液晶・有機ELテレビの処分方法を紹介|無料でできる?お得にリサイクルしよう

液晶テレビと有機ELテレビでは処分方法が異なるのを知らない方も多いのでは。正しい処分方法を知ると失敗やトラブルを防げる上に、無料やお得に処分・リサイクルできる場合があります。本記事では、テレビの処分やリサイクルを失敗しないための方法を紹介するので参考にしてください。

2021/10/22 更新

液晶テレビを買い替えや故障などで処分したいと思っても、自治体の粗大ごみ回収では受け付けてくれないことをご存知でしょうか。テレビは「家電リサイクル法」の対象製品であるため、一般廃棄物運搬業の認可を得た業者や、特定の店舗でしか処分を請け負えません

 

さらに、処分を依頼するにあたって「リサイクル料金」がかかります。そして、処分方法によって価格も異なってくるので、テレビの処分をめぐった悪徳業者によるトラブルも近年多く発生しているので注意が必要です。損をしたりトラブルに巻き込まれないためにも、正しいテレビの処分方法について事前に知識を身に付けておきましょう。

 

また、テレビの処分について事前に知っておくと方法によっては無料かつお金を受け取れる場合もあり、お得にテレビを処分できます。本記事では、いくつかの処分方法や価格の違いなどを紹介するので参考にしてください。

2001年より本格施行された「家電リサイクル法」により、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機などは粗大ごみとして処分できなくなりました。これは、リサイクルして廃棄物を減らし、資源の再利用を促進するために定められた法律です。

 

ただし、「家電リサイクル法」の対象となる家電は家庭用として製造・販売されていたものを指すため、業務用として製造・販売されたものを家庭で利用していた場合は対象外となります。携帯用や車載用の液晶テレビや、建物に組み込まれるように設計された液晶テレビなども対象外です。

 

なお、下記記事ではテレビの故障の原因や対処法を解説しています。故障ではなく簡単な対処法でテレビが使えるようになる場合もあるので、参考にしてください。

有機ELテレビはリサイクル法の対象外になっているので、処分する場合には地域や自治体の条例などの廃棄方法に従う必要があります。そのため、有機ELテレビを処分する際は液晶テレビと同じように処分できないので注意が必要です。

テレビを処分するときは「収集運搬料金」と「リサイクル料金」がかかり、一般的な料金は以下の通りになります。収集運搬料金は小売店によって差がありますが、各メーカーのリサイクル料金は「一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター」で調べることが可能です。

 

テレビの種類 リサイクル料金 収集運搬料金
ブラウン管テレビ 15型以下 1,296円~3,094円 1,600円〜3,000円
ブラウン管式テレビ 16型以上 2,376円~3,634円
液晶・プラズマ式テレビ 15型以下 1,836円~3,148円
液晶・プラズマ式テレビ 16型以上 2,916円~3,988円

 

なお、大きさ(何インチ(型))がわからないときは型番をチェックしましょう。型番は基本的に正面パネル下の中央や端・本体の後ろにあります。メーカーや種類によって位置は異なるので、公式サイトや購入店舗に問い合わせると確認が可能です。

テレビの処分にはお金がかかりますが、処分方法によってはその費用を抑えることも可能です。なるべく安く済ませたいか、手軽に済ませたいかなど、希望にあわせて処分方法を選択しましょう。ここでは、さまざまな処分方法を解説します。

購入店で引き取ってもらう

処分したいテレビを、ヤマダ電機やケーズデンキなど購入した店に処分の依頼をする方法。Amazonや楽天市場などのネットショップを利用したときも同様です。テレビが壊れていても、購入してから期限内であれば引き取ってくれるところもあります。

 

収集運搬料・リサイクル料金がかかりますが、自宅まで業者がテレビを引き取りに来るため手間はかかりません。店舗やメーカーにもよりますがブラウン管テレビなら約3,000~7,000円前後、液晶・プラズマ式テレビなら約4,000~7,000円前後かかります。

新規テレビを購入する店で引き取ってもらう

新しくテレビを購入する際に、古くなったテレビを同時に引き取ってもらう方法です。「エディオン」や家電リサイクルサービスを行う店舗で新しいテレビを購入すれば、テレビを設置すると同時に処分するテレビを引き取ってもらえるため、最も手間が少なくて非常に便利。

 

なお、収集運搬料とリサイクル料金がかかります。店舗にもよりますが、ブラウン管テレビなら約3,000~7,000円前後、液晶・プラズマ式テレビなら約4,000~7,000円前後です。引取り方法は店舗により異なるため、詳しくは購入する店舗に確認してください。

自治体の家電リサイクルに申し込む

テレビの買い替えではなく処分するだけの場合、自治体に問い合わせて「家電リサイクル受付センター」に申し込む方法があります。テレビを購入した店が分からなかったり、閉店していたりした場合も利用可能です。

 

収集運搬料とリサイクル料金がかかり、ブラウン管テレビなら約3,000~7,000円前後、液晶・プラズマ式テレビなら約4,000~7,000円前後。自治体によりますが自宅から指定場所までの運び出しは依頼者が行うことになるため、多少手間がかかります。

自分で指定引き取り所へ持ち込みする

各自治体の指定取引所に、自分でテレビを持ち込んで処分を依頼する方法です。自分で運ぶため、通常1,600~3,000円ほどかかる収集運搬料がかからず、リサイクル料金だけ必要になります。指定取引所は家電リサイクル券センターの「指定取引所検索」で調べることが可能です。なお、家電リサイクル券は郵便局で専用用紙に必要事項を記入して購入できます。

リサイクルショップやフリマアプリを使う

製造から5年以上経過していると買取不可の可能性が高まりますが、購入から5年以内といった比較的新しく状態のいいテレビであれば、リサイクルショップが買い取ってくれることがあります。近年人気のフリマアプリなら、古いテレビでも買い手がつくことも。処分と同時にお金が手に入るので、最もお得な方法だといえます

 

しかし、販売できるテレビは壊れていないことが前提です。故障していたりキズなどがあったりする場合は、リサイクルショップでの買取を断られるケースもあるので持っていく前に事前に確認しましょう。

収集運搬料・リサイクル料金を払うのではなく、不用品買取業者に回収料金を払って処分してもらう方法です。出張買取サービスを行う業者もおり、ほかでは買取拒否となっても回収料金を払えば引き取ってもらえるため、手間が少ないメリットがあります。

無許可の業者に注意!回収業者の見分け方とは?

一般廃棄物の収集・運搬は市区町村に許可を得た業者しか行えませんが、なかには無許可で回収を行っている業者も存在します。きちんとした回収業者に依頼しないと、思わぬトラブルに巻き込まれるケースもあるので注意が必要です。

 

そのため、軽トラックで街宣している業者・空き地で回収している業者・チラシやインターネットで「無料回収」を謳っている業者・ホームページに会社情報の記載がない業者・見積もりをしてくれない業者などは利用を避けましょう

悪徳業者に注意!トラブルの際は消費生活センターに相談を

無許可の回収業者のなかには、法外な回収料金を要求してきたり、違法な処分方法をとったりする悪徳業者も存在します。中には「不用品を格安で処分します」とうたいながら、回収を依頼すると法外な料金を請求されたり、罵声を浴びせられたりといったトラブルも。

 

また、不用品の回収自体は格安でも、道端などに不法投棄されてトラブルに発展するケースもあります。テレビの処分をしたいときは、そのような業者に依頼しないようにどのような業者なのかを事前に確認してください。万が一トラブルに巻き込まれた場合は、消費生活センターに相談をしましょう。

地域や自治体によって家電リサイクル法の対象になるものは異なります。今回は横浜市を例にピックアップしたので参考にしてください。

 

【対象】

  • ブラウン管:ブラウン管式テレビ/ブラウン管式VTR内蔵テレビ/ブラウン管式ディスプレイモニター(チューナー付き)
  • 液晶:液晶テレビ/HDD・DVD内蔵液晶テレビ/液晶ディスプレイモニター(チューナー付)
  • プラズマ:プラズマテレビ/HDD・DVD内蔵プラズマテレビ/プラズマディスプレイモニター(チューナー付き)

 

【対象外】

  • ディスプレイモニター(チューナー無し)
  • パソコン用ディスプレイモニター(チューナー付きを含む)→パソコンの出し方
  • プロジェクションテレビ
  • 電源として一次電池又は蓄電池を利用した携帯可能な液晶テレビ(車載用を含む)
  • 建築物に組み込むことができるように設計した浴室テレビ・キッチンテレビ
  • テレビ受信機能付き携帯電話・カーナビ・PDA

 

このようにテレビといっても対象と対象外はさまざまに分かれます。テレビを処分する際は、お住いの地域の公式サイトや自治体で事前に確認してから処分方法を検討しましょう

捨て方や処分方法が分かりにくいテレビですが、処分方法に迷った場合はお住いの自治体に相談してみましょう。トラブルを避けるためにも、テレビが不要になった際はきちんとした手順で「正しくリサイクル」することが大切です。

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