【徹底解説】フードプロセッサーの臭いはなぜ起きる？｜ハイターは使える？

食材をきれいにミンチにしてくれる便利なキッチン家電、フードプロセッサー。ミンチにするだけでなく、健康的なスムージーや美味しいジュースも作ってくれる優れものですが、使用していくと臭いが気になりよね？

玉ねぎやお肉といった臭いの強い食材を使った後は、特に気になるかと思います。しかしフードプロセッサーにつく臭いは、しっかりと対策を行えば問題ありません。毎日のお手入れが臭い対策の秘訣です。

この記事では、フードプロセッサーについた臭いの原因、パッキンや刃周りの臭い対策から分解して洗浄する方法まで解説します。また頑固な玉ねぎやお肉の臭い対策や臭いの付きにくい素材まで紹介します。ぜひ参考にしてください。

まずはフードプロセッサーの臭いの原因をご説明します。臭いをつける前に原因を理解しておけば、原因にあった正しい対策ができます。

臭いの最大の原因は使用した食材です。ミンチ状にするので、食材の成分が容器内部全体に行き渡ります。特に玉ねぎやにんにくなど、もともと臭いの強い食材の成分が散布した場合、臭くなるのは当然です。

また臭いが強い食材でなくても、洗い残しで臭いが付いてしまう場合もあります。今日は果物だから大丈夫と思わずに、使用後はしっかりと洗浄しましょう。

フードプロセッサーには、液体をこぼさないためのパッキンという部品があります。本体同士のはざ間にあり食材と触れることはなさそうですが、目に見えない隙間から食材の成分が付着します。付着したことに気づかず放置すると臭いの原因となります。

また食材を刻む刃にも臭いは付きやすいです。共に洗浄しにくい部分であるため臭いが残り、臭くなりやすいです。パッキン・刃はフードプロセッサーを分解して洗浄してください。次の項目で洗浄方法を詳しくご説明します。

フードプロセッサーは商品にもよりますが分解が可能です。洗浄を行う場合は分解してから行いましょう。歯ブラシを使うと細かいところまで磨けるのでおすすめです。

1. コンセントを抜く
2. フードプロセッサーを分解する
3. 食器用洗剤を歯ブラシに付けて磨く
4. 洗剤を水ですすぎ、よく乾燥させる

本体回りは電気機器なので、除菌シートなどで拭けば十分です。分解する際は、部品を無くさないように分かりやすいところに並べて置きましょう。また刃を磨くときはケガをしないようにしてください。

玉ねぎやお肉などの頑固な臭いは、通常のお手入れをしていても臭いが落ちない場合があります。その際は以下の方法を試してください。

• 水に溶かした重曹に浸ける
• 煮沸で消毒する
• レモン(クエン酸)を入れて一度回す

この方法は、雑菌対策にもなるのでおすすめです。重曹やレモンは使用後に一度水ですすいでください。重曹などの後に煮沸を組み合わせることでより効果的です。

取れにくい頑固な臭いには、塩素系漂白剤のハイターがおすすめです。ハイターは直接吹きかけるのではなく、少量をフードプロセッサー半分くらいの水で薄めましょう。

そのままフードプロセッサーを回し、続いて水のみですすいで完了です。漂白剤を使用しても臭いが取れない場合はゴムパッキンのようなパーツに臭いがついている可能性があるので、分解して洗いましょう。

フードプロセッサーから食材以外の臭いがしたら故障の可能性があります。まずは説明書や公式サイトのQ&Aを確認して故障なのか調べましょう。稼働中にモーターから焦げ臭いにおいがした場合は、モーター異常があるのですぐに使用をやめてください。

モーターからの異臭は焼損故障の可能性があります。フードプロセッサーも家電なので長く使用すれば寿命は来ます。フードプロセッサーの寿命については以下の記事で詳しく紹介されています。処理方法なども解説しているのでチェックしてください。

洗浄が大変だからできるだけ臭いの付きにくいフードプロセッサーが欲しい、という方のために臭いの付きにくい素材について解説します。

フードプロセッサーの容器は大きく分けて「ガラス製」「プラスチック製」「ステンレス製」の3つの素材があります。それぞれメリットとデメリットを一覧にしました。

プラスチック製やステンレス製は軽く落下時などの耐久性が高いですが、細かいキズが付きやすいので、臭くなりやすい素材です。ガラス製は落下時などの衝撃に弱いデメリットがありますが、臭いが付きにくく毎日のお手入れが楽に行えます。

まとめると臭いが付きにくい点において、ガラス製の容器がおすすめです。

食洗機がご家庭にある方は、食洗機を利用してフードプロセッサーを洗浄するとお手入れが楽に済みます。食洗機なら自分の手で洗う必要がないため刃で手を切る心配もなく、洗い残しによる臭い残りにも有効です。

ただし使用できるのは食洗機対応のフードプロセッサーのみです。ご自身の持っているフードプロセッサーが食洗機に対応しているかチェックしてから行いましょう。

臭い対策をすれば、清潔で美味しい料理やスムージー・ジュースを作れるだけでなく、洗い残しによるカビやサビの防止にもつながります。カビやサビを防げば部品交換の手間やコストも浮くので一石二鳥です。フードプロセッサーを清潔に保って長く使いましょう。