コールマン テント トンネル2ルームハウス LDX

グループキャンプは、昼も夜もみんなで一緒のテントで過ごしたいですよね。しかし、大きなテントは設営しにくく、仕方なく複数のテントを持ち込んでいませんか？今回は、大人5人で広々使える、コールマンのトンネル2ルームハウスLDX+をご紹介します。

初心者や力が弱い方にも簡単に設営できる親切設計、さらに、日光を遮断する「ダークルームテクノロジー」を採用し、オールシーズン快適なキャンプが楽しめます。一方で、やや重量が重いのが難点などの声もあるようです。

本記事では、コールマンのトンネル2ルームハウスLDX+の評価やレビューを徹底調査しました。あわせて、MDX+とのサイズの違いや、冬も快適に使えるかなども解説しているので購入時の参考にしてください。

コールマンのトンネル2ルームハウスLDX+は、従来のドーム型テントと比較して設営が簡単です。ポールの先端を差し込むグロメットには伸縮ベルトが付属し、難しい張りの調整もスムーズに行えます。

また、メインポールをあらかじめわずかに湾曲させて設計しており、フライシートの生地に引っかからずに通せるのもメリット。初心者にも手早く設営できる工夫が凝らされ、目が離せないお子さん連れのキャンプでも安心です。

トンネル2ルームハウスLDX+の居室サイズは300×235cmで広々と使えます。大人5人で寝てもゆとりがあり、さらにフライシートにより広い前室を確保できるのが魅力。キャンプギアや汚れた靴などを居住スペースとは別に収納できるのもメリットです。

面積が広いトンネル2ルームハウスLDX+なら寝る場所としてだけでなく、テーブルセットを持ち込んでグループやファミリーで食事や団らんをゆったり楽しむことも可能です。

トンネル2ルームハウスLDX+は、風通しがよい構造です。大型ドアと4枚のメッシュスクリーンを採用して優れた通気性を確保。夏場の熱気や雨天時の湿度がこもりにくく、最大人数の5人で使用しても1年中快適に過ごせます。

また、テント後方にはベンチレーターも設置しています。高いところに溜まりやすい高温の空気を排出することで、結露を防げるのもメリット。さらに、メッシュスクリーンやベンチレーター、嫌な害虫が入り込むのをブロックするのもポイントです。

トンネル2ルームハウスLDX+は、コールマンが開発した遮光システム「ダークルームテクノロジー」を搭載しています。光の透過を90％以上ブロックする素材をインナーに施し、テント内の温度上昇を抑えて涼しく過ごせるのがメリットです。

同社製の従来のテントとの比較では最大13.5℃の温度差を実証し、99.99％のUV遮蔽率で日焼けの心配も無用。フルクローズにすると真っ暗になるので、朝日や車のライトで起こされたくない方にもおすすめです。

トンネル2ルームハウスLDX+のインナーテントにはスカートが付いていません。テントのスカートには、テント内部への外気の侵入を防ぐアイテムです。このため、冬場のキャンプでは足元からの冷気の吹き込みで内部温度がやや低下することもあります。

また、悪天候に合えば雨や風で地面が濡れたり、強風時にはほこりが舞い込むことも。一方で、スカートがない分だけ収納やメンテナンスの手間が省けると考えると、多少のデメリット程度とも言えます。

広い居住スペースと前室を備えたトンネル2ルームハウスLDX+ですが、サイズの大きさに比例して重量が増すのが難点です。アルミ合金製ポールを採用するなど軽量化がはかられているようですが、実質の総重量が約19kgとヘビーウェイトになっています。

このため、バイクでのツーリングや自転車、徒歩で行くキャンプには向いておらず、目的地までの移動手段がほぼマイカーに限定されるのが実情です。

トンネル2ルームハウスLDX+のインナーテントは吊り下げ式です。メインポールで設営したフライシートの下にフックが付属しており、インナーテントのパーツを引っ掛けるだけで簡単にダブルウォールテントが組み立てられる設計になっています。

しかし、使用を繰り返しているうちに、ストレスで吊り下げパーツが破れることがあります。他の部分よりも劣化が比較的早く現れるというレビューもあるので、使用時には充分注意する必要がありそうです。

デメリットでも挙げたように、トンネル2ルームハウスLDX+のインナーテントにはスカートが装備されていません。フライシートのリビングエリアのみにスカートがあるものの、ドア側や後部などから隙間風が入りやすい形状です。

このため、冬場の使用には幕内の暖房方法や防寒対策を考慮する必要があると言えます。市販のキャンピングマットなどを活用してスカートを自作して取り付ける方法もおすすめです。

トンネル2ルームハウスLDX+とタフスクリーンMDX+のスペックを比較します。

居住スペースサイズがやや広いのはMDX+、天井が5cm高く500g軽量なのがLDX+。対応人数は両者とも同じですが、MDX+はペグなしで自立するため設営が簡単なのが特徴です。

これからキャンプを始める方にぜひおすすめしたいのがトンネル2ルームハウス スタートパッケージです。テントを設営するために必要なアイテムが全て揃っており、目的地に到着して「忘れ物をした！」ということにならないのがメリットです。

プラスチックペグやスチールペグ ・ロープ、設営するためになくてはならないハンマーやなどもセット。テント内を汚さないグランドシートに寝室用インナーマットなど、一度にすべてのキャンプギアが揃います。

コールマンのトンネル2ルームハウスLDX+は、ファミリーやグループでにぎやかに過ごせるおすすめのテントです。光と温度を遮るダークルームテクノロジーを搭載し、快適なキャンプが実現します。本記事を参考に、購入を検討してみてください。