をカバーしてくれます。最短撮影はマクロモードにすればレンズ前面から1センチまで近づいて(広角側)クローズアップができます。ファインダーは実像式光学ファインダーで5倍ズームに連動します。連続撮影は最初の5コマまでが約12コマ/秒で、それ以降は約9コマ/秒となります。

画角

写真に映る範囲を角度に置き換えて表現したもので、一般的に言われる視野と近しい意味。焦点距離と密接な関係を持つ。焦点距離が長いほど画角は狭くなり、望遠レンズなどと呼ばれる。画角が46度前後、フルサイズ版換算で焦点距離50mm前後のレンズを標準レンズの目安にするといい。

F値

絞り値とも呼ばれる、レンズの明るさを表す指標。焦点距離÷レンズの有効口径で計算される。f値が小さいほど光がたくさん入る。レンズをもっとも開いた時(=f値がもっとも小さいとき)が、もっとも集光力が大きく、その時のF値のことを「開放F値」と呼ぶ。写真の「ボカし」に大きく影響する値。

ISO感度

光を電気信号に変換して記録する際の感度。高感度に設定して撮影することで、夜間の撮影でもカメラに届く光を増幅し適切な明るさで写真に残すことが可能。撮影時の状況に適した値を設定することが重要。

CMOSセンサー

カメラの撮像素子の一種。CCDセンサーと比較し、消費電力が小さく、処理スピードが速いと言う特徴を持つ。技術の進歩により、CCDセンサーとの画質差も解消されているため、現在はほとんどのカメラがCMOSセンサーを搭載している。

センサーサイズ(撮像素子サイズ)

光を受けて画像を作り出すイメージセンサーの大きさのこと。基本的に、イメージセンサーが大きければ大きいほど画質はよくなり、また同時に価格も高くなる。一般に普及していセンサーサイズは大きい順に、フルサイズ(=35mm)、APS-C、マイクロフォーサーズ、1.0型など。コンデジだとさらに小さいサイズもある。◯型センサーと書かれていたら、基本的にセンサーサイズの話をしていると思えば良い。

35mm換算(フルサイズ判換算)

初心者が非常につまづきやすいポイント。 同じレンズを用いても、カメラのセンサーサイズが異なると画角がかわる(=写る範囲が変わる)。そのため、「仮にセンサーサイズが35mm判だったらどれくらいの画角なのか?」と計算したものを35mm換算と言う。カメラレンズの画角性能を比較する時に、全てのレンズを統一した基準で比較することが可能になるため、換算された数値同士の比較で欲しいカメラを決めるとわかりやすい(初心者の方は35mm換算された画角を比べて商品を選ぶと良い)。

裏面照射型CMOSイメージセンサー

カメラのイメージセンサー(撮像素子)の一つ。通常の表面照射型のCMOSセンサーに比べて、より高感度なセンサーとなっており、高解像度な撮影が可能となった。夜間などでも鮮明な画像を残すことができる。

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PowerShot G16の基本スペック

画素数
1280万画素(総画素)1210万画素(有効画素)
ローパスフィルターレス
-
撮像素子
1/1.7型CMOS(裏面照射型)
焦点距離
28mm〜140mm
F値
F1.8〜F2.8
光学ズーム
5 倍
マニュアルフォーカス
ファインダー方式
光学式
タッチパネル
-
GPS機能
-
USB充電
-
撮影枚数
360 枚
最短撮影距離
1cm(標準)1cm(マクロ)
記録メディア
SDカードSDHCカードSDXCカード
記録フォーマット
JPEG/RAW
シャッタースピード
1〜1/4000 秒
液晶モニター
3インチ92.2万ドット
撮影感度
通常:ISO80〜12800
内蔵メモリ
-
起動時間
1.2 秒
ファインダー
実像式光学ズームファインダー
電池タイプ
専用電池
専用電池型番
NB-10L
連写撮影
12.2コマ/秒
インターフェース
USB2.0、AV出力、HDMIミニ端子
4K対応
-
フレームレート
60 fps
動画撮影サイズ
1920x1080(フルHD)
記録方式
MP4(映像:MPEG4-AVC/H.264、音声:MPEG2 AAC-LC(ステレオ))
最長撮影時間
メモリ容量に依存
自分撮り機能
-
チルト液晶
-
バリアングル液晶
-
タイムラプス
顔認識
AF自動追尾機能
-
手ブレ補正機構
光学式
セルフタイマー
10/2秒
バルブ撮影
-
Wi-Fi
Bluetooth対応(常時接続)
-
Wi-Fi Direct対応
-
PictBridge対応
防水性能
-
防塵性能
-
耐衝撃性能
-
耐低温性能
-
耐結露
-
幅x高さx奥行き
108.8x75.9x40.3 mm
重量
本体:314g総重量:356g
カラー
ブラック系

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写真家、カメラ評論家

田中希美男

1430万画素の大きな1.5型CMOSに28~112mm相当のズーム内蔵、より高画質を求める人に

1310万画素の1.5型CMOSに24~120mm相当ズーム、広角/望遠ともに幅広い画角をカバー

G16 の前モデル、1210万画素の1/1.7型に28~140mm相当のズームを内蔵、低価格が魅力

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キヤノン

Canon デジタルカメラ PowerShot G16 広角28mm 光学5倍ズーム PSG16

メーカー名
キヤノン(Canon)
商品名
powershot G16
撮像素子
1/1.7型CMOS (裏面照射型)
F値
F1.8~F2.8
有効画素数
1210万画素(有効画素)
光学ズーム
5倍ズーム
焦点距離
28mm~140mm
撮影感度
通常:ISO80~12800
手ぶれ補正
レンズシフト式
AF(オートフォーカス)
コンティニュアス、サーボAF
連写速度
12.2コマ/秒
動画
1920x1080(フルHD)
サイズ
108.8 x 75.9 x 40.3 mm
重量
約 356 g(電池・メモリーカード含む)
その他機能
wifi
全モード(JPEG)で高速連写が出来るようになり、シャッターチャンスを逃がしません。

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連写機能が素晴らしいという意見です。モード選択をしなくても、通常の撮影と同じように連写することができるのは、感覚的に撮影できるのでとても使いやすいです。
G16はシャッターボタン押しっぱなしでも連写が続くので本当にすごいです。

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お子さんの運動会や学芸会など、いつ良い絵が撮れるかわからないという時、気づけば 連写しっぱなしだったという経験があるかたもいると思います。長く連写ができると撮り逃しがなくなるので嬉しいですね。
イメージセンサーが今時のコンデジ搭載の1型より小さい1/1.7型なので、等倍した時の解像度は1型よりは粗い面もある

出典: https://review.kakaku.com

イメージセンサーが最近の主流となっている1型よりも小さいという意見です。普段使いではないと思いますが、仕事などで等倍で使う場合がある方は別に機種の方がいいかもしれません。
開放F値1.8レンズも初体験でしたが、こんなに暗い場面が楽に撮れるようになるとは思いませんでした。

出典: https://review.kakaku.com

暗い場所でとても綺麗に撮影できたという口コミです。暗い場所での撮影は、意外と多くなりがちなものですので、難しい設定なしで綺麗に撮れるというのは活躍の場も増えそうです。
コンデジとしてはかなり大きめ

出典: https://review.kakaku.com

コンパクトデジカメの中では、本機は確かにボディが大きいです。そのため、一般的な小さいサイズのコンパクトデジカメからのお買い替えですと、慣れるまでは時間がかかるかもしれません。
価格的にも安くなったとはいえ、コンデジとしては割高感があります。

出典: https://review.kakaku.com

割安なコンパクトデジカメを見た後だと、本機は割高に感じるという意見です。確かに性能がいいだけあって、中古品でも良品は価格が落ちにくいですので、コストパフォーマンスの面ではあまりいいとは言えません。
特に料理などの至近距離の写真は非常に画質が高くとても美しく撮れます。数年前はこの値段でこのようなハイレベルな画質はあり得なかったと断言できます。技術者に感謝。

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至近距離撮影はとても綺麗に撮れるという意見です。1/1.7型のセンサーがこのように生きているので、撮影方法によっては最新機種ではできないような綺麗な写真が撮れます。
WiFi対応なのでスマホに送ってネットに鮮明な画像を速報で揚げることができます。

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最新機種では当たり前となっているスマートフォンへの転送機能ですが、2013年発売の本機にもしっかりと搭載されています。SNSに載せる場合でも簡単にできますね。

PowerShot G1 X Mark II は2014/3月上旬に発売され、PowerShot G16を最後にセンサーを大型化しフルモデルチェンジされたGシリーズ機種となります。発売日としては、G16の半年後に発売された、実質的に後継機種に当たるものとなります。

画素数はG16の1210万画素だったのに対し、G1 X Mark IIでは1310万画素へとわずかながら増えています。また、上記の通りセンサーサイズが大型化され、G16の1/1.7型から1.5型へアップしています。また、広角サイズも28mmから24mmへと、こちらも当時最先端のサイズへとかなりのバージョンアップをしました。

これらによって、G16からの乗り換えでもまさに画質の進化を感じられる機種となっています。景色の撮影をする場合は、G16よりも綺麗かつ遠近感のある写真が撮れるでしょう。その代わりに、センサーサイズが大型化されたために近くのものを撮影する場合は、多少弱くなっています。手元の撮影をしたい場合はG16の方がおすすめです。

反対に弱点はその大きさで、なんとコンパクトデジカメであるのに500g越えの大型機となっています。Canonのミラーレス一眼が260g台であることを考えると、コンパクトデジカメであるのにこの重さは人を選ぶことを否めません。カバンの中に入れておくというのは難しい使い方となるので、常に首から下げる必要があります。

価格面も2014年製のカメラとはいえ、フラッグシップ機だけあってなかなか安くはなりません。お手軽なお値段のコンパクトデジカメがたくさんある中で、この機種を選ぶのは写真にこだわりがあって綺麗に撮りたい、あるいはデジタル一眼のサブとして使いたいといった用途となるかと思いますが、その中でも特に景色を綺麗に撮りたい方にはおすすめです。

PowerShot G15は2012年10月に、PowerShot G16はその1年後の2013年9月に発売しており、G15は一つ前のモデルとなります。画素数の変化はなく、センサーのサイズ・ズーム・F値も同じで、G15からG16はカメラ機能の面ではマイナーチェンジだと言われています。

しかし、その中でもG16の方が優れている面は映像エンジンが「DIGIC6」へ進化した高感度撮影で、G16の方は『星空モード』が追加されており、いかに暗闇撮影に強くなったかが伺えます。ISO感度を上げた暗闇撮影は案外多く使う利用シーンですので、機能として強いに越したことはないですね。

そして、G16の方がG15よりも大きく進化した面は、「動画機能」です。MP4形式に対応したため、ファイルサイズがぐっと圧縮され長時間録画に対応した他、先述の通り手ぶれ補正も5軸対応とビデオカメラと同等のものとなっています。このG16の動画機能を見たあとですと、G15の動画機能は一昔前のものだと言わざるをえないです。

しかし価格の面ではG16よりも安い中古が多く出回っていますので、動画機能はおまけ程度と考えて、日中の写真撮影用と考えれば最新機種と遜色ない綺麗な写真を撮ることができます。用途が写真用と決まっていて値段を抑えたい方は、G15でも満足できるかと思います。


Canon PowerShot G16 デジタルカメラの種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。 

本機は2013年発売のCanonのコンパクトデジカメのフラッグシップモデルで、ミラーレス一眼の下位モデルと比べても画質は上だという評価すらある機種です。本格的なデジタル一眼レフを持ち運ぶのはとても無理だが、コンパクトデジカメの画質では少々物足りないという方にはぴったりの機種となっています。

発売当初は価格が5万円を超えていたこともあり、とても購入の選択肢には入れられなかったという方も、数年経った今ならお手頃な中古機種が出回っていますので、手に取りやすいのではないでしょうか。最新機種のエントリーモデルを購入するよりも、この機種を購入した方が満足のいく写真が撮れる場合も多いかと思います。

特に、料理やフィギュアなどの手元の写真を撮る場合に、コンパクトデジカメでは綺麗に撮れないが、かといってデジタル一眼レフを買うには高すぎる、と悩まれている方にはこれ以上の機種はないでしょう。流行に乗ってセンサーサイズが大きくなる前の機種の強みですので、使用用途によっては決して手放せない一台になること間違いなしです。