MAXZEN（マクスゼン）テレビの特徴・評価｜どこの国のメーカー？親会社は？

MAXZEN（マクスゼン）とは、近年話題のジェネリック家電メーカーの1つで大手ショッピングサイトでもその低価格と高品質で話題となっています。東芝映像ソリューションの高品質な国産基盤が使用されており、格安ながら使いやすい機能と映像美、そして故障しても安心の3年保証がついているという点が魅力です。

しかし、実際にMAXZENのテレビを購入するとなると、MAXZENの特徴やどこの国のメーカーなのか、親会社はどこなのか、実際の評価、壊れやすい？など気になる方が多いですよね。後悔しない買い物をするためにも、MAXZENのテレビについてあらかじめ知っておきましょう。

今回は、MAXZENのテレビの購入を考えている方向けに、製品の特徴や他社製品比較、実際に購入した方の口コミ・レビューを中心にご紹介します。いい評判だけでなく悪い評判もまとめて解説しています。MAXZENのおすすめテレビもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

マクスゼンとは、日本のメーカーであり、家電商品やカメラ商材などの通販卸事業や、ブランドの開発・企画・輸入・販売などを行っています。マクスゼンの親会社は株式会社MOAであり、通販で知られるXPRICEを手掛ける企業です。

マクスゼンは、アイリスオーヤマと同じ価格帯で冷蔵庫を販売しています。マクスゼンは家電製品を扱う企業であり、アイリスオーヤマと並び格安家電で有名です。特に、430ℓの冷蔵庫は一人暮らしから3〜4人家族まで対応しており、165ℓの大容量の冷凍室も備えています。さらに、奥まで手が届きやすい薄型設計であり、省スペースで設置可能です。そのため、セカンド冷蔵庫としても選択肢になります。

maxzenテレビを語るうえで「コスパ」は外せません。ジェネリック家電メーカーの中でもひときわ低価格、そのうえ高品質なことで話題となり、楽天液晶テレビランキングでも3部門1位を獲得したことがあります。購入者の多くが「いい買い物をした」と報告しています。

なぜ安く販売できるのかというと「機能を最小限に抑えている」ためです。大手メーカーのようにAndroidやAI搭載などの優れた機能がない代わりに、外付けHDDでの録画対応やHDMI端子といった、最低限必要なものは装備しています。

「テレビは観られればいい」「高度な機能があっても普段使わない」という方に適した、ムダのないテレビとなっています。

安い家電で心配になるのは「故障」ですが、maxzenでは初期不良の低減化のために高品質パーツを採用しています。映像を映し出すパネル部分には、世界的に上位シェアを占める企業のA級パネルを使用している点が特徴です。信頼のおけるパネルを採用することで、故障発生のリスクを最小限に抑えています。

さらに、テレビの要ともいえる映像チップには、「ソシオネクスト」製の製品を使用しています。ソシオネクストは富士通グループとパナソニックの統合企業です。世界に先駆けて8K対応テレビ用映像チップを提供したことでも知られています。これだけ故障に備えていると、価格が安くても安心して購入を検討できそうですね。

maxzenのテレビの多くが1000日保証に対応しています。実際に返品交換を行った方からは「手続き後から2～3日ほどで新品が届いた」といった報告があります。

また、地域や問い合わせ時期により差はあるものの、メーカー側が迅速対応をモットーとしている様子が伺えますね。また、これだけの長期保証をするということは「製品への自信の表れ」とも言えます。

コスパが具体的にはどれほどなのか、実際に大手メーカーの同サイズ・同解像度のテレビと比較してみましょう。

50インチ以上のビッグサイズになると、大手メーカーではおおむね10万円以上になります。20万円に届くものもある中で、maxzenは驚異の4万円台で購入できてしまいます。しかも4K対応モデルでこの価格です。ざっくりいうと大手の1/3～1/2ほどになります。

24型、32型などコンパクトなサイズだと有名メーカーより1万円ほど安くなります。また、他の格安テレビメーカーとの比較でも、maxzenが数千円程度安い場合が多いようです。

大手メーカーからの買い替えの場合、「画質の悪さが気になる」という声が多くみられます。有名メーカーの高画質に慣れた方だと、どうしてもmaxzenは色調やブロックノイズが目についてしまうとのことです。「高画質で映画やゲームを楽しみたい」という方には向いていないといえます。

しかし、これは至近距離で観た場合で、通常の視聴時のように距離をとっている場合はあまり気にならないようです。「安いから期待していなかったのに、思った以上に画質が良かった」と喜ぶ声が多くあります。特に10年以上前の液晶テレビからの買い替えであれば「キレイで驚いた」と感じるユーザーが多い印象です。

大手メーカーで取り扱うテレビには、無線LAN（wi-fi）に対応していたり、AIが視聴番組の履歴をもとにおすすめ番組を提案してくれるモデルがあります。さらに、フルHD映像を4K相当の解像度に変換してくれたりするなど、さまざまな機能が搭載されています。

残念ながらmaxzenのテレビにはこうした機能がありません。録画機能はありますが対応する外付けHDDが必要です。HDMI端子が装備されているので、YouTubeなどを楽しめるChromecastなどの接続やゲーム利用はできます。しかし、基本的には「テレビを視聴する」というシンプルな機能のみです。

ただし、「機能が多すぎて使いこなせない」「視聴と録画さえできれば充分」という方には、シンプルな機能がかえって好評です。

maxzenのテレビを購入した方の口コミやレビューをもとに、「悪い評判」「いい評判」をまとめてみました。ここで挙げるメリットやデメリットはユーザー環境に左右されるものが多いので、ご自身の環境に合うかどうかをチェックしてみましょう。

比較的最新の大手メーカーテレビからの買い替えの場合、「画質が良くない」とする声があがっていました。maxzenのテレビの中には、コストダウンのため画素数を抑えているモデルもあるので購入前に注意する必要があります。

また、初期設定のまま使用している方の間では「緑や黄色の色調が強く出すぎている感じ」「ブロックノイズや白とびが気になる」という口コミが多い印象です。

ただし、「調整機能で自分好みにカスタマイズして視聴が快適になった」というユーザーもいます。こうした調整を自分で行える方には、さほどデメリットとはなっていないようです。調整方法を口コミやブログで紹介していることもあるので、一度参考にしてみてください。

maxzenのテレビの多くは、脚部分を取り付けるために組み立てが必要となります。慣れた方なら簡単ですが、苦手な方の場合は苦戦するかもしれません。取り付けたはいいものの、グラついてしまうという方も見受けられます。

「やわらかい布団などを支えに使うと組み立てやすい」との口コミもあるので、これから組み立てをする際には参考にしてみてください。また、壁掛けにしたりディスプレイアームで角度を調節しやすくしたりしたい方には、脚を取り外す手間がないのでかえってメリットといえます。

maxzenテレビの特徴は驚くほどの軽さです。そのため、壁掛けにする方も多いのですが、電源ケーブルの場所が真ん中にあるモデルは注意が必要です。L字端子になっているものの、壁にかなり密着するタイプの取り付け金具ではうまく設置できない場合があります。

ちなみに、maxzen公式サイトから取り付け金具の適合診断結果を参照することができます。壁掛けを検討している場合には、ぜひ参考にしてみましょう。以下の記事ではおすすめのテレビ用壁掛け金具をご紹介しています。ぜひ購入の参考にしてください。

他社の製品でもいえることですが、HDMIを接続した場合に画面が真っ暗になるなど上手く表示されないトラブルがあります。原因としてはテレビ本体の故障以外に、パソコンなどの出力側とテレビとの解像度が合っていない、HDMIケーブルの断線や不良、ディスプレイ設定のチェックミスも考えられます。

サポートへ故障の連絡をする前にこれらの点をチェックしたり、取扱説明書のトラブル解決法を確認したりしておくと相談する際にスムーズです。製品の口コミサイトで不具合の対処を紹介している場合もあるので、型番から検索してみるのもいいでしょう。

音声ボタンで「音量1(最小)」にしても、音声があまり小さくならないとの口コミがたびたびみられます。通常音量で視聴する方にはデメリットではありませんが、家族が寝静まった家で静かに視聴したい方には気になる点かもしれません。その場合、ヘッドホンやイヤホンなどを使って対策をしてみましょう。

購入して届いた箱を持ち上げると、あまりの軽さに「本当にテレビが入っているの？」と心配になったという声が多数みられました。小柄な方や力のない女性でも持ち運びしやすい重量で、引っ越しなどで持ち運ぶ機会が多い方にもおすすめです。

「軽すぎて耐震性が不安」「子どもが触れて落下してしまうのでは？」という場合、maxzen公式サイトでは市販の耐震ジェルやディスプレイアームを推奨しています。あるいは壁掛けにするという選択肢もあります。壁掛けなら掃除がしやすくすっきりしたインテリアになるので、この機会に検討してみましょう。

以下の記事では、おすすめのテレビ転倒防止グッズをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

「大手メーカーと比べると画質が悪い」とする口コミが多い一方で、「安いので期待してなかったが想像以上の映像美」「10年以上前の大手メーカーモデルからの買い替えだが、こんなにキレイに映るとは驚き」といった声も多数寄せられています。

4Kテレビの評判に関してですが、他メーカーと比べると画質が劣るという口コミもありました。しかし、他メーカーより安いため低価格で4Kテレビが欲しい方にはおすすめです。

これは、maxzenのテレビに直下型LEDバックライト採用モデルが多いのがポイントとなっているようです。画面の端から発光させる従来のエッジ型と異なり、画面全体にLEDを配置することで色ムラを抑えくっきりした映像になります。以前は高額のテレビにしか採用されなかった技術なので、格安テレビで購入できるとは驚きですね。

口コミでは返品交換の迅速な対応に感心する声が多数です。毎日使うテレビだからこそ、速く対応してもらえるのはポイントが高いですね。

購入から1か月で初期不良を確認した場合は無料交換となりますが、口コミによると電話連絡から数日で新品が届き、その際に故障機を引き渡すという流れのようです。細かい条件によって対応が異なる場合もありますが、返品確認を待たずに代替品を送ってもらえるのはかなり時間の短縮になりますね。

また保証期間内なら修理だけでなく送料も無料で対応してもらえます。ただし規定に沿わない場合に有料となるケースもあるようなので、気になる方は修理依頼時に確認しておきましょう。

複雑な機能が少ないため、リモコンがシンプルな点もmaxzenのテレビの魅力のひとつにあげられます。口コミの中でもリモコンの使いやすさを口にする方が多く、特に操作に不安のあるご高齢の世帯では使い勝手がいいと好評です。ERIZA（エリザ）モデルならリモコンを2台装備しているので、不具合や紛失時にも安心です。

故障の場合は代替リモコンを購入することもできます。また、1年以内なら保証がきくケースもあるので、詳しくはmaxzenのサポートをチェックしてみましょう。

maxzenのテレビには「前面スピーカー」を採用しているモデルが多く、音声が聞き取りやすいというメリットがあります。特にご高齢の方で喜ばれるケースが多いようです。

ただし、詳しくみていくと「音声ははっきりしているが、低音が響きにくい」とする口コミもあり、ライブ映像などを楽しみたい場合は別途スピーカーの購入を検討した方がいいかもしれません。

maxzenのテレビは現在のところYou TubeやNetflixなどのVODに対応していませんが、mazxenのテレビでもVODを視聴できる方法が3つあります。

• テレビをパソコンのモニターとして使う

HDMIケーブルでテレビとパソコンをつなげば大きな画面でVODを楽しめます。

• 「Chromecast」や「Fire TV Stick」などのストリーミングデバイスを使う

ネット環境でストリーミングデバイスをテレビのHDMI端子に接続すればVODを視聴できます。ストリーミングデバイスによって対応VODは異なるので購入前に確認をしましょう。

• ストリーミングデバイスを使ってiPhoneやAndroidスマホをミラーリングする

機種によってはミラーリングに対応していない端末もあるため事前に確認してください。

maxzenのテレビは4K・フルHD・HDに分かれています。40インチまでのサイズであれば、フルHDで充分キレイな画質を楽しめます。HDモデルでも画質よりコスパを重視する場合、「この価格なら満足」という方が多いようです。40インチ以上の場合、より精密な画質を求めるなら4Kがおすすめです。ただしより高額にはなるので、コスパと画質どちらを優先するか検討しましょう。

なお4K放送を視聴するためには4Kチューナーが必要です。4Kチューナー非搭載の場合は、別途4Kチューナーを用意する必要があります。4Kチューナー非搭載のモデルも多いため、購入の際には確認が必要です。

テレビのサイズを選ぶ際の決め手となるのは「最適視聴距離」です。一般的にフルHDテレビならテレビの高さの3倍、4Kテレビなら1.5倍の距離になります。あくまで目安のため、近すぎると感じたときに距離を離せるようスペースに余裕をもたせておきましょう。

ベッドルームや子ども部屋なら、小さめサイズの32型以下がおすすめです。マンションや一般的な戸建てのリビングなら40～50型程度、12畳以上の広々したリビングなら50型以上がいいでしょう。ちなみに、maxzenで現在扱っているのは24～75インチとなっています。

maxzenのテレビの多くは、外付けHDDを取り付けることで録画が可能になりますが、中でも「Wチューナー」搭載モデルならテレビ視聴時の裏番組録画が可能です。maxzenのテレビの場合、2万円以下のモデルはシングルチューナーが多いようです。録画をしないのであれば、シングルチューナーの方がコストを抑えられます。

シングルチューナーの場合でも、チューナー内蔵のレコーダーを接続すれば裏番組録画も可能です。お手持ちのレコーダーの有無で選んでもいいでしょう。

視野角が狭いと、斜めや横から観たときに色調の違和感や見えづらさがストレスになることもあります。真正面から観る場合は問題ありませんが、お部屋の間取りの関係で斜めに観ることが多いのであれば視野角の広いものがおすすめです。

広視野角を求める場合は、IPSパネルやADSパネルがおすすめです。逆に、ほぼ真正面のみの視聴の場合は、IPSパネルよりもコントラスト比が高く迫力ある画質を楽しめるVAパネルが向いています。maxzenのテレビでは製品によりIPS・ADS・VAいずれかのパネルを採用しています。それぞれ強みがあり視聴環境を考えて選びましょう。

HDMI端子は、ゲーム機器やChromecastなどのストリーミング接続に必要です。「テレビだけ見れればOK」という方は少なくても大丈夫ですが、ゲームや動画再生などさまざまな楽しみ方をしたい方は、端子の多いモデルの方が付け替えの手間を省けます。

maxzenの場合は2～4端子で、価格の安いモデルほど端子が少ない傾向にあります。使う予定のある方はよくチェックしておきましょう。家族が集まるリビング用なら、それぞれがお気に入りのデバイスを楽しめる多端子のものがおすすめです。

せっかくMAXZENのテレビを購入しても、映らない・きれいに映らないなどの不具合が出る場合があります。そんなときは、まずはアンテナが正しく繋がっているか、接続を確認してください。

それでも映らない場合は、電波が弱くないかアンテナレベルを確認しましょう。確認して電波が弱い場合は、アンテナの向きを調整してください。さらに、アンテナ線の芯が折れたり曲がったりしている場合もあります。確認して折れたりしていたらアンテナケーブルを交換しましょう。

格安モデルで有名なmaxzenのテレビをご紹介しました。口コミでも高評価が多く人気のジェネリック家電メーカーのテレビといえます。「画質にはこだわらない方向け」とされつつも、直下型LEDバックライトや4K対応など、品質の高さがその裏付けとなっているようです。購入を迷われている方は、この記事をぜひ参考にしてください。