ミルミキサーおすすめ人気ランキング｜できること＆人気離乳食レシピも紹介

乾物を粉末状に粉砕する「ミルサー」と、食べ物を液体状にする「ミキサー」。何台も調理器具を買うのは置き場所に困るから、1台でこれらの調理を済ませられないの？と思う方もいらっしゃいます。そんな方におすすめなのが、2つの機能を兼ね備えた便利な調理器具「ミルミキサー」です。

ミルサーとしての粉末のふりかけ・オリジナルスパイス・コーヒーを作る役割から、ミキサーとしての離乳食やスムージーを作る役割を、「ミルミキサー」ならすべて1台でこなせます。1家に1台あれば、普段の時短調理や趣味に活用できます。

この記事では、ミルミキサーのできることやその使い方を解説します。そしてコイズミ・イワタニなどの人気メーカーから販売されているおすすめ商品についてご紹介します。手に入れやすい安いミルミキサーもセレクトしています。ミルミキサーで作る簡単レシピも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ミルミキサーとは、ミキサーにミル容器がセットになった製品のこと。

このミル容器＋ミル用カッター部分のみを「ミルサー」「ミル」のように呼びます。基本的にミル単体で売り出される製品ではなく、ミキサーとセットになった製品と思ってください。

「ミル」「ミルサー」は、乾燥している食品を粉末状にする調理家電です。

• 煮干しやかつお節を粉砕してふりかけにする
• 茶葉を細かくして抹茶にする
• スパイスを砕いてオリジナルスパイスを作る
• ナッツを砕いてスイーツに使う
• コーヒー豆を挽く

などが挙げられます。

水分を含まない乾燥したものであれば細かく粉砕できるので、ふりかけやスパイスに入れたい食品をミルサーにかけるだけで簡単に粉末になります。粉状にすれば小魚のカルシウムや茶葉のカテキンをまるごと摂れるのもメリットです。

ミルサーは基本的に乾燥した食品を粉砕するための機器のため、水分を含む食材には対応しません。しかし、一部機種において「ウェット&ドライ対応」のように表記があれば使用可能です。

茹で野菜やフルーツなどで、離乳食やドレッシング作りといったことが行いたいなら、ウェット食材に対応してミルサーを探す必要があります。

ミルサーとミキサーでは、「食品を細かくする役割」は同じですが、細かく見ると仕上がりや細かくできる食品に違いがあります。

要するに、

• ミルサーは粉砕して粉にする
• ミキサーはすり潰して液体状にする

この違いがあります。

ただし、岩谷のミルサーシリーズのように、4枚刃カッターで液体の攪拌も可能と、ミルサーと言いながら実質ミキサーと同等な使い方が可能な商品もあります。

ここからはミルミキサーを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にミルミキサーを購入した225名を対象に、アンケートを行いました。

「（ミルミキサーの）購入自体を後悔したことあるか」に対して、全体の約7割にあたる153名が後悔してないと回答する結果に。

逆に「後悔した」と考えている3割程度の方の多くは「使用頻度の低下」が原因でした。

そこで本記事は、単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入後の後悔を抑える内容になっています。

• ミルミキサーの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してミルミキサーを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった3つのポイントを意識するだけでミルミキサー選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①ドライのみかウェット対応が必要か考えること

②容量をチェック

③セット品の構成を確認

これだけです。「必要・不必要をどう決めるの？」っと思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• ふりかけや粉末緑茶など対応が乾物のみでいいのか確認
• 用途に容量があっているか確認
• 使いやすいセット構成を考える

これが失敗しないミルミキサー選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

ミルサーは、

• ドライ：乾物を粉末にする
• ウェット：水分・液体を含んだ食材を撹拌

のうち、「ドライのみ」「両用」どちらかに分かれるため、ご自身の用途でどちらが必要かをお考えください。

ミキサーとセットのミルは特に乾物のみ対応な場合も多く、収納性やサイズ感の関係で小容量なミルをメインに使いたいとお考えの方は注意です。

もちろん、液体にはミキサーやハンドブレンダーを使用するから、ミルサーに関してはドライのみでOK、のような考え方もできます。使用状況を想定して選んでください。

ミルサーは作りたいもの・一度に作れる量を目安に考えると適切な容量が決まってきます。

• 小容量ミルサーのサイズは100ml以下
• 通常のミルサーのサイズは200ml

少量のふりかけ・スパイス・コーヒーを粉末にするだけの目的で使うなら、単機能のミルタイプで容量100ml以下のコンパクトタイプを選ぶといいです。

一方で、「ミルサーで1人分のスムージーを作りたい」「家族分のドレッシングを用意したい」「離乳食作りでもメニューによってはまとめて作りたい」方は、200ml以上のウェットミルサーが適しています。

セット構成は多すぎても使わなくなる！必要なセットを見極めよう。

ミルミキサー複数ボトルやミキサーがセットになっています。しかし、冒頭に書いた通り、セットは多すぎても使わなくなる元に。

実際に、「セット品が多すぎても収納の邪魔になる」「使い分けがわからない」といった理由で、しまいっぱなしとなっている方も多いのではないでしょうか。ミルミキサーで何をしたいのかをあらかじめ考えて、使いこなせそうなセット構成を考えてください。

毎日使うものだから、できるだけメンテナンスが簡単なものを選びたいですよね。お手入れのしやすさをチェックするには、次の要素に注目してみましょう。

• 刃の取り外しが可能
• 煮沸消毒できるガラス製またはステンレス製
• 刃の材質がチタン製でさびにくい
• 容器に深さがなく洗いやすい

食洗機対応のミルミキサーも多いので、ぜひチェックしてみましょう。

ミルミキサーってどのくらい音がするんだろう

と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

ミルミキサーには騒音レベルが表示されている機種があります。以下は、一般的な家庭用ミルミキサーの騒音レベルと環境省が定めている住宅地の騒音基準を並べたものです。

上記の通り、ミルミキサーは住宅地の騒音基準から大きく逸脱していることがわかります。

とはいえ、人の普通の会話は60dB相当あるとされていますので、60dBのミルミキサーであれば問題ない可能性が高いです。実際に、有名な岩谷産業のサイレントミルミキサーは「55dB」の作業音です。

中には40dB程度のミルミキサーもありますが、モーターが弱いため仕上がりが荒く時間がかかる傾向があります。静音性重視なら検討してみてもいいでしょう。

ミルミキサーはモーターの回転の定格時間が決まっています。特にミルサーはで少量の食材を粉砕する場合が多く、時間が足りなくなることは少ないものの、大量の食材を連続で粉砕したい場合は気にしましょう。

ミルミキサーのパワーの目安は消費電力です。W数が大きければ大きいほどハイパワーなミルミキサーになります。基準としては100Wが標準です。200Wもあればかなりパワーが強く、硬い食材もしっかり粉砕してくれます。

もっとも、「ナッツ」「氷」など絶対に粉砕したい食材が決まっている方は、あらかじめその機種ごとに取扱説明書での確認をおすすめします。

ミルミキサーはアタッチメントや付属品がセットになっているため必要か考えながら確認してください。

いつくか例を挙げると、

• ミルサーによっては大根おろしや野菜のペースト作りに活躍する「おろしカッター」
• ミル容器をそのまま保存容器にできる「専用フタ」
• レンジにかけられる「耐熱カップ」

などがあります。

国内メーカー製ミルミキサーのほとんどは、しっかりとセッティングされていなければ電源ONにならない工夫が施されています。そのため、使用中間違えて怪我をしてしまったような事態は少ないです。

しかし、洗浄時にカッターで怪我をしてしまった、ということは実際に起こり得ます。中には、刃がしっかり潰されていて、怪我をしないように工夫されている商品もあります。

デザイン性と機能性に優れていながら、お手頃価格で購入できるのが特徴です。とりあえずミルミキサーを試してみたい方や、コスパ重視の方にも満足度は高いです。ミルはドライとウェットの両方に対応しているので、濃厚なスープや離乳食を作りたいときにおすすめです。

コンパクトでリーズナブルなミルミキサーが人気のメーカーです。スリムなコンパクトサイズのミルミキサーは、ワンルームの一人暮らしやキッチンにあまりスペースがない方にも使いやすい。シンプル操作で、使い勝手を重視して選びたいときにおすすめです。

1人分に最適な400mlのミルミキサーを販売しています。お茶挽き用のアタッチメントが付いているので、粉茶を飲みたいときにおすすめです。ミキサーとミル機能と合わせて3WAYで使えるのに、お手頃価格で購入できます。操作が簡単で使いやすいのもポイントですね。

置き場所を取らないコンパクトサイズのミルミキサーが充実しています。ふりかけからペーストまで、幅広い目的で使用できる多機能なモデルが欲しい方におすすめです。コンパクトでもパワーがあるので、狭いキッチンでも使いやすいのがメリットです。

佐藤商事のミル付きミキサーは、600mlのブレンダーに大小のミルコップが入っています。通常のミキサーとしてはもちろん、ミルとしても使えるので、両方の機能をお求めの方におすすめです。「D&S」のロゴが入っていて、モノトーンのスタイリッシュなデザインが豊富です。

ミルサーの基本の使い方は以下の順序です。

1. 下ごしらえを終えた材料をミルコップに入れる。
2. ミルコップ台を締める。
3. ミルミキサー本体の▲マークと、ミルコップの▼マークの先端同士が合うようにセット。
4. ミルコップを右回りに回して、カチッと音がしたら止める。
5. 電源プラグを差し込んで、ミルコップを押さえながらスイッチをつける。

以上が基本的なミルミキサーのミルの使い方です。本体とミルがしっかりハマっていないと電源をつけても稼働しなかったり、もし稼働してしまったとしても粉末が隙間から飛び散ってしまうので、しっかりハマっているかチェックしてから電源をつけるようにしてください。

ミルミキサーのミル機能を使用してふりかけや調味料をつ作る場合は、ある程度の下ごしたえが必要になります。以下で紹介する下ごしたえをしっかり行わないと、撹拌中に引っかかってうまく粉砕されない可能性があります。

• ちりめんじゃこ・桜えび・大豆といった水分を含む材料は、フライパンやで軽く炒るか、電子レンジにかけて水分を飛ばしておく。
• 乾燥わかめなど、縦に長い材料は、あらかじめ1cmの長さに切っておく。
• 煮干しなどの乾燥小魚は、頭と腹わたを取り除き大きいものは半分に切っておく。

ウェットミル機能がついていない限り、基本的に乾燥した固形を粉末にするものなので、水分を多く含むと上手く撹拌できない場合があります。また、大きすぎる材料でも完全に粉末にするのが難しいので注意して選んでください。

• ちりめんじゃこ10g
• 桜えび5g
• 乾燥わかめ5g
• ごま大1

作り方

1. ちりめんじゃこ・桜えび・ごまは、フライパンでかるく炒って水分を飛ばし冷ましておく
2. 材料をすべてミルミキサーに入れたら、10～15秒お好みの細かさになるまで撹拌したら完成

ご飯そのままかけて食べるのはもちろん、お茶漬けやトーストにトッピングするなど、さまざまな食べ方ができるふりかけです。作り置きしておけば、忙しい朝にも重宝します。素材をそのまま粉末にするので、栄養も丸ごと摂れるメリットがあります。

ミルミキサーのミル機能はコーヒー豆を挽くのにも使えます。コーヒー豆を飲む直前に挽けば酸化を防ぎ、専門店のような味と香りを堪能できるのも嬉しいところです。コーヒー豆専用ミルを買わなくてもミルミキサー1台でまかなえるので、コーヒー好きの方におすすめです。

以下の記事ではミルサーを使用したレシピを他にもご紹介しています。もっと知りたい方はぜひ参考にしてください。

• イチゴ1パック
• 豆腐半丁
• ヨーグルト400g
• 砂糖100g
• レモン汁大2～3

作り方

1. 材料をすべて入れたら、ミルミキサーで撹拌する
2. お好みでレモン汁を加えて完成

豆腐がいれると腹持ちが良くなるので、ダイエット中にも嬉しいスムージーです。イチゴ以外にも好きなフルーツでアレンジを楽しむのもおすすめ。朝の忙しい時間にも手軽に作れます。

このように、ミキサー機能を使えばスムージーやジュースを楽しめます。健康や美容のために毎朝スムージーを飲みたい方や、作りたてのフレッシュ生ジュースを楽しみたい方におすすめです。パワーのあるタイプなら、氷も砕けるのでフローズンドリンクも楽しめます。

材料（2人分）

• 水200ml
• スイートコーン130g
• バター大1
• 薄力粉大1
• 牛乳200ml
• コンソメ小1
• 塩コショウ少々
• パセリ（みじん切り）適量

作り方

1. ミルミキサーに水とスイートコーンを入れ60秒ほど撹拌する
2. 鍋にバターを溶かしてから薄力粉を入れ、焦げないよう弱火で炒める
3. 鍋に1を入れ、牛乳とコンソメを入れひと煮立ちさせる
4. 塩コショウで味を整え、仕上げにパセリをトッピングすれば完成

手間がかかり面倒なイメージのあるコーンポタージュも、ミルミキサーを使えば簡単に作れます。ほのかな甘味があって、子どもから大人まで幅広く楽しめる人気レシピです。おかずにもう1品欲しいときに試してみてください。

以下の記事ではミキサーを使ったおすすめレシピを他にもたくさんご紹介しています。もっと知りたい方はぜひご覧ください。

市販のスパイスはパウダーとホール(種や実まるごと)の両方がありますが、使うたびにフレッシュな香りを楽しむならホールをミルサーで挽くのがおすすめです。たとえばカレーパウダーなら、以下の4つの基本スパイスを混ぜます。

• クミン
• コリアンダー
• ターメリック
• カイエンペッパー(レッドチリ、赤唐辛子)

お好みでシナモン・カルダモン・クローブなどを足すのも、深みが増すのでおすすめです。スパイスが大きすぎるとミルサーの刃が回らなくなってうまく粉末にならなかったり、故障の原因になったりするので、少し刻んでおきましょう。

他にも、バジルやオレガノなどのハーブに乾燥ガーリック・塩を加えてミルサーにかければ自家製ハーブソルトの完成です。家庭菜園でハーブを育てている方はぜひチャレンジしてみましょう。

ウェットミルサー、ミキサーと併用のミルミキサーなら離乳食作りにぴったりです。ミルサーを使うと、面倒なうらごしや細かい手切り作業から解放されますよ！余った時間でたっぷり赤ちゃんの相手をしてあげられますね。

【十倍粥のレシピ】

材料

• ごはん（炊いたもの）大さじ1
• お水50cc

作り方

1. ご飯とお水をミルサーカップの中に入れる。
2. ミルサーに30秒前後かける。
3. 滑らかになったら600Wで30秒、蓋やラップをしないでレンジにかける。

カップが小さいミルサーなら少量ずつ作れるので、使い勝手も良好です。おすすめは音の静かなタイプ。赤ちゃんのおやすみタイムにささっと作れて便利ですよ。赤ちゃんのいるご家庭は以下の記事が必見です。離乳食におすすめ人気ミキサーをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

材料

• 小松菜1房
• 絹ごし豆腐2cm角
• だし昆布1枚

作り方

1. 鍋に水と昆布を入れ30分ほど煮て出汁を取る
2. だしが取れたら豆腐を入れ中火で煮る
3. 煮立ったら昆布を取り出して小松菜を入れ3分茹でる
4. 小松菜と豆腐をザルにあげ水を切る
5. 小松菜を細かく刻み豆腐と一緒にミルミキサーに入れペースト状になるまで撹拌して完成

ミルミキサーのミル機能は基本乾燥した固形しか粉末にできませんが、ウェットミル機能付きなら肉や野菜などの水分を含んだ固形の食材も細かく粉砕できるため離乳食のペーストやスープにもお使いいただけるようになります。

紹介したレシピは、タンパク質と野菜を手軽に摂れるスムージーです。豆腐が入るとなめらかになり、小松菜のクセをマイルドで食べやすくしてくれるのがポイントです。出汁は他の料理に活用が可能。他の野菜でもアレンジできるので、栄養バランスを考えて作るのがおすすめです。

若返りや健康効果で人気の「アーモンドミルク」も、一晩準備しておけば翌朝すぐに新鮮なものを飲めます。市販のものより無駄な糖分が含まれていないので、より栄養価が高く健康的です。

材料

• ローストアーモンド(無塩)1カップ
• 水(アーモンドをふやかす用)2~3カップ
• 水(ミルサーにかける用)4カップ

レシピ

1. アーモンドを水に8時間以上浸ける。
2. ミルサーにかけるタイミングで1のアーモンドをザルで水を切り、さらに水洗いする。
3. 2と水をミルサーに入れ、滑らかになるまで粉砕する。
4. ボールにチーズクロスをかけて3を入れ、水分を絞る。

アーモンドと水をミルサーにかけるだけで、美肌やダイエットに効果的なビタミンEをたっぷりチャージできます。市販で購入するとアーモンドミルクは高価なので、自分で作ってみるのも一つの選択肢として考えてみてはいかがですか？

ミルミキサーはミルサーとミキサーの機能を1台でまかなえる便利なアイテムです。スムージーや口当たりのなめらかなジュースも簡単に作れますし、ふりかけや離乳食までアレンジ幅がひろがります。機能も実にさまざまなので、ライフスタイルに合わせて選んでください。