デイキャンプにおすすめのテント9選！ワンタッチテントの特徴をご紹介！

テントを選ぶ際、かっこよさ・使いやすさ、広さなど選ぶポイントは多くありますが、デイキャンプはテント泊とは違い時間が限られているため、素早くテントを張れるか、また撤収できるかなどが重要になってきます。

デイキャンプで一押しのテントは「ワンタッチテント」。文字どおり、設営が簡単で初心者でも短時間で組立てることができます。一昔前までワンタッチテントは「簡単に設営はできるが、耐久性に難あり」というものも多くありましたが、現在は改良が進んでいます。

また、ワンタッチテントにも種類があり、キャンプの目的や場所、人数によっておすすめが変わってきます。今回は、デイキャンプに一押し、ワンタッチテントの特徴やおすすめの製品を紹介します。

ワンタッチテントは、ポールとテントが一体化しているのが特長です。一般的なテントはポールとテントがわかれています。テントを張るには布地を広げたらスリーブにポールを通し、テントを立ち上げるという3ステップが必要です。

初心者にはなかなか手間がかかるでしょう。特に、小さい子ども連れのファミリーでは、手間がかかると子供の機嫌も悪くなりそうです。

一方、ワンタッチテントはポールを動かす、ひもを引っ張るといったワンステップでテントが張れます。初心者でも20分以内に張ることができるでしょう。デイキャンプはスケジュールがタイトになりがちですが、ワンタッチテントならばテントの設営に時間を取られません。

デイキャンプとはいえ、参加人数が増えれば荷物も多くなります。特に、小さい子連れのファミリーは「あれもこれも持っていきたいのに車に積み込みきれない」というケースもあるでしょう。テントは、キャンプ用品の中でもかさばるグッズです。

ワンタッチテントはフライシートがないシングルウォール構造のものも多く、その分軽くてコンパクト。場所を取りません。コンパクトなツーボックスカーでも余裕を持って積むことができるでしょう。また、形もカッコイイのでSNS映えもします。

また、キャンプを始めるとグッズの収納場所に悩むようになりがちですが、ワンタッチテントならばコンパクトな収納場所でも邪魔になりません。

ワンタッチテントには、耐水性はあまり期待できません。テント生地自体は耐水性能があっても、大雨が降った場合には雨漏りすることもあります。

たとえば、夏の夕立（ゲリラ豪雨）にあうと、テントの中が水浸しになう可能性もあります。ですから、ワンタッチテントを持っていく場合は天気予報をよく確認しておくか、スマホに天気予報アプリを入れておきましょう。

夕立が降る可能性が高いときは、フライシートを持っておくか、早めの撤収がおすすめです。メーカーによっては専用のフライシートが別売りでついているので、利用してもいいでしょう。

前述したように、ワンタッチテントのほとんどに、フライシートがついていません。フライシートはテントの防寒性、防水性を高める役目を担っています。気候がいい時期の昼間にテントを利用するならば、フライシートはいりません。

しかし、少し寒かったり雨が強く降ったりするときは、フライシートが必須になります。つまり、ワンタッチテントは全天候型ではありません。肌寒い日や雨が降る日は、フライシートを持っていくか、フライシート付きのテントを用意した方がいいでしょう。

ワンタッチテントはポールとテントの布地が一体化しています。そのため、ポールかテント本体のどちらかを忘れ、設営できないということはありません。それは大きなメリットです。その一方でポールと布地、どちらかがダメになった場合はテント自体が使い物にならなくなります。

一般的なテントは、ポール・テントの布地・フライシートが別々になっているので、どこかが破損しても買い換えが可能です。しかし、ワンタッチテントはそれができません。ですから、一般的なテントより寿命が短くなる可能性もあります。

ワンタッチテントには、大きく分けて2つの種類があります。それぞれにメリット・デメリットや特徴があります。この見出しでは、ワンタッチテントの種類について解説します。

ワンタッチテントを選ぶ際の参考にしてみてください。

ポップアップタイプとは、収納袋から出したらそのまま自立してテントの形になるタイプです。面倒な作業は何もいりません。まさに「ワンタッチ」のイメージそのままです。収納袋から出してすぐに自立する秘密は、スチールワイヤーやバネ鋼という弾力性の強い金属が使われているためです。

ただし、その分撤収には若干力が必要。「出すのは簡単だけどしまうのはちょっと大変だった」という方もいるでしょう。ですから、しまうときは複数人で協力して行うのがおすすめです。

また、ポップアップタイプは「組み立てが簡単であること」を最も重要視しています。そのためテント生地は薄く、防寒や防水性が今ひとつです。さらに大きさもコンパクトですから、中でくつろぐより荷物置き場や簡易的な更衣室として使うのに適しています。

ワンタッチタイプは、テント生地と骨組みが一体化したタイプです。収納袋から出した後、折りたたみ傘を広げる要領でテントを組立てます。ワンタッチテントのスタンダードタイプがこちらです。

ポップアップタイプより組み立てに手間がかかりますが、その分しっかりとした造りで3人以上でも使えるタイプもあります。日陰のない公園などにデイキャンプに行き「中でちょっと休憩したい」という時にも便利でしょう。

その一方で慣れないと若干設営と撤収に時間がかかります。また、スタンダードなテントに比べるとやはり防水性や耐寒性は劣り、使える季節が限られているので注意が必要です。デイキャンプには適していても、中で宿泊するとなるといろいろと不満点が出てくることもあるでしょう。

テントの大きさは「何人用」という使用する人数によって区分されています。使用できる人数が多ければ多いほどテントも大きくなります。テントを選ぶ際、まずは何人で使用するのかをはっきりとさせましょう。

ただし、ゆとりを持って使用したい場合使用できる人数マイナス1、と考えて選ぶのがおすすめです。使用人数一杯だと余裕がありません。2人用のテントでも荷物を置けば1人で一杯一杯になってしまいます。

ワンタッチタイプのテントは、基本的に天候が穏やかで風が強くない場所で使うことを想定しています。また、一般的なテントに比べると耐久性が劣るので、地面が凸凹している場所では生地が破れたりポールが折れたりするかもしれません。

ですから、どこで使うかを想定して選びましょう。ワンタッチタイプのテントでも生地がしっかりしているものはあります。「本格的なアウトドアのサブテントとしても使いたい」という場合は、そのようなものを選びましょう。

ワンタッチタイプのテントの場合、耐水性や耐寒性はオプション扱いです。スタンダードなタイプは少々雨が強かったり寒かったりする場所では使えないこともあります。ですから、使う季節を考えて選ぶことも大切です。

早春、もしくは晩秋まで使いたい、夏の暑いさなかでも快適に使いたいという場合は、それに合わせた生地を使ったテントを選んでください。そうすれば、快適に使えます。

運動会は長時間炎天下で過ごすことも珍しくありません。子供の活躍は楽しみだけれど、日焼けが心配という方も多いでしょう。そこで、ワンタッチタイプのテントを持っていくと、コンパクトな休憩スペースができあがります。

1～2名用のサイズならばそれほど場所を取りません。赤ちゃんのおむつ替えの場所にも使えます。ただし、テント張りができない学校もあるので、よく確認して持ち込みましょう。

バーベキューをしている際、意外と困りがちなのが荷物置き場です。特に食材は出しっぱなしにしておくと虫がたかったり野生動物がやってきたりすることもあります。また、キャンプ場でバーベキューをしている場合も、日光で食材が悪くなる心配をすることもあるでしょう。

そんなときにテントがあれば、日陰に食材を置いておけます。また、落ち着いてゆっくりと食べたいという場合にもテントがあればありがたいでしょう。

グランピングは、あらかじめ現地にテントなどがすべて用意されています。手ぶらで行っても楽しめるのが醍醐味ですが、少し物足りないという方もいるでしょう。そんなときにワンタッチタイプのテントを持っていきましょう。

たとえば、夜に星の観察などをする際、テントがあればよりゆっくりとくつろぐことができます。また、テントを持っていくことで、よりアウトドア気分が高まることでしょう。

デイキャンプでは、楽しめる時間は長くても数時間です。ですから、テント張りに30分も1時間もかけられません。少しでもアウトドアを満喫するためには、ワンタッチで張れるテントを持っていきましょう。