シングルウォールテントのおすすめ10選！結露対策・前室ありモデルも紹介！

ソロキャンプでは「可能な限り荷物を軽くしたい！」と感じることもあるのではないでしょうか。そんなときは、シングルウォールのテントがおすすめです。シングルウォールテントとは、1枚のシートのみで構成されたテントです。フライシートがないため、本体に防水加工を施したり防水生地を採用しています。

しかし、シングルウォールテントは種類が多くて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。実は、登山用の最軽量モデル・設営場所を選ばない自立式・居住性が高い前室付きなど、利用シーンをイメージすれば自分にぴったりのテントを見つけられます。

そこで今回は、シングルウォールテントのメリットとデメリットを詳しく解説します。また、人気メーカーやおすすめ商品も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。厳冬期の仕様や結露対策など、シングルウォールテントのQ＆Aも必見です。

軽量コンパクトで持ち運びやすさが魅力のシングルウォールテントですが、いくつかデメリットもあります。こちらでは、シングルウォールテントのメリットとデメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

テントには、シングルウォールテントとダブルウォールテントの2種類があります。ダブルウォールテントはインナーシートとフライシートの二重構造になっているため、雨や結露に強いのが特徴です。こちらでは、シングルウォールテントとダブルウォールテントの違いを紹介します。

ニーモはアメリカ東海岸生まれのアウトドアメーカーで、エアビームを採用したテントなど自由な発想と独自性が魅力です。ニーモから販売されているシングルウォールテントは、前室ありのハイブリットモデルが高く評価されています。

テント本体に前室フライが一体化しているため、居住性が高く快適に過ごせます。また、超軽量でコンパクトに収納できるので、登山などのソロキャンプに最適です。軽さ・居住性・設営スピードのすべてを求める方は、ニーモのシングルウォールテントを試してみてください。

ヘリテイジは長野県安曇野に本社を置くアウトドアギアメーカーで、高品質な山岳テントが有名です。ヘリテイジのシングルウォールテントは軽量さが特徴なので、1kg以下のテントをお探しの方に向いています。

1人用のクロスオーバードームF2Gは540g、2人用のクロスオーバードーム2Gは630gで、収納サイズも500mlペットボトル程度です。オプションのクロスオーバードームフライを使用すれば前室も作れるため、雨天でも安心して過ごせます。

アライテントは、日本生まれの山岳テントメーカーです。「ヒマラヤでもウラヤマでも」をキャッチコピーに掲げ、使いやすさと持ち運びやすさにこだわったテントを販売しています。過酷な環境を想定した軽量かつ自立式のアライテントは、登山を楽しむ方に最適です。

シングルウォールテントでは、前室ありや跳ね上げ式出入口などのモデルが人気です。アライテントのシングルウォールテントには、スピーディな設営を叶える繋ぎ目のないフレームスリーブや、通気性を確保するつぶれにくいベンチレータなどの工夫がされています。

シングルウォールテントは、テント本体の1枚のシートのみで構成されています。そのため、雨や結露に弱い点がデメリットですが、ポイントを押さえればデメリットはカバーできます。

雨については、テント本体の耐水圧で防げます。耐水圧とは、雨などに対するテントの防水耐性を数値化したものです。テントの耐水圧の基準は1,500～2,000mmとされているので、耐水圧が1,500mm以上のものを選びましょう。さらに、登山靴や荷物を守るためには、タープを利用するのがおすすめです。

また、シングルウォールテントは、どうしても結露が発生してしまう構造になっています。こまめに拭いたり内側に布を貼ったりするとテント内が濡れにくいです。また、濡れたら困る寝袋には、シュラフカバーをかけて濡れないようにしましょう。

冬用テント＝保温性の高いテントではありません。冬用テントの条件は、丈夫・悪天候に強い・凍結しにくいの3点です。ほとんどのシングルウォールテントは3つの条件を満たしているため、厳冬期のキャンプや雪山登山にも使用できます。厳冬期のキャンプでシングルウォールテントを使用する場合は、防寒対策を徹底しましょう。

テント本体の1枚シートだけで構成されているシングルウォールテントは、どうしても結露しやすいのがデメリットです。冬だけでなく、春から秋にかけても結露してしまいます。こまめに拭く・カバーをかけて荷物や寝袋を結露から守る・壁面の近くに大切なものを置かないなどの方法で対応しましょう。

ゴアテックス製のテントは、ICI（石井スポーツ）やPAINE（パイネ）から販売されていました。しかし、2018年にテント用ゴアテックス素材の製造が終了してしまったため、現在は入手困難となっています。

ゴアテックスとは、アメリカのWLゴア＆アソシエイツ（ゴア社）が開発した素材です。防水でありながら蒸れにくい素材として、登山家やキャンパーの間では人気があります。シングルウォールテントには理想的な素材ですが、新作として販売されることはありません。欲しい方は、デッドストックや中古品から探してみてください。

この記事では、シングルウォールテントのメリット・デメリットと人気おすすめ商品を紹介しました。シングルウォールテントは、登山などのソロキャンプに最適な軽量テントです。シンプルでかっこいいシングルウォールテントを手に入れて、身軽にキャンプを楽しんでください。