スチームオーブンレンジは電磁波カットできる？電磁波なしのモデルはある？

電子レンジの発する電磁波が不安と感じる方は多いと思います。実際に電子レンジによる電磁波の健康被害について、以前より発がんや小児白血病などのリスクがあると取り沙汰されています。このような事例は2023年現在で科学的に立証されていませんが、健康被害が実際にあったとされる研究結果は事実です。

そのため不安になる方が多いと思いますが、心配な場合は電磁波カットするスチームオーブンレンジに変えてしまうのも1つの手です。しかし、スチームオーブンレンジも「レンジ」と付くので、電磁波なしは本当？怪しい！と疑問を持つ方もいると思います。

この記事では、ヘルシオやグランシェフなど各メーカーが販売している電磁波少ない機種のスチームオーブンレンジ・ウォーターオーブンについて掘り下げて解説します。ぜひ最後までご覧ください。

電磁波とは電場と磁場がお互い影響しあって空間に伝わっていく波を指します。この電磁波は物質を貫通し、振動しながら遠くまで伝わっていきます。人体に当たって吸収されると健康に害を及ぼすと主張している方もいます。

しかし、電磁波による健康への影響はまだ分からない点が多いです。発がんや小児白血病などのリスクは科学的に立証されていません。

スチームオーブンレンジはメーカーによってまったく電磁波を出さない機種も登場しています。しかし、スチームオーブンレンジは基本的に通常の電子レンジにスチームオーブン機能をプラスしたものです。ここからは、スチームオーブンレンジは電磁波が発生するのか否かについて解説します。

スチームオーブンレンジでもスチームの温め機能を使用せず、通常のレンジ機能を使用して温めた場合は電磁波が発生します。

スチームオーブンレンジとはいっても、普通に温め機能を使用すれば、電磁波使用による電子レンジ単体と変わりはありません。温めは電磁波を使用した方が短時間で効率が良く、また消費電力も少なくて済むからです。

オーブンレンジだけでなく「ガスオーブン」の場合も同様です。ガスオーブンも電子レンジ機能をあわせ持った商品が多数あるので、その場合は電磁波が出ます。

スチーム温め機能を使用する場合でも、ある程度はスチームオーブンレンジから電磁波が出ます。それは、スチーム機能とレンジ機能を組み合わせて加熱する仕組みが多いからです。そのため、スチームを使用した加熱でもレンジ機能を使うかどうか調べる必要があります。

完全に電磁波を使わない商品も登場してはいますが、電磁波との併用の方が熱効率はよく時間も短縮できます。スチーム加熱は電子レンジのみに比べて電磁波少ないので、多少時間はかかりますが、よりふっくらしっとりと仕上がります。

NEWグランシェフとは電磁波（マイクロ波）を放出することなく、高音スチームと熱で食材を温めるパワースチームオーブンです。食材のビタミン等の栄養を壊すことなく素材の旨味を引き出せるのが魅力。食材のおいしさを落とさずに温められるのがメリットです。

「NEWグランシェフ」の特徴は電磁波を全く使わず調理ができる点です。ボタン一つの簡単操作で温めから、炊く・焼く・煮る・揚げるの5種類の調理を行えます。さらに温め直しや解凍など微妙な温度調整も可能です。

120℃にも達する水蒸気は野菜の栄養素を中に閉じ込め、うまみを引き出します。ご飯や肉まんなどもふっくらと温められます。300℃まで出力できるオーブンで、外はサクッと中はもっちりとしたパンやピザが作れます。大容量の26L庫内で3～4人分調理可能です。

NEWグランシェフを開発したメーカーは(株)フォーマックです。電子レンジの発する電磁波に日々さらされながら調理するのは体によくない、との思いから電磁波を出さないパワースチームオーブンが開発されました。

スチームの湯気の熱で温めるためふっくらしっとりと仕上がります。電子レンジとほぼ変わらない仕上がりになるため人気もあります。こちらではNEWグランシェフの口コミを紹介します。

ヘルシオと過熱水蒸気オーブンの大きな違いは、過熱水蒸気だけで調理するか、レンジ加熱・ヒーター加熱を組み合わせて調理するかの違いです。ヘルシオはたっぷりの過熱水蒸気だけで調理できるため、素材本来のおいしさを実現できる低酸素調理を作れます。

ウォーターオーブンヘルシオの特徴はなんと言っても「水で焼く」仕組みに尽きます。最初から最後までレンジ機能は使わず、過熱水蒸気だけで温められるのです。

これは競合他社のスチームオーブンレンジではまだ採用されておらず、2020年現在ではシャープのヘルシオだけです。冷めた天ぷらやフライなどもまるで揚げたてかのようにサックリふっくらと仕上げられます。

ウォーターオーブンヘルシオを開発販売しているのはシャープです。最初から最後まで過熱水蒸気のみで温めるため電磁波は出ません。この機能がとても人気があり口コミでも評判です。

グランシェフ・ヘルシオの違いを見ていきましょう。グランシェフはスチームオーブンレンジと電子レンジの2つの機能を備えているのが特徴です。通常の温め・解凍にプラスして、揚げる・焼く・蒸すの調理も可能です。サイズも20Lと広めで同時に食パンなら6枚焼けます。

加熱温度は60～300℃と幅広く調理に合わせて細かな調節ができ、ピザやパンなども水蒸気によってふんわりと焼き上げることができ、電磁波が発生しない点もメリットです。

一方、ヘルシオは過熱水蒸気を使ったスチームオーブンレンジです。十分な過熱水蒸気で調理するため、素材本来の旨み・甘みを最大限に引き出します。電子レンジ機能を使わなくても食材を温めることができ、他社製品のスチームオーブンと比べて、ヘルシオはその約8倍もの熱を発生させられる点が特徴です。また、電磁波を発生させず温められる点もメリットです。

ここでは人気ブランドを紹介します。ぜひ買い物の参考にしてください。

• シャープ：ヘルシオが人気。2004年の発売以来、ロングセラー商品として現在でも多くの方に支持されている
• パナソニック：ビストロが有名。スタイリッシュなデザインなのも人気の秘密。スピード調理ができる点も魅力
• 東芝：石窯ドームが有名。パン・ピザ・ケーキなどをよく作る方にとくにおすすめ
• 日立：ヘルシーシェフがおすすめ。高品質なのに、他社よりもリーズナブルな価格で販売されている

電磁波が出ない電子レンジはありませんが、通常の電子レンジであっても電磁波をカットする方法があります。それは電磁波をカットする道具や容器を今お使いの電子レンジと共に使う方法です。中には電磁波を赤外線に変換し料理の効率を上げる鍋もあります。

以下の記事で電磁波をカットする商品を紹介していますので参考にしてください。

電子レンジからの電磁波の影響がどうしても気になる方は、過熱水蒸気を使用したスチームオーブンレンジを使ってみましょう。電磁波を使わない「NEWグランシェフ」や「ウォーターオーブンヘルシオ」を試してみるのがおすすめです。