電子レンジの仕組みとは?なぜ使用禁止の容器や食品が存在する?【超わかりやすく解説】

現代の生活において、必要不可欠な家電となった電子レンジ。何気なく使用している電子レンジですが、実は電波を発生させることで食品を温めています。今回は電子レンジの仕組みについてご説明します。電子レンジで使用できない容器や食品についても解説しているので、参考にしてください。

電子レンジが食品を温める仕組み

電子レンジは電波を発生させて食品を温めています。電子レンジで温めるられるのは、水分を含んでいる食品です。食品に含まれている水の分子が振動したり回転することで摩擦熱が生じて食品が温められます。

 

水の分子が振動したり回転したりするのは、マイナスの性質もった酸素プラスの性質をもった水素で構成されていることが関係しています。水の周りに電気が働く空間がなければ、プラスとマイナスがバラバラの状態なので偏りはありません。

 

しかし、水の周りに電気が働く空間がある場合は、水の分子は電気の影響を受けて、同じ方向を向くので偏ります。電波はその名の通り電気の波なので、水の分子が電波によって動かされるという仕組みです。

電子レンジの構造

電子レンジの仕組みはマグネトロンが重要

電子レンジには、マグネトロンと呼ばれる装置がついています。このマグネトロンはマイクロ波を発生させる真空管で、電子レンジで最も重要な部分です。マグネトロンから発生したマイクロ波は電子レンジ内部の穴を通して食品まで運ばれます。

 

そして効率よく温まるように、電子レンジの壁にはマイクロ波を反射させられる金属が使用されています。このような工夫を施すことで、食品をムラなく温められるようになっているのです。

電子レンジはマイクロ波が摩擦熱を発生させる仕組み

マグネトロンから発生されるマイクロ波は電波の一つです。食品中の水分子を振動させて摩擦熱を発生させます。マイクロ波を使用した加熱方法は、短時間で加熱し内部まで温めルことが可能です。また、温度調節もできます。

電子レンジのマイクロ波による人体への影響

電子レンジのマイクロ波は人体に悪影響であると言われています。しかし、電子レンジのマイクロ波に関して、人体の健康に影響を及ぼすとは考えられていません。ただし、眼球のような部位に強いマイクロ波を浴びた場合は、熱損傷を受ける可能性が考えられています。

 

ですが、電子レンジを間違った方法で使用しなければ熱損傷を起こすほどの強いマイクロ波を浴びることはありません。また現在流通している電子レンジは、マイクロ波が内部に留まるように入り口に網目状のシートが施されています。

 

さらに、電子レンジを開けるとマイクロ波が出ないように電子レンジの稼働が停止されるような設計になっているので、過度な心配は不要です。

電子レンジで使用できない容器

電子レンジには使用できない容器があります。例えば、水分を含んでいる木製や紙製の容器は使用できません。なぜなら、電子レンジから発生される電波によって容器の中の水分子が動かされて熱摩擦が生じるからです。容器が焦げたり変形したりします。

 

水分を含んでいない容器以外でも、電子レンジに使用することができない容器があります。こちらで説明するので、電子レンジを使用する際は気をつけて下さい。

電子レンジの仕組みから金属は危険

金属を含んでいる容器は電子レンジで使用することができません。電子レンジから発せられるマイクロ波が反射するからです。容器全体が金属で作られている商品だけではなく、容器の一部に装飾されている商品を電子レンジで使用することも危険です。

 

もし電子レンジを使用すると、反射した電波によって火花が発生し、電子レンジ内のマグネトロンという発生装置に反射した電波が届いて、電子レンジを傷める原因なります。また最悪な場合は、火災などの事故にもなりかねません。

 

金属の容器だけではなく、アルミホイルを使用するときも注意が必要です。アルミホイルも金属ですので、電波を反射させて火花が発生する原因になります。

木製や紙製

木製紙製の容器は電子レンジでは使用できません。少ない量ですが、湿気などで水分を含んでいるからです。電子レンジで使用してしまうと、最悪の場合は熱を持って発火する可能性があります。

 

紙パックなどに入っている食品は、別の容器に入れ替えて電子レンジを使用してください。また、お椀などでよく使用される漆器も元々は紙や木で作られた容器に漆を塗ったです。

 

最近は電子レンジでも使用できる漆器も売られていますが、電子レンジに対応していないものは使用しないようにしましょう。

陶器

陶器も電子レンジには使用できません。陶器は原料である粘土を約800〜1200度で焼き上げて作ります。高温度で焼き上げますが、実は微量ながら水分を含んでいるのです。ですので電子レンジを使用すると、膨張して陶器が傷む原因になります。

 

しかし、陶器も電子レンジ対応の商品が発売されています。電子レンジ対応の陶器は使用しても問題ありません。購入時の注意書きなどが残っていれば確認しましょう。

 

また、同じ焼き物でも「磁器」は吸水性がないので電子レンジで使用できます。陶器は褐色が多くザラザラとしていますが、磁器は白く滑らかな肌触りが特徴です。自宅にある容器がどちらかわからない方はこの見分け方で判断しましょう。

ガラス・プラスチック製

ガラスプラスチック製の容器は、商品によって耐熱温度が変わります。木製や紙製、陶器と同様で電子レンジ対応のものしか使うことはできません。プラスチック製の容器は熱を持って変形する可能性があり、ガラス製の容器はひびなど破損する可能性があるからです。

 

プラスチックやガラスが熱を持ったり破損したりすることで、怪我の恐れもあり大変危険です。こちらも購入時に電子レンジに対応しているか確認するのが良いでしょう。

電子レンジで使用できない食品

電子レンジは水分を含んでいる食品を温めます。ですので、水分が含まれていない食品水分を閉じ込めている食品を温めると発火したり爆発したりする可能性があるのです。これも電子レンジの仕組みを理解していれば避けられます。

乾燥した食品

ドライフルーツなどの乾燥した食品は電子レンジで使用できません。電子レンジを使用することで、食品内に含まれている微量の水分が完全に蒸発するので、焦げる原因となるからです。ひどい時は、火災のなどの事故の原因にもなりかねません。

 

また、さつまいもなどの芋類も電子レンジで使用すると発火などの原因になります。ですので、芋類を電子レンジで加熱調理する際は水にくぐらせてラップをするなどして使用する必要があります。

 

その他には唐辛子にんにくも水分が少ないので、電子レンジで使用するときは注意しなければいけません。

殻や膜がある食品

卵などの殻や膜がある食品も電子レンジで使用するのは避けましょう。他にもブドウソーセージなども該当します。水分を含んでいますが、温めることで膨張した水分が殻や膜に圧力をかける状態になるので、爆発する可能性があるからです。

 

電子レンジで使用する場合は、殻を取り除いたりフォークなどで膜を破ったりして水蒸気の逃げ道を確保してからにしましょう。他にも、トマトタラコなども殻や膜がある食品に当てはまります。

液体

液体を電子レンジで温める際も注意が必要です。ドリンクスープカレーなどが該当します。液体の食べ物・飲み物などを電子レンジで温めると、「突沸」と言う現象が生じるからです。「突沸」とは、勢いよく突然沸騰し周囲に飛び散ることを言います。

 

特にカレーなどの粘性がある食品は、突沸が起きやすいのです。水の分子が滞留しがちなので、容器や鍋の中で温度差が生じます。低温の部分が高音の部分の沸騰を抑制しているので、少しの振動などで突沸が起きやすくなるのです。

まとめ

電子レンジはマイクロ波と呼ばれる電波を発生させて食品を温めています。マイクロ波が食品に含まれている水の分子を振動させたり回転させたりするので、摩擦熱が生じて食品が温められるのです。

 

この仕組みを理解することで、電子レンジで使用できない容器や食品を理解することができます。間違った電子レンジの使い方をしてしまうと、火災などになりかねません。今回ご紹介した内容を日々の生活に生かしてみてください。