3人用テントのおすすめランキング15選｜前室ありや高コスパ・おしゃれなものも

昨今のアウトドアブームで、友人や家族とキャンプを計画しているという方が多いかもしれません。大自然の中でバーベキューしたり、焚き火を眺めたりなど、キャンプは非日常を感じられる楽しみがあります。しかし「テントは種類が多すぎて選べない！」と感じていませんか？

サイズ選択はもちろん、どんなスペックのものを買えばいいのか・価格はどのくらいが適正なのかなど、初心者にとってテント選びは簡単ではないですよね。テントにはさまざまな形状が存在し、キャンプに行く季節によっても必要な機能は変わってきます。

そこで今回は、3人用テントに絞っておすすめ商品と選び方をご紹介します。前室ありやデザインがおしゃれなもの・コスパの高いものなど、理想のテントを見つける参考にしてください。

通販サイトなどのテント商品ページには収容人数が記載されていますが、ぴったりのサイズを選ぶと狭くて窮屈になってします。収容人数はあくまでもテントの中で横になれる人数であり、荷物を置くスペースは含まれていません。

たとえば3人で使用する場合は、4〜5人用を選んだ方が荷物を置く十分なスペースの確保ができるので快適に過ごせます。またワンポールテントを選ぶときは、メインとなる支柱が中央に立っていてデッドスペースになるため余裕を持って5人用を選ぶのがおすすめです。

面積としては180×55cmが大人1人寝るのに必要なスペースとされています(JIS規格)。4人用テントは270×270cm以上を目安に選んでください。およそ畳4.5〜5畳分と考えるとイメージしやすいでしょう。

ドーム型テントはテントの定番の形状。ポールを交差させてアーチ状の屋根を作ります。慣れれば設営は比較的簡単で、風に強く安定感があります。初心者が迷ったらドーム型から選んでください。

設営のしやすさ・居住性・価格などすべてのバランスがよく、ラインナップも豊富で選びやすいです。ただ定番ゆえにキャンプサイトではもっとも人とかぶりやすい形状でもあります。

ドーム型と並んで初心者におすすめなのがワンポールテント。「組み立てに自信はないけど、おしゃれなものがいい！」という見た目重視の方はこちらを選んでください。三角錐の形状がかわいく、見ているだけでテンションが上がります。

ポール1本を立てるだけなので設営もシンプル。ただ室内の真ん中にポールがあるのでレイアウトがやや難しいこと・壁面が斜めになっているためデッドスペースができてしまうことがデメリットです。

2部屋作れる2ルームテントは、リビングスペースと寝室が分けられるのがメリットです。屋根付きの開放的な空間で食事ができます。また別途タープを張る必要がないのでタープ分の荷物が減るのもメリットです。

しかしパーツが多いため設営の難易度はもっとも高く、初心者の初テントにはおすすめしません。ドーム型など他の形状に慣れてきてからチャレンジするのがいいでしょう。

「とにかく設営が面倒！楽に立てられるテントがいい！」という方にはワンタッチテントもおすすめです。テント生地とフレームが一体化しており、傘のように広げるだけで立ち上がるので10分もあれば設営完了します。

しかし骨組みが複雑で、1ヶ所でも壊れると修理が難しく耐久性が低いのがデメリットです。他のテントと比べて重量もあります。「重くてもOK、数回しか使わないから耐久性は気にしない」という初心者の選択肢になるでしょう。

「テントの中でゆっくりくつろぎたい」という居住性重視の方には、ロッジ型テントがおすすめです。小さな家のような形で、壁面が垂直なので空間が広く開放的です。設営も2ルームより簡単。

ロッジ型テントは1970年代に流行った形状で、レトロな見た目がかわいいと最近ブームが再燃しています。ただサイズが大きく重たいので持ち運ぶのは大変です。

テントの重さもチェックしましょう。特に駐車場からサイトまで運ぶ必要があるなら、あまり重いものだと大変です。3人用テントとしては、4kg以下なら軽量なほうといえます。ただし形状が2ルームの場合はパーツが多いので10〜15kgになることを把握しておいてください。

耐水圧とはテント生地に水分がしみこもうとするのを抑えようとする性能を表した数値です。耐水圧が高ければテント生地の気密性も高くなり、雨や風を受けても安心して使用できます。

一般的に1,500mm以上の耐水圧があれば、ある程度の大雨が降っても安心です。ただ耐水圧が高ければ高いほど通気性が悪くなり、蒸し暑く結露発生にもつながってしまう難点があるのも把握しておきましょう。ファーストテントには1,500〜2,000mmがおすすめです。

コールマンは1900年頃にアメリカで創業された老舗のアウトドアメーカーです。コスパの高さと初心者にも扱いやすい商品が豊富に取り扱われているのが特徴で、世界中のキャンパーから長年愛されています。「有名なメーカーを選んで安心して使いたい」と考えている方におすすめです。

おすすめなのはドーム型テント「BCクロスドーム/270」。入り口のファスナーを開けキャノピーポールを2本取り付けて立ち上げれば前室が完成。日よけ・雨よけ・食事・物置きスペースとして好みのスタイルでレイアウトできるため、汎用性が高く高評価です。

モンベルは1975年に設立された日本のアウトドア総合メーカーです。人気の「クロノスドーム」は3～4人用で重量は3.69kgと超軽量なので、携帯性を重視する方に向いています。さらに設営が簡単で広い居住空間を確保できるのも魅力です。

また上記画像の「ムーンライトテント」はネーミング通り、月明かりでも簡単に設営できることから名付けられています。「うまく組み立てられるか不安…」と思っている初心者におすすめです。

スノーピークはアウトドアアイテムの聖地ともいえる燕三条市のアウトドア総合メーカーで、ハイスペックな製品が自慢です。3人用テントでは、風からのダメージを軽減する地上高を抑えたドーム型テントを数多く揃えています。

出入りがしやすいサイドドアパネルや、ゆったりした前室を装備したテントが人気です。また、独自の加工を施した生地は耐水性に優れています。「おしゃれで高性能なテントが欲しい」と思っている方におすすめです。

フィールドアは株式会社クローバーが展開する総合アウトドアメーカーです。設営が簡単なワンタッチテント・軽量でコンパクトなソロ用テント・火に強く燃えにくい素材のポリコットン生地のテントなどバリエーション豊富。どれもリーズナブルな価格で品質も申し分ないため、初心者からベテランキャンパーまでファンが多くなっています。

上記画像の「ワンポールテント 400」はポリコットン生地を採用したテントです。遮断性が高いので夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。雨風や雪の侵入を防ぐスカートも搭載されているため冬でも使えるのが魅力です。「テントの近くで焚き火を楽しみたい」と思っている方におすすめします。

「ネットでテントを探すと激安のものもあって気になる」という方も多いのではないでしょうか。AmazonなどのECサイトでは、中国のノーブランドのテントが2,000円程度と激安価格で販売されていますよね。

実際に使えないわけではありませんが、防水機能がなかったり、耐久性が圧倒的に劣ったりするのは想像できますよね。安いテントを何度も購入するとコスパが悪いため、最低でも10,000円以上のものが安全です。2ルームなら30,000円以上を目安に選びましょう。

3人用テントを選ぶときはまず、好みの形状を決めて特徴をつかみ、収容人数＋1〜2人のサイズを目安に機能性をチェックすれば失敗のリスクを軽減できます。この機会に自分に合ったテントを選んでキャンプデビューしてみてください！