【10分で選べる！】シーン別・人物撮影におすすめのカメラ｜ポートレート・運動会・自撮りなど徹底解説！

種類も専門用語も多すぎてわからない！

▼コンデジはこんな人におすすめ！

• 日常的にカメラを持ち歩きたい人
• 外出先・歩きながら人物を撮影したい人
• スマホよりクオリティの高い写真を撮りたい人

コンデジの最大のメリットは、携帯性に優れている点です。

デジタル一眼とは違ってレンズ交換はできませんが、その分軽量で小さく日常でも荷物の多い運動会などの学校行事の際にも邪魔になりません。街歩きしながらのポートレート撮影にも最適です。

中でも予算5万円以上の高級コンデジなら、デジタル一眼にも引けを取らないクオリティの高い写真を撮影できます。

スマホより性能は欲しいけれど大きなカメラは持ちたくない人、持ち歩きやすさ重視な人におすすめです。

▼こんな人におすすめ！

• ボケ感を活かしたポートレート写真を撮りたい人
• 望遠レンズ・広角レンズなど交換して使いたい人
• 携帯性の高いデジタル一眼が欲しい人

ミラーレス一眼は一眼レフと同等のカメラ性能がありますが、
一眼レフよりも軽量・コンパクトなため、外出先に持ち運びやすいのがメリット。

「本格的なポートレートを撮りたいけれど重すぎるカメラは持ちたくない」といった初心者の方でも気軽に持ち歩けます。初心者・初めてカメラを買う人は、まずはレンズとボディがセットになっている「レンズキット」を購入するのがおすすめです。

また、都度レンズを交換できるため、

• ボケ感を活かしたポートレートが撮りたい
• 望遠レンズを使ってスポーツ観戦など遠い被写体も撮影したい

などシーンごとに最適な撮影が可能になります。

▼こんなにおすすめ！

• 高性能にこだわりたい人
• ファインダーを覗いて人物を撮影したい
• 頑丈で安定感のあるカメラが欲しい

▼こんなにおすすめ！

• 写真より動画撮影の割合が多い
• 長時間の動画撮影がしたい
• できるだけ高画質な動画を撮りたい

動画撮影自体はスマホやここまで紹介したコンデジやデジタル一眼でも可能です。
しかし、バッテリー容量が少なかったり、連続撮影できる時間に制限があるといった問題点もあります。

30分以上の長時間にわたって撮影したい人、高画質な動画を撮影したい人は専用のビデオカメラを持っておいた方がストレスなく撮影できます。

画像にある一般的な家庭用ハンディカメラ以外にも、超小型でアクティビティ向きのアクションカメラもあります。撮影シーンによって必要なものを選択しましょう。

F値は最小値が小さいほど背景を広範囲にぼかすことができます。F1.4、F1.8、F2など最小値を2.8以下に設定できるものを選びましょう。

また、人物の瞳に自動的にピントを合わせてくれる「瞳オートフォーカス機能」が搭載されているとさらに便利です。

ビデオカメラには「ハンディカメラ」と「アクションカメラ」の2種類があります。

ハンディカメラは

• 学校行事などで長時間撮影する人、
• 子どもを離れた位置から手ブレなく撮影したい人

に最適です。
バッテリー容量も大きく、ズーム性能に優れたモデルも多いためイベントごとで使う人におすすめできます。

GoProなどのアクションカメラは

• VLOGなどで自撮りしたい人

におすすめです。
ハンディカメラよりも強力な手ブレ補正があり、自撮りでも広範囲を写せる広角撮影ができるのがメリットです。

画質はフルHD・4Kが主流ですが、迷ったらより高画質な4Kを選びましょう。

ここまでのおさらいをしましょう。人物撮影用カメラ選びで失敗しないためのポイントは、

高画質にこだわるなら、イメージセンサー(撮像素子)のサイズに注目しましょう。
カメラの種類によるイメージセンサーの選び方は以下の通りです。

コンデジ

• コスパのいい主流サイズ：1/2.3型
• クオリティにこだわる人：1型

デジタル一眼(ミラーレス一眼・一眼レフ)

• コスパのいい主流サイズ：APS-C
• クオリティにこだわる人：フルサイズ

ビデオカメラ

サイズが大きいほど画質も良いですが、価格も高くなります。たとえばデジタル一眼のフルサイズ機は予算20万〜30万円ほどにもなるため、性能と価格のバランスを考慮して選びましょう。

F値は

• 写真の明るさ
• 背景のボケ方
• シャッタースピード

に影響します。

カメラの性能表にF2.8~F6.4と表記されていた場合、その範囲で調整が可能となります。

ポートレート・自撮りなどメインの被写体が決まっている場合は、
背景のボケ感を強めるためF値は2.8以下で設定できるものを選びましょう。

子どもの運動会・スポーツ観戦のようにアップでも引きでも撮影する場合、
背景のボケ感とのバランスも見ながらF5.6あたりを基準に調整できると良いでしょう。

焦点距離は画角に収まる風景の範囲に影響し、
焦点距離の数値が小さければ広い範囲を、大きいほど狭い範囲を切り取れます。

製品の仕様を確認すると「24～360mm」のように記載されている場合が多いです。この場合、24mmから360mmまでの範囲で焦点距離を調整できるということになります。

運動会・スポーツ観戦といった被写体と距離がある撮影シーンでは、ズームして撮影するために焦点距離の最大値が大きいものがおすすめです。
反対に、カメラと被写体の距離が近く調整もしにくい自撮り・セルフィーでは焦点距離の最小値が小さいものを選ぶと、背景と自分をバランスよく写すことができます。

ポートレートの場合、焦点距離が固定されている単焦点レンズ搭載モデルもおすすめです。

遠くにある被写体を撮影するには光学ズーム倍率が重要です。
特に子どもの運動会や学校行事、スポーツ観戦では保護者席・観客席が遠い場合がほとんどなため重要になる項目です。

実は、光学ズーム倍率は焦点距離がわかっていれば簡単に割り出せます。
光学ズーム倍率=焦点距離の最小値(広角端)÷最大値(望遠端)です。

24～360mmのデジカメなら、360÷24=15倍となります。
光学ズーム○倍と記載がないときは焦点距離の範囲から計算しましょう。

また、ビデオカメラには「光学ズーム」「デジタルズーム」の2種類がありますが、
選ぶ際はズームしても画質に影響の出ない「光学ズーム倍率」に注目しましょう。

手ブレ補正機能があると、カメラを手持ちで撮影した際のブレを防ぐことができます。
ポートレートなどの基本的な人物撮影でも役立ちますが、
運動会・スポーツ観戦などズーム機能を多用する手ブレしやすい状況では特に重視したい点です。

手ブレ補正機能は、レンズ・センサーが動く「光学式」、後から画像・映像を修正する「電子式」の2種類があります。

選ぶ際はコンデジ・デジタル一眼・ビデオカメラで共通して、光学式がおすすめです。

デジタル一眼では光学式かどうかに加えて、ボディ側に「5軸手ブレ補正」と記載のあるものを選びましょう。5軸手ブレ補正は左右上下と手前・奥の角度ブレに加えて、カメラが斜めになってしまう回転ブレも補正してくれます。

シャッタースピードはシャッターが降り切るまでの速度を表しています。

シャッターが降り切るまでに2秒かかったら2秒、0.5秒かかったら1/2秒です。1秒以下は1/○秒と表記されるので、分母が大きいほどスピードが速いということになります。

運動会・スポーツ観戦など被写体が素早く動く場面では最低1/500秒など早めに設定すると、人物の動きを止めた状態で撮影が可能です。それ以外の人物撮影では1/200~125秒程度に設定できれば問題ありません。

ISO感度とは、写真の明るさを調整する数値のことです。
ISO感度を高くするほど、暗い場所で撮影しても明るく写すことができます。

ISO感度は「ISO125～12800」と表記され、

• 最小値：最も高画質で撮影できる基準感度
• 最大値：画質を保ちながら撮影できる範囲(常用ISO)

を示しています。

スポーツ観戦でも特にナイター試合を撮影をするなら、ISO感度の最大値が大きいものを選びましょう。

性能のいいものほど常用ISOの値も高く、価格も高い傾向があるため、性能と費用のバランスを見ながら選びましょう。また、ISO感度を上げすぎるとノイズ(ザラザラ)が写り込み画質の荒い写真になってしまうため使用時の設定には工夫が必要です。

カメラ選びで迷ったらキヤノンがおすすめです。
キャノンは国内最大手のカメラメーカーで、初心者にも扱いやすいデジカメを多く取り揃えています。

人気シリーズは以下の2つです。

• PowershotG→初心者にもおすすめの高級コンデジ
• EOS Kiss→初心者にもおすすめのデジタル一眼

本格的なカメラが欲しい人は、小型・軽量で女性でも扱いやすく、予算10万円程度で購入できるEOS Kissがおすすめです。

SONYのコンデジは小さくて軽量なことが特徴です。
コンデジの主なシリーズは、以下の2つ。

• 手軽さが魅力の「Cyber-shot」
• 4K動画撮影ができる「VLOGCAM」

また、デジタル一眼ではフルサイズのミラーレス一眼が豊富です。

• フルサイズ搭載の本格派モデル
  →α7シリーズ
• APS-C搭載の初心者向けモデル
  →α6400・α6600

フルサイズ機は予算20万円~と高くはなりますが、独特の青みのある発色が人気です。

人物の瞳を自動で追跡してくれる「リアルタイム瞳AF」搭載モデルもあるなど、人物の撮影がしやすい機能も魅力的です。

リコーは、特に登山・キャンプ・釣り・海水浴などアウトドアでカメラを使用したい人におすすめのメーカーです。

画像の「WGシリーズ」は、防水・防塵・耐寒・耐衝撃など、屋外で活動する際に嬉しい機能が満載で、過酷な撮影環境には最適です。

また、高級コンデジの「GRシリーズ」は一眼レフカメラ並みのクオリティで撮影できるなど、プロにも愛用される逸品です。

パナソニックのカメラは、家庭用ビデオカメラ・ミラーレス一眼のLUMIXシリーズが有名です。

特に家庭用ビデオカメラは

といった特徴があり、子どもの成長記録を残すにはぴったりです。

アクションカメラの代表的メーカーといえば「GoPro」。
4K・5Kにも対応していて、手ブレ補正も優秀です。

製品ラインナップも豊富ですが、

• 性能で選ぶなら「HERO 11」
• コンパクトさにこだわるなら「HERO11 Black Mini」
• 6Kの360°撮影・360°音響なら「GoPro MAX」

がおすすめです。

マウントも豊富で、ダイビングなど水中でも美しい映像を撮影できます。