コールマン テント ツーリングドーム ST

ツーリングドームSTは、ソロキャンプ用・ツーリング用に人気のテントです。ソロ・ツーリングキャンプでは、コンパクトで運びやすく、設営が簡単なテントが便利ですよね。ツーリングドームSTは1人～2人用のコンパクトなテントで、初心者でも簡単に設営できて、コスパも抜群です。

タープが不要なほど前室が広く、レイアウトが変えやすい、通気性が良いなどの魅力もあります。ただ重いという意見もあり、実際の使用感が気になるところでしょう。使用感や欠点を知るには、購入者の口コミが参考になります。

今回はコールマンのツーリングドームSTの評判・口コミ・レビューについて調査しました。コットの入れ方やツーリングドームSTとツーリングドームSTプラスの違い、LXとのサイズの違いなども、ご紹介するのでぜひ最後までご覧ください。

ツーリングドームSTは、クロスフレーム式とポールポケット方式を採用しており、設営が簡単です。クロスフレーム式のポールは、構造的に強度が高く、設営しやすくなっています。一般的なテントは、4隅にあるピンにポールを差し込みます。

ツーリングドームSTは、背面にあるポケットにポールを差し込むだけで良く、ピンよりもポケットの方がポールが外れにくいです。差し込み口とポールの色が同じなので分かりやすく、慣れれば10分程度で設営できます。

ツーリングドームSTは、1人～親子2人が使うのにピッタリのコンパクトサイズです。使用時のサイズは約210×120×100(h)cm。寝袋を2つ置けるサイズですが、横幅120cmは大人が2人寝るのにギリギリで窮屈という口コミが多くなっています。

子ども1人と大人1人なら大丈夫という意見が多いので、親子2人なら問題なく使用できます。大人が2人使う場合は、荷物を前室かテント以外の場所に置くなどの工夫が必要になります。

ツーリングドームSTは、前室が広く、後室も作れるのが魅力です。テントの前室はリビングにしたり、荷物置き場に便利ですが、ツーリングドームSTの前室は広いので、大きな荷物も置けます。初心者は荷物が多くなりがちなので、前室が広いのは非常にありがたいです。

テント背面のフライシートを開放すれば、後室を作れるので後方から出入りもできます。人が寝ていて前室から出入りがしにくい場合も、後室から出入りができるので便利です。

ツーリングドームSTは、自分の好みに合わせてレイアウトを変更できます。前室のフライシートはサイドを上げるなど、位置を変更すればさまざまアレンジが可能です。タープが無くても、前室のフライシートと別売のポールでキャノピーを作れます。

ハンギングチェーンなど別売品と組み合わせれば、レイアウトのパターンは更に広がります。

ツーリングドームSTは、テント内に便利なポケットが付いています。ポケットは小物を収納できるので、スマホなどを収納するのに便利です。ただ、ツーリングドームSTは長く販売しているので、時期によってポケットが2つのモデルと1つしかないモデルがあります。

ポケットの数が気になる場合は、購入前にポケットの数を確認した方がいいでしょう。

ツーリングドームSTは、通気性が良いので暑い日でも快適に過ごせます。ツーリングドームSTには、全面・背面にメッシュドア、フライシート上部に通気口、インナーテントの天井にも窓があります。 空気の入り口が多いので、通気性抜群です。

メッシュドアはカバー・ジッパーが付属するので、完全開放・メッシュを選択可能で、寒い日は閉じて風をシャットアウトできます。

ツーリングドームSTは、カラーバリエーションが豊富で限定カラーも販売されています。ツーリングドームSTは、グリーンとブラウンを組み合わたカラーがスタンダードですが、アッシュやオリーブなどのAmazon限定カラーもあります。

現在は売り切れていますが、迷彩柄のツーリングドームSTも販売されていました。売り切れたカラーは、ネットオークションやフリマサイトに出品される場合もあります。

コールマンのツーリングドームSTは、リーズナブルな価格も魅力です。ツーリングドームSTは通常価格は17,000円ほどですが、1万円台前半で購入も可能です。安心感のあるメーカーの1人～2人用テントは2万円以上するので、かなり低価格になっています。

価格は安いですが、格安テントに比べると品質もしっかりしているので、コスパの良い1人～2人用のテントが欲しいならおすすめです。

コールマンのツーリングドームSTには、重量が重いというデメリットがあります。1人〜2人用のツーリングテントは2kg～3kgのものが多いですが、ツーリングドームSTは4.4kgあります。ツーリングドームSTは価格を抑えるために、アルミ合金より重いグラスファイバーを使用しているからです。

ツーリングテントは軽量な方が良いので、重いのは無視できないデメリットです。とはいえ、バイクなら問題なく運べるという意見もあり、ツーリングテントとして重大な欠点ではありません。

ツーリングドームSTは、オールシーズン使用可能ですが、冬キャンプに使う場合は防寒対策無しでの使用は厳しいです。通気性の良いツーリングドームSTですが、空気の入り口は全て遮断できます。空気を遮断してグランドシート・アルミシートを敷けば、外気温よりテントの中は2℃～3℃高くなったという口コミもあります。

とはいえ、断熱効果のある素材などは一切使われていないので、寒い冬キャンプでは暖房器具などを使用するのがおすすめです。

ツーリングドームSTには、専用のグランドシートは付いてないので、別にグランドシートを準備する必要があります。インナーテントより大きいと雨水や泥が侵入し、小さくても問題があるのでインナーテントと同じくらいサイズのグランドシートがおすすめです。

ツーリングドームSTのインナーテントは120cm×210cmで、ピッタリのサイズのグランドシートは多数販売されています。安く済ませたい場合は、ブルーシートをちょうど良い大きさに折って使ってもいいでしょう。

砂利や小石がある地面にテントを設置する場合は、コット設置しないと眠れません。ツーリングドームSTの中にコットは入りますが、ツーリングドームSTのサイズ・210cm×120cmより小さいコットを選びましょう。

また、組み立てたコットを完成したツーリングドームSTの中に入れるのは難しいです。コットを先に組み立てて、インナーテントの中に入れてからテントを設置しましょう。

ツーリングドームSTが汚れた場合は、汚れを取り除いてから保管しましょう。汚れが付いたままだと悪臭・カビの原因になります。テントは固く絞った布で拭き取り、洗剤を使う場合は色落ちする有機製剤は避けて、中性洗剤を使用します。

生地の防水コーティングを傷つけないように、強くこすらないようにしましょう。ペグやポールについた汚れも錆びの原因になるので、しっかり拭いてください。濡れたまま保管せずに、テント・ペグ・ポール共に良く乾燥させてから収納しましょう。

ツーリングドームSTプラスは、2020年に発売されたツーリングドームSTの上位モデルです。サイズ・形状・機能はほぼ同じですが、STプラスはフライシートにダークテクノロジーを使用した分厚い生地を採用しています。

生地が丈夫で耐久性が高く、温度上昇を抑える効果があるので、暑い夏場でもより快適に過ごせます。ただし、STプラスはテント内が薄暗くなり、生地が分厚いので重量が少し重いのがデメリットです。

ツーリングドームLXは、2人～3人用のテントです。ツーリングドームSTとツーリングドームLXの使用時のサイズを比較すると、以下のようになっています。

• ツーリングドームST：約210×120×100(h)cm
• ツーリングドームLX：約210×180×110(h)cm

ツーリングドームSTより縦幅が60cm広いので、1人分横になるスペースが増えたサイズになっています。

ツーリングドームSTの立て方は以下の通りです。

1. ロゴマーク側を前にして、インナーテントを広げる
2. 黒のメインポールを伸ばす
3. インナーテントリア側のポケットに、メインポールを差し込む
4. ポールを交差させて、対角線上のポケットに差し込む
5. ポールを立ち上げ上側になったポールに、インナーテント中央のフックを差し込む
6. 残りのフックをポールに差し込む
7. グレーのフロントポールを伸ばして、インナーテント横のグレーのフックに差し込む
8. 4隅にペグを打ち込む
9. ファスナーが2つある方をフロントにして、フライシートを被せる
10. フライシート端のフックをインナーテント端のⅮリングにかける
11. フライシート内側のファスナーテープをポールに止めて固定
12. フライシートのファスナーを完全に閉めて、ペグを固定
13. 自在ロープをテントに結んで、ペグで固定して完成

ツーリングドームSTの評判・レビュー・口コミなどについてご紹介しました。ツーリングドームSTは少し重いのが難点ですが、設営が簡単で非常にコスパの高いテントです。ツーリングドームSTで、快適なキャンプを楽しんでください。