【床のへこみ・傷】冷蔵庫マットおすすめ5選 ｜必要ない？クッションフロアでも

家に一台は必ずある冷蔵庫ですが、大型家電のためかなり重さがありますよね。ご自宅の冷蔵庫を直接床に置いている方は、知らないうちに床に大きな負担がかかっている場合があります。

短期間であれば、何も問題はないかもしれません。しかし、数年・数十年と長期間負荷のかかった床には傷やへこみが生じる可能性があります。特にフローリングは一度ついた傷やへこみを戻すのは難しく、賃貸住宅の場合は転居時に高い修理費用や補修費用を請求される可能性もあります。

それを防止するためには、冷蔵庫マットと呼ばれる、冷蔵庫の下に専用の下敷きを敷くのがおすすめ。メリットや選び方、おすすめ商品など冷蔵庫の下敷きに関する情報を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

冷蔵庫に下敷きをしない場合は、床に傷が付く可能性が高くなります。単純な引っ掻き傷はなく、フローリングの素材によっては床面が歪む可能性もあります。持ち家の場合は自己責任で終わってしまう話ですが、賃貸は違います。

賃貸を退去するときに、原状回復費用が掛かってしまう可能性が非常に高いです。ダメージ具合によっては張替が必要となり傷やカビ、変色の範囲によって費用も上下します。冷蔵庫用の下敷きは1500円〜3000円台くらいで安く購入るので、あらかじめ敷いておく方がかえってお得に済む場合もありますよ。

冷蔵庫の下は大きな隙間が空いているわけではない為、湿気が集まる場所です。湿気が集まるとフローリングにはカビが繁殖して床が変色する原因になります。これも、床の傷やへこみ同様、カビによって変色してしまった場合には修理代を請求される場合がありますので、事前の対策が大切です。

冷蔵庫は何年間も使用するものです。しかし、掃除をするのは1年に1回の大掃除の時だけの家庭も多いですよね。

台所に置かれている冷蔵庫は、おのずと湿気が集まりダニが繁殖し埃も溜まってしまいます。ダニにとっては最適な環境が冷蔵庫の下です。そんな状態ではフローリングにとっていい環境とは言えません。

微妙な隙間に長い間蓄積されたホコリやダニによって床にダメージを与えてしまう前に、あらかじめ下敷きを敷いておけば問題は解決されます。

冷蔵庫は1度設置すると、そんなに頻繁に動かす家電ではないですよね。動かして冷蔵庫下や裏の掃除をするにしても、そこまで頻度は高くない場合が多いです。そのため、マットに荷重が長時間かかりますので、素材によっては床に張り付いてしまうものもあります。

特にゴム製は張り付きやすく、その際に床に色移りしてしまう場合があります。色移りしてしまうと、賃貸の場合は退去時にクリーニング代が追加される場合もあるので注意しましょう。

マットの素材によっては使い方への配慮やメンテナンスが必要です。特にコルクマットは水に濡れたまま放置しておくと腐敗してしまい、虫がよってくる原因になります。キッチンは水を扱う場所で濡れやすいため、定期的にマットそのもののメンテナンスを行わないとなりません。

上記でも紹介した通り冷蔵庫に下敷きは絶対に必要といっても過言ではありません。フローリングがダメージを受けて、後日余分な費用が掛かってしまうリスクを考えると使用するのがおすすめです。

持ち家の方にもおすすめですが、賃貸に関しては、大家によってクリーニング代を請求する場合と請求されない場合もあります。クリーニング費用を抑えたいのであれば、冷蔵庫用の下敷きは必須です。賃貸の方は、特に早めに検討するようにしましょう。

冷蔵庫の大きさは、世帯によって大きく変わります。重量も、庫内の食材の量によって変化しますよね。冷蔵庫マットを購入する場合は、必ずサイズと耐荷重を確認しましょう。なお、冷蔵庫の足部分だけに敷くタイプのものは冷蔵庫のサイズに柔軟に対応させられます。

自宅の床がクッションフロアなどの柔らかい素材の場合、柔らかいタイプの下敷きを使用すると安定性がなくなり地震などで冷蔵庫が倒れてくる可能性があります。

そのため、安定性を増すためにはベニヤ板などの硬い素材のものを使いましょう。ベニヤ板であればネットやホームセンターなどでリーズナブルな価格で販売もされています。

フローリングの場合は、硬めの床材なので下敷きも硬いタイプを選ぶと床下が逆に傷ついてしまう恐れがあります。それを防ぐために、ある程度柔らかい素材を選ぶのがおすすめです。床に余分な傷もつかずに冷蔵庫の重さをしっかりと吸収できます。

ポリカーボネートはプラスチックの一種で、さまざまなプラスチック製品に使われている軽量で硬い素材です。冷蔵庫マットでもポリカーボネート製は多く販売されています。特徴は耐衝撃性の高さと耐久性で、床を傷やへこみから守るのに適した素材です。製品も軽量なので、誰でも扱いやすいのがメリットです。

ゴム製の冷蔵庫マットも多数販売されています。ゴムは防水性が高いため、水を扱うキッチンのアイテムとしてよく使われている素材です。防水性に加えて、衝撃吸収性と防音性が高いのも特徴で、冷蔵庫の機械音が気になる夜間でも、ゴム製マットを敷くと音が低減される効果があります。また、地震対策としても有効です。

ポリプロピレンは樹脂素材で、冷蔵庫マットにもよく使わています。耐熱性の高さ・引っ張りや衝撃に強い・軽量・水分や薬品に強いといった特徴があげられます。水分や薬品などの液体、熱にも強いため冷蔵庫マットとして非常に優れた素材です。加工のしやすさもあり、必要なサイズにカットできるのもポイントですね。

シリコンは、ゴム素材の一種でケイ石から作られる合成樹脂です。弾力性のある素材で、耐熱性と耐寒性にも優れているので、高温や低温になっても弾力性を保てます。冷蔵庫自身の揺れだけではなく、地震のときも効果を発揮する素材です。撥水性も高いため、しっかり床を湿気から守ってくれるメリットもあります。

コルクは、コルクガシの樹皮を元に加工された素材で、空気をよく含んでいるためやわらかく弾力性が高いのが特徴です。クッション性の高さから冷蔵庫マットにも使用されており、また樹皮からできているため、プラスチックなどよりは自然な雰囲気を出せるのも魅力です。

空気を含むため通気性がいい反面、濡れてしまうと腐っていくデメリットもあります。定期的にメンテナンスをしながら使う必要がある素材です。

冷蔵庫マットとして売られている製品の中には、冷蔵庫下全体に引くマットタイプと、床と接触する脚の部分だけに取り付けるタイプの2種類があります。シートタイプは冷蔵庫の下に敷き詰めるだけなので、冷蔵庫設置前の準備が簡単なところがメリットです。

一方で、脚の部分だけに取り付けるタイプは、冷蔵庫設置時に脚の場所を確認しながら設置する手間がかかりますが、冷蔵庫下の掃除がしやすい利点もあります。また、ゴム製の製品が多いため、揺れに強い点もポイントです。冷蔵庫の買い替えでサイズが変わっても、そのまま利用できるのも嬉しいですね。

世界有数の地震大国である日本では、毎日どこかで大小関係なく地震が起きています。そして、いつ大きな地震が起きてしまうとも限りません。予測できない地震の時に家具が倒れてケガをする可能性もあります。

特に冷蔵庫の場合、サイズが大きいので倒れた時の被害が非常に大きいです。冷蔵庫の下に耐震性能の高い下敷きをセットするだけで冷蔵庫が転倒する大きな被害を回避できる可能性があります。

以下の記事では、下敷き以外にも耐震グッズを紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

今回は、冷蔵庫の下敷きについて紹介しました。床の種類によって選び方も変わるため、選ぶ際はその製品情報をしっかり確認しましょう。下敷きを検討している方は、この記事を参考に予算や床の硬さに合わせて冷蔵庫用の下敷きを選んでください。