フードプロセッサーの寿命は何年？｜買い替えのサインや故障と感じた時の対処法も

フードプロセッサーの寿命は平均3〜5年と言われています。しかしすべてがそうではありません。買った機種の価格や性能に左右され、お手入れや正しい使い方ができているかでも寿命は変わります。無茶な使い方をすると、当然寿命も短くなります。

たとえば、規定を超えた量の食材を入れていたり、機種ごとに決められた時間より長く回し続けたりしている場合です。負担がかかる使い方を長く続けると、モーターの消耗が早くなります。またお手入れを怠ると刃がサビつき切れ味が悪くなり、うまく回らなくなるケースもあります。

そこで、フードプロセッサーを長く使う方法・使えなくなった際の処分方法・買い替えのサインについて詳しく解説していきます。「フードプロセッサーはミキサーで代用できるのか？」などフードプロセッサーについての疑問についても必見です。

今から紹介する症状が出ていたら、お持ちのフードプロセッサーが寿命を迎えている可能性が高いです。修理をしようにも結局手間や費用がかかりますし、修理できるかどうかもわかりません。その場合、処分もしくは買取に出すことを考えましょう。

カッターが全く動かない場合、まずは電源コードがコンセントや本体に刺さっているか確認しましょう。また、刃が正しく機械にセットされていない事や、ゴミや汚れがあいだに挟まってる事も考えられます。刃の切れ味が悪いだけなら、替刃を買うことで解決します。

モーターが弱っていると、回転速度が少し遅くなったり、うまく食材を切れなかったりする場合もあります。その場合は、普段より食材の量を減らして試してください。ただし、空回りが続いたり本体が急に熱くなり始めたりしたら、すぐに止めましょう。

機種によっては、裏にリセットボタンが搭載されており、リセットして不具合が治ることもあります。取扱説明書を読んで、処分してしまう前に他にできることがないか確認しましょう。

異臭や異音がしたり高温になる場合は、できる限り使用を控えましょう。部品が正しくセットされてない場合も考えられるので、念のため確認しておきましょう。

使用しているうちに機械が徐々に高温になるなら、故障ではなく規定の時間を超えて回し続けている可能性があります。

フードプロセッサーは調理法によって、連続で回す時間が限られています。小さいものであれば、1分回し続けるのが限界の機種もあります。一度取扱説明書を確認することをおすすめします。

お持ちのフードプロセッサーが、寿命の場合は適切に処分しなければなりません。また購入してからまだ日が浅く、保証期間内であれば交換や修理の無償対応を求めることができます。購入した家電量販店に問い合わせましょう。

処分の方法は大きく分けて、ゴミに出す方法と買取や引き取りに出す方法の2つがあります。

フードプロセッサーは、粗大ゴミもしくは不燃ゴミとして分類されます。地域の粗大ゴミや不燃ゴミの日に処分しましょう。ちなみに粗大ゴミの定義や処理料は自治体によって違いますので、フードプロセッサーが粗大ゴミに分類されるかやその値段は事前に確認が必要です。

フードプロセッサーは、部品によって使われてる素材が違います。金属やプラスチック、ステンレスとさまざまなので、素材ごとに分別しておきましょう。何の素材か判別できないなら、取扱説明書を見て確認してください。刃の部分はそのまま捨てると危険なので、厚紙や新聞紙に包んでから捨てるようにしましょう。

お持ちのフードプロセッサーがまだ使えるなら、有料で買取してもらえる可能性は高いです。家電量販店やリサイクルショップに問い合わせてみましょう。自宅まで取りに来てもらえるサービスが多いため、手軽に利用できます。

もしリサイクルできないほど、古い場合やダメージがある場合は、不用品回収業者に頼みましょう。粗大ゴミや不燃ゴミの日はめったにないので、早く処分したい場合に好都合です。ただ、不用品回収業者は悪質な業者もあるため、選び方がポイントになります。

もし家に収納するスペースがあるなら、家にしまっておき、引っ越しの際に不要なものをまとめて引き取ってもらうのも一つの手です。お金はかかりますが、面倒な手間もありません。状態のいいものなら買い取ってもらえるケースもあるため、付属品や説明書も残しておきましょう。

フードプロセッサーを長く使い続けるためのポイントを紹介します。ポイントはお手入れ方法と使い方です。このポイントを押さえて置けば、すぐに寿命を迎えることは少なくなります。

たとえば、40度以上のお湯に長時間つけ置きして洗う場合や、漂白剤を使って汚れを落としている場合は今すぐやめましょう。耐熱性がなければ、お湯で変形したり、割れたりします。また漂白剤を使うと、金属である刃の部分にサビが発生し、樹脂の表面が劣化します。

お手入れの際は、40度以下のぬるま湯で30分〜1時間つけ置きして洗うようにしてください。刃を洗う時は、薄めた台所用洗剤と柔らかいスポンジを使うのがおすすめです。またはブラシを使って洗うと、手を切る心配せずに安全に洗うことが可能です。

本体部分は水洗いしてはいけないものが多いため、消毒シートや除菌シートを使うべきです。ただ水拭きをするだけでは、雑菌が繁殖します。このような方法で、本体や部品は使い終わったらすぐにお手入れしてください。すぐお手入れすることで汚れや菌による劣化を防げます。

正しい使い方ができてないと、モーターの消耗や劣化が早くなります。間違った使い方とは、以下のような使い方です。

• 最大量や最小量を守っていない。
• 入れてはいけない硬い食材(豆類、貝類など)を入れてしまってる。(豆類は機種によっては可)
• 連続使用可能時間(定格時間)以上の回し続けている。
• 部品が正しくセットされてない状態で回している。

連続使用時間は機種によって定められてますが、知らずに使ってる人も多いです。定格時間以上回し続けることは可能ですが、それを続けるとモーターに負荷がかかり寿命が短くなります。自分の使ってるフードプロセッサーの定格時間を確認することが大切です。

すでにミキサーを持っている方は、フードプロセッサーに代用できれば新たにフードプロセッサーを買う必要がありません。代用可能どうか見ていきます。

残念ながら、ミキサーでは代用が出来ません。フードプロセッサーはミンチやみじん切りなどのさまざまな調理法に対応できますが、ミキサーは基本的に「すりつぶしてペースト状にする」という仕組みです。そもそも刃の形状が違うため、用途が異なります。

ミキサーをほんの短時間だけ使用するという手法を取る方もいますが、やはり食感にも差が出ます。ミキサーで代用することはできませんが、フードプロセッサーとミキサーの機能が同時に備わっている製品が販売されているので気になる方はチェックしてください。

フードプロセッサーの代用品としておすすめなのが、手動みじん切り器です。その名の通り手動でみじん切りができるもので、値段も1000円程度。安いものであれば、100均でも売っています。食材を混ぜることができるうえ、水切りの機能もついてるものがあり、十分フードプロセッサーの役割を果たせます。

以下の商品は、おすすめの手動みじん切り器です。

寿命を迎えたものは正しい方法で処分しましょう。状態によっては買取してもらえる場合もあります。ただ業者選びには注意が必要なので、気をつけてください。フードプロセッサーが使えなくなり、料理が手間に感じる場合は、買い替えるか手動のみじん切り器の購入をおすすめします。