エアーテント（エアーフレームテント）おすすめ11選｜デメリットは？人気のロゴスも

「いつもテントの設営に時間がかかって、キャンプ時間を楽しみきれない！」そんなお悩みがある方には、エアーテントがおすすめです。エアーテントとは、フレームの代わりのエアーチューブに空気を入れることで自立させるテントで、エアーフレームテントとも呼ばれています。初心者や女性1人でも短時間で簡単に設営できるのが特徴です。

しかし、空気で膨らむ空気式のテントは強度や耐久性が不安ですよね。実は、フレームにあたるエアーチューブは強度の高い素材が採用されているため、普通のテントに劣らない強度や耐久性があります。また、金属ポールなどのパーツがないので、コンパクトに収納できるのも嬉しいポイントです。

今回は、エアーテントの選び方や魅力、デメリットなどを紹介します。値段が安いものや、ファミリー向けの大型エアーテントやインフレータブルテントも含むおすすめ商品も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「テントの設営に時間がかかって、遊ぶ時間がない！」と不満を感じている方にこそ、エアーテントがおすすめです。せっかくのキャンプも、テントの設営に時間がかかってしまっては楽しむ時間が減ってしまうだけでなく、大きめのテントの設営では体力も消耗してしまいます。

エアーポンプで空気を入れるだけで自立するエアーテントなら、初心者や女性でも簡単に10～20分で設営できます。ポールの組み立てなどで苦労することもありません。体力も消耗しないので、テントを設営したあとはキャンプ時間を思う存分楽しめます。

空気で膨らませるテントとなると、強風で折れたり飛ばされたりしないか不安に感じるかもしれません。エアーテントのチューブには、TPU（熱可塑性ポリウレタン）などの強くて丈夫な素材を採用しています。しっかり空気を注入したTPUは、一般的なフレームテントと同等かそれ以上の強度・耐久性があるのが特徴です。

強くて丈夫なエアーチューブを採用したエアーテントは安定感があるため、強風や急な突風にも耐えられます。自然に囲まれたキャンプ場でも、安心して使用してください。

金属ポールを使用していないエアーテントは、空気を抜くとコンパクトに折りたためます。また、収納バッグが付属している商品が多いので、自宅で保管しやすいのも魅力です。災害時にも役立つエアーテントは、収納バッグに入れておけばすぐに持ち出せます。

フレームのないエアーテントは軽そうなイメージですが、エアーチューブに頑丈な素材を使っているため総重量は重いです。軽さが特徴のアルミポールのテントに比べるとかなりの重量があるため、軽量テントをお探しの方には向いていません。

また、エアーテントに空気を入れるためのエアーポンプも持ち運ぶ必要があります。エアーポンプは手動と電動がありますが、電動エアーポンプもそれなりの重量です。駐車場からキャンプサイトまではアウトドアワゴンを利用するなど、持ち運びするときは工夫してください。

簡単設営が特徴のエアーテントですが、テントのサイズが大きくなるほど入れる空気が増えるので、手動ではかなり大変です。大型のエアーテントを利用する場合は、電動エアーポンプを用意しておくとスムーズに設営できます。

また、撤収時には空気を抜く手間があります。フレームテントはポールを抜いてたたむだけですが、エアーテントは入念に空気を抜きながらたたむ必要があるため、やや時間がかかる点がデメリットです。脱気機能付きの電動エアーポンプもあるので、ぜひ活用してください。

一般的なテントにはさまざまな形状がありますが、ほとんどのエアーテントはドーム型・2ルーム・トンネル型の3種類です。こちらではそれぞれの特徴を紹介しますので、購入時の参考にしてください。

エアーテントのサイズは、使用人数＋1人を目安に選ぶのがおすすめです。テント内には荷物置き場も必要なので、使用人数ちょうどのサイズだと狭く感じてしまいます。1人なら2人用・2～3人なら4～5人用・5～6人なら6～8人用など、余裕のあるサイズを選んでください。

なお、テントのサイズは大きくて困ることはありません。キャンプ中のほとんどの時間をテントで過ごしたい方やテント内のインテリアに凝りたい方は、4人で8人用など大きいサイズもぜひ試してみてください。

エアーテントを選ぶときは、天井高も注目したいポイントです。テントは寝室としてだけでなく、荷物整理や着替えなどを行う際にも利用します。かがんでする作業は腰に負担がかかるため、天井高は高い方がおすすめです。180～190cmの高さがあれば、背が高い男性でも立ったまま着替えられます。

自然の中で利用するエアーテントは、耐水圧にも注目してください。耐水圧とは、雨などの水分に対するテントの防水性を数値で示したものです。一般的なテントは1,500～2,000mmを基準としていて、ほとんどのエアーテントは2,000mm以上になっています。

「耐水圧が高いほど防水性が高いなら、もっと耐水圧の高いテントが欲しい」と思いがちですが、耐水圧が高いほど通気性が悪くなってしまうので、テントの場合は高すぎる耐水圧は好ましくありません。通気性の悪いテントは蒸し暑くて過ごしいにくいため、耐水圧は1,500mm以上を目安に選んでください。

エアーテントは、前室付きのものが便利です。前室とはテントの出入口から寝室までの間の空間で、靴や荷物を置いたりリビングとして使用できます。前室付きのドーム型テントもありますが、広い前室が欲しいなら2ルームやトンネル型テントがおすすめです。夜間にキャンプギアを収納すれば、盗難対策にもなります。

ベンチレーション（換気口）の数は、テント内での快適性に直結します。ベンチレーションやメッシュ窓などが2か所以上あり、空気が通り抜ける設計のテントは夏も涼しく過ごしやすいです。また、通気性がよくないと結露の発生にもつながり、風の影響も受けやすくなってしまいます。

テントの出入口が二枚扉のモデルもおすすめです。メッシュ素材のインナー扉だけ閉じておけば、通気性を確保したまま虫の侵入も防げます。さらに大きめの二枚扉が採用されていれば、虫よけしながら開放感たっぷりに大自然を楽しめます。

空気で膨らませるエアーテントは軽量なイメージがありますが、強く丈夫なエアーチューブ素材を使用しているためかなり重いテントです。大型のエアーテントになると、総重量20kg以上のものもあります。

テントの設営地点まで車で運べるのであれば問題ありませんが、駐車場からキャンプサイトまで持ち運ぶ必要がある場合は事前に対策してください。一般的には、アウトドアワゴンなどで運ぶのがおすすめです。

コールマンはアメリカ生まれのアウトドア総合メーカーで、日本で最も認知度の高いメーカーともいわれています。コールマンのエアーテントは、広い前室のあるトンネル型が人気です。テント内は居住性が高く、圧迫感がないので快適に過ごせます。テントデザインの豊富さも人気のポイントです。

ネイチャーハイクで販売されているエアーテントには、寝室とリビングが付いた広いタイプがあります。家族で使うのに便利であり、広いスペースで快適です。また、煙突も使用可能で冬のキャンプにも向いています。

ケシュアは、フランスのスポーツ用品チェーン『デカトロン』のアウトドアブランドです。ケシュアのエアーテントは、値段の安さと独自開発の高機能に定評があります。夏は涼しく冬は暖かい『FRESH＆BLACK素材』は遮光性が高くUVカット加工がされているので、真夏のキャンプも快適です。

メイプルリーフのロゴが印象的なロゴスは、日本生まれのアウトドア総合メーカーです。「水辺5メートルから標高800メートルまで」を掲げるファミリーブランドで、おしゃれなエアーテントを豊富に販売しています。エアマジックシリーズは、初心者1人でも簡単に設営できる大型エアーテントがファミリー層に人気です。

ハイランダーは、アウトドア通販サイト『ナチュラム』のオリジナルブランドです。ハイランダーのテントはデザイン性の高さが有名で、蓮型テントや『ルーミィ』『ミーニィ』などのエアートンネルは、おしゃれにこだわるキャンパーの間でも話題になっています。別売りのタープとも連結できるので、ぜひチェックしてみてください。

安価でおしゃれなテントとして人気なのが、トモウント（TOMOUNT）です。中国の蘇州で誕生したアウトドアブランドで、大型から小型までのさまざまなタイプのテント・タープ・チェア・ストーブなど多くのアイテムを扱っています。おしゃれなデザイン・カラーにブランドロゴの入ったテントが高評価で注目アイテムです。

ローベンス（ROBENS）は、デンマークのテント専門ブランドです。背の高いテントが多いため背の高い方でも立って歩きやすく、居住性のいいところが特徴です。その他、雨風に対する耐久性にもこだわっており、厳しい品質テストをクリアした商品が販売されています。

遮熱性・保温性が高く質量の軽い素材を多くのテントで採用しているので、夏も冬も快適に過ごしやすく、持ち運びしやすいのも嬉しいポイントです。

ヘイムプラネットはドイツのアウトドアブランドです。五角形のエアーフレーム「インフレータブル・ダイヤモンド・グリッド」と呼ばれる特徴的な自立型フレームがウリです。近未来的なデザインのテントは、キャンプ場で目立ちます。見た目だけでなく強風などへの耐久性も高いです。

テントファクトリーは日本企画・グローバル生産のアウトドアブランドです。リーズナブルな価格設定ながら高いクオリティの商品展開が人気で、キャンプ初心者にとってギア一式をそろえやすいとも言われているメーカーです。

代表的な「エアキャビン4」は前室にクリアウィンドを採用していて、大きさもあり自然を感じやすいのが特徴です。グランドシートも付いているので、靴を脱いでくつろぐ楽しみ方もできます。

空気を入れるだけで簡単に設営できるエアーテントは、災害用テントとしても注目されています。災害時の避難所でプライベート空間を確保するためには、テントは欠かせません。ペグ打ち不要で自立できるエアーテントは、災害用テントとして最適です。

エアーテントは、小型から大型までさまざまなサイズ展開をしています。災害用には、持ち出しやすい5kg程度の小型テントがおすすめです。避難グッズの傍に置いておくと、いざというときに役に立ちます。

この記事では、エアーテントの選び方とおすすめランキングを紹介しました。設営が簡単なエアーテントは、キャンプ時間を大切にしたい方におすすめのテントです。お気に入りのエアーテントを見つけて、アウトドアをさらに楽しんでください。