冷蔵庫上収納アイデアを紹介｜電子レンジは置ける？100均・ニトリの活用術も

一般的なキッチンでは冷蔵庫の上はスペースがあり、デッドスペースになりやすい空間です。何か工夫をして収納スペースとして活用すればキッチンをすっきりできますが、どのようにしたらいいのか、うまい活用の方法がわからない方も多いですよね。

実はこの冷蔵庫の上のスペースには、身近にあるものを使って収納スペースとして有効活用できます。どの方法もとても簡単なので、誰でも挑戦できますよ。「物を置いてはいけない」と思われがちな冷蔵庫の上も、製品によっては工夫ひとつで収納スペースとして活用できる空間です。

この記事では、冷蔵庫の上スペースがグッと使いやすくなる、すのこなど100均アイテムを活用した冷蔵庫上収納アイデアや注意点、さらには冷蔵庫上ラックや電子レンジ台などのおすすめの冷蔵庫上収納グッズをご紹介します。最後まで読んでぜひ実践してください。

物を置いてもいいのかどうかは、メーカーや製品によって異なります。まずは自宅の冷蔵庫の取扱説明書をチェックしてください。「物を置かないでください」とはっきり書かれているもの、「上部・側面・背面に放熱スペースを空けてください」と書かれているものなどさまざまです。

取扱説明書を読む人は少ないかもしれませんが、家電は使い方を間違えると事故や故障に繋がる場合もあります。必ず取扱説明書に書かれている使い方を守ってください。

冷蔵庫は、上に物を置いてはいけないといわれたり、スペースを空けるようにすすめられたりしますが、その理由は次の通りです。冷蔵庫は、中に入っている食材を冷やすために熱を外に逃がします。そのため、冷蔵庫の上に物を置いて塞いでしまうと、熱が逃げずにこもってしまい、中の食材が冷えにくくなるのです。

また冷えづらくなってしまい、冷蔵庫が余分に電力を消費してしまう場合もあります。もし冷蔵庫の上を収納スペースとして活用するときは、上面と置く物の間に一定の幅を取るのがポイントです。

冷蔵庫の上の活用方法として電子レンジを置く場合が多いですが、その使い方は問題ないのか不安もありますよね。下の記事では、冷蔵庫の上に電子レンジは置けるのかについて徹底解説しています。ぜひ、あわせてご覧ください。

重いものを置いてしまうと、冷蔵庫が傾いたときや地震のときに転落する恐れがあります。冷蔵庫のサイズによっては、上には踏み台を使わないと届かない場合があります。

収納されているものを使おうと手を伸ばして、物が落下しては危険なので、重いものはお叶うようにしましょう。例としてラップやアルミホイルのストック、お菓子などの「頻繁には必要ない軽いもの」を収納するのがおすすめです。

最初にお伝えしたように、冷蔵庫の上は熱を逃がすためのスペースでもあります。収納をする場合、直接冷蔵庫の上に物を置くのではなくアイテムなどを使って一定の放熱スペースを作る必要があります。

冷蔵庫の上に物を収納できるように、専用の棚やラックが販売されています。また、ラックは使用前に必ず固定しましょう。

棚やラックに物を置きすぎてしまうと、重さや地震の揺れで倒れてくる可能性があります。固定アイテムは、100均やホームセンターなどで購入できます。

水気や可燃性のあるものは、冷蔵庫の故障や事故に繋がるため置かないでください。漏電して火事になったり、感電したりする可能性があります。

また可燃性のあるスプレーなども、噴射すると引火する危険があります。

突っ張り棚は簡単に収納スペースを確保できます。突っ張り棒の長さを自由に変えられるので、ご自身の冷蔵庫に合わせて調整できる点がおすすめポイントです。

冷蔵庫の上と天井を突っ張るタイプであれば、1本で2~3段の棚を設置でき、デッドスペースを有効活用できますよ。手軽に収納スペースを増やしたい人におすすめのアイテムです。

冷蔵庫の上にすのこを敷けば、放熱スペースを作れます。冷蔵庫の色と木材の色が合わなくて気になる場合は、絵具やカラースプレーを使ってアレンジするとお部屋の雰囲気にもマッチします。また、軽くてすぐに動かせるので、お掃除も簡単です。

細いものを収納する場合は、かごや収納ボックスを活用しましょう。最近は100均の収納グッズもハイクオリティでおすすめです。安価でオシャレ、さらに機能性もばっちりな収納グッズが手に入ります。

また、無印やIKEAのかごもシンプルかつおしゃれで人気です。かごや収納ボックスを使用する場合も、下にすのこなどを置いて放熱スペースの確保を行いましょう。

できるだけ簡単でシンプルに収納スペースを作りたい方には、冷蔵庫専用ラックの設置をおすすめします。専用ラックには、上に置くタイプのもの・冷蔵庫そのものを囲む棚付きのものなどさまざまです。キッチンにあまり収納スペースがない場合は、棚付きのラックを使うと電子レンジも収納でき、キッチンがすっきりします。

また、地震に備えて耐震設計されている専用ラックなら安心です。天井と冷蔵庫の間をばね付きのつっぱりでしっかり支えるため、地震が起きても冷蔵庫が倒れるのを防止します。棚の扉も開かないよう工夫されているため、頭上から物が落下する危険性も軽減します。

おすすめの冷蔵庫ラックについては、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

カラーボックスにアジャスターで脚をつけたり、下にすのこを敷いて放熱スペースを作ったりすれば、手軽に収納ボックスが完成します。カラーボックスを置くだけなので、手間いらずで簡単です。多少手間はかかりますが、棚柱やディアウォールを使ってのDIYも可能です。

「冷蔵庫の上に収納をしたいけれど、物があると見た目が気になる」そんな方には、カーテンを取り付けるのをおすすめします。突っ張り棒にカーテンを通して収納スペースの前に配置すれば、カーテンが目隠しになるので見た目がすっきりします。

カーテンの色や素材にこだわればおしゃれに目隠し可能です。ただし、カーテンを設置するには冷蔵庫の両サイドに壁があるのが条件です。

生活用品や家具・家電を豊富に扱うニトリからは、冷蔵庫上を有効活用できるアイテムがたくさん発売されています。1つは、冷蔵庫ラックです。冷蔵庫を囲むようにラックを組み、冷蔵庫上に複数の収納棚を設置できる商品です。棚は水に強く拭き取りやすい素材を使用しており、液体をよく扱うキッチンに適しています。

また、専用のラックだけでなく、どこにでも使えるつっぱり棚や、収納に使えるカゴやバスケットも豊富にあります。冷蔵庫上のスペースと自分の使い方によって、コスパのいいいろんなアイテムを選択できるのがニトリのメリットです。

北欧家具と生活用品のお店IKEA（イケア）では、冷蔵庫上に設置する吊戸棚が商品化されています。商品名はMETOD（メドード）といい、冷蔵庫上のスペースに設置するキャビネットタイプの収納です。ボックスのサイズや扉のデザイン・カラーも豊富で、扉は左右どちらの開きでも対応できます。

シンプルでおしゃれなデザインの家具・インテリアグッズ・生活用品を扱う無印良品では、冷蔵庫上収納にも大活躍できるカゴやケースが豊富にラインナップされています。ナチュラルテイストのカゴやワイヤーバスケットなどを使えば、冷蔵庫上もスッキリしますし、キッチンのポイントになります。

また、一般的には書類用として販売されているファイルボックスも、冷蔵庫上に並べて使うと収納として使えます。つっぱり棚で放熱スペースを空け、棚にファイルボックスを並べるのも見た目がすっきりしておすすめです。

冷蔵庫の上を活用できるアイデアやおすすめアイテムをご紹介しました。ひと工夫するだけで、デッドスペースは有効な収納スペースに生まれ変わります。自宅の冷蔵庫のサイズやキッチン環境に合わせて、最適な収納場所を作ってください。