東芝 電子レンジ・オーブンレンジ ER-PD3000

東芝のER-PD3000は、300℃の高温加熱をすることが可能です。300℃の高温加熱を一気にすることにより、食材のうまみがぎゅっと閉じ込め、食材の味を堪能できる美味しさに仕上がります。また、上下左右から庫内を温める事により、焼きムラを防ぎ、より一層美味しさの詰まった調理ができます。

オーブンレンジはお手入れが大変で面倒と購入を先延ばしに考えているという人もいらっしゃるでしょう。ER-PD3000は、庫内や角皿に微細粒子でコーティングを施していますので、サッと拭くだけでキレイになります。また、庫内は凹凸が少ないため、お手入れがしやすく、毎日忙しい人の手間も減るでしょう。

誰しも一度は、食材の解凍がうまくいかないと悩んだ経験をお持ちでしょう。ER-PD3000では、「お急ぎ解凍」「スチーム全解凍」「さしみ・半解凍」と3種類の解凍方法の選択を実現。解凍時間が長すぎてお肉が固まってしまったといった悩みは解消されます。これにより、冷凍していた食材を調理に使う際には大変便利になるでしょう。

ER-PD3000は、油を使わなくても揚げ物を作る事が可能となっています。エビフライやトンカツなど少々の油を必要とするケースもありますが、通常の揚げ物よりもヘルシーに仕上がります。健康に気を付けており、油の摂取を極力控えていらっしゃるという人でも安心して食べる事ができるでしょう。

時間を設定して温めた場合に、「温めが不足する」「温め過ぎた」といった問題が出てきてしまい、不満に思うという人もいるようです。ER-PD3000には、単純に食材をあたためるというボタンがない事からメニューにない食材を温める際にはどうすればいいのかといった意見も見受けられました。

ER-PD3000には、自動メニュー数が108ありますので、当然ながら設定するメニューもそのぶんあります。使い始めの段階では、そもそもこの食材はメニューに該当するのかどうかを探すところから始まり、メニューが見つかってもどうすればいいのかわからないという口コミもあります。慣れないうちは少々不便に感じる事があるでしょう。

レンジ使用時や冷却音がうるさいという指摘も多く見受けられました。近くに置いてあるテレビやラジオが聞こえなくなってしまうと不満に思う人もいらっしゃいます。その一方で「音は気にならない」という人もいますので、生活環境や使用条件によって感じ方は異なるでしょう。

お肉の解凍についての報告はありませんが、冷凍ごはんを解凍するさいに解凍ムラがでてしまうという意見がありました。メーカーのページを見ると、お肉についての解凍を意識しているような表記がされていましたので、お肉以外の解凍については対応が不十分な可能性もあります。

キッチンに設置しやすいという意見が多数見受けられました。庫内が30Lあるオーブンレンジは、ある程度のスペースが確保されていないと難しいですが、ER-PD3000は、奥行きが39cmなので、キッチンボートにもちょうどいい大きさであると好評でした。また、高級感のあるデザインのため、キッチンの景観を損なう事もないと高評価です。

上下2段をフル活用して調理ができますので、非常に便利という意見もたくさんあります。大量のクッキーやピザを2枚同時に焼くことが出来るので重宝するでしょう。また、異なる食材を置いて一気に焼き上げるという人もいました。使い方次第では、より便利な調理ができ、時間短縮にもつながるでしょう。

「パンがふっくらと焼きあがって感動した」と絶賛している人もいました。ER-PD3000は、300℃の高温で一気にパンを焼き上げるため、パン生地のふくらみ方に差が出てきます。ふわっとしたパンが好みであるという人には、ぜひとも体感して欲しいものです。

ER-SD3000は、ER-PD3000の後継機種とも言える位に見た目がそっくりなオーブンレンジです。基本的な機能はほぼ変わりませんが、ER-SD3000の方が自動メニュー数やレシピがやや多めとなっています。

気になる電気代や大きさについても両者ともにまったく同じです。ER-SD3000は、ER-PD3000にマイナーチェンジを加えた製品と考えても良いでしょう。また、販売価格については、ER-SD3000の方が2～3割ほど安い傾向があります。

両者のうちどちらのオーブンレンジを購入するか迷っている方は、ER-SD3000がおすすめになります。

ER-RD3000は、ER-PD3000よりも1年後に発売された同モデルのオーブンレンジです。ER-RD3000及び上で紹介したER-SD3000と機能面やデザインについては、ほぼ同じと考えて良いでしょう。

自動メニュー数の多さはER-PD3000に軍配が上がりますが、レシピ数についてはER-RD3000の方が若干多いです。操作性についても、ER-PD3000やER-RD3000同様にボタンを押すかダイヤルを回すだけですので、慣れてしまえば簡単です。

販売価格については、ER-PD3000よりもER-RD3000の方が、3～4割程安い傾向があります。両者どちらを選んでもさほど変わりはありません。購入時に安く販売されている方を選ぶと良いでしょう。

ER-ND300は、先に紹介したオーブンレンジとは違い、上部に丸みを帯びたデザインである事が特徴的なオーブンレンジです。ER-PD3000との基本的な機能との違いはあまりありません。ただし、ER-ND300の方が若干サイズが大きく、ややスペースを取るのがデメリットになります。

自動メニュー数は両者共に同じ、レシピ数はER-PD3000の方がやや多め。どちらを選んでも大差はありませんが、ER-ND300は柔らかい印象を与えるデザインであるのにたいして、ER-PD3000は高級感のあるデザインとなっています。キッチンやインテリアに合わせてどちらがマッチするかで決めても良いでしょう。

なお、値段に関してはER-ND300の方が2～3割ほど安い傾向があります。

ER-PD100は、ER-PD3000と同時期に発売されたオーブンレンジです。基本的な機能は変わりませんが全体的にスペックはER-PD100の方が物足りない印象があります。

ER-PD3000の最高温度が300℃に対して、ER-PD100は250℃とやや低め。また、ER-PD100は自動メニュー数やレシピ数についても、ER-PD3000よりも少なくなっています。ER-PD100最大のデメリットとしては、バックライトがないという点。これには不便を感じているという意見が多く見受けられました。

また、年間電気代がER-PD100の方がやや高めの2060.1 円となっており、普段から日々の電気代が気になっているという人は、ER-PD3000の方がおすすめです。両者の販売価格はさほど変わりませんので、こだわりがなければER-PD3000を選んだ方が無難でしょう。

東芝　ER-PD3000の種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

多彩な自動メニューで、基本の焼き料理だけでなく蒸し料理やノンフライ料理など簡単に作る事ができます。あまり料理が好きではないという方も、ER-PD3000で料理の幅を広げる事が可能です。また、今まで思うようにできないとイライラしていた解凍についてもER-PD3000を使えば、解凍ムラなく食材が柔らかくなります。

しかし、野菜を蒸す場合にうまくいかないという意見もありますので、全てにおいて完璧を求めるのは難しいという欠点もあります。そして、音がうるさいというデメリットをあげている人もいました。

このようなデメリットがありますが、ER-PD3000は様々な料理に挑戦したいと願う人におすすめなオーブンレンジです。多機能オーブンレンジが故に販売価格も吊り上がってしまいますが、これから料理に力を入れていきたいご家庭に向いているオーブンレンジと言えます。

今回紹介したER-PD3000以外にも、豊富な機能を持つオーブンレンジはありますので、上で紹介したオーブンレンジや他メーカーと見比べてご自身にぴったりなオーブンレンジを見つけてみましょう。