【徹底解説】冷蔵庫のチルド室を賢く使おう|何を入れたらいいの?

冷蔵庫のチルド室、その役割をあまり理解せずに使っている人はかなり多いのではないでしょうか?チルド室をうまく利用すれば、食品の鮮度を保ち、長く保存することができます。この記事では冷蔵庫のチルド室の上手な使い方や、おすすめの冷蔵庫について紹介します。

2021/06/29 更新

チルド室なら大丈夫だと思っていたのに、食材が凍っていたり傷んでいたりという失敗はありませんか?チルド室はお刺身や生肉など、すぐには食べられないが冷凍したくない食材を保存する場所と思われがちです。

 

チルド室にはさまざまな活用法があるのをご存知でしょうか?とはいえ、チルド室がどういうもので、どう活用すればいいかわからないと困ってしまいますよね。また、メーカーによって名称や機能性が異なるため、何を基準に選べばいいか迷ってしまう方も多いはず。

 

この記事ではチルド室の使い方や、氷温・パーシャルなどメーカーごとの違いなど役立つ情報を紹介します。ぜひ最後まで読んで生活に役立ててください。

今すぐ見る!チルド室が優秀な冷蔵庫3選

従来、冷蔵庫のチルドと言えば「真空チルド」や「うるおいチルド」が有名でしたが、近年はパーシャルや氷温ルームを採用するメーカーも増えています。どれも同じに思えてしまいますが、実は少し違います。チルド・氷温・パーシャルそれぞれの違いについて見てみましょう。

チルド室の温度

一般的に冷蔵室の温度は2〜5℃なのに対し、チルド室は約0〜3℃と、食品が凍る一歩手前の温度になります。冷蔵室よりも温度が低いことで長期の保存ができるため、肉や魚など、鮮度が落ちやすいが冷凍はしたくないものの保存にも向いています。

 

また、チルド室は蓋のついた小さな空間なので、冷蔵庫の開閉の影響を受けにくいです。そのため、日持ちが心配で、少しでも長持ちさせたい食材の保存におすすめします。

氷温ルーム・パーシャルルームの温度

チルド室とパーシャル室は日本工業規格(JIS)により、氷温は約-1℃、パーシャルは約-3℃と定められています。また、チルドは冷却、パーシャルは凍る手前の微冷凍というのも違いです。味や食感を損ないたくない場合にはチルド、鮮度を保ちつつ解凍の手間を省き時短を目指したいときはパーシャルが向いています。

冷蔵庫には、冷蔵室・野菜室・冷凍室がありそれぞれに温度が異なります。食品によっても適した温度が異なるため、適温で保存できるよう使い分けることが大切です。冷蔵室・野菜室・冷凍室の温度や、何をどこに入れたらいいかを詳しく見てみましょう。

 

場所 温度 適した食材
冷蔵室 2℃~5℃ 作り置きのおかず・卵・飲料・調味料
野菜室 2℃~5℃ 野菜・果物
冷凍室 -20℃~-17℃ 冷凍食品・作り置きのおかず・アイス

 

冷蔵室には棚があり、位置によって出し入れのしやすさが変わります。よく使うものは手が届きやすい下段・中段に、使用頻度が低く長期保存が可能なものは上段に入れるのがおすすめです。野菜室に野菜や果物を入れる場合は、水気が付いたままだと傷みやすいため水気をしっかりと切りましょう。

今すぐ見る!チルド室が優秀な冷蔵庫3選

凍る寸前の温度で保存できるチルド室は、その役割を知ることでより上手に使いこなすことができます。その方法を以下で紹介します。

チルド室に入れるもの

チルド室は冷蔵室よりも温度が低いため、賞味期限の短いものを保存するのに役立ちます。具体的には下記のようなものを保存するのがおすすめです。

 

  • 肉・魚介類などの生鮮食品
  • ハム・ソーセージなどの加工品
  • かまぼこなどの練り製品
  • 味噌といった発酵食品・ヨーグルトやチーズなどの乳製品
  • 漬物・キムチ

 

野菜は基本的に野菜室に入れますが、特に傷みやすいもやしやブロッコリーなどは、チルド室に入れることで鮮度を長く保つことができます。

コラム|チルド室を使った便利テク

冷蔵庫にチルド室があっても、冷蔵室とチルド室の違いをよく知らずに使っている方も多いのではないでしょうか?チルド室を有効活用するための便利テクを紹介しますので、ぜひ参考にして活用してください。

 

  • 賞味期限が近い食品を保存
  • お菓子の生地をさっと冷やす
  • 料理の下ごしらえでサラダ(生野菜)などの鮮度を保つ
  • 0℃という温度を利用して、ドリップが少ないままじっくり解凍

 

チルド室(0℃~2℃)は冷蔵室(3℃~6℃)よりも少し温度が低めに設定されています。ちょうど、食材を凍らせずに鮮度を保てる絶妙な温度。急速に冷やせるのに凍らないのもポイントです。

チルド室に入れてはいけないもの

チルド室の方が鮮度が高く保たれるからと、なんでも入れてしまうのは間違い。水分を多く含む食材は凍りやすいです。特に下記のようなものには注意しましょう。

 

  • 豆腐など水分の多い食材
  • マーガリン
  • ビール

 

ビールをしっかり冷やそうとチルド室に入れるのはNGです。ビールをチルド室で長期保存するとにごりが出やすく、風味も落ちてしまいます。基本的にビールは冷蔵室に保存して、特に冷えたビールが飲みたいときは、飲む直前にチルド室に移すのがおすすめです。

冷蔵庫の機能に「チルド」を使用しているのは、大手では東芝とシャープの2社。中でも注目したいのが、東芝のチルドルームに採用されている「解凍モード」です。カチカチに凍った肉や魚を約30分という驚異的なスピードで、包丁が通るまでの急速解凍を可能にしています。

 

急速解凍をしてもドリップの流出を抑えるため、美味しさを保てるのもポイントです。ただし、アルミトレイの熱伝導率を利用するため、食品トレイから出して解凍してください。

 

ちなみに、パナソニックはパーシャル、日立は氷温なのでチルドではありません。「チルド」をテーマに選ぶのであれば、東芝かシャープをおすすめします。

HITACHI(日立)

R-K32JVL

価格:167,056円 (税込)

うるおいチルド搭載

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

チルド室内に冷気を直接入れない間接冷却で食品の乾燥を抑え、鮮度を守る「うるおいチルド」がついている冷蔵庫です。真ん中には水分を閉じ込め乾燥を抑える「うるおい野菜室」があり、出し入れが便利。3種類の脱臭素材の組み合わせによって、冷蔵室内のさまざまなニオイを脱臭し、フィルターに捕集した細菌の活動を抑えます。冷蔵室の全棚が傷つきにくい強化処理ガラス棚で、お手入れしやすいのが特徴です。

 

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メーカー HITACHI(日立) 商品名 R-K32JVL
寸法・サイズ W540×D655×H1735mm 容量 315L
ドアの開き方 右開き 年間消費電力量 335kWh
年間電気代 9,045円 その他の機能 ノンフロン・節電モード
TOSHIBA(東芝)

GR-S550FK

価格:229,784円 (税込)

速鮮チルドで鮮度が長持ち

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

低温高湿度冷気でみずみずしさを保つ「新鮮 摘みたて野菜室」や、用途に合わせて切り替えながら使い分けができる冷凍室など、便利な機能が充実しています。チルドルームは「速鮮チルド」と「解凍」のモードを使い分けられるのが魅力です。大容量の冷気を送り込み、買ってきてすぐに入れれば肉や魚の鮮度を保てます。凍らない-3℃の冷気は食材の細胞を壊しにくいので、食感や風味を保てるのもポイントです。

 

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メーカー TOSHIBA(東芝) 商品名 VEGETA GR-S550FK
寸法・サイズ W685×D745×H1833mm 容量 551L
ドアの開き方 フレンチドア(観音開き) 年間消費電力量 294kWh
年間電気代 7,938円 その他の機能 脱臭・除菌・ガラスドア
SHARP(シャープ)

SJ-AF50H

価格:331,100円 (税込)

プラズマクラスターがチルド室を清潔に保つ

Amazonで詳細を見る 楽天で詳細を見る Yahoo!で詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

冷凍保存を活用したいときに嬉しい大容量冷凍室「メガフリーザー」を搭載しています。「プラズマクラスター雪下シャキット野菜室」は鮮度を保ち長持ちさせるので、野菜や果物のまとめ買いにもおすすめです。「チルドルーム」には、専用のプラズマクラスターイオン発生ユニットを設置しており、ステンレスプレートが素早く冷やし、潤いガードでみずみずしさを保ちます。「解凍モード」を活用すれば、ドリップを抑えるので美味しさも逃しません。

 

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メーカー SHARP(シャープ) 商品名 SJ-AF50H(T)(R)(W)
寸法・サイズ W685×D699×H1833mm 容量 502L
ドアの開き方 フレンチドア(観音開き) 年間消費電力量 250 kWh
年間電気代 6,750円 その他の機能 脱臭・ガラスドア

冷蔵庫のチルド室について、その役割や上手な使い方について見てきました。鮮度が大切な食材を保存することで、少しでも長持ちさせて美味しく料理することができます。チルド室を有効に活用して、毎日の食生活をより楽しいものにしましょう。