冷蔵庫扉のドアポケット収納術｜調味料の収納に！100均グッズも【使いにくい？】

調味料や飲料を収納するのに便利な冷蔵庫扉のドアポケットですが、空いたスペースになんとなく収納していませんか？特に1番上のスペースは収納できるものが限られているため、「使いにくい」と感じる人が多く、何を入れるべきか分からず適当に収納してしまいがちです。

しかし、少しの工夫や手間を加えると、ドアポケット内のデッドスペースをなくしてすっきりと収納ができます。きちんと整理されていれば食品を取り出しやすくなり、効率よく料理を進められます。

今回は、ドアポケットのスペースを使いこなすための収納アイデアや、収納に役立つグッズを紹介します。また記事の最後では、ドアポケット収納におすすめのお役立ちグッズや100均で買える仕切りもご紹介しているので、ぜひご覧ください。

一見ドアポケットのスペースにぴったりな卵ですが、卵はドアの開閉による温度変化や振動で傷みやすいため、冷蔵室で保存してください。なかには、冷蔵室内に卵ケースが設置されたモデルもあります。

また、卵のパックには温度変化を最小限に抑える役割があるので、購入したらそのまま冷蔵庫内に保存してください。

牛乳は温度変化で劣化しやすいため、温度が上がりやすいドアポケットで保存すると腐る恐れがあります。牛乳は別容器に移し替えるなどして、冷蔵室で保存してください。家族の人数が少なく、牛乳を一度に大量に使わない場合は、少量タイプの牛乳パックを購入するのもおすすめです。

チーズ・ヨーグルトのような発酵食品も、牛乳と同様温度変化が激しいドアポケットでの保存は避けてください。0～3℃のチルド室は食品の熟成を遅らせる効果があるため、発酵食品の鮮度を保つ環境に適しています。発酵食品は通常冷蔵ではなく、チルド室に入れて保存するのがおすすめです。

ビールは振動に弱い飲み物なので、開閉のたびに頻繁に揺れるドアポケットでの保存は不向きです。ビールは冷暗所で保存しておき、飲む数時間前のタイミングで冷蔵庫に入れて冷やすと、おいしく飲めます。しかし、ビールを凍らせると味が落ちるため、冷凍庫で冷やすのは避けてください。

効率よく冷蔵庫を使うために、以下を参考にしながら、ドアポケットに収納する食品を種類別に分けてください。

• 料理に使用するもの(調味料、野菜のすりおろしなど)
• 食卓で使用するもの(ドレッシング、飲み物など)
• 料理と食卓どちらでも使用するもの(ソース、マヨネーズ、ケチャップなど)

料理と食卓で使用するものを分けておけば、食事の支度を家族に手伝って欲しいときもすぐに取り掛かれるため非常に便利です。

ドアポケットの最上段奥は、女性や身長が低い方だと手が届かない場合もあります。その場合は、スポンジを奥に入れて隙間を埋めてしまうのがおすすめです。スポンジによって食材が奥に行くのを防げるため、冷蔵庫の使いにくさが軽減されます。

また、手前に入れているものが動かないため、冷蔵庫の開け閉めの度にガチャガチャと音が立ってしまうのも防げます。

ドアポケットの1番上の棚板を外すと、高さがある調味料も収納できるようになります。1番上の棚板は収納できるものが限られており、ま人によっては見づらい場所になります。そのため、1番上の棚板は取り外した方が、かえって収納スペースが増えるケースも少なくありません。自分の使いやすさに応じて工夫をするのも大切です。

冷蔵庫が観音開きタイプの場合、調理環境を考慮してドアポケット内の配置を工夫してください。左右のドアのうち、キッチン側のドア内には料理で使う調味料を入れておき、反対側のドア内には料理・食卓の両方で使うソース類などを入れると便利です。

決められた場所に配置すると冷蔵庫を開けたときに食品を探しやすくなるため、調理の効率アップにつながります。

調味料をそれぞれ同じ容器に移し替えると、よりドアポケットに収まりやすくなります。また、同じ容器に統一すると、スタイリッシュな見た目を演出できます。このとき、やわらかい素材の容器を使えば、ぶつかった時に割れる心配もありません。中身をすぐに判別できるよう、防水加工のラベルを貼るのもおすすめです。

1番上のスペースは、スパイスの小ビンを収納するのにちょうどいい奥行きがあります。使用頻度が少ないスパイスは、入るサイズが限られる1番上のドアポケットにまとめて収納してください。奥行を利用して前列と後列に分けてきっちりと収納すると、ドアを開けたときの使い勝手がよくなります。

チューブ式薬味をドアポケットにそのまま入れておくと、倒れて見つけにくかったり落としてしまったりします。倒れないように家にある紙コップや使わなくなったカップを活用しましょう。ドアポケットの空いたスペースに紙コップなどを置き、中にチューブ入れるだけで手軽に整理できます。

ダブルクリップを使い、チューブの上部とドアポケットを挟んで収納する方法です。あるいは、ドアポケットの壁面に小さなフックを取り付け、その部分にダブルクリップを引っ掛けてチューブを挟むなどの使い方もできます。チューブの定位置を作り、薬味が必要な料理でもすぐに取り出しが可能です。

小さく細長いチューブは、どうしても衝撃で不安定になりがちです。そのような場合は、チューブを収納ケースに入れて固定しておけば、ドアを強く閉めても倒れたい動いたりする心配がありません。収納ケースをドアポケットに取り付ければ、新しい収納スペースを確保できます。

ワイヤークリップをドアポケットに取り付け、チューブを吊り下げる方法です。ワイヤークリップはホールド力に優れているので、大きめのチューブでも落とさずに吊り下げられます。チューブは基本的に立てた状態で収納するのが望ましいため、吊り下げる方法は理想的な収納方法です。

突っ張り棒を用いてワイヤークリップを通せば、スペースを賢く利用して複数のチューブを収納できます。

よく使う調味料などは透明なビンに入れて冷蔵庫・冷凍庫に収納するのがおすすめです。ラベルを貼らなくても一目で判別できるので、調味料をスムーズに使えます。料理のレパートリーが多く、調味料を豊富に持っている方は、腐りやすいので冷凍保存が適しています。

パッキン付きの保存ビンに調味料を収納すれば、ビンを傾けても液漏れする心配が少なくなります。また広口のビンを使えば詰め替えのストレスも軽減できます。特に手作りドレッシングは冷蔵庫でこぼしてしまいがちなのでおすすめです。

器としてそのまま使えるものや重ねて収納できる省スペースタイプもあるので、用途に合ったものを選んでください。

頻繁に取り出す調味料は、片手で簡単に開けられるビンに入れておくのがおすすめです。手がふさがりがちな料理中でも、片手で開け閉めできるビンであれば味付けもスムーズです。密閉性に優れたビンを選べば、食品が湿ってしまうリスクも軽減できます。

飲み物は冷蔵庫の開け閉めによる温度変化の影響を受けにくいので、ドアポケットの下段に入れておくのをおすすめします。多くの冷蔵庫ではドアポケットの下段に高さがあるものが入れやすい構造になっています。また、重くなりがちな瓶に入った飲み物はできるだけ下に収納しておくと、取り出す際も楽です。

紙製ボックスに小ビンなどをまとめて収納し、ドアポケットに設置する方法です。目隠しされた状態なので、見た目もすっきりします。中身を使いたい時は、ボックスごと取り出して選べば探す手間を省けます。また、防水加工が施された紙であれば、オリジナルのボックスを作ることも可能です。

4～6つほどのスペースに分かれた仕切り容器を使えば、倒れやすい小さなものでもまとめて整理できます。また、ソースの小分けパックなど、そのまま冷蔵庫に入れるとなくしやすい調味料もたくさん収納できます。さらに、同じケースを複数用意して、種類別にまとめて収納するといった使い方も可能です。

日立の冷蔵庫は大容量で高さを変えられるドアポケットが魅力的です。左右のドアポケットで2Lのペットボトルが5本・1L紙パックが6本同時に入ります。またポケットの高さを変更できるため、縦に長い缶・瓶も無理なく収納できます。大量の飲み物で冷蔵庫がいっぱいになってしまいがちな方におすすめです。

ドアポケットのレイアウトにこだわりを持つなら、三菱電機の冷蔵庫がおすすめです。ドアポケットの仕切りの位置を自由に変更できるので、浄水ポット・ペットボトルを必要に応じてきれいに収納できます。瓶・缶・ポットなどさまざまな形状の食品を収納したい方に適しています。

使いやすさにこだわって冷蔵庫を選ぶならSHARP（シャープ）がおすすめです。シャープの冷蔵庫は、左右どちらからでも開けられます。また側取りポケットと呼ばれる機能で、冷蔵庫を全開にしなくても食品を取り出せます。

そのため調味料は左開き・飲み物は右開きなどに分けて収納すれば、スムーズな出し入れが可能です。

ダイソー・セリアなどの100均で売られている「ドアポケット用仕切り」もおすすめです。差し込むだけでドアポケットが格段に使いやすくなる万能アイテムで、コスパよく食品を収納できます。自由にスライドができるものもあり、収納したい食品に合わせて幅をカスタマイズ可能です。

特にセリアの「ドアポケット用仕切り」は、ドアポケットに差し込むだけで、簡単に食品の収納と支えができます。仕切ることで調味料などの定位置が決まり、家族で冷蔵庫を共有してもスムーズに取り出せるほか、目立ちにくいシンプルなデザインも人気の1つです。

ドアポケットのスペースを増やす方法をご紹介します。ポケットに入らないけれど、すぐに取り出せる位置に収納しておきたいものがある場合は、サイズの合うポケットを自作することもできます。ぜひ参考にしてください。

ドアポケットの容量は冷蔵庫を買い換えなくても増やすことが可能です。ドアポケットに引っ掛けて使用できる収納ケースが販売されており、ドアポケットの内側・外側に設置できます。

安い価格で手軽にドアポケットの容量を増やせるのでぜひチェックしてください。しかし冷蔵庫の中身が多いと扉が閉まらなくなる可能性もあるので注意が必要です。

ドアポケットに収納したいものがあり、スペースはあるのに段が足りない場合、ワイヤーネットやネットフックなどの100均グッズを使ってポケットを自作すれば、収納スペースを増やせます。ただし、形を整えるために焼き網などを加工する必要があるため、作り方をよく調べてから取り掛かりましょう。

掃除するためにドアポケットを取り外そうとして、うっかり力を入れて割ってしまうケースは意外と多くあります。あるいはドアポケットを落として壊してしまう場合も十分考えられますが、自分で修理ができるか気になりますよね。

ドアポケットがポリエチレン製であれば、接着剤で修理できます。ただし、修理したドアポケットに重い飲み物を入れると、割れる危険があるため注意しましょう。自分で修理できない場合はメーカーから取り寄せて交換できます。ドアポケットの価格は約2,000円前後ですが、古い冷蔵庫のものは入手できない可能性があるので注意しましょう。

調味料を別容器に入れ替えるなどの作業は面倒に感じるかもしれませんが、調理中の味付けをワンアクションでできるので時短効果が期待できます。毎日使用する冷蔵庫だからこそ、ドアポケットのスペースを有効活用し、ストレスなく使える工夫をしましょう。