電子レンジの寿命のサインを見極めよう!耐用年数はどのくらい?

電子レンジには寿命があり、不調が続く場合は買い換える必要があります。しかし使い方によっては、本来の寿命より早く壊れてしまうことも…。本記事では電子レンジの寿命と電子レンジを長持ちさせる方法、そして賢く処分する方法を紹介しています。電子レンジを長く大切に使うためにも、ぜひ参考にしてください。

2021/09/28 更新

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電子レンジの寿命は一般的に約10年と言われています。電子レンジの加熱処理のための重要な部品である「マグネトロン」の寿命がおよそ10年だからです。10年を超えるとうまく温まらない、途中で作動しなくなるといったことが起きやすくなります


また10年を超えて20年30年と長い間使用していると、うまく温まらないだけでなく発火や爆発の危険もあるため買い替えを検討することをおすすめします。機能や性能が大きく進化しているため、便利さも実感できるでしょう。


毎日使う家電である電子レンジ、長く大切に使いたいですよね。この記事では電子レンジを買い替えた方がいいタイミングや長持ちさせるコツ、さらに意外と知らない処分方法について解説します。修理費用の相場もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

一般的に電化製品は徐々に部品が劣化するケースが多いため、故障前に何らかの不具合が起こります。電子レンジも同様に、故障する前にいくつかの不調のサインがみられるので、早めに気づくことが大切です。

 

では、電子レンジの部品劣化に伴う不調サインを確認しましょう。

 

  1. 温まりが悪い
  2. 異音がする
  3. 頻繁に止まる
  4. ドアの開閉がおかしい
  5. 庫内で火花が発生する
  6. 電源が入らない・操作ボタンが反応しない

温まりが悪いと感じたり、食品の中心が冷たいままになるなど加熱にムラがあったりする時は、マグネトロンの劣化が考えられます。マグネトロンは電子レンジの機能を発揮するにあたり最も重要な部分であるため、故障してしまうと電子レンジが使えなくなります

 

マグネトロンの寿命はレンジの寿命と言っても過言ではありません。マグネトロンが故障した場合は、基本的に修理ではなく買い替えがおすすめです。

庫内が汚れていると火花が発生し、電子レンジから「パチパチ」という音が鳴る場合があります。また「キーン」「ブーン」といった音がする場合は、ファンの寿命の可能性が考えられます

 

ファンの駆動音は通常でも聞こえますが、明らかに今までより大きな音が鳴る場合は、故障を疑いましょう。仮に温めに問題がなくても、異音がする場合は内部でなんらかの異常が起こっていることが考えられます。

 

最悪の場合は発火の危険性もあるため、電子レンジから異音がした際は使用を止め、庫内の掃除をしましょう。それをしても改善されない場合は、修理か買い替えを検討するのがおすすめです。

電子レンジが途中で止まってしまう場合も故障が考えられます。再度スタートボタンを押せば使えると思ってしまうかもしれませんが、そのまま使い続けていると全く動かなくなることも

 

また、ターンテーブルが回転しないために止まってしまう場合もあります。ターンテーブルは食品全体に熱を行き渡らせ、温めムラを作らないために必要なので、うまく作動しないと食材が均等に温まりません。

 

ターンテーブルがしっかりはまっているのにも関わらず、完全に回転しない場合は故障と考えましょう。

ドアの開閉部分の不調も故障の前兆です。ドアの開閉部分がおかしくなる原因の1つに、ヒンジとアームバネの劣化があります。扉を開閉する時に軸となるヒンジは、何回も開閉するうちに接合部分が弱くなってグラグラし始めます。

 

しかしグラグラの原因がヒンジを止めるネジの場合は、ドライバーで締め直せば不調が治まることがあるので、気になる方は試してください。

電子レンジの中で火花が発生する時は、

 

  1. 庫内に食品カスが残っている
  2. ファンモーターや電気回路・導波管カバーの異常

 

の2つの原因が考えられます。

 

食品カスが庫内に残った状態で再び加熱を始めると、マイクロ波が食品カスに集中的に放出されるため庫内で火花を散らすことがあります。お手入れをしたり、使用後に庫内を拭き掃除する習慣をつけることで、この問題は解決されます。

 

また、電子レンジの部品が原因の火花は特に危険です。放置しておくと火災の原因になるので、早めに修理をお願いするか、買い替えをおすすめします。異常の特定は一般の人では難しいので、訪問検査してもらいましょう。

電源プラグが抜けていない・ドアの間に何も挟まっていないのにも関わらず電源が入らない場合は、本体の故障の可能性があります。また、電源は入るがボタンが反応しない場合は大きく2つのパターンに分けられます。

 

  1. スタートボタンのみ反応しない
  2. 操作部分の故障

 

いずれも、センサーや電子回路基板の不具合の可能性があります。使わない機能だから大丈夫と、そのまま使い続けていると火災に繋がることもあり大変危険です。

電子レンジには寿命があり劇的に耐用年数を延ばすのは難しいですが、以下の注意点を守ることである程度長持ちさせることができます。いずれも簡単な方法なので、今日からでも実行してください。

 

  1. 定期的に電子レンジの掃除をする
  2. 食品を長時間加熱しない
  3. 空焚きをしない
  4. アルミホイルを使わない
  5. 水分の少ない野菜の加熱には注意する

電子レンジを長持ちさせるには習慣的なお手入れ、掃除が大切です。庫内の汚れはサビや焦げの原因になるので放置してはいけません。サビを放置すると穴が空く原因になり、修理が非常に難しくなります

 

また、焦げをそのままにしておくと焦げ臭いにおいが食品に移り、美味しさを半減させてしまうなんてことも。使用後必ず拭き掃除をしたり、汚れがついていないかチェックしたりする習慣を身につけましょう。以下の記事もぜひ参考にしてください。

また、市販のクリーナーを用いるのも有効ですよ。以下の商品もぜひチェックしてください。

リンナイ

換気扇レンジクリーナー ストロングショット

価格:702円 (税込)

電子レンジ庫内や換気扇の油汚れに

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

こちらのクリーナーは電子レンジだけではなく、換気扇の油汚れなどにも使えます。スプレータイプのクリーナーなので、電子レンジ内部だけでなく電子レンジのドア部分にも使えます。ゴシゴシしなくても汚れが落ちるこちらの油汚れ用クリーナーですが、時間が経って油が固まる前に掃除をした方がより落ちやすいですよ。

電子レンジの耐用年数を延ばすには、長時間の使用に気をつけましょう。電子レンジを長時間使用すると庫内が非常に高温になり、電子レンジ本体に負担を与えます。これを繰り返すと、レンジの寿命を縮めてしまう原因に。

 

また、短時間でも飲料物を加熱する場合は注意が必要。飲料物は急激に沸騰しやすく、温める際の温度調節も難しい場合が多いです。急激に沸騰した飲料物の中身は飛び散り、飛び散った飲料物が庫内を傷めたり、汚れの原因になったりします。

電子レンジはマイクロ波を出すことによって食品を温めますが、庫内に何もないままレンジ加熱を行うと、マイクロ波が跳ね返りマグネトロン本体を直撃します。長く使い続けるために、空焚きはしないようにしましょう。

 

なお、オーブン機能を初めて使う際の「空焼き」は「空焚き」とは違うので注意です。庫内の脱臭や油を焼き切るために必要なため、取扱説明書に従って正しく行いましょう

アルミホイルや金属製品を電子レンジの中に入れるのもやめましょう。アルミホイルを電子レンジの中に入れると火花が出て発火しやすくなり、火災の原因になります。

 

アルミホイルを入れてはいけない詳しい理由や、どのようにすれば使用できるのかについては以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧になってください。

水分のあまり含まれていない食材を電子レンジで温めると、煙が出たり発火の原因になったりすることがあります。主な食材は、

 

  • 人参・さつまいも・ごぼうなどの根菜類
  • にんにく
  • 漬物

 

などが挙げられます。このような食材を温める際は、1度水に濡らしてラップに包むといった対策をしましょう。

電子レンジの修理代金の相場は部品によって異なりますが、部品別に修理代金の相場を知りたい人は東芝ライフスタイル株式会社の修理代金を参考にしてください。なお東芝ライフスタイル株式会社の修理代金には、見積診断技術料1,080円(税込)と出張費の合計金額が加算されます。

 

以下では一部の部品を取り上げて修理代金を紹介していますが、すべての部品の修理代金を知りたい人は公式ページを見てください。

また、製造から8年以上経過している製品は、故障した際修理よりも買い替えの方がトータルの出費が少なくなる場合もあります。購入からどの程度経過したかも考慮して選びましょう。

各部品 修理費用の相場 こうなったら注意!
基板

17,000円 ~28,000円(通常の基板)

19,000円 ~31,000円(インバーター基板)

  • 庫内灯が点灯しない
  • オーブン・グリルで温まらない
  • スチーム調理でスチームが出ない
  • ターンテーブルが回らない
  • 自動調理がうまくできない
  • 扉を開けても電源が入らない
  • ブザーが鳴らない
  • ブレーカーが落ちる(インバーター基板)
マグネトロン

16,000円 ~27,000円

  • ブレーカーが落ちる
  • レンジ調理で温まらない
赤外線センサー 15,000円 ~26,000円
  • レンジ調理で温まらない
  • 自動調理がうまくできない
ヒンジ・アームバネ

9,000円 ~15,000円(ヒンジ)

9,000円 ~16,000円(アームバネ)

※ネジを締めなおすことで改善される場合もある

  • 扉の開閉がうまくいかない
導波管カバー

8,000円~14,000円

※カバーの交換自体は自己修理でも可能

  • 庫内に火花が飛ぶ

以下で紹介する方法を実施すれば買い換えと同時に不要になった電子レンジを効率的に処分できます。買い換えと同時に不要になった電子レンジを処分できれば、時間も短縮でき、無駄な手数料もかかりません

 

購入した電気店で買い換える場合、古くなった電子レンジは無料で処分してくれることが多いです。特に町の電気販売店はこの傾向が強く、このために町の電気店から購入する人もいます。価格は少し高めですが、処分する費用のことも考慮するとメリットがありますね。

多くの家電量販店では、古くなった電子レンジの下取りをしています。購入してから5年以内の動く機種であれば下取りの対象になる可能性があります。家電量販店のチラシや公式ホームページを時々チェックしましょう。

 

また、下取りはポイントで還元してくれることが多いので、他の電化製品もお得に買うこともできますよ。以下の記事でそれぞれの家電量販店の対応をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

電子レンジの寿命・故障例・修理代金の相場・賢く買い換えるポイントを紹介しました。電子レンジの寿命は10年前後ですが、大切に使わなければどんどん寿命は縮みます。適切に扱ってお手入れをし、電子レンジを長く使えるように心がけましょう。