【爆発】突然電子レンジが発火する原因・対処法を紹介|温めてはいけないものは?

近年では電子レンジの爆発や発煙などの事故が増えています。電子レンジは普及率が高く、ガスや火を使わないため、正しい使い方を意識せずに使っている人も多いです。そこで本記事では、電子レンジによる爆発・火災の原因や対策、電子レンジの安全な使い方を解説します。

2022/03/08 更新

電子レンジはガスコンロのように火を使わないので、発火や火災の原因になりにくいと考える方もいるかもしれません。しかし、電子レンジも使用方法を間違えると危険な発火や爆発を引き起こす可能性があります。

 

本記事では、電子レンジを使用していて庫内で火花が散ったときに考えられる原因や、誤った電子レンジの使い方を解説します。分かっているつもりでも「使い方を間違えていた!」ということがあるので、自分の使い方が間違っていないか、改めて確認しましょう。

 

危険な事故の原因にならないために、日頃からの対策方法についてもご紹介します。普段からどのようなことに気をつけて電子レンジを使用すればいいのか、自宅の電子レンジについて考えながら参考にしてください。

今すぐ見る!電子レンジが爆発・火花を散らす原因

近年、電子レンジによる火災事故は年々増加傾向にあります。実際に東京消防庁管内だけでも、平成25年には電子レンジによる火災が29件も発生しています。電子レンジの庫内で発生した火災の約5割が食品の過熱、つまり、食材に適した加熱時間よりも長く温めたことが原因です。

 

NITの調査によると、発火・発煙などの事故については、平成20年から平成24年までの間で476件報告されています。テレビでもたびたび電子レンジによる食品の過熱の危険性が取り上げられていて、下記の動画のような映像が話題になっています。

 

庫内の狭い空間で発生した火災でも、場合によってはあっという間に燃え広がります。こうした火災を防ぐためにも、考えられる原因を知りましょう。

 

今すぐ見る!電子レンジで温めない方がいい食材・容器

ここでは、電子レンジから火花が出る・爆発する原因について解説します。どれもうっかりやってしまいそうなことばかりです。日々の生活で気をつけながら、電子レンジを使用しましょう。

 

【電子レンジが爆発する原因】※クリックすると各見出しへジャンプします

長時間加熱しすぎている

食品によっては長時間温めすぎることで焦げて煙や火が出るものがあります。とくに、さつまいもや中華まんなど、過剰に熱が加わると水分が蒸発して炭化が進みやすいものは注意が必要です。炭化が進むことで発生する可燃性ガスに引火すると爆発する恐れもあります

アルミホイルを使用している

アルミホイルを電子レンジで加熱すると、火花が出て火災に繋がることがあります。そもそも電子レンジは、マイクロ波という電磁波を庫内に照射して食品を加熱します。

 

このマイクロ波は、水分に吸収されて分子の振動により食品を温めますが、アルミのような金属は通り抜けることができず、加熱すると電磁波の刺激でスパークが発生します。

電子レンジ不可の包装をそのまま温めている

食品の包装にはそのまま電子レンジで温められるものと、そうでないものがあります。とくに、冷凍食品や総菜のお弁当などは包装や容器によって加熱方法が異なるため、必ず袋やパッケージの表記を確認してください。

吸気口・排気口をふさいでいる

電子レンジは上部・側面・背面に一定の空間を開けて設置するように定めている商品が多いです。これは、電子レンジの側面や背面には吸気口や排気口があるためで、壁に付けて設置すると熱が逃げ場を失い、煙が出ることがあります。

 

また、周りに荷物が置いてあったり、吸気口や排気口をホコリが塞いでいたりする場合でも同じです。電子レンジの周りに荷物・可燃物を置かず、定期的に吸気口や排気口を掃除しましょう

電子レンジ庫内が汚れている

油汚れや食品が跳ねてこびりついた汚れ・焦げなどが付着したまま電子レンジを使用すると、汚れから火花が散ることがあります。汚れた部分に電磁波が集中することで起こるものですが、火花はすぐに炎に変わり大きな火災に繋がることもあるので注意が必要です。

 

汚れていると加熱効率も悪くなるので、使用後はこまめに掃除をして汚れを残さないことが大切です。

電子レンジのお手入れ方法

電子レンジ内の汚れはすぐにこびりつくため、掃除しても汚れが落ちないと困っている方も多いと思います。そこで、電子レンジのお手入れ方法をご紹介します。

 

【準備するもの】

  • 重曹やセスキ炭酸ソーダ
  • コップ
  • キッチンペーパー
  • タオル

 

【手順】

  1. コップに水をため、重曹やセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯溶かす
  2. 1をラップをしないで電子レンジに入れ、5分加熱する
  3. 20分以上放置する
  4. 扉を開け、キッチンペーパーにコップ内の水を付けて庫内を拭く
  5. 汚れが落ちたらタオルで乾拭きする

 

ダイソーや薬局では電子レンジ専用の洗浄剤が販売されています。専用洗剤を使えばもっと簡単にお手入れできるのでおすすめです。

電子レンジの寿命がきている可能性

電子レンジの寿命は約10年といわれています。マイクロ波を出す部品であるマグネトロンが寿命に達した場合や、マグネトロンへの湿気を防ぐ雲母板自体が発火した場合は買い替えのサインかもしれません。電子レンジの汚れが原因となって発火することもありますが、状態によっては雲母板だけを交換して使い続けることも可能です。

今すぐ見る!電子レンジを安全に使用するためのチェックリスト

さまざまな食材の調理や加熱ができる電子レンジですが、中には加熱することで発火や爆発をする食材があります。ここでは、電子レンジでの温めが不向きな食材に加え、加熱してはいけない容器も併せて紹介しますので参考にしてください。

 

電子レンジNGの食材

電子レンジで加熱する際に注意が必要な食材は、水分の少ない野菜やいも類・乾燥した食材や皮膜のある食材・粘度の高い液体があげられます。以下にNGの食材とNG理由についてまとめました。

 

  水分の少ない野菜やいも類

乾燥した食材や皮膜のある食材

粘度の高い液体

NGの食材例
  • さつまいも
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • ドライフルーツ
  • 皮付きのウインナー
  • ポップコーン
  • カレー
  • シチュー
NGの理由

加熱しすぎると水分が蒸発して炭化が進みやすく、

焦げて発火する恐れがある

破裂して発火・爆発に繋がる恐れがある 突沸を起こし電子レンジ内に飛び散る恐れがある
 

水分の少ない野菜やいも類は少量の水とともに適正時間を守って加熱すれば、電子レンジで温められます。乾燥した食材や皮膜のある食材は、電子レンジでの加熱は避けましょう。ただし、皮付きウインナーの場合は皮に切れ込みを入れる工夫が有効です。

 

カレーやシチューなどドロッとした粘度の高い液体を温める際は必ずラップを使用し、様子を確認しながら少しずつ加熱するのが大切です。

電子レンジNGの容器

電子レンジで加熱してはいけない容器とNG理由を以下にまとめました。

 

NG容器 NG理由
ステンレス製やアルミ製など金属製の容器 電磁場が大量に発生し、放電を起こすことで火花が散る
金で絵柄が書かれているもの
缶詰
レトルト食品のパッケージ パッケージにはアルミが含まれていることが多い
木製・紙製・漆容器 炭素が多く含まれているため焦げやすく発火する
ペットボトル もともとホットの商品として販売されていても温めてはいけない

 

上記のものは必ず電子レンジ対応の耐熱性容器に移してから温めましょう。ヒビ・割れのある陶器や非耐熱のガラス・プラスチック容器は、割れたり変形したりするので電子レンジでの使用は避けてください。

ここでは、電子レンジを安全に使うためのチェックポイントを解説します。これまで記事の中で説明したことのまとめになりますが、改めて確認して、電子レンジを使う際に役立ててください。

 

  • 加熱中はときどき電子レンジの様子を見る
  • 食材ごとの適切な加熱時間を守る
  • 電子レンジで加熱していい食材・容器かを事前に確認する
  • 吸気口や排気口をふさがないよう、周囲に荷物は置かない
  • 冷凍食品を温めるときは、電子レンジ対応の包装かを確認する

 

電子レンジで加熱している間は、時間を効率的に使うために他のことをしている方も多いと思いますが、臭いや異音に気づけるようにその場を離れないことが大切です。また、冷凍食品やレトルト食品には、電子レンジで温められるものと温められないものがあるので、必ず事前に確認しましょう。

万が一、電子レンジの中で火花が散ったり食材が燃えたりした場合は、扉を開けずに電源を遮断しましょう。慌てて扉を開けると大量の酸素に触れて爆発的に燃え上がる恐れがあります。扉を閉めたまま庫内の様子を見て、火が消えるかを確認してください。

 

それでもなかなか火が消えない場合は、速やかに消火器などの消火器具を準備します。自力では火が消えず火災が発生した場合は、119番通報で消防に連絡してください。

電子レンジは食事を美味しく温めたり、時短調理に活躍したりと日常に欠かせない生活家電です。しかし、使い方を誤ると火花が出て火災に繋がる場合もあります。本記事の内容を参考にして、庫内に入れるものに注意し、安全に正しく使いましょう