【徹底解説】冷蔵庫の最適な配置を考えよう|置き場所がない時のレイアウトは?

冷蔵庫の配置場所に困っている方必見です。本記事では、おすすめの冷蔵庫の配置場所や、キッチンのレイアウトを徹底解説します。さらに記事後半では配置場所の注意点も紹介するので、参考にしてください。ぜひ最後まで読んで、お家に最適な冷蔵庫の配置場所を考えましょう。

2021/10/06 更新

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冷蔵庫はとても大きな家電なため、どこに配置しようか迷う方も多いでしょう。キッチンの冷蔵庫の配置によって、コンロやシンク・食器棚を活用する料理のしやすさが変わってきますよね。注文住宅を作る時にも、冷蔵庫のコンセントを配置する場所をどこにするかによって、キッチンの使いやすさが大きく変わります。

 

冷蔵庫の配置の仕方は自由度が高いですが、便利さやレイアウトのおしゃれさ、そして排熱面を考えると、自分の家に適した配置が決まってきます。放熱スペースを確保して配置することも大切です。

 

そこで今回は、冷蔵庫の配置のコツ・配置時に気を付けるポイントについて徹底解説します。冷蔵庫をどこに配置しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

配置を考える際に注意するべきポイントは、全部で4つです。こちらでは、それぞれのポイントごとに重要なコツについて説明します。

 

  • 冷蔵庫とシンクの位置関係
  • 調理時のキッチンの移動順序
  • 冷蔵庫の配置とキッチンに立つ人数
  • 冷蔵庫ドアの開き方

冷蔵庫とシンクの位置関係に注意しましょう。食品を取り出す・目的の場所まで移動させる作業をよりスムーズに行うために大切なポイントです。

 

冷蔵庫からシンクとその隣の調理台までのスパンが長いと、冷蔵庫から出した物を移動させる距離が長くなり、調理しづらくなります。具体的には、冷蔵庫とシンクの間の距離は1.2mから2.1mほどを目安にして冷蔵庫を配置しましょう。

調理時のキッチンの移動順序を考慮して無駄のない配置にすることも大切です。具体的に料理をした時の作業の流れをイメージし、

 

  • 冷蔵庫→調理台→(時にレンジで下処理)→コンロ→食器棚→配膳
  • 冷蔵庫→レンジ→配膳

 

といった料理の流れが妨げられない配置にする必要があります。右利きの場合、冷蔵庫→シンク→調理台→レンジの順番で右回りになるよう配置することがおすすめです。パントリースペースに冷蔵庫を配置すれば、目隠し収納ができます。

冷蔵庫の配置ではキッチンに立つ人数を考慮して、通路の幅を調整する必要もあります。調理をする人が1人の場合でも、料理中に冷蔵庫のドアを開けるとその分幅が狭くなるので、通路幅には余裕を持たせることがおすすめです。具体的には、通路幅は一人暮らしの場合には0.9m、2人分の場合には1.2mほどを目安にしましょう。

冷蔵庫ドアの開き方からどのくらいのスペースが配置に必要なのか把握することも大切です。400L台なら片開き、500L以上なら観音開きと容量によってドアの形状は変わります。観音開きの場合左右のスペースに余裕がないと両方のドアを開け閉めしづらいため注意しましょう。

 

家族人数に合わせて適した冷蔵庫の大きさも変わるので、今後設置する冷蔵庫のドアの開き方を考え、奥行きや両側の配置を考慮することも大切です。冷蔵庫の周辺に吊り棚・カップボード&壁を配置したい時には、さらにスペースに余裕を持たせる必要があります。

キッチンのタイプごとに、考えられる配置方法も変わるのがポイントです。こちらでは、以下の5つのキッチンのタイプに分けてよく採用される配置方法を紹介します。

 

  • ペニンシュラ型キッチン(対面カウンター)
  • I型キッチン(壁面キッチン)
  • アイランド型キッチン
  • L型キッチン
  • コの字キッチン

ペニンシュラ型キッチンは対面カウンター式の設計が特徴的。キッチンからリビングの様子が確認しやすく、リビングからキッチン・キッチンからリビングに料理や洗い物を直接渡しやすいのが魅力です。ペニンシュラ型キッチンの場合、冷蔵庫はキッチンの入り口側に配置することで、動線を妨げにくくなります。

I型キッチンは壁面に沿う形でキッチンが配置されている特徴があります。そのため、キッチンのスペースをコンパクトにしやすく、冷蔵庫もスリムな設計の製品を配置しやすいです。

 

調理台・シンクと隣り合うようにして冷蔵庫を設置すれば、すぐに食材を取り出して調理でき動線を賢く確保できます。また、小さな冷蔵庫の場合、上のスペースに棚を設ければ食器の取りだしも簡単に済ませやすいです。

アイランド型キッチンはシンクとレンジが一体となった構造で、壁に面していない位置にあるのが特徴的です。アイランド型キッチンの場合、調理台と向かいあう形で冷蔵庫を配置するとスムーズに調理しやすくなります

 

また、料理している場面をあまり見えないようにしたい場合、リビングに面している調理台・シンクに低めの壁を設けるのもおすすめです。

L型キッチンはコンロ・調理台・シンクがL字に配置されていて、三角形の動線を確保しやすい魅力があります。必要なスペースは少し多めですが、I型と比べると調理台やシンクのスペースが広めなので、料理の効率を高めやすいです。

 

冷蔵庫はシンクの横に配置すると食材を取り出す・食材を洗って切る・コンロで調理するという流れがスムーズになります。

コの字キッチンはカウンター・対面・壁付けの3面構造が特徴的です。また、シンクやコンロの位置を好きなように配置できる魅力があります。収納・調理に使うスペースを広くしたい方にもおすすめです。

 

調理台の隣に冷蔵庫を配置すれば、作業をスムーズに進められます。コの字になっていることで冷蔵庫とシンクが向き合う形にもでき、動線を短くできるのも利点です。

無難に置くならキッチンの入り口ですが、では「便利さ」を重視した時にはどこに置くのが正解なのでしょうか?人によって家の間取りが違うので、この位置が正解とは一言に言えませんが、それぞれの家によって便利に冷蔵庫が扱える位置があることも確かです。そこでここからは、場所によってどのような便利さが生まれるのかを見ていきましょう。

入り口付近は一般的でありながらも便利な配置です。キッチンに入ってすぐ開けられることによって、料理の際に無駄な移動をしなくても済み、円滑に料理を進められるのがメリットです。また誰かがキッチンで料理しているときに他の人が冷蔵庫を開けようとしても、料理の邪魔にならずに物を取り出せるのも嬉しいポイント。

 

そのため、2人以上で暮らしている方などは、お互いの行動がスムーズになるようにキッチンの入り口付近に冷蔵庫を置くのが理想的です。

キッチンの入り口付近に冷蔵庫があれば何かと便利ですが、中でも料理のしやすさを追求するならキッチンの真ん中に置くことをおすすめします。なぜなら、キッチンの真ん中に冷蔵庫があると、料理している人が食材を取り出したい時、後ろを向く、もしくは後ろを向いて少し移動するだけで冷蔵庫を開けられるからです。

 

そのため、冷蔵庫を基本的に料理の時にしか使わないのであれば、これ以上にない配置位置です。ただし、逆におすすめできないのが2人以上で暮らしている方。この場合、他の人が冷蔵庫を開けようとすると、どうしても料理している人の邪魔になってしまいます。

 

仮に火や包丁を使った調理をしている場合は、側を通った時に怪我をしてしまう恐れがあり、安全面でもおすすめできません。キッチンが広くて余裕があるなら、2人以上でも特に問題ないでしょう。

一見キッチンの奥に置いてもメリットがないと思うかもしれませんが、キッチンの奥に配置すれば、冷蔵庫の扉を開けても扉で他の人の通路を塞ぐことがなくなります

 

ただし、他の人が冷蔵庫に向かうときに料理している人の近くを通過しないといけないので料理の邪魔になりやすいです。加えて、リビングからキッチンの奥までは遠いので、楽に冷蔵庫を利用できません。

 

そのため、キッチンの奥に冷蔵庫を配置するのがおすすめなのは、入り口や真ん中に置くと扉で進路を妨害してしまう間取りの方、料理中に他の人が近くを通っても気にしない方、一人暮らしの方となります。

見た目の良さを重視して冷蔵庫を配置する場合、冷蔵庫が見えるように配置するのか、見えないように配置するのかで意識するポイントが変わります。こちらでは以下の3つのケースに分けておすすめの配置方法を説明します。

 

  • 隠すように配置
  • リビングから見えない位置
  • あえてリビングから見える位置に置く

冷蔵庫が見えるのは不格好などの理由で冷蔵庫は人に見せたくないと考えている方もいます。冷蔵庫を隠すように配置すれば、キッチンの見た目的にもスマートに見えるためおすすめです。キッチンの位置で言えば奥に配置します。

 

加えて他の電化製品で隠すようにして冷蔵庫を配置するのも選択肢として十分アリです。他の電化と近い位置に冷蔵庫があれば、例えば電子レンジを使うついでに冷蔵庫を開くといった手間を省くという面でも役に立ちます。

リビングから冷蔵庫が見えることに違和感を覚える方もいます。リビングから見えない位置に冷蔵庫を配置すれば違和感が解消できおすすめです。キッチンの位置で言えば真ん中や奥が適しています。

逆に冷蔵庫をアピールしたい場合は、キッチンの入り口付近に置くのがおすすめ。高価な冷蔵庫やおしゃれな冷蔵庫だと見た目の印象が良くなるので、あえて見やすい位置に置くのも1つの方法です。

中の食材を効率よく冷却するためには、冷蔵庫を放熱する必要があります。冷蔵庫の周辺に隙間を作って、放熱スペースを確保することが重要です。横と奥に大体1cmぐらいの隙間があれば問題なく放熱できます。

 

ただし、最近の冷蔵庫で背面に放熱機能がない場合、背面の壁にピッタリくっつけても構いません。背面に放熱機能がない冷蔵庫は側面や上部に放熱機能が搭載されているので、横と上部にはしっかりと隙間を作っておきましょう。冷蔵庫の放熱に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

冷蔵庫の上に物を置くと、冷蔵庫の冷却効果が下がるので注意しましょう。もしも冷蔵庫が上部に放熱装置が付いていた場合、周辺に置かれている物によって空気の通り道が狭まるため注意が必要です。

 

特に電子レンジなどの家電を置いてしまうと、上部に放熱装置が付いていなくても家電自体の熱によって冷蔵庫の冷却効果が弱まります。ただし、耐熱トップテーブル採用の冷蔵庫なら電子レンジなどを置いても冷却効率が低下しづらいです。ぜひ選択肢に入れてみてください。

冷蔵庫に直射日光が当たると冷蔵庫自体の温度が上がるため、放熱効果がダウンしてしまいます。冷蔵庫を設置する際には日の当たらない所を選ぶのも重要です。

 

ただし、間取りの関係によりどうしても冷蔵庫に日が当たってしまう家もあるでしょう。その場合は窓に断熱カーテンを張ったり、使わない間は冷蔵庫に布を被せたりするなど対策するのがおすすめです。

冷蔵庫の放熱効果をさらにアップしたい場合は、冷蔵庫を涼しい場所に設置するのが得策です。例えば、夏場はクーラーの空気が当たる空間、冬場はストーブの空気が当たらない空間に設置しましょう。扇風機を冷蔵庫の放熱装置付近に当てるのも効果的なので、ぜひ試してください。

冷蔵庫は食料を保管する家電なのでキッチンに置くべきという考えを持っている方も多いでしょう。しかし、間取りや既に置いてある家具が原因で、冷蔵庫が置けなくなる事態も考えられます。そんな時には思い切ってリビングに置くのもいいでしょう

 

料理の際にリビングとキッチンを行き来しなければいけませんが、その反面リビングでくつろいでいる時に手軽に冷蔵庫から物を取り出せるメリットも存在します。特にあまりキッチンを使わない方であれば、リビングに置くことも検討しましょう。

冷蔵庫のおすすめのレイアウト・配置方法・注意点を把握して、上手に冷蔵庫を配置してみましょう。冷蔵庫の場所を変えると、キッチンの見た目や雰囲気・動線ももがらっと変わります。ぜひご自身のキッチンにあった冷蔵庫の配置を考えてみてください。