【最新情報】冷蔵庫のワット数は当てにならない? | 電気を節約する方法は?

冷蔵庫といえば誰しもが電力量(ワット数)を気にするでしょう。冷蔵庫は日々進歩し、10年前の冷蔵庫よりも消費電力量(ワット数)が大幅に減りました。消費電力(ワット数)の考え方と10年前の冷蔵庫との比較と節約方法とおすすめの商品を紹介します。

2020/09/22 更新

皆さん、冷蔵庫を購入するときは何を指標に購入するでしょうか。もしかすると、電気代を気にして冷蔵庫を購入する、という方も多いのでしょうか。電気屋さんに置いてある冷蔵庫には必ず年間消費電力量というものが記載されていますが、あの数字は一体なんなのでしょうか。

 

ワット数の見方と電気代の関係を徹底的に解説していきたいと思います。記事の最後には消費ワット数が少ない冷蔵庫も紹介しておりますのでぜひご覧ください。

「ワット数を抑えやすい人気冷蔵庫おすすめ2選」を先に見る

カタカタばかりでよくわからないですよね。ワットとはそもそも何なんだという話です。簡単に説明するとワット【W】とは消費電力のことで、電圧(ボルト【V】)と電流(アンペア【A】)を掛け算することで数値として出すことができます。家電を動かすために使う電気の量を表しています。

 

対して消費電力量という数値があります。冷蔵庫の消費電力を調べようとしても消費電力量しか出てこない、あるいは両方出てくるけど違いがわからない、といった方が多いのではないでしょうか。

 

消費電力量とは◯ワットの家電を×時間動かした時に使う電気の量という意味で用いられ、単位にWhやkWhが使われます。冷蔵庫の場合は200kWh/年などの数値を使用し、年間でどれくらいの電気を使うのかを表示しています。

年間消費電力量という形で冷蔵庫の消費電力は数値化されていますが、実はその数値は正しくない可能性があります。

 

というのも、冷蔵庫は常に一定の消費電力で動いているわけではありません。冷蔵庫はドアを開けると内部の温度が上がるため、その都度冷却器が動作して消費電力が上がります。そして庫内が十分冷えると冷却器の動作が弱くなるため消費電力が小さくなります。

 

そのため、冷蔵庫の消費電力とされる数値は実際に消費されている電力量とは大きく異なることが多いです。

冷蔵庫は年間消費電力量という形で数値化されています。カタログや仕様書に年間どれくらいの電力がかかるというおおよその値が出ているので、それを目安に検討してみてください。

 

元々記載されていた、瞬間の消費電力の値では先ほど説明した消費電力量のブレや季節ごとの消費電力の差を計算していなかったため、年間消費電力量として2015年からJISが定める方法で計測することが定められました。数値の精度は上がりましたが、こちらもあくまで目安として考えておきましょう。

 

年間電力消費量を知ることでおおよその年間の電気代を計算で算出することができます。その計算式は年間消費電力量(kWh)×電気代単価(円)=年間の電気代です。この値を参考に冷蔵庫を含めた電気代をイメージすると良いでしょう。

日立

日立 冷蔵庫 520L 6ドア 強化ガラスドア 観音開き 日本製 幅65.0cm まるごとチルド R-HW52K XW

価格:175,800円 (税込)

年間消費電力量は234kWh/年

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

実際に計算してみましょう。日立のR-HW52Kという冷蔵庫を例に年間消費電力量から電気代を計算してみます。この冷蔵庫の年間234kWhという消費電力量の目安と、東京電力の従量電灯Bというプランで120kWh~300kWhの範囲内でかかる電気代1kWhあたりの26.48円を使用して計算すると、冷蔵庫だけで6196.32円かかる計算となります。

 

何度も言いますが、この数字はあくまで目安となります。極端にドアの開閉回数が多かったり、メーカーの想定より設定温度を低くしていると、年間消費電力量は増えます。逆に節電を心がけていれば年間消費電力量を抑えることも可能です。

メーカー 日立 型番 R-HW52K
定格内容量 520L 重量 114kg
サイズ 650×699×1833mm 年間消費電力量 234kWh/年

冷蔵庫の年間電力消費量は実は簡単に節約できます。この節約方法を知り、電気代を安く抑えましょう。

冷蔵庫のワット数を節約する方法①:壁に密着させない

壁に近づけることによって電力消費量が上がってしまいます。理由は冷蔵庫の左右と後ろ側に放熱板があり、塞ぐことによって温度が下がりにくくなってしまうためです。冷蔵庫を設置する際は左右に5mm以上をとり上側も50mmの隙間を確保するようにしましょう。

 

冷蔵庫の置き場所に関してはこちらの記事をご覧ください。

冷蔵庫のワット数を節約する方法②:扉の開ける回数を減らす

冷蔵庫の中のものを取り出すには冷蔵庫のドアを開けるしかありません。しかし、冷蔵庫のドアを開ける度に庫内の温度が上昇し、冷蔵庫は上がった温度を下げるために冷却器の出力を上げて冷蔵庫の温度を下げようとします。電気を多く使う冷却器の動作を抑えるには、冷蔵庫のドアを開ける回数を極力減らす必要があります。しかし、なかなか難しいですよね。

 

この対策として冷蔵庫の部屋にカーテンをかけるというものがあります。カーテンで仕切りを作ることで冷気が逃げないため電力消費量を抑えることができます。冷蔵庫のカーテンに関する記事はこちらをご覧ください。

冷蔵庫のワット数を節約する方法③:物を詰め込みすぎない

冷蔵庫の中に物を詰め込み過ぎると食品で通気口を塞いでしまうことになります。冷気が冷蔵庫内に入り辛くなり、庫内の温度が下がらなくなるため冷却器が過度に働くことで消費電力が上がってしまいます。

 

庫内が比較的空いていても、通気口付近に食品があると同様に庫内の温度が下がらなくなる場合があります。定期的に冷蔵庫内を整理してみましょう。

冷蔵庫のワット数を節約する方法④:過度に設定温度を下げない

冷蔵庫の電力消費の多くはコンプレッサーが占めています。庫内を冷却する際に最も電気を使うため、設定温度の工夫次第で冷蔵庫の消費電力は抑えることができます。

 

強設定の場合は中設定に、中設定の場合は弱設定に、と一段階下げるだけで消費電力を減らすことが可能です。温度設定を強から中に下げるだけで年間消費電力量として61.7kWh、電気代として考えると1600円近く節約できるという環境省のデータがあります。

 

冷蔵庫は季節によって冷えやすさが異なるため、夏場冷えるか心配だという場合は冬場だけでも設定温度を下げてみるのも良いでしょう。また、チルド室を有効活用するのも手ですね。

消費電力量を抑えるのも大事ですが、初めから消費電力の小さい冷蔵庫を購入すれば電気代を抑えることが可能ですね。ここからはワット数を抑えた電気代の選び方について解説していきます。

ワット数を考えた冷蔵庫の選び方①:まずは暮らしに応じた容量を選ぶ

冷蔵庫の選び方として、まず容量を決める必要があります。ここで言う容量とは定格内容量と呼ばれ70L×家族の人数+常備品分(100L)+予備(70L)という計算式を用いて容量を決めます。

 

容量が小さい方が消費電力が少ないんじゃないの?と思う方が多いかと思いますが、実は冷蔵庫はサイズが大きいものの方が消費電力が少ないという傾向にあります。理由は、大きい冷蔵庫には性能の良い断熱素材が採用されることが多いからです。主力製品であり、売れ筋でもある大型冷蔵庫にはメーカー各社惜しみなく省エネ機能を搭載するため、より冷却効率が良い冷蔵庫としてラインナップされています。

冷蔵庫 電気代

ワット数を考えた冷蔵庫の選び方②:奥行きが広いものを選ぶ

大きい冷蔵庫の方が消費電力が少ないと書きましたが、同じ定格内容量の製品同士でも、冷却効率の面では差がつく場合があります。

 

冷蔵庫は大きいもの、特に奥行きが広い冷蔵庫が冷却効率が良いとされています。冷気の流れが確保しやすく、多くのものが収納できるため通気口を塞ぐ可能性が少なく、冷却効率を損なう心配がありません。

冷蔵庫のワット数を節約する方法③:省エネ評価を受けている物を選ぶ

カタログや仕様書の年間消費電力量の表示の近くに必ず省エネ基準達成率という項目があります。基準となる目標値の年間消費電力量を100%として、対象の冷蔵庫の年間消費電力量を評価します。この数字が100%を超えている冷蔵庫は目標値より電力効率が良いため、ワット数が気になるという方はこの数字を参考に選ぶのも良いでしょう。

HITACHI(日立)

R-XG5100H

価格:170,000円 (税込)

省エネ基準達成率112%

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

この冷蔵庫は定格内容量が505Lとかなりの大容量でありながら年間消費電力量は250kWhと消費電力が少ない製品です。日立の同モデルの中で一番消費電力が少なく省エネ志向の製品のように見えますが、機能も同シリーズのフラッグシップと同じ使用となっています。

 

真空チルドと新鮮スリープ野菜室機能を搭載しているため、食品の鮮度を長く保つことができます。買い溜めが多いご家庭にぴったりの機能です。

メーカー 日立 型番 R-XG5100H
定格内容量 505L サイズ 685×699×1818mm
重量 110kg 年間消費電力量 250kWh/年
省エネ基準達成率 112%
パナソニック(Panasonic)

NR-F554HPX

価格:269,400円 (税込)

大容量のプレミアム機種

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

こちらはパナソニックの機種でエコナビ搭載の上位機種になります。省エネ機能は年間消費電力 266kW/年となかなかのもの。最近はどのメーカーも省エネ性能には力を入れているので、最近のパナソニックは半歩遅れ感はいなめませんが、それでも他の機能もすごいです。

 

微凍結パーシャルは冷凍になる一歩手前の温度でチルド室を守ってくれるので、一週間お刺身やお肉が新鮮なまま保存できます。お刺身をよく購入するという方にはこのパナソニックの機種をご検討ください。

 

そして、奥まで全て引き出せるワンダフルオープンはこのパナソニックだけの機能で、冷凍室の奥まで全て引き出して見ることができます。また、新鮮凍結ルームでは熱々のご飯をそのままラップして冷凍もできます。省エネだけでなく、冷凍機能もおすすめです。

メーカー パナソニック 型番 NR-F554HPX
定格内容量 550L サイズ 幅685x高さ1828x奥行699 mm
年間消費電力量 266kWh/年 省エネ基準達成率(2021年度) 111%

ワット数は時間や条件によっても変動している値です。冷蔵庫を選ぶ時は寸法や庫内容量を考えた上で購入するようにしてください。ワット数は年間の電気代を計算する値として参考程度の値として考えます。

 

おおよその電気代が分かるので、電気代が予算と目的に適合しそうな時に購入することがおすすめです。購入金額と電気代を含めた運用代金で元が取れる納得のいく買い物をしましょう。