薄型冷蔵庫特集 | おすすめの薄型冷蔵庫とその選び方は?メリットとデメリット

食器棚よりはみ出さない冷蔵庫は無いものかと思い探したものの、なかなか見つからない。こんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。そこで、この記事では4人家族に適した400L以上の大容量冷蔵庫で、食器棚よりもはみ出さない奥行65㎝未満の冷蔵庫についてまとめてみました。

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「薄型」とは、いったいどのぐらいの奥行でしょうか?現在出回っている400Lクラスの冷蔵庫の奥行は、65㎝~70㎝のものが主流です。500L以上になると70㎝を超えるものもあります。

 

一般的には薄型冷蔵庫とは奥行き65㎝以下のものを表します。65㎝という数字は、大手キッチンメーカーの多くが販売している食器棚の奥行サイズです。これよりプラス5㎝程度であれば食器棚よりはみ出してもさほど違和感が無いという考えから、70㎝までのものが多いと思われます。

 

薄型冷蔵庫はあまり食品が入らない…というイメージがある方もいらっしゃると思いますが、実はそんなことはありません。薄型冷蔵庫の中にも大容量タイプの冷蔵庫も存在しています。ぜひキッチンなどで場所を有効活用したい方には参考にしてみてください。

薄型冷蔵庫のメリット

薄型冷蔵庫の最大のメリットは、狭いキッチンでも出っ張らないことです。通路の幅が無いため扉や引き出しを開けたらシンクにぶつかってしまう、食事を作る時は複数人で動く、などといった場合には特にありがたいでしょう。

 

また、庫内が見やすく、奥まで手が届くというのもメリットです。物を取り出しやすい⇒冷蔵庫を開けている時間が短くなる⇒食品ロス、電気代節約につながる、という好循環が生まれやすくなります。

 

この他、食器棚と並べてもスッキリ見えるので、見た目を重視する人にはおすすめです。工夫すると冷蔵庫をスッキリみせる場合もございます。ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

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薄型冷蔵庫のデメリット

薄型冷蔵庫は奥行が無い分、幅と高さを増して容量を確保しています。そのため、設置の際にはある程度の横幅と高さに余裕が必要です。中には横幅もスリムで薄型を売りにしている物もありますが、容量には限界があります。薄型冷蔵庫を選ぶ際には、コンパクトさを重要視するかどうかを慎重に検討した方がいいでしょう。

 

高さについては、これから紹介する薄型冷蔵庫はいずれも180㎝超えです。40代の日本人女性の平均身長が約158㎝であることを考えると、上段が見にくく、取り出しにくいかも知れません。重い鍋や大皿などは上に入れないなど、使い方に工夫する必要です。

 

さらに、幅が広くなると冷気が逃げやすくなるというデメリットもあります。開けたらすぐに扉を閉めるようにする、可能であれば庫内にビニールカーテンをつけるなどした方がいいでしょう。

 

では、現在販売されている400L以上の大容量冷蔵庫で最も薄いのは、奥行きが何㎝なのでしょうか? 奥行が65㎝未満のものを探してみました。しかし、国内主要メーカー製の物で該当したのはたった3機種のみ。ここでは、貴重な3機種を奥行が薄い順に紹介していきます。

 

 

薄型冷蔵庫第1位パナソニック NR-FVF455【奥行63.3㎝】

現在販売されている400L以上の国内メーカー製冷蔵庫の中で最も薄いのは、奥行63.3㎝のPanasonic NR-FVF455です。

Panasonic

パナソニック 451L 6ドア冷蔵庫(ハーモニーホワイト)Panasonic エコナビ NR-FVF455-W

価格:151,800円 (税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

451Lと4人家族であれば十分な容量を確保しつつ、奥行を63.3㎝にまで削っているのが最大の特徴です。

 

コンプレッサーを冷蔵庫の最上部に設置した「トップユニット方式」を採用したことで薄型なのに容量アップを実現。あえて最上段奥にコンプレッサーを設置し、取り出しにくいデッドスペースを解消、見やすい庫内に改良されています。

 

また、100%全開で引き出せる「ワンダフルオープン」を野菜室と冷凍室に採用。奥の奥にしまいこんだ物も取り出せるので、使い忘れを無くし食品ロス防止につながりそうです。ただ、気になるのが省エネ達成率が67%とかなり低め。エネルギーコストを気にする人は、慎重に検討した方がいいでしょう。

薄型冷蔵庫第2位 アクア AQR-TZ51H-T【奥行63.5㎝】

AQUA

アクア 512L 4ドア冷蔵庫(ダークウッドブラウン)AQUA TZシリーズ AQR-TZ51H-T

価格:179,947円 (税込)

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アクアのAQR-TZ51Hは、500L以上で奥行が63.5㎝と、65㎝を切っている唯一の冷蔵庫です。薄型で大容量を追求している分、幅は83㎝と幅はかなり広め。それでも、有名デザイナー深澤直人氏が手掛けただけあって、洗練されたデザインは食器棚と並べてもを圧迫感がありません。

 

また、冷凍室が180Lと大きく、整理しやすいよう6つのボックスに分かれているのもポイント。冷蔵室にはLEDロング灯が7つも使用されており、庫内の見やすさに工夫が凝らされています。

 

これだけの大きさ、機能がついているのに年間電気代は8,073円とかなり省エネ。音の静かさにも定評があり、3機種の中では最もおすすめです。

薄型冷蔵庫第3位 日立 R-XG43K-XW【奥行64.3㎝】

日立

日立 430L 6ドア冷蔵庫(クリスタルホワイト)HITACHI XGシリーズ R-XG43K-XW

価格:191,000円 (税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

奥行も薄いですが、それ以上に横幅も65㎝とかなりスリム。400Lクラスの中ではトップクラスのコンパクトさが売りです。容量は430Lと少な目ですが、とにかく狭い空間に置きたい、という人にはおすすめです。

 

日立の冷蔵庫の特徴は、何といっても「真空チルド」。チルド室内の酸素を減らし真空状態にすることで肉や魚などの変色、乾燥、腐敗を防止します。また、冷蔵室の右側半分の棚が外して高さが調整できる「高さかわるん棚」、下2段だけ低温にできる「スポット冷蔵」など、使いやすさを追求した機能が満載です。

 

R-XG43Kは430Lですが、これよりも一回り大きい475Lで奥行が64.9㎝のR-XG48Kもあります。設置場所にもう少し余裕があれば、こちらも選択肢に入れて良いでしょう。

海外メーカーの薄型冷蔵庫は?

さらに、海外製で奥行60㎝を切るものは無いかも確認してみました。

 

その結果、60㎝未満のは見つかりませんでしたが、ドイツのLiEBHERR(リープヘル)社が製造販売しているECBN5066 PremiumPlusという製品が462Lで奥行61㎝と、かなりの薄型であることが判明しました。

 

しかし、ビルトイン専用のため設置には大掛かりな工事が必要なうえ、価格はかなりお高め。さらに年間電力消費量が489kwhと、国内メーカーの冷蔵庫の倍以上コストがかかるので現実的ではありません。

 

それでも興味がある方は、東京銀座のショールーム、商品展示をしている施工店で実物を見て判断することをおすすめします。

2006年頃まで、東芝が奥行が50㎝ちょっとという超薄型冷蔵庫GR-NF427FSKを販売していました。GR-NF427FSKは超薄型であるにもかかわらず、418Lと大容量。キッチン棚からはみ出さないのに、意外に入るし、庫内の物が取り出しやすいと評判でした。しかし現在は発売されていないようです。

奥行き50cm未満の薄型冷蔵庫が存在しない理由

疑問に思った筆者は、メーカーに直接メールで問い合わせてみました。すると「弊社では、お客様や時代のニーズに基づいて製品の生産、販売させて頂いております」という回答が。あわせて、今後生産する予定は無いのかもあわせて尋ねたところ、

 

「今後の販売予定がない状況でございます」とキッパリ宣言されてしまいました。

 

しかし、この回答では納得がいかなかったため、「お客様や時代のニーズ」とは具体的にどういうことなのか、以前は製造できたのに現在の技術ではできないのはなぜなのか、とさらに突っ込んで確認してみました。

 

でも残念ながら、2回目の回答でも「お客様のニーズが少なくなった為」というだけで、具体的な理由や技術については一切触れてもらえませんでした。

価格.comで、1年以内に発売、容量400L以上で奥行65㎝未満という条件で冷蔵庫で検索てみると、今回紹介した3製品しかヒットしませんでした。一方、幅60㎝までの400L以上の冷蔵庫を検索すると29製品もヒット。さらに500L以上でも2製品がヒット、どちらも東芝が出しています。

 

結局、今は横幅を絞り奥行がある2階建てバスのような冷蔵庫がトレンドなのです。しかもそのけん引役は東芝。回答にあった「お客様や時代のニーズ」とは、いわば2階建てバスのような冷蔵庫のことを言っているようです。

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横幅がスリムな2階建てバス型が主流の今、自動販売機型の薄型冷蔵庫はほぼ皆無なのが現状です。また、GR-NF427FSKは製造が終了して10年以上が経過しているため、中古でも売りに出される可能性は低いと思われます。

 

しかし、第2位のAQR-TZ51Hように、幅広だけど薄型、500L超えの自動販売機型冷蔵庫も登場しています。これは、アクアが薄型のメリットとニーズに気づいたと言えるのではないでしょうか。今後、各メーカーが埋もれている薄型へのニーズを掘り起こし、東芝GR-NF427FSKのような大容量の超薄型冷蔵庫をもっと世に送り出してくれることを期待したいと思います。