冷蔵庫から異音が聞こえるときは | 原因とその対処法を音の種類によって徹底解説!

常に食品や飲料を冷やし続けている冷蔵庫。時たま「ブーン」「キュルキュル」といった異音に気付くことはないでしょうか。実は冷蔵庫の異音には種類があり、音によって原因や対策はそれぞれ異なるのです。今回は、気になる冷蔵庫の異音にスポットを当て解説していきます。

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冷蔵庫の異音の原因とは

冷蔵庫から発せられる異音には、何らかの原因があります。しかし、原因は1つではなくさまざまな要因が考えられるのです。こちらでは、異音の主な原因を解説していきます。

コンプレッサー

コンプレッサーは冷蔵庫内部を冷やすための圧縮機であり、いわば心臓部ともいわれる部品です。作動中は細かく振動しているため「ブーン」という異音を発するケースもあります。とくに冷蔵庫内の温度が上がると、冷却しようとコンプレッサーが過剰に働き、異音が頻繁に起こりやすくなるでしょう。

ファン

冷蔵庫に冷気を送風し続けるのが、ファンです。ファンのプロペラが回り続けることにより、冷蔵庫内の冷気が保たれています。通常であれば音は気にならないファンですが、霜などの異物がファンに接触すると、異音の原因ともなり得るので注意が必要です。

サーモスタット

冷蔵庫には、庫内の温度を管理するサーモスタットという部品が設置されています。サーモスタットが計測した温度をもとに、コンプレッサーのオンオフが切り替えられるのです。そのため、サーモスタットに異常が見られると、コンプレッサーが常に動き続けるなど異音を発しやすくなります。

冷蔵庫の中

冷蔵庫の部品ではなく、中で冷却している食品や飲料も異音の原因になります。とくにガラス製の瓶でできている飲料やドレッシングなどは、冷蔵庫の振動で接触し音を発しやすいアイテムです。カタカタと小刻みにぶつかるような異音がする場合は、瓶の接触音が考えられるでしょう。

冷蔵庫の寿命

常に動き続けている冷蔵庫にも、ほかの家電同様に寿命があります。寿命はおよそ8年~10年といわれ、寿命が過ぎると部品が劣化し故障してしまうケースもあるでしょう。かりに10年以上経過した冷蔵庫を使用している場合は、異音を発する可能性が高まります。

冷蔵庫の異音の種類とは

冷蔵庫の異音にはさまざまな種類があり、聞き分けることによって具体的な原因が見えてくるでしょう。よく耳にする異音が、どこから発生しやすいのか解説していきます。

ブーン・キーン

冷蔵庫から「ブーン」「キーン」という異音が聞こえる場合は、コンプレッサーの動作によるものが考えられます。とくに、背面上部から低音で響くようなブーンという音は、急激な温度上昇によるコンプレッサーの活発化が原因でしょう。

 

ドアの開閉が頻繁に行われていたり、ドアを開けたままにするなど、庫内の冷気が逃げると運転音が大きくなりやすいといわれています。

カラカラ

「カラカラ」という異音は、ファンのプロペラに何かが接触している可能性があります。最も考えられる要因は、冷蔵庫内に付着した霜の接触です。一般的に使用していれば霜はなかなかできにくですが、経年劣化や寿命などで機能性が衰えてくると、霜が発生する場合もあります。

 

また、10年以上同じ冷蔵庫を使用している場合は、単純にファンが老朽化し異音を発している可能性もあるでしょう。カラカラという音がし始めたら、霜の付着や使用年数を確認して下さい。

キュルキュル

冷蔵庫から聞こえる「キュルキュル」という異音は、圧縮された液体フロンが膨張弁を通る音の可能性が高いです。定期的な異音の場合、庫内の温度を保つための動作なので故障の心配はないでしょう。

 

ただし、何かが擦れるような音や、異様にキュルキュルという音が大きい場合は、故障が考えられるので業者に見てもらうなど対処が必要です。

カタカタ

冷蔵庫から「カタカタ」と小刻みな異音が聞こえる場合は、瓶やガラスが接触したり共振している可能性が考えられます。とくにドア部分に調味料などを収納していると、振動を受けやすく音がしやすいでしょう。

 

共振による異音であれば、原因である瓶をずらせば解消します。しかし、背面下部からカタカタと音がする場合は、内部に異物が入り込みコンプレッサーなどと接触している可能性があるので、どこから音がするかしっかり確認しましょう。

コンコン

ノックするような「コンコン」という異音は、冷蔵庫内の温度を調整するダンパーサーモという機器の動作音が考えられます。ダンパーサーモは外気と接触する扉付近に設置してあり、とくに気温が上昇する夏場は頻回に音がしやすいでしょう。

 

ただし、コンコンという音のほかに、庫内が冷えないあるいは冷えすぎている場合は、ダンパーサーモの故障も考えられます。異音のほかに温度にも変化がないか、度々確認してみましょう。

冷蔵庫の異音の対策法

冷蔵庫の異音は、さまざまな対策法で解消できます。即実践できる対策法を幾つか紹介しましょう。

冷蔵庫の設置場所を変える

冷蔵庫が壁や棚などと触れていると、音が反響し大きな異音に感じる場合があります。何より壁との距離が近すぎると熱がこもりやすく、冷却に必要な熱を放出できないコンプレッサーが過剰に働き、より動作音が頻回に起こりやすくなるのです。まずは、壁や棚との間にスペースができるよう冷蔵庫の設置場所を変えましょう。

 

また、冷蔵庫の上に物を置いている場合も同様です。コンプレッサーなどの振動が上の物に伝導し、更なる異音を生み出す可能性があります。冷蔵庫にはなるべく物が接さないよう、上や横には何も置かないよう心掛けて下さい。

冷蔵庫の掃除をする

冷蔵庫周辺の掃除は、異音の対策として最も手軽で効果的です。掃除しにくい冷蔵庫周辺は、ホコリやゴミが溜まりやすい箇所でもあります。ホコリやゴミをそのまま放置していると、放熱が妨げられコンプレッサーの過剰動作にも繋がってしまうのです。

 

また、放熱が妨げられると冷蔵庫内の冷却効果も下がってしまいます。異音だけではなく機能性を保つためにも、冷蔵庫周辺はこまめに掃除しましょう。

霜を取り除く

冷蔵庫や冷凍庫に霜が付着している場合は、取り除くことで異音が解消されるケースもあります。一度冷蔵庫内の食品を全て取り出し、電源を切って解凍すると霜を除去できるでしょう。

 

とくにカラカラという音が気になる場合は、冷蔵庫や冷凍庫内に霜が付着していないか確認して下さい。また、ドアの閉め忘れや頻回な開け閉めが霜の原因ともいわれています。霜と異音が気になり始めたら、普段の使い方を見直すのも有効でしょう。

 

 

冷蔵庫周辺に防音・防振材を設置する

冷蔵庫の振動音や床に響くような動作音が気になる場合は、防音や防振効果のあるマットを敷く対策法をおすすめします。マットを敷くことで、冷蔵庫自体の音を吸収してくれるだけではなく、周辺に設置している食器棚への振動も防げるのです。

 

ホームセンターなどでは、冷蔵庫専用の敷きマットが販売されています。防音だけではなく冷蔵庫の安定性も確保できる敷きマットで、気軽に異音対策を実践してみましょう。

 

 

対策法で効果がない場合

紹介した4つの対策法で効果がでない場合は、冷蔵庫の故障や寿命が考えられます。異音が続く際は、2つのどちらかの対策法を講じましょう。

メーカーへ修理依頼する

どの対策法も効果が見られない場合は、使用している冷蔵庫のメーカーへ修理を依頼するのが最も安心でしょう。ホームページに受付窓口を設けているメーカーが殆どなので、気軽に相談してみることをおすすめします。

冷蔵庫を買い替える

購入からそれ程経過していない場合は、メーカーへ修理を依頼するのが適切です。しかし、冷蔵庫の寿命といわれている10年以上経過しているのなら、買い替えのタイミングと考えられます。そして、買い替えを検討する際は、静音機能を備えた冷蔵庫も視野に入れるとよいでしょう。

 

今やさまざまなメーカーから販売されている冷蔵庫ですが、静音機能を重視するなら三菱がおすすめです。先進技術と静音設計にこだわり、より音が響かない冷蔵庫を製造しています。

【2019年最新】三菱の冷蔵庫の一覧と最新情報|特徴・評判やおすすめの選び方

冷蔵庫に異音と共に症状が現れた場合

冷蔵庫は、異音と共にさまざまな症状が現れる場合もあります。故障しているかの判断基準にもなるので、異音がしたら症状が発生していないか確認しましょう。

異音と冷蔵庫が冷えない場合

冷蔵庫から「ブーン」という異音が頻回に聞こえるうえに、庫内が冷えていないと感じる場合は、コンプレッサーやファンの故障が考えられます。まずは熱がこもらないよう、冷蔵庫周りのスペース確保や掃除を実施し、それでも改善されないのならメーカーへ修理依頼しましょう。

 

冷蔵庫が十分に冷えていないと食品が腐敗する恐れもあるので、異常に気が付いたらなるべく早めに対処するようにして下さい。

異音と冷蔵庫が熱い場合

冷蔵庫が冷えないばかりか、側面が驚くほど熱くなっている場合もコンプレッサーの異常が疑われます。壁と接触している場合は、まずスペースを確保することで解消されるか確認しましょう。

 

それでも解消されない場合は、コンプレッサー部分に触れてみて下さい。かりに数秒も触れていられないのなら、コンプレッサーの故障が考えられます。ブーンやキーンという異音に加え、異様な熱さを感じたら速やかにメーカーへ修理依頼しましょう。

冷蔵庫の異音を聞き分けよう!

冷蔵庫の異音といっても、さまざまな種類があります。そして、音によって原因も異なるのです。異音は故障を判断するバローメーターともなるので、まずはどんな音か聞き分け原因を突き止めましょう。