洗える寝袋（シュラフ）おすすめ4選｜洗濯機で洗える寝袋やオールシーズン使えるものも

キャンプをより快適に楽しむために重要なアイテムのひとつが寝袋です。寝袋は肌に直接触れるものなので、清潔感を特に重視したいと考えている方もいますよね。そこでおすすめなのが、洗える寝袋です。

洗える寝袋は需要も多く、スノーピーク・コールマン・モンベルなどの人気アウトドアブランドから、数多くの商品が発売されています。またニトリなどの日用品メーカーでも、安価な洗える寝袋を購入できます。

今回は、封筒型シュラフや、オールシーズン使える寝袋の見つけ方や選び方を解説したうえで、おすすめ商品・寝袋の洗い方を紹介します。洗った後の保管方法についても解説しますので、ぜひ最後までご覧いただき、洗える寝袋を購入する際の参考にしてください。

実は洗える寝袋はミニマリストの方々にも人気で、愛用者が多くいます。ミニマリストとは家具や洋服など身の回りの持ち物を極力少なくして、必要最低限の物だけを所有して生活している人を指します。

ベッドや布団は家具の中でも大きく、部屋のウエイトを大きく占めてしまいます。また、かけ布団・敷布団・シーツなどさまざまなアイテムが必要になります。しかし寝袋を使えばそれらの寝具は不要です。

寝袋の中でも洗える寝袋であれば、常に清潔に保てます。またキャンプや車中泊で使っても洗ってきれいにできるので室内利用と併用も可能。このように、メリットが多くある洗える寝袋はミニマリストも愛用している注目のアイテムです。

マミー型は体の形に合うような形状で作られていて、入って寝る姿がミイラに似ているためにこのように呼ばれています。体に密着するので保温性が高く、温度が下がりにくいので特に冬におすすめです。

長方形で寝返りもうてるのが封筒型と呼ばれている寝袋です。布団に近い寝心地を実感できるので、アウトドア初心者の方におすすめ。オールシーズン対応・ファミリー向けの大型サイズなども人気です。

人型の寝袋は手足が出せるようになっているので、着るような感覚で使用できます。アウトドアの夜は普段よりも寒さを感じやすく、自由に着たまま動ける人型は就寝時以外にも利用でき利便性が高いのがポイントです。

化学繊維は石油などから人工的に作られた繊維です。化学繊維のポリエステル・ナイロン・レーヨンなどは衣服でもよく使われています。そして、寝袋でも化学繊維はよく使われる素材です。

化学繊維のメリットは洗濯機で洗えること。そのため洗える寝袋のほとんどは、化学繊維でできています。洗濯機で洗う際に心配なのが耐久性ですが、化学繊維はその点も心配いりません。ほかにも、大量生産できるため安価な点も魅力です。

布団や冬用コートで人気のダウンは、保温性が魅力です。そのためダウンの寝袋は冬用や標高の高い場所でのキャンプにおすすめ。水鳥の羽からできているので軽く、ふわふわとした心地いい感触が味わえます。

高価な点と洗いにくさがデメリットですが、コンパクトに収納できるので持ち運びには便利です。寝袋のお手入れが苦にならない方・寒がりでより保温性の高い寝袋を探している方にはおすすめできる素材です。

キャンプなどのアウトドアの夜は、普段生活しているときの感覚よりも冷えるもの。また標高が100m高くなるごとに、気温は約1℃下がると言われています。急な天候の乱れや体調の変化にも対応できるように、温かい寝袋を用意するのが大切です。

寝袋には快適温度と限界温度が設定されています。メーカーによって細かい表記が異なりますが、それぞれの商品が対応できる温度をしっかりと確認してから購入するようにしましょう。

一般的には使用する予定の地域の最低温度から-5℃を目安にして、快適温度を選ぶことが推奨されています。限界温度はそれより寒い場所での使用は避けましょうとの意味なので、冬や山のキャンプを予定している方は特に注意したいポイントです。

寝袋は寝るときの快適性だけでなく、持ち運びのしやすさも大切です。特に、キャンプや登山で、寝袋を携帯する予定の方は畳んだときの大きさもチェックしましょう。

大きさがだいたい縦の長さ40cm・直径が15cm以下におさまれば、携帯はしやすくなります。この数字を目安に携帯しやすい寝袋を探しましょう。なお、初めて使用する場合、一度広げた寝袋を小さく畳むのは案外難しいものです。自宅で畳む練習をしてから持っていくのがおすすめです。

スノーピークは新潟県三条市のアウトドア総合メーカーです。ハイエンドかつハイクオリティなブランドとして支持されており、アウトドア界のAppleとも称されています。

寝袋では普段の布団と同じように使える「オフトン」シリーズが大人気。革新的な商品としてキャンパーだけでなくミニマリストにも愛用されています。洗える「ウォッシャブルダウン」を使用した商品もそろっています。

アメリカの有名キャンプ用品メーカーのコールマン。「家族」「仲間」「自然」が触れ合えるブランドとして、そのマーケットを広げています。安定した品質ながら、比較的安価な点も魅力です。

そんなコールマンでおすすめなのは、パフォーマーIII/C5です。洗濯機で洗える寝袋で、使用下限温度は0度となっています。春から秋の3シーズン使用でき、汎用性が高いのもポイントです。

家具やインテリア用品などの日用品メーカーとして有名なニトリ。北海道札幌市に拠点を置き、現在は日本全国のみならず中国や台湾にもチェーンストアを展開しています。

ニトリの最大の魅力はなんといってもコストパフォーマンスの高さ。家具屋さんながら実は寝袋も販売しています。丸洗いできる商品がほとんどで、低価格なのも魅力。こたつ布団にもなる寝袋もあり、個性が光ります。

大阪府にある総合アウトドアメーカーのモンベル。「Function is Beauty」「Light & Fast」をモットーに、高機能で洗練されたキャンプアイテムを生み出しています。

寝袋では縫い目の出ないシームレス構造の「シームレスダウンハガー」シリーズが人気で、その軽量さが話題になっています。ダウン素材でも洗える商品が多く、おすすめです。

ロゴスは日本初のアウトドアメーカーで、ニトリでも販売されているので有名です。リーズナブルで高品質な商品が多く、初心者からベテランキャンパーにまでおすすめです。

そんなロゴスにも丸洗いできる寝袋が販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。カジュアルなデザインが多いのも魅力です。

ニーモは2002年にアメリカで誕生したアウトドアブランドです。テントに「デザイン建築」をもたらしたメーカーとして一躍脚光を浴びました。

おしゃれなデザイン性と機能性を兼ね備えた商品がそろっており、寝袋も軽くて暖かいとキャンパーたちから人気です。寝心地を特に重視して開発されており、満足度◎。ぜひチェックしてみてください。

もともとは作業服や安全靴などの販売に特化していたワークマン。近年ではおしゃれで安いファッションアイテムや、テント・キャンプ用コンロなどのアウトドアアイテムでも注目を集めています。

そして、そのアウトドアラインナップの中には、実はシュラフもあります。ワークマンのシュラフは保温性・撥水性が高く、またファスナーを全開にすれば掛け布団などとしても使えます。これだけの機能性を確保していながら、価格は驚きの1,500円です。寝袋を価格重視で探している方はぜひワークマンをチェックしてみてください。

手洗いできる商品もあるため、寝袋を洗いたい方にもぴったりです。手洗い可能な寝袋でおすすめなのは、3Mレジストスリーピングバッグです。軽量で保温性に優れていて、撥水機能付きと機能面も抜群です。

寝袋は適切なタイミングや頻度で洗うことによって、快適に長く使い続けられます。洗いすぎると劣化につながりますので、基本的には毎回洗う必要はありません。タイミングとしては、全体的に汚れが目立ってきたと感じたり、においが気になってきたりしたときがベストです。

またシーズンオフでしばらく寝袋を使用する予定がない場合も、しまう前に洗うようにしましょう。部分的に汚れがついてしまって気になる場合は、該当部分のみ洗うのもおすすめです。

ダウンシュラフは水鳥の羽毛でできていて、とてもデリケートな素材です。そのためダウンシュラフ専用の洗剤を使って、手洗いするのが安心です。自宅の浴槽や大きなたらいがあれば使用しましょう。熱にも弱いので、ぬるま湯がベストです。

洗い方はあまり強い刺激を与えないように、押し洗いが基本。丁寧にすすいで、汚れをしっかり落としましょう。洗濯機での脱水や手で絞るのも避けて、タオルなどで挟んで水分を吸い取ります。

化学繊維でできた寝袋の多くは、洗濯機で洗えます。またダウンシュラフと違って、一般的な中性洗剤も使用可能です。ダウンシュラフに比べて手軽なのが魅力ですが、商品ごとに異なりますので、洗濯表示を確認しましょう。

洗濯機で洗う場合は、ネットに入れます。あとは洗濯表示を守って洗濯機にお任せ。注意点は乾燥機能が使えない点です。化学繊維は熱に弱いので、乾燥機にかけると劣化します。陰干しでしっかり乾かしましょう。

「ダウンシュラフを自宅で洗うのは大変そう」「忙しくて乾燥までできそうにない」などと考えている方もいますよね。そのような場合は、プロに任せるのもひとつの手です。

キャンプ用品のクリーニングを専門に行っているお店もありますので、気になる方は探してみてください。専門店なので腕は確かで、寝袋を丁寧かつきれいにクリーニングしてくれます。普段のお手入れは自宅で行い、シーズンオフのスペシャルケアとして利用するのもおすすめです。

寝袋をせっかく洗っても、正しく保管をしないと台無しになってしまいます。ここでは寝袋の正しい保管方法をご紹介します。一番気をつけないといけないのは、カビのもとになる湿気です。できるだけ湿度が低い場所を探してください。

また場所をとりたくないために、小さくたたみすぎてしまうと中綿の劣化の原因になります。持ち運び用とは別に、保管用のケースも販売されています。大きく通気性もあるため、ぜひ専用のケースを用意して正しく保管しましょう。

洗える寝袋の選び方のポイント・おすすめ商品・洗い方などを解説しました。さまざまなメーカーから商品が販売されていますので、ぜひお気に入りを見つけて清潔で快適なキャンプを楽しみましょう。