テンマクデザイン テント テンマクデザイン パンダ TCプラス

キャンプに欠かせないアイテムの1つがテントです。焚き火も調理も楽しみたい方は、燃えにくい素材で冬にも使えるタイプのテントを選びたいですよね。そこでおすすめしたいのは、テンマクデザインの「パンダTC+」です。

「パンダTC+」は、その名の通り素材にTC素材を採用し、火の粉が舞っても燃えにくく作られています。従来品の「パンダTC」に無かったスカートを搭載し、寒い冬にも対応できるようにパワーアップしました。

この記事では、「パンダTC+」の魅力やデメリット・口コミレビューや疑問点などをご紹介します。特にソロキャンパーにおすすめのテントなので、チェックしてみてください。

テンマクデザイン「パンダTC+」は、同シリーズの「パンダTC」にスカートが付いた新バージョンのモデルです。前モデルのパンダTCにスカートが無いので、自作で作ったり後付けスカートセットが販売されたりしていたので、正にパンダTCユーザーが待ちわびていた新型となります。

スカートとは、テントと地面の隙間を防げる洋服のスカートのような見た目で、風や雨がテントに入らないように守ってくれます。冬場の寒い季節におすすめの機能です。

テンマクデザイン「パンダTC+」は設営も簡単にできるのが魅力です。設営方法は「パンダTC」と同じで1人で素早く組み立てできます。

【パンダTC+設営手順】

1. フライシートを四角に広げる
2. 四隅のテープを伸ばしてそれぞれペグダウンする
3. ファスナーを開ける
4. フライシート頂上の黒いカップにポールを入れる
5. ゆっくりとポールを起こして立てる
6. 四隅のテープを引っ張りテントのたるみを伸ばす
7. 側面2箇所のテープを引っ張りペグダウンする

初心者でも設営しやすく、慣れれば5分程度で完了します。

テンマクデザイン「パンダTC+」は、ポリエステルとコットンの混紡繊維である「TC素材」を使用しています。TC素材の特徴は、通気性と吸水性に優れており肌触りもいいコットンと、シワになりにくく速乾性があるポリエステルを組み合わせ、いいとこ取りをした素材です。

TC素材は、燃えにくく通気性・遮光性が高く結露しにくい特徴があります。火の粉が舞ってもテントに穴が空いたり燃え移ったりしにくいので、焚き火やバーベキューコンロが使いやすいのが魅力です。

テンマクデザイン「パンダTC+」は、「パンダTC」と比べてインナーテントもパワーアップしています。パンダTCのインナーテントは横向きのみ配置できましたが、「パンダTC+」は従来通りの横向きでも縦向きにも設置できます。

インナーテントとフライシートを接続するバックルが増えたので、繋ぐバックルの位置を変えるだけで縦向きにカスタマイズできます。入口が2箇所あるデザインになり、出入りしやすいのが魅力です。

テントで広々としたプライベートスペースを確保するには、タープとの連結がおすすめです。「パンダTC+」は、「パンダTC」と同じくテンマクデザインの「パンダタープTC」と連結が可能です。テントから出入りする時に雨風を防ぎ、ゆったりした空間で食事やリラックスタイムが楽しめます。

ただ、連結するときには「パンダTC+」に付属しているポールではなく、別売りのスチールポールが必要です。付属ポールを無理に使うと、曲がってしまう可能性があるので気を付けましょう。

「パンダTC」の総重量が5.44kgに対し、「パンダTC+」の総重量は6.28kgです。比較すると0.84kgほど重量が増えています。スカートが付いている分、重量が増えてしまうのは仕方がないですね。収納したときのサイズ差は、見た目にはほとんど分からないくらいになります。

「パンダTC+」にはスカートが付いているのが大きなメリットですが、収納するときはスカートを巻く必要があります。これが面倒に感じる方もいるようです。寒い時期以外は、素早く撤収できる「パンダTC」のほうが便利かもしれませんね。

「パンダTC」はスカートが無いのでテントと地面に隙間があり、風通し良く過ごせます。「パンダTC+」もスカートを巻けば隙間ができるものの、スカートが少し垂れさがるので隙間は少なめです。通気性に関しては「パンダTC」に劣ってしまいます。

これは「パンダTC+」にも「パンダTC」にも言えますが、TC素材の特徴として吸水性が高い分乾きにくくなっています。そのため、使用後はしっかり乾燥させてから収納しないと、カビが生えてしまいます。天候が悪い日は、持ち帰ってから広げて乾かすなどの工夫をしましょう。

「パンダTC+」の底に設置できる、バスタブ型の「グランドシート」も販売されています。こちらは付属品ではなく、別売り品となります。フルサイズでテント底を全面カバーできるので、雨の浸水や虫の侵入が気になる方におすすめです。

「パンダTC+」は発売当初、スカートが付いた「パンダTC」として注目され、初回販売はネット通販で10分ほどで売り切れる人気ぶりです。品薄状態は続いていますが、予約の受付はしていないようです。

ネット通販では、公式サイト・Amazon・楽天市場・ヤフーショッピングでそれぞれ「WILD-1店」で商品の取り扱いをしています。売り切れている場合はメールで再入荷のお知らせを受け取れるので、各店舗をチェックしてみましょう。

「パンダTC+」は、基本はインナーテントに1人分しか寝るスペースがありませんが、インナーテントを使用しなければ大人2人でも使用できます。その場合はインナーテントの代わりに、グランドシートを購入し底面に設置しましょう。

また、中央のポール部分やテントの周囲は斜面のため、デッドスペースになってしまうので工夫が必要です。少し手間がいりますが、夫婦や親子・カップルや友達同士でも、ゆったり使えるのは嬉しいですね。

テンマクデザイン「パンダTC+」はスカート付きに進化した、冬でも使える便利なテントです。火に強く、インナーテントの配置もカスタマイズできるので、より自由なキャンプが楽しめます。「パンダTC+」を取り入れて、快適なキャンプを過ごしましょう。