電子レンジの周波数は地域ごとに異なる?電子レンジでWi-Fiが遅くなる?【対策まとめ】

電子レンジの周波数は2種類あり、それぞれの特徴を知ることが大切です。特徴を知ることで快適な電化ライフが実現します。本記事では電子レンジが発する電気の周波数と、電磁波の周波数について紹介しています。また電磁波とwifiの関係についても紹介しています。

周波数が異なる場所で電子レンジを使ったら危険?

電化製品には使用可能な周波数があり、使用可能な周波数は取扱説明書にも記載されていると思います。家庭の電気は交流ですが、1秒間に何回か流れる方向が変わります。各メーカーは、流れの変わる回数を参考にし電化製品を開発しています。

 

1秒間に電気の流れが変わる回数はHzという単位で表現しますが、Hzが異なれば基本的にその電化製品を使うことはできません。そのため電化製品を使う人は、電気の周波数を確認する必要があります。異なる周波数で電化製品を使った場合、性能が低下するだけではなく器具を傷める可能性があります。最悪の場合は火災の原因になるので大変危険です。

周波数帯の基礎知識

以下では電気の周波数の基本的な知識を紹介していますが、周波数の知識はすべての電化製品に活用できます。また海外で日本の電化製品を使うときにも、役立つと思います。

日本で使われている周波数帯には50Hz帯と60Hz帯がある

日本で使われている周波数帯には50Hz帯と60Hz帯がありますが、電化製品を使うときはどちらの周波数に対応しているのかを確認しなければいけません。電気の周波数帯は国によっても異なるため、海外で日本の電化製品を使うときは注意が必要です。

 

狭い日本で2つの周波数帯が混在している理由は、明治時代の歴史にあります。当時電気を作る発電機はドイツ製とアメリカ製がありましたが、アメリカの発電機は60Hz帯でドイツの発電機は50Hz帯でした。

 

現在でもその流れを汲んでいますが、周波数帯を統一しなかった理由は発電設備の莫大な費用にあるのではないかといわれています。また統一しようとしたら工事が必要になり、工事中は電気を使うことができません。電気が使えなければ家庭も困りますが、多くの産業も困ります。

 

 

 

新潟県の糸魚川と静岡県の富士川を結ぶ線が境界

日本で使われている周波数帯には50Hz帯と60Hz帯がありますが、地理的な境界線によって区切られています。基本的には静岡県の富士川と新潟県の糸魚川あたりを境にしていますが、川より東側は50Hz帯、川より西側は60Hz帯になっています。ただ境界付近は50Hz帯と60Hz帯が混在しています。

周波数が異なっても使える家電もある 

電化製品の中には周波数が異なってもそのまま使えるものと、使えるけど性能が落ちるものがあります。また周波数が異なったら全く使えないものもあります。詳しいことは以下で紹介します。

そのまま使える電化製品

周波数が異なってもそのまま使える電化製品には、電気こたつ、電気ポット、電気毛布、電気コンロ、電気ストーブ、トースター、アイロン、電気温水器、テレビ、ラジオ、パソコンなどがあります。これらの電化製品は引っ越し先でも使えるので安心です。

そのままでも使えるが電化製品の性能が落ちるもの

周波数が異なっても使える電化製品はありますが、一部の電化製品は性能が落ちます。周波数が異なると性能が落ちる電化製品には、扇風機、ヘアドライヤー、換気扇、掃除機、温風暖房機、ジューサー・ミキサーなどがあります。

 

これらの電化製品はそのまま使っても構いませんが、電化製品によっては著しく性能が落ちる可能性があります。著しく性能が落ちたら、電化製品本来の良さが発揮できないので勿体ないです。

そのままでは使えない電化製品

周波数が異なればそのままでは使えない電化製品には、洗濯機、タイマー、電気時計、電子レンジ、衣類乾燥機、蛍光灯、ステレオ、テープレコーダーなどがあります。ただインバータータイプの蛍光灯はそのまま使えます。インバータータイプの蛍光灯は電気の回転数を制御する機能があるため、周波数が異なっても問題はありません。

 

インバータータイプの蛍光灯以外を使えば火災や器具の故障の原因になるので、例え動いたとしても絶対に使ってはいけません。実際周波数が合致しない電化製品を使い、火災が発生した例はあります。

周波数帯を変える方法

周波数が合致していない地域で電子レンジを使うときは注意点がありますが、注意点を守ることで日本全国どこでも電子レンジを使うことができます。周波数が異なる地域で電子レンジを使うときは、以下の注意点をしっかり守ってください。

共用タイプは変換不要

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ヘルツフリーと記載されている電子レンジは交流を一旦直流にしますが、直流にすることで周波数の問題を解決しています。直流にすれば周波数は関係ないので、日本全国どこで使っても問題はありません。

 

最近の電子レンジはヘルツフリータイプが増えてきましたが、近い将来は主流になると予想されます。ヘルツフリータイプの電子レンジの価格は高めですが、住む場所に関係なく使えるのは魅力です。

 

 

部品を交換する

異なる周波数で電子レンジを使う方法には、部品の交換があります。該当する部品には高圧コンデンサ、タイマー、高圧トランスなどがあります。部品の交換作業は電気店またはメーカーが行いますが、部品代と工賃がかかります。該当する部品は一般的に高価で、部品代だけで中古の電子レンジが買えるケースが多いです。

周波数変換器を使う

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周波数が異なる場所で電子レンジを使うときは、周波数変換機を使ってもよいです。ただ周波数変換機の価格は高めで、電子レンジだけのために使うのはおすすめできません。商売で電子レンジを使うのであれば価値はありますが、三食の食事だけのために周波数変換機を使うのは勿体ないです。

電子レンジの電磁波の周波数にも注意しよう

電子レンジには電気の周波数だけではなく、電磁波の周波数があります。電子レンジの電磁波は食品を加熱するときに使われていますが、電子レンジが発する電磁波が他の電子機器に悪影響を与える可能性はあります。以下では悪影響を受ける電子機器と、対策法を詳しく紹介します。

電子レンジの2.4GHz帯の周波数はwifi環境に影響を与える可能性あり

電子レンジの電磁波は2.4GHz帯の周波数を使用していますが、wifi環境に悪影響を与える可能性があります。wifiとは無線LANの規格の一つですが、無線ルーターを活用し無線のネットワーク環境を構築しています。無線ルーターが使用している電磁波には2.4GHz帯がありますが、2.4GHz帯の周波数は電子レンジの周波数と同じです。

 

電子レンジと無線LANを同時に使っているときは、同じ周波数同士が干渉し合う可能性があります。干渉し合うとネットワーク回線の速度が遅くなりますが、原因は電子レンジから漏れる電磁波です。電子レンジから漏れる電磁波は無線ルーターの電波にノイズを与え、結果的に無線のネットワーク回線を遅くさせます。

電子レンジの電磁波対策1:場所を工夫

電子レンジの電磁波の影響を受けない方法には、無線ルーターを電子レンジから離れた場所に置くことがあります。また無線ルーターは、電子レンジの前方には置かない方がよいです。電子レンジの電磁波は全方位に放たれますが、前方に放たれる割合が圧倒的に多いです。

 

電子レンジの電磁波対策2:チャンネルを変更

電子レンジの電磁波対策には、無線ルーターのチャンネルを変更する方法があります。チャンネルの変更方法はデバイスによって異なりますが、いずれもモニター上で行えるので難しくはありません。2.4GHz帯のチャンネルの総数は13個ですが、快適に使うためにはチャンネル間を開ける必要があります。

 

チャンネルの変更方法はメーカーによっても異なりますが、BUFFALO製の無線ルーターのチャンネル変更は、以下のリンクを参考にしてください。

 

BUFFALOのルーターのチャンネル変更方法

5GHzの電磁波はwifiに影響を与えにくい

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5GHz帯の無線ルーターは、電子レンジの電磁波の影響を受けにくいです。その理由にはチャンネル数の多さがありますが、チャンネルそのものが独立していることも大きな理由です。5GHz帯と2.4GHz帯の両方使える無線ルーターはさほど高くはないので、新たに購入する人は2つの周波数帯が使える無線ルーターをおすすめします。

 

5GHz帯はwifi専用の周波数で、理論上は他の電化製品の電磁波の影響は受けにくいです。ただ壁などの障害物に弱い問題はあります。しかしその問題は、無線ルーターを置く場所を工夫することで簡単に解決できます。

 

まとめ

電子レンジの電気の周波数と、電子レンジの電磁波の周波数について紹介しました。電子レンジの電気の周波数を気にする必要があるのは引っ越しをしたときですが、引っ越し先で使われている電気の周波数を事前に調べておきましょう。

 

電子レンジの電磁波がwifi環境に悪影響を与える問題に関しては、一般の人でも十分に対策できるとわかりました。電気の周波数も電磁波の周波数も、上手に付き合っていくことが大切です。上手に付き合う第一歩は周波数の仕組みを知ることですが、本記事で紹介した知識があれば十分です。