冷蔵庫のチルド室に入れるものは?何を入れたらいい?|チルド室とは何か&使い方も解説

冷蔵庫のチルド室、その役割をあまり理解せずに使っている人も多いのではないでしょうか?チルド室をうまく利用すれば、食品の鮮度を保ち、長く保存することができます。この記事では冷蔵庫のチルド室の温度や特徴を解説、上手な使い方やおすすめのチルド室に優れた冷蔵庫も紹介します。

2021/10/05 更新

チルド室なら大丈夫だと思っていたのに、食材が凍っていたり傷んでいたりという失敗はありませんか?チルド室にはお刺身や生肉など、すぐには食べられないが冷凍したくない食材を保存している方が多いと思います。

 

一方で、実際チルド室がどういうもので、どう活用すればいいかわからないという方もいるでしょう。また、チルド室はメーカーによって名称や機能が異なるため、冷蔵庫を選ぶ際に何を基準にすればいいか迷ってしまう方も多いはずです。

 

そこでこの記事では、チルド室の使い方や、氷温・パーシャルなどメーカーごとの違いなど、チルド室についての役立つ情報をご紹介します。ぜひ最後まで読んで役立ててください。

今すぐ見る!チルド室が優秀な冷蔵庫3選
今すぐ見る!チルド室をもっと上手に使う方法

チルド・氷温・パーシャルは同じものと思われがちですが、温度や保存に向いている食品に違いがあります。以下では、チルド室の場所とともにそれぞれの温度と特徴を解説します。

 

そもそもチルドってどこ?

チルド室は中型以上の機種についており、冷蔵室内にある最下段の透明ケースのことです。大型冷蔵庫ではチルドからパーシャル・氷温ルームへと切り替えが可能な場合もあります。また、小型冷蔵庫は冷蔵室ぼ最上段に設置されている場合もあるので予め確認してください。

チルドルームの温度・特徴

一般的に冷蔵室の温度は2〜5℃なのに対し、チルド室は約0〜3℃と食品が凍る一歩手前の温度になります。冷蔵室よりも温度が低いことで長期の保存ができるため、ヨーグルトなどの乳製品やゆでうどん・魚肉の練り物など凍らせたくない食品の保存に最適です。

 

また、チルド室は蓋のついた小さな空間なので、冷蔵庫の開閉の影響を受けにくい場所です。そのため、日持ちが心配で少しでも長持ちさせたい食材の保存におすすめします。

チルド室に入れるもの

チルド室は冷蔵室よりも温度が低いため、賞味期限の短いものを保存するのに役立ちます。具体的には下記のようなものを保存するのがおすすめです。

 

  • 肉・魚介類などの生鮮食品
  • ハム・ソーセージなどの加工品
  • かまぼこなどの練り製品
  • 味噌といった発酵食品・ヨーグルトやチーズなどの乳製品
  • 漬物・キムチ

 

野菜は基本的に野菜室に入れますが、特に傷みやすいもやしやブロッコリーなどは、チルド室に入れることで鮮度を長く保つことができます

コラム|チルド室で食材が凍るのはなぜ?

チルド室はそもそも、室温が0〜3℃と凍る一歩手前の温度なので凍ってしまっても正常といえます。また、吹き出し口から出てくる冷気の当たり方や、食品の水分量によって凍りやすくなることもあります。チルド室で凍らせたくない場合は、冷気が直接当たらない場所へ収納してください。

氷温・パーシャルルームの温度・特徴

日本工業規格(JIS)により、氷温は約-1℃・パーシャルは約-3℃と定められています。氷温は凍り始める一歩手前の状態で、刺身やスライスした状態の肉の保存に向いています。

 

また、パーシャルは部分凍結や微凍結を表し、食品をわずかに凍らせるので肉や魚を鮮度を保って保存ができます。刺身や肉など新鮮な状態で楽しみたい場合は氷温鮮度を保ちつつ解凍の手間を省き時短を目指したいときはパーシャルが向いています。

チルド・氷温・パーシャルの比較まとめ

チルド・パーシャル・氷温の温度とおすすめの使い方を表でまとめました。保存方法や使い方の参考にして下さい。

 

場所 温度 こんな時におすすめ
チルド室 0℃前後
  • 凍らせたくない食品の保存
  • ヨーグルト・チーズなど
氷温室 ₋1℃前後
  • 生ものを鮮度を保った状態で翌日食べるときなど
  • 刺身やスライスした肉など
パーシャル室 ₋3℃前後
  • 肉や魚を鮮度を保ったまま3日前後保存したいとき
今すぐ見る!チルド室が優秀な冷蔵庫3選
冷蔵庫にチルド室がない場合はこちら

冷蔵庫のチルド室以外、冷蔵室・野菜室・冷凍室ではどのような食品の保存が適しているのでしょうか。以下で確認してみましょう。

 

場所 温度 適した食材
冷蔵室 2~5℃ 作り置きのおかず・卵・飲料・調味料
野菜室 5~7℃ 野菜・果物
冷凍室 -20~-17℃ 冷凍食品・作り置きのおかず・アイス

 

冷蔵室には作り置きのおかず・卵など、使用頻度が高く早めに使い切りたい食品の保存が最適です。野菜室は冷蔵室よりも温度・湿度が高めに設定されており、乾燥による傷みを防いで長持ちさせることができるため、野菜や果物の保存に適しています

 

また、冷蔵室には棚があり、位置によって出し入れのしやすさが変わります。よく使うものは手が届きやすい下段・中段に、使用頻度が低く長期保存が可能なものは上段に入れるのがおすすめです。野菜室に野菜や果物を入れる場合は、水気が付いたままだと傷みやすいため水気をしっかりと切りましょう。

ここではチルド室の使い方について解説します。チルド室では「どれだけ食品が日持ちするのか」や「適さない食材」を確認していきましょう。また、冷蔵庫にチルド室がない場合の保存方法についても紹介します。

 

チルド室を使った便利テク

冷蔵庫にチルド室があっても、冷蔵室とチルド室の違いをよく知らずに使っている方も多いのではないでしょうか?チルド室を有効活用するための便利テクを紹介しますので、ぜひ参考にして活用してください。

 

  • 賞味期限が近い食品を保存
  • お菓子の生地をさっと冷やす
  • 料理の下ごしらえでサラダ(生野菜)などの鮮度を保つ
  • 0℃という温度を利用して、ドリップ(食材から出る水分)が少ないままじっくり解凍

 

チルド室(0~2℃)は冷蔵室(3~6℃)よりも少し温度が低めに設定されています。ちょうど、食材を凍らせずに鮮度を保てる絶妙な温度。急速に冷やせるのに凍らないのもポイントです。

チルド室での日持ちを把握する

肉や魚をチルド室で保存する際、消費期限に関わらず2〜3日以内が日持ちの目安となります。しかし、もともとの鮮度が低い場合や消費期限の短いミンチ肉などは、1日以内の保存にとどめ使い切りましょう。特に夏は庫内の温度が上昇し、食材の傷みが早くなるため注意が必要です。すぐに使う予定がない場合は冷凍保存することをおすすめします。

チルド室に入れてはいけないもの

チルド室の方が鮮度が高く保たれるからと、何でも入れてしまうのは間違いです。水分を多く含む食材は凍りやすいため、特に下記のようなものには注意しましょう。

 

  • 豆腐など水分の多い食材
  • マーガリン
  • ビール

 

ビールをしっかり冷やそうとチルド室に入れるのはNGです。ビールをチルド室で長期保存するとにごりやすく、風味も落ちてしまいます。基本的にビールは冷蔵室に保存してください。冷えたビールが飲みたいときは、飲む直前にチルド室に移すのがおすすめです。

冷蔵庫にチルド室がない場合

冷蔵庫にチルド室がない場合は、冷蔵室を代わりに使用しましょう。冷蔵室はチルド室の次に温度が低く、特に下の方は冷気が溜まり最も冷えています。そのため、肉や魚などをチルド室以外で保存する場合は、最も冷却効果のある冷蔵室の一番下の段がおすすめです。

冷蔵庫の機能に「チルド」を使用しているのは、大手では東芝とシャープの2社です。中でも注目したいのが、東芝のチルドルームに採用されている「解凍モード」です。カチカチに凍った肉や魚を約30分という驚異的なスピードで、包丁が通るまでの急速解凍を可能にしています。

 

急速解凍をしてもドリップの流出を抑えるため、美味しさを保てるのもポイントです。ただし、アルミトレイの熱伝導率を利用するため、食品トレイから出して解凍する必要があります。

HITACHI(日立)

R-KX57N

価格:382,000円 (税込)

鮮度をしっかり守る「まるごとチルド」搭載

Amazonで詳細を見る 楽天で詳細を見る Yahoo!で詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

冷蔵室全体がチルド室になり、どこに置いても食品の鮮度を守る「まるごとチルド」が搭載された日立のR-KX57N。生ハムやサラダなどもラップなしで保存が可能です。また、野菜室を真ん中・冷凍を真ん中・どっちも冷凍など、2つの引き出しの使い方を野菜・冷蔵・冷凍から自由に選べる「ぴったりセレクト」も搭載されています。

 

さらに、3種類の脱臭素材の組み合わせによって、冷蔵室内のさまざまなニオイを脱臭し、フィルターに捕集した細菌の活動を抑える機能も。冷蔵室の全棚が傷つきにくい強化処理ガラス棚で、お手入れしやすいのが特徴です。

 

スペック詳細はこちら

取扱説明書はこちら

メーカー HITACHI(日立) 商品名 R-KX57N
寸法・サイズ 幅685×奥行738×高さ1833 mm 容量 567 L
ドアの開き方 フレンチドア(観音開き) 年間消費電力量 343 kWh
年間電気代 - その他の機能 クイック冷却・強化処理ガラス棚・特鮮氷温ルーム・デリシャス冷凍・脱臭
TOSHIBA(東芝)

GR-S550FK

価格:229,784円 (税込)

速鮮チルドで鮮度が長持ち

Amazonで詳細を見る Yahoo!で詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

低温高湿度冷気でみずみずしさを保つ「新鮮摘みたて野菜室」や、用途に合わせて切り替えながら使い分けができる冷凍室など、便利な機能が充実しています。チルドルームは「速鮮チルド」と「解凍」のモードを使い分けられるのが魅力です。

 

大量の冷気を送り込むため、買ってきてすぐに入れれば肉や魚の鮮度を保てます。凍らない-3℃の冷気は食材の細胞を壊しにくく、食感や風味を保てるのもポイントです。

 

スペック詳細はこちら

取扱説明書はこちら

メーカー TOSHIBA(東芝) 商品名 VEGETA GR-S550FK
寸法・サイズ 幅685×奥行745×高さ1833 mm 容量 551 L
ドアの開き方 フレンチドア(観音開き) 年間消費電力量 294 kWh
年間電気代 7,938円 その他の機能 脱臭・除菌・ガラスドア
SHARP(シャープ)

SJ-AF50H

価格:331,100円 (税込)

プラズマクラスターがチルド室を清潔に保つ

Amazonで詳細を見る 楽天で詳細を見る Yahoo!で詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

冷凍保存を活用したいときに嬉しい大容量冷凍室「メガフリーザー」を搭載しています。「プラズマクラスター雪下シャキット野菜室」は鮮度を保ち長持ちさせるので、野菜や果物のまとめ買いにもおすすめです。

 

「チルドルーム」には、専用のプラズマクラスターイオン発生ユニットを設置しており、ステンレスプレートが素早く冷やし、潤いガードでみずみずしさを保ちます。「解凍モード」を活用すれば、ドリップを抑えるので美味しさも逃しません。

 

スペック詳細はこちら

取扱説明書はこちら

メーカー SHARP(シャープ) 商品名 SJ-AF50H(T)(R)(W)
寸法・サイズ 幅685×奥行699×高さ1833 mm 容量 502 L
ドアの開き方 フレンチドア(観音開き) 年間消費電力量 250 kWh
年間電気代 6,750円 その他の機能 脱臭・ガラスドア

チルド室が優秀な冷蔵庫比較表

  • 商品画像
  • アイテムID:6018288の画像

    HITACHI(日立)

  • アイテムID:6018270の画像

    TOSHIBA(東芝)

  • アイテムID:6018271の画像

    SHARP(シャープ)

  • 商品名
  • R-KX57N
  • GR-S550FK
  • SJ-AF50H
  • 特徴
  • 鮮度をしっかり守る「まるごとチルド」搭載
  • 速鮮チルドで鮮度が長持ち
  • プラズマクラスターがチルド室を清潔に保つ
  • 価格
  • 382000円(税込)
  • 229784円(税込)
  • 331100円(税込)
  • メーカー
  • HITACHI(日立)
  • TOSHIBA(東芝)
  • SHARP(シャープ)
  • 商品名
  • R-KX57N
  • VEGETA GR-S550FK
  • SJ-AF50H(T)(R)(W)
  • 寸法・サイズ
  • 幅685×奥行738×高さ1833 mm
  • 幅685×奥行745×高さ1833 mm
  • 幅685×奥行699×高さ1833 mm
  • 容量
  • 567 L
  • 551 L
  • 502 L
  • ドアの開き方
  • フレンチドア(観音開き)
  • フレンチドア(観音開き)
  • フレンチドア(観音開き)
  • 年間消費電力量
  • 343 kWh
  • 294 kWh
  • 250 kWh
  • 年間電気代
  • -
  • 7,938円
  • 6,750円
  • その他の機能
  • クイック冷却・強化処理ガラス棚・特鮮氷温ルーム・デリシャス冷凍・脱臭
  • 脱臭・除菌・ガラスドア
  • 脱臭・ガラスドア

冷蔵庫はファンを回して冷気を循環させることで、庫内を冷やす仕組みになっています。そのため、食品を詰め込みすぎると冷気が庫内全体に届きにくくなり、適切な温度で保存ができなくなってしまいます

 

特に、パーシャルやチルドは温度が変わると食品の劣化につながってしまうので、詰めすぎず7〜8割程度の容量を守りましょう。また、冷蔵室だけでなく野菜室も食品が多すぎると温度が下がりにくくなるので、まとめ買いや作り置きは適量にしてください。

冷蔵庫のチルド室について、その役割や上手な使い方を紹介しました。チルド室をうまく活用することで、鮮度が大切な食材を長持ちさせることができ、より美味しい料理を作ることができます。便利なチルド室を有効に活用して、毎日の食生活をより楽しいものにしましょう。

# 使い方