【爆発】突然電子レンジが発火する原因・対処法|温めてはいけないものは?

近年では電子レンジの爆発・発煙などの事故が増えています。電子レンジは普及率が高く、ガスや火を使わないため正しい使い方を意識せずに使っている人も多いです。そこで、今回は電子レンジによる爆発・火災・火事の原因や対策、電子レンジの安全な使い方を解説します。発火したときの対処法も必見です。

2022/08/01 更新

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電子レンジはガスコンロのように火を使わないので、発火や火災の原因になりにくいと考える方もいるかもしれません。しかし、電子レンジも使用方法を間違えると危険な発火や爆発を引き起こす可能性があります。頻繁に使う家電だからこそ、正しく安全に使いたいですよね。

 

実は電子レンジは、レンジ内の汚れから火災に発展することもあります。また、使い方を間違えると、大惨事になりかねません。普段から、レンジ内の清潔を保っておくことも重要です。

 

この記事では、電子レンジの庫内で火花が散ったときに考えられる原因・発火したときの対処法・誤った電子レンジの使い方を紹介します。発火を防ぐ対策方法も紹介しますので、普段から気をつけるべきポイントをしっかり確認してください。火事の原因とならないよう気をつけましょう。

電子レンジによる火災事故は年々増加傾向にあります。実際に東京消防庁管内だけでも、平成25年には電子レンジによる火災が29件も発生しています。電子レンジの庫内で発生した火災の約5割が食品の過熱、つまり、食材に適した加熱時間よりも長く温めたのが原因です。

 

NITの調査によると、発火・発煙などの事故については平成20年から平成24年までの間で476件報告されています。テレビでもたびたび電子レンジによる食品の過熱の危険性が取り上げられていて、下記の動画のような映像が話題になっています。

 

また、痛ましい死亡事故につながるケースもあるので気をつけましょう。庫内の狭い空間で発生した火災でも、場合によってはあっという間に燃え広がります。こうした火災を防ぐためにも、考えられる原因を知っておきましょう。

 

※音が出ます

電子レンジから火花が出る・爆発する原因について解説します。うっかりやってしまいそうな点が多いので、気をつけながら電子レンジを使用しましょう。

 

【目次】

食品によっては長時間温めすぎると焦げて煙や火が出るものがあります。とくに、さつまいもや中華まんなど、過剰に熱が加わると水分が蒸発して炭化が進みやすいものは気をつけましょう。炭化が進むと発生する可燃性ガスに引火すると爆発する恐れもあります。

アルミホイルを電子レンジで加熱すると、火花が出て火災に繋がる可能性があります。そもそも、電子レンジは電磁波(マイクロ派)を庫内に照射して食品を加熱します。

 

このマイクロ波は水分に吸収されて分子の振動により食品を温めますが、アルミのような金属は通り抜けられません。加熱すると電磁波の刺激でスパークが発生し、火花がでる原因となります。

食品の包装にはそのまま電子レンジで温められるものと、そうでないものがあります。とくに、冷凍食品や総菜のお弁当などは包装や容器によって加熱方法が異なるため、必ず袋やパッケージの表記を確認してください。

電子レンジは上部・側面・背面に一定の空間を開けて設置するように定めている商品が多いです。これは、電子レンジの側面や背面には吸気口や排気口があるためで、壁に付けて設置すると熱が逃げ場を失い、煙が出る場合があります。

 

また、周りに荷物が置いてあったり、吸気口や排気口をホコリが塞いでいたりする場合も同じです。電子レンジの周りに荷物・可燃物を置かず、定期的に吸気口や排気口を掃除しましょう

油汚れや食品が跳ねてこびりついた汚れ・焦げなどが付着したまま電子レンジを使用すると、汚れから火花が散る場合があります。汚れた部分に電磁波が集中すると起こりますが、火花はすぐに炎に変わり大きな火災に繋がるので気をつけましょう。

 

また、汚れていると加熱効率も悪くなります。使用後はこまめに掃除をして汚れを残さないようにしましょう。

電子レンジ内の汚れはすぐにこびりつくため、掃除しても汚れが落ちないと困っている方も多いです。そこで、電子レンジのお手入れ方法をご紹介します。

 

準備するもの】

  • 重曹やセスキ炭酸ソーダ
  • コップ
  • キッチンペーパー
  • タオル

 

手順】

  1. コップに水をため、重曹やセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯溶かす
  2. 1をラップをしないで電子レンジに入れ、5分加熱する
  3. 20分以上放置する
  4. 扉を開け、キッチンペーパーにコップ内の水を付けて庫内を拭く
  5. 汚れが落ちたらタオルで乾拭きする

 

ダイソーや薬局では電子レンジ専用の洗浄剤が販売されています。専用洗剤を使えばもっと簡単にお手入れできるのでおすすめです。

電子レンジの寿命は約10年といわれています。マイクロ波を出す部品であるマグネトロンが寿命に達した場合や、マグネトロンへの湿気を防ぐ雲母板自体が発火した場合は買い替えのサインかもしれません。電子レンジの汚れが原因となって発火する場合もありますが、状態によっては雲母板を交換すると使い続けられる場合もあります。

さまざまな食材の調理や加熱ができる電子レンジですが、なかには加熱すると発火や爆発をする食材があります。ここでは、電子レンジでの温めが不向きな食材・加熱してはいけない容器を紹介しますので参考にしてください。

電子レンジで加熱する際に注意が必要な食材は、水分の少ない野菜やいも類・乾燥した食材や皮膜のある食材・粘度の高い液体があげられます。以下にNGの食材とNG理由についてまとめました。

 

  水分の少ない野菜やいも類

乾燥した食材や皮膜のある食材

粘度の高い液体

NGの食材例
  • さつまいも
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • ドライフルーツ
  • 卵(生卵/ゆで卵)
  • 皮付きのウインナー
  • ポップコーン
  • カレー
  • シチュー
NGの理由

加熱しすぎると水分が蒸発して炭化が進みやすく、

焦げて発火する恐れがある

破裂して発火・爆発に繋がる恐れがある 突沸を起こし電子レンジ内に飛び散る恐れがある
 

水分の少ない野菜やいも類は少量の水とともに適正時間を守って加熱すれば、電子レンジで温められます。乾燥した食材や皮膜のある食材は、電子レンジでの加熱は避けましょう。ただし、皮付きウインナーの場合は皮に切れ込みを入れる工夫が有効です。

 

カレーやシチューなどドロッとした粘度の高い液体を温める際は必ずラップを使用し、かき混ぜながら温めるのがポイントです。

電子レンジで加熱してはいけない容器とNG理由を以下にまとめました。

 

NG容器 NG理由
ステンレス製やアルミ製など金属製の容器

電磁場が大量に発生し、放電を起こすと火花が散る

金で絵柄が書かれているもの
缶詰
レトルト食品のパッケージ アルミが含まれているパッケージが多い
木製・紙製・漆容器 炭素が多く含まれているため焦げやすく発火する
ペットボトル もともとホットの商品として販売されていても温めてはいけない

 

上記のものは必ず電子レンジ対応の耐熱性容器に移してから温めましょう。ヒビ・割れのある陶器や非耐熱のガラス・プラスチック容器は、割れたり変形したりするので電子レンジでの使用は避けてください。

ここでは、電子レンジを安全に使うためのチェックポイントを解説します。しっかり確認して、電子レンジを使う際に役立ててください。

 

  • 加熱中はときどき電子レンジの様子を見る
  • 食材ごとの適切な加熱時間を守る
  • 電子レンジで加熱していい食材・容器かを事前に確認する
  • 吸気口や排気口をふさがないよう、周囲に荷物は置かない
  • 冷凍食品を温めるときは、電子レンジ対応の包装かを確認する

 

電子レンジで加熱している間は、時間を効率的に使うために他の作業をしている方も多いと思いますが、臭いや異音に気づけるようにその場を離れないのが大切です。また、冷凍食品やレトルト食品には、電子レンジで温められるものと温められないものがあるので、必ず事前に確認しましょう。

万が一、電子レンジの中で火花が散ったり食材が燃えたりした場合は、扉を開けずに電源を遮断しましょう。慌てて扉を開けると大量の酸素に触れて爆発的に燃え上がる恐れがあります。扉を閉めたまま庫内の様子を見て、火が消えるかを確認してください。また、熱したガラス面を急速に冷却するとガラスが割れる危険があるので、水をかけるのもNGです。

 

なかなか火が消えない場合は、速やかに消火器などの消火器具を準備します。自力では火が消えず火災・火事が発生した場合は、119番通報で消防に連絡してください。

電子レンジは食事を美味しく温めたり、時短調理に活躍したりと日常に欠かせない生活家電です。しかし、使い方を誤ると火花が出て火災に繋がる場合もあります。本記事の内容を参考にして、庫内に入れるものに気をつけ、安全に正しく使いましょう