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ダウン素材に比べて水に強く、価格も安い化繊シュラフは魅力的ですよね。初心者やコスパ重視の人、雪山や雨季のキャンプで使用する目的の人は、特に化繊シュラフに興味を持っているのではないでしょうか。
化繊シュラフは比較的安価で手に入ることから、以前はその機能性に不安を持っている方も多くいました。しかし化繊素材の開発も進み、近頃では従来の化繊素材に比べて暖かさを実現できる商品が増えています。
この記事では、そんなコスパの良さだけじゃない化繊シュラフの魅力や選び方を解説します。さらにおすすめの化繊シュラフ5選もご紹介するので、ぜひ購入の際の参考にしてくださいね。

素材 | 価格 | 自宅洗濯 | 保温性 | 耐水性 | 収納状態での保管 |
化繊 | 安い | 可能 | 低い | 濡れても乾きやすい | 可能 |
ダウン | 高い | 不可能 | 高い | 乾きにくい | 不可能 |
こちらはダウン素材と化繊素材のスペック比較表です。やはり保温性の低さが気になるかもしれません。しかしこの表からだけでは伝わらない化繊素材の魅力について、以下で説明します。

化繊シュラフの1番の魅力は、何と言ってもそのコスパの良さです。5,000円程度から購入できるものもあるため、複数購入して重ねて使ってもダウンシュラフより安く済むこともあります。夏季の使用であれば、保温性も気にならず大きな欠点はありません。

化繊素材のシュラフは、基本的にはご家庭の洗濯機でじゃぶじゃぶ水洗いできます。特にキャンプや車中泊でのアウトドアでの使用は汚れやすいので、選択できるキャンプギアは重宝します。
一般的にシュラフは、30〜50回程度使用したら洗濯するといわれていますが、夏のキャンプに使用する場合は、20回程度で洗濯するのがおすすめです。乾くのも早いので、気軽に洗濯できるのが魅力です。

ダウン素材は濡れてしまうとその暖かさを失ってしまうのですが、化繊素材はそれがありません。結露や雨でシュラフが濡れてしまう可能性のあるキャンプだとしても、暖かさを保ったまま眠ることができるのは大きな魅力です。
また、濡れても中綿へのダメージが少なく乾きやすいため、メンテナンスや保管もしやすくなっています。秋冬の外気との間に生じる結露や梅雨の雨に対して強いのは、化繊シュラフです。

化繊シュラフには、人によってはデメリットに感じる点があります。ここでは化繊シュラフのデメリットについて解説します。

同じ重さのダウンと化繊を比較した場合、やはりダウンの方が暖かさを実現していることは確かです。しかし、化繊繊維の品質や重量によって暖かさの度合いも変わってくるため、安いダウンシュラフに比べると化繊シュラフの方が暖かいということもあります。
単純に「ダウン素材の方が暖かい」と考えるのではなく、その質や量に注意して化繊シュラフを探すことで、本当の意味でコスパのいい化繊シュラフを購入することができます。

化繊シュラフは、ダウンシュラフと比較すると圧倒的に重量があり、収納サイズも大きくなります。ダウンシュラフは片手で握れるほどコンパクトですが、化繊シュラフは両手で持つ必要があります。
ダウンシュラフは1kg以内ですが、化繊シュラフは2〜3kgと重量があるので、テント泊やツーリングキャンプにはあまり向きません。しかし、車で行くキャンプには全く問題ありません。

ここでは化繊シュラフの選び方について説明しています。ぜひシュラフ選びの参考にしてください。

化繊シュラフは、ダウンシュラフと比較して重量があり、収納サイズも大きくなります。事前にしっかり重さと収納サイズを確認して購入しましょう。テント泊やツーリングキャンプで使用する場合は、なるべく軽量でコンパクトに収納できるものがおすすめです。
しかし、車で行くキャンプではそこまで気にする必要がないので、機能性や寝心地を重視してシュラを選べます。自分の用途に合わせてシュラフの素材を考えましょう。

化繊シュラフの形状にはマミー型と封筒型の2種類のタイプがあります。マミー型の特徴は、足元が細くなっているので、身体への密着度が高く、保温性に優れています。山頂でのテント泊や冬のキャンプで使う方におすすめです。
封筒型の特徴は、圧迫感がなく、布団のような使用感で寝れるところです。また、連結可能なタイプが多いので、デュオやファミリーキャンプで連結して使いたい方におすすめです。

化繊シュラフに採用される化繊素材にはいろいろな種類があります。化繊素材によって、価格や保温性が違います。格安化繊シュラフで使われがちなのがポリエステルやシルクコットンです。もっともリーズナブルな化繊シュラフの素材です。
また、比較的高価な化繊シュラフに採用されているのがマイクロファイバー化繊です。ポリエステルやシルクコットンに比べ多くの空気を保有でき、羽毛のように空気の層を作ることができます。寝心地と保温性に優れている化繊シュラフが欲しい方におすすめです。

シュラフを選ぶ際は、快適温度と限界温度を必ずチェックするのをおすすめします。快適温度とは、暖かく快適に眠ることができる温度の目安です。また、限界温度とは、快適ではないけど、工夫次第で使用できる温度の目安です。
特に快適温度に気をつけて購入しましょう。冬のキャンプにおいて、シュラフ機能性は非常に重要です。夏用なら10℃〜、冬用なら~0℃、3シーズン用なら0〜10℃を基準に選ぶがおすすめです。
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化繊シュラフの人気メーカーには、ナンガ・モンベル・イスカの3メーカーがあります。ナンガは、商品の品質にとことんこだわる日本のアウトドア用品メーカーです。特にダウンシュラフの品質は世界中の本格派アウトドアマンから信頼されています。
モンベルは、1975年に創業した日本が誇るアウトドア用品メーカーです。豊富な商品量とリーズナブルな価格帯が人気を集める理由です。モンベルのダウンシュラフの特徴は、寝心地がいいところです。
イスカは、高品質なシュラフを専門で45年以上作り続けている大阪のシュラフメーカーです。高品質で耐久性がいいので、長く愛用できます。さらにクリーニングサービスも提供しているので、安心して長く使用できますよ。高品質なシュラフを長く愛用したい方におすすめです。
DD Jura 2 - Sleeping Bag
マイクロファイバー素材の保温性抜群の化繊シュラフ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
こちらの商品はハンモック泊をするキャンパー向けに作られていますが、一般的なキャンプでも活躍するスペックのシュラフです。マイクロファイバー化繊を採用しているため保温性も高いです。また、防水性の高さやアウトドア心をくすぐられる迷彩色のデザインも魅力的です。こちらのハイスペック化繊シュラフで快適なキャンプを過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 重さ
- 1700g
- 収納サイズ
- 40×26×20cm
- 形状
- マミー
バロウバッグ #3


冬のキャンプでも使えるマミー型化繊シュラフ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
夏の避暑地での使用や冬のキャンプでも使える、快適温度6度・最下限温度1度と高い保温性をもつ化繊シュラフです。総重量も1085gと軽量で、中綿が「エクセロフト」という暖かく速乾性に優れた化繊のためにメンテナンスもしやすいです。モンベルという信頼できるアウトドアブランドの商品ですので、自信を持っておすすめできます。
- 重さ
- 1050g
- 収納サイズ
- 18×36cm
- 形状
- マミー
neos 丸洗いアリーバ



お手入れ簡単なマミー型化繊シュラフ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
こちらの商品も使用最低温度が-6度と、冬場まで対応できる化繊シュラフです。丸洗いが可能であり、汚れることが前提の雪山や雨季のキャンプで活躍できます。独自の「フットアングルストラクチャー構造」により、就寝時に足への負担がかからないという工夫もなされています。保温性と構造により提供される快適な夜と、丸洗い可能という簡単なメンテナンスを実現した実用性の高い化繊シュラフです。
- 重さ
- 2.3kg
- 収納サイズ
- 28×28×50cm
- 形状
- マミー
マルチレイヤースリーピングバッグ
3層構造で好みの暖かさを実現できる封筒型シュラフ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
アウトドアはその日の外気温によって必要な対策が変わってきます。そんな時にこちらの商品は大活躍します。3層構造になっていて、組み合わせ次第でオールシーズンの使用が可能です。季節を選ばずにこれ1つで対応できるというのは、キャンプ初心者の人におすすめできる魅力です。滅多にない-11度にまで耐えられる封筒型化繊シュラフの紹介です。
- 重さ
- 4.9kg
- 収納サイズ
- 52×29×38cm
- 形状
- 封筒
スリーパーエクスペディション スクエア ライトハンド
リーズナブルかつ圧倒的防寒性能
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
イギリス発の老舗アウトドアブランドであるスナグパックから発売された、日本オリジナルモデルです。開放感のある封筒型を採用しているにも関わらず、冬キャンプにも十分対応できる保温性を実現しています。ジッパーを解放して掛け布団のようにも使えるため、利便性はかなり高いです。家の布団で寝るようにキャンプ場でも睡眠がとりたいという人におすすめの商品になっています。
- 重さ
- 2600g
- 収納サイズ
- 30×50cm
- 形状
- 封筒

化繊素材のシュラフを購入したいけれど、どうしても収納サイズが気になってしまうという人にはコンプレッションバックの購入がおすすめです。これにより圧縮した状態でシュラフの持ち運びができるようになり、収納サイズのコンパクト化ができます。
大手有名メーカーからでも2,000円~発売されているので、気になった人はぜひチェックしてください。

化繊シュラフは、保管方法やメンテナンス次第で寿命が大きく変わってきます。化繊シュラフの寿命は一般的に10〜15年程度といわれていますが、しっかりと管理すれば20年以上使用できます。
キャンプ撤収までに寝袋を干して乾燥させましょう。さらに家で保管する前には、陰干ししてしっかりと乾燥させることが大切です。また、定期的に洗濯機で丸洗いするのが大切です。しっかりとメンテナンスして長く使用しましょう。
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化繊シュラフの魅力はたくさんあります。化繊シュラフの選び方、おすすめした商品を参考に、自分にあった化繊シュラフを見つけてください。アウトドアの夜を快適に過ごしましょう。
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