フードプロセッサーは洗うのが面倒？｜正しい洗い方・保管方法も

野菜のみじん切りや肉のミンチなど料理の下ごしらえを助けるフードプロセッサー。多機能なものだと刃を交換するだけでホイップを泡立てたりパン生地を捏ねたりすることができます。1台あるだけで調理の手間が減り、時短にもつながりますね。

しかしやはり気になるのが、使用後のお手入れ。構造が複雑な分、パーツごとに分解したり細かいところを入念に洗ったりする必要があります。掃除が面倒で購入後数回使っただけでそのあとは収納の奥で眠ったまま、なんてことはありませんか？

この記事ではそんな方のためにフードプロセッサーのお手入れの方法を順を追って説明し、衛生面をきちんとするうえでのお手入れ時の注意点やお手入れの際に役立つ便利グッズを紹介します。また掃除がしやすく長く使えるおすすめのフードプロセッサーも紹介するので購入時の参考にしてください。

フードプロセッサーは毎回使う度に掃除が必要です。掃除の際に気になるポイントをまとめてみました。

• そもそも毎回掃除するのが面倒
• パーツごとの分解が必要
• 部品が細かい
• どこまで水洗いしていいかわからない
• 刃物で手を切りそうで怖い
• 除菌は何をすればいいか
• とにかくやる気が出ない！

フードプロセッサーは生の食材を扱うことが多く、そのため雑菌が繁殖しやすいです。特に生肉を扱うこともあり、毎回しっかりお手入れしていないと実は雑菌の中で食材を混ぜていた、なんてことになりかねません。

そのため使用後のお手入れは毎回必須です。しかしお手入れが面倒なのもまた事実。そこでここからは掃除方法を順を追って解説します。これに従うだけで簡単に掃除ができます。

ここではフードプロセッサーのお手入れの仕方について、掃除工程と保管方法に分けて詳しく解説します。

掃除をするにあたって必要なものは以下の4つです。部品の取り外し方がわかる場合は取扱説明書は不要です。

• 取扱説明書
• 食器用洗剤
• キッチンブラシなど細部を洗える物
• 除菌シート

フードプロセッサー内部は次の手順でお手入れしましょう。

1. あらかじめ電源コードを抜く
2. 取扱説明書を見ながら取り外し可能な部品を取り外す
3. 外した部品をそれぞれ食器用洗剤で洗う
4. 細かいパーツや刃物などの危険なものはブラシを使って洗う
5. 洗った後は組み立てる前によく乾燥させる

フードプロセッサーが作動したり、感電したりしないように分解する前に必ず電源コードは抜きましょう。また細かいパーツや表面のキズに雑菌がたまりやすいのでブラシを使って特に入念に洗いましょう。

食材と触れる内部の掃除はもちろん必要ですが、本体の掃除も重要です。

1. 電源コードを抜いたことをもう一度確認する
2. 除菌シートで細かい部分まで拭く
3. 除菌シートの水分が乾くまで乾燥させる

フードプロセッサーに限りませんが、コード付近はホコリや汚れが溜まることで発火する恐れがあります。また回転部分に汚れがたまると故障の原因になるので本体の掃除も怠らないようにしましょう。

フードプロセッサーを普段どこに収納していますか？「置くスペースに困っているけれど、料理に使うものなのであまり奥にはしまい込みたくない」「普段あまり使わないのにキッチンの中で場所を取っている」と使用頻度によって適切な収納場所は変わることがわかります。

週に複数回以上の頻度で使用する方は、なるべくすぐに取り出せる場所にしまうといいでしょう。シンク下収納・炊飯器の横・食器棚・パントリーなどがおすすめです。

逆に月に数回以下の使用頻度の方は、忘れないようにわかりやすい場所にしまうのが最適です。いざ使おうとなっても、どこにしまったか忘れて探すことになるのは面倒ですよね。また普段使わないなら邪魔にならない場所にしまうのもポイントです。

おすすめの場所としては、キッチン近くの収納（クローゼット）・納戸や押し入れ・キッチン床収納などが挙げられます。久しぶりに使う際は、一度水洗いしてから使うようにしましょう。

生肉を扱った後は特に注意してお手入れする必要があります。適切にお手入れしないと、ノロウイルスや食中毒などの原因になります。お手入れ方法としてはキッチンハイターでのつけ置きがおすすめです。

1. 説明書通りにパーツを取り外す
2. 洗い桶にキッチンハイターを分量通り希釈して入れる
3. 桶にパーツを入れ、5分程度つけておく
4. しっかり洗い流して完了

汚れがひどい場合は、つけ置き時間を増やしましょう。またキッチンハイターを使う際は、手荒れを防ぐためにゴム手袋を必ずつけてください。

掃除工程の説明でも触れましたが、キッチンブラシがあると細かい部分の掃除が簡単にできます。雑菌は食品が付着して放置されたままでいることによって繁殖します。細かい部分は掃除してもカスが残ることが多いので、雑菌が発生する前にキッチンブラシで汚れを取り除く必要があります。

ただこの時、内部表面に傷をつけないよう気をつけてください。表面に傷がつくとそこから雑菌が繁殖しやすくなります。たわしなどのかたい素材で洗うのも控えましょう。

汚れがこびりついて落ちない場合は、重曹を使った付け置き洗いが効果的です。付け置きすることで、汚れがある程度浮かび上がり落としやすくなります。

1. 拭いて取れる汚れをキッチンペーパーで取る
2. 洗い用の桶を用意し、重曹とお湯を1:1で混ぜる
3. 桶の中に器具を入れ、30分程度つけておく
4. 終わったら洗剤で洗い、しっかり乾燥させる

ミキサーやフードプロセッサーなど中に刃のついたものの掃除をする際に、卵の殻を使うライフハックがあります。卵の殻を少量の水と洗剤数滴と一緒にミキサーの中に入れ、しばらく回します。卵の殻が研磨剤としての役割を果たし、刃の裏側や容器の隅などの掃除しにくい部分もきれいにします。回した後は水で洗って落としてください。

フードプロセッサーを使った後の掃除は面倒そうに思いますが、実際は分解して洗うだけです。また分解しなくても掃除できる裏技もあります。料理の下ごしらえだけでなくお手入れも手軽に済ませて、調理の手間を賢く減らしましょう！