壊れやすいオーブンレンジの特徴｜故障の多い壊れやすいメーカーは？

オーブンレンジは、冷めた料理やお弁当を温めたり、ビストロ・グリル料理、ケーキを焼いたりと、用途が多い便利家電の一つです。パナソニック・シャープのヘルシオ・東芝・日立・シロカ・アイリスオーヤマなどの国内家電メーカーからもさまざまな製品が発売されていますが、故障しやすいオーブンレンジは選びたくありません。

しかし、選び方を間違えると、いいと思って長持ちすると選んだものでも思っていた以上に早く壊れてしまう場合もあります。買ってから後悔しないためには、壊れやすいメーカーの特徴を知っておくのが大切です。

とはいえ、何を基準に選べばいいか分からないと困ってしまいます。そこで今回は、買ってはいけないオーブンレンジの特徴やおすすめの商品を紹介します。ダイヤル式のオーブンレンジも紹介するので、ぜひ最後まで読んで、壊れにくいオーブンレンジ選びに役立ててください。

多機能な製品は幅広いメニューに対応できるのでとても便利です。単機能な製品と価格がそれほど変わらない場合は、多機能製品の方がお得に思いがちです。しかし、単機能な製品に比べると構造が複雑なため、故障の確率が高くなるのは否めません。

幅広い用途に活用したいのであれば多機能が便利ですが「凝ったオーブン調理を行わない」「機能を使いこなせるか不安」といった場合はシンプルなものを選ぶのがおすすめです。

中古のオーブンレンジは、価格が安いので上位モデルに手が届きやすいのが魅力です。しかし、一般的なオーブンレンジの寿命が10年前後であるのを考えると、購入した時点ですでに数年経過している中古品は寿命も短くなっています。

さらに、新品と比べるとどうしても故障の確率が高く壊れやすい傾向があります。特に、ネットオークションやフリマアプリなどのやり取りで入手したものは、トラブルが起きやすいので注意してください。

昨今では、家具メーカーからも安くておしゃれな製品が発売されるようになりました。デザイン性の高さから人気となっていますが、大手家電メーカーの製品に比べると故障の割合は増える傾向があり、口コミでも故障・トラブルが多いといった声が多く見られます。

また、大手家電メーカーであれば長期保証がありますが、家具メーカーが発売している製品は保証期間が短いのも不安要素です。

買ってはいけないオーブンレンジの特徴はいくつかあります。まずはW数・温度設定ができないものは避けた方がいいでしょう。温まりにくく何度も使用することで、消耗が早くなったり電気代が高くなったりします。また機能が多すぎるものも壊れやすいので注意が必要です。

壊れやすいメーカーを選ばないようにしましょう。聞いたことのないような知名度の低いメーカーや外国製の価格が安いメーカーなどは壊れやすいメーカーの可能性があります。安いアイテムではないので、信頼できる国産メーカーなどから選ぶのがおすすめです。

下記のコンテンツでは、買ってはいけないオーブンレンジについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

オーブンレンジのタッチパネルの不具合は起こりやすいです。特に、たくさん機能があるものほど壊れやすい傾向が強くみられます。不具合が起こった場合は、買い替えのサインです。まだ使えるからと、少し様子を見ようとはせずに早めに買い替えをしましょう。

オーブンレンジの寿命は8年～10年程度です。もちろん使い方によっては10年以上持つ場合もありますが、メーカーが部品を保有する期間をすぎると、故障しても修理できない可能性があります。

寿命が近くなると故障の可能性が上がり頻繁に不具合が生じたり、性能の劣化が目立つようになるのも考えられます。また、古い製品は電気代が高くなるため、ある程度使用して寿命が近づいたら買い替えるのが無難です。

オーブンレンジで調理すると、食材の汁や油が庫内に付着する場合があります。これは仕方がありませんが、飛び跳ねた汁や油は時間が経つとこびりつき、簡単に落とせないだけでなく発火の危険があるので注意してください。

また、こびりつきにも反応するため電力を無駄に消費します。「オーブンレンジを使用したらその都度掃除する」を習慣にすれば、故障のリスク・電力の無駄使いを防げます。さらに、清潔を保てるので気持ちよく使用できるのもポイントです。

新品のオーブンレンジの庫内には、製造過程で付着した油が残っている可能性があります。初めてオーブン機能を使用する際は、調理前に余分な油を焼き切るための「空焼き」が必要です。ただし、これは初めてオーブン機能を使う場合のみで、レンジ機能に空焼きは必要ありません。

また、レンジ機能で空焚きすると、庫内や本体が異常な高温になり火傷の危険性があります。オーブン機能でも空焚きすれば、製品自体に負担をかけ故障のリスクを高めるので空焚きは絶対にしないよう注意してください。

オーブン機能であれば、アルミホイルや金属製の食器を使用しても問題ありません。しかし、レンジ機能ではアルミホイルと金属類はNGです。取扱説明書にも記載がありますが、レンジ機能には金属類の使用を禁止しています。

アルミホイルは金属の一種であるアルミニウムを薄く伸ばしたものです。レンジ加熱にアルミホイルを使用すると、シワや尖った部分から火花が飛び火災の危険があります。レンジ加熱ではアルミホイル・金属類は使用しないでください。

カレー・シチュー・ポタージュスープなど、とろみのある液体を加熱すると突沸現象が起きやすくなるので注意してください。突沸とは、沸点を超えても沸騰できないところに少しの衝撃が加わって一気に沸騰する現象です。

突沸が庫内で起きると、庫内に飛び散り汚れるだけでなく部品が破損する可能性もあります。また、加熱中に突沸が起きなくても、容器を取り出そうとした刺激で突沸が起き火傷する場合もあるので注意しましょう。

電子レンジはマイクロ波が、食材に含まれる水分を振動させ加熱する仕組みです。料理の下ごしらえでレンジ加熱を使用する際、水分が少ない食材を加熱しすぎると焦げたり燃えたりするので注意しましょう。

さつまいも・にんじん・じゃがいもなど水分の少ない食材を加熱する際は、水にくぐらせ爪楊枝で穴を開けたラップに包むと対処できます。

東芝のオーブンレンジはラインナップが豊富にあるのが特徴です。高スペックな過熱水蒸気オーブンレンジからシンプルな単機能レンジまで、用途や予算に合わせて選べます。そのなかでも水蒸気で料理できる過熱水蒸気オーブンレンジが人気です。

日立のオーブンレンジは豊富なセンサーを搭載しているのが特徴です。重量センサー・赤外線センサー・温度センサーなどを駆使して、自動的に適切な温度や時間で温めてくれます。最上位モデルは、日立独自のWスキャン機能を搭載していて、高レベルでオート調理できるのが魅力です。

シャープのオーブンレンジはリーズナブルなものからハイエンドモデルまで、ラインナップが豊富にあるのが特徴です。多くのアイテムのなかから自分にぴったりのオーブンレンジを選べます。なかでもウォーターオーブンヘルシオシリーズは、ノンフライ調理ができ、余分な油分を落とせるので健康志向の方におすすめです。

パナソニックのオーブンレンジは水蒸気だけで調理できるビストロシリーズが人気があります。簡単にノンフライ調理ができるのが魅力です。また、リーズナブルな単機能レンジなどの取り扱いもあるので、用途に合わせて選べます。

オーブンレンジは多機能なほど壊れやすい傾向があるため、自分に必要な機能を厳選するのが大切です。また、汚れが付着したまま使用し続けたり、間違った使い方をしたりするのも壊れやすくする原因となります。紹介した注意点を参考に、自分にとって最適と思えるオーブンレンジを選んでください。