シャープ冷蔵庫の製氷機・製氷皿清掃方法｜掃除方法やフィルターの交換時期も

SHARP（シャープ）冷蔵庫は、他のメーカーにはないオリジナル機能が搭載されており、省エネや食品の保存補助などの便利機能が充実しています。多くの機能の中でも、「自動製氷機能」は必要な時に氷が使えるので重宝します。

ただ、製氷皿や給水タンク、浄水フィルターなどを定期的に清掃しなくてはなりません。その際、どこまで分解したらいいのか、フィルターの交換時期はいつなのかなど、気になることが多いですよね。

そこで今回は、多くのメーカーで採用されている製氷機掃除・シャープの冷蔵庫にも搭載されている製氷機で使う製氷皿のお手入れ方法を解説します。また、給水しない・氷ができないなどのトラブル対処法も必見です。ぜひ参考にしてください。

自動製氷は以下のような順序で行われます。

1. 給水タンクに浄水フィルターを通して水を送る
2. 製氷皿に水をためて製氷
3. 貯氷ケースに凍った氷を落とす

自動製氷に使用する水は、水道水が最も適しています。ミネラルウォーターなどの塩素で消毒されていない水を使用すると、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。そのため、給水タンクをこまめに掃除するようにしましょう。

また、シャープの冷蔵庫では、自動製氷機能の停止が可能です。停止方法は機種によって異なるので、取扱説明書をご覧ください。

シャープの冷蔵庫の自動製氷皿の清掃方法は、以下の手順を踏んでください。また、製氷皿の分解や取り外しはNGです。無理に取り外そうとすると故障する可能性があるため、やめておきましょう。

1. 清掃前に貯氷ケースの氷は別の容器に移します。そうすると製氷皿清掃の水が貯氷コーナーに流れてきます。水が流れている間は、製氷室のドアを開けないでください
2. 清掃に入ります。給水タンクに水を入れてセットします
3. 貯氷ケースにタオルなどを敷き、製氷室ドアを閉めます
4. 製氷切り替えボタンを2秒以上長押しし、ピーピーと音がなったら40秒以上待ちます。これを2回以上繰り返してください。
5. ランプが消えたら貯氷ケースとタオルを取り出します

浄水器のフィルターの掃除の手順を見ていきます。

【洗浄方法】

1. 自動製氷機能の上部にあるレバーを上側に倒して蓋を外す(2013年以降モデル)
2. 蓋を裏面、レバーを左側に向けた状態で左に回し、フィルターケースを引き抜く
3. フィルターケースから浄水フィルターを外す
4. 水洗いする
5. 汚れがひどい場合は中性洗剤で洗浄し、しっかり洗い流す

【洗浄のポイント】

• 浄水フィルターは水垢や雑菌の繁殖を抑える役目をしているため、こまめに手入れする
• 基本は水洗いでOK
• 折り曲げる、揉み洗いする、つつくなどしない
• 交換頻度は3～4年に1回
• 破損、または臭いが気になるときは交換

フィルターが目詰まりを起こしたり、破損したりした場合は交換してください。

ここからは、製氷に関するトラブルが発生したときの対処法について解説します。製氷機が吸水しない・水が減らない・氷ができない場合、以下で挙げていることをチェックしてください。

1. 自動製氷が「入」または「通常時」になっているかどうか
2. 給水タンクがしっかりはまっているか
3. 浄水フィルターが汚れていないかどうか
4. 貯氷ケースの奥に氷が溜まっていたり、余計なものが入っていないかどうか

冬期などの製氷する需要がない場合は、自動製氷機能を停止すれば、製氷室を冷凍庫として使うことが可能です。停止方法については機種により異なるため、取扱説明書にある「製氷停止」の項目を参照にしてください。

なお、食品を入れるタイミングは、停止してから約5時間経過後です。停止直後に入れてしまうと、検知レバーが破損する恐れがあるので気を付けましょう。

自動製氷機能付きの冷蔵庫で、製氷皿の清掃をしないと氷がカビたりする場合もあるそうです。シャープに限らず、多くの自動製氷機能で使用できる便利なグッズも販売されています。便利グッズなども活用しつつ、自動製氷機の清潔を保つようにしましょう。