ワイヤレスイヤホンのイヤーピースおすすめ18選｜付け方も解説【どこまで入れる？】

現代において、イヤホンは通勤・通学時・リモートワークの必需品として定着しています。最近ではBluetooth搭載のワイヤレスイヤホンも普及し、ますます人気。ワイヤレスイヤホンを快適に使うにはサイズ感が大事で、特にイヤーピースがポイントです。

耳に合わないイヤーピースは、入らない・取れる・脱落するといったトラブルを招きがち。使用感はゴム・シリコンといった素材によっても左右されるため、自分に適したものを選ぶ必要があります。

以上を踏まえ、本記事ではイヤーピースの選び方・おすすめの最強のイヤーピースを詳しく紹介します。どこまで入れるかといった正しい付け方も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

イヤーピースとはイヤホンの先端部分についているゴム素材のパーツです。イヤーピースは耳の向きに沿った形となっていて、右耳用と左耳用を表すR(右)とL(左)の表示があります。装着の際はかならず左右を確認しましょう。それから、イヤピースを耳の骨に沿わせながら少し斜めにして耳穴にしっかり入れていきます。

どこまで入れるか難しいですが、すぐ落ちる方はイヤーピースの位置が手前過ぎる可能性もあります。奥までしっかり入っているか確認してください。

イヤホンの種類は、カナル型・インナーイヤー・耳掛け型の3つです。カナル型は、耳穴に入れるタイプでフィット感が強いため、サイズが合わないと痛みを感じる人も多いです。インナーイヤーは耳の淵にはめるタイプで、ゆとりがあるため痛みが出にくいです。

耳掛け型は、耳の外側にフックでひっ掛けて使用します。サイズが合わない場合、耳の外側に痛みを感じる場合も。イヤホンのタイプによっては、耳の形と合わず痛みを感じやすい場合もあります。ご自身のイヤホンがどのタイプか確認してください。

インナーイヤー型のイヤホンをお持ちの場合には、装着方法で解決する場合もあります。1つ目は「シュア掛け」で、耳の上にケーブルを掛けて装着するとイヤホンが安定するものです。2つ目は、耳の内側からシリコン素材の反発力などで支える「スタビライザー」の装着です。このアイテムを使用すればイヤホンが耳から落ちにくくなります。

カナル型のイヤホンを購入すると、通常イヤーピースがついてきます。イヤーピースは透明なものも多く、気づかずに箱と一緒に捨ててしまう場合もあるので必ず確認しましょう。また、S・M・Lのように、サイズが選べるイヤーピースが付属されている商品もあります。

海外製イヤホンの場合は小さめのSサイズでも女性や子供には大きく、耳に合わない場合もあります。イヤーピースは、ご自身の耳穴にあったサイズのものをきちんと選びましょう。サイズ表も参考にしてくださいね。

イヤーピースを耳のサイズぴったりのものと交換すると、耳との隙間が埋まってフィットし、すぐに外れなくなりイヤホンが落ちてしまうトラブルも減ります。また、イヤーピースはフォームやシリコン製などさまざまなタイプがあります。柔らかい素材は付け心地がよく、長時間の使用でも痛みが出にくくなりますよ。

本体についているイヤーピースは、付け心地を優先しているものがほとんどです。素材が柔らかすぎて耳の中でつぶれてしまい、音に悪影響が出る場合もあります。イヤーピースは形状や素材で耳に伝わる音が変わるため、音質にこだわる方は上級者向けの高性能なイヤーピースに付け替えてみましょう。より本格的なサウンドを楽しめます。

イヤホンを使用する場合、音漏れを指摘されたことはありませんか？フィットしていないイヤーピースを使用していると、耳とイヤホンの隙間から音漏れがひどくなります。気になる音漏れは、イヤーピースを交換することで改善できます。耳のサイズに合ったイヤーピースを装着すれば、耳とイヤホンの隙間がなくなり遮音性がアップします。

イヤーピースの素材には、シリコンとフォームタイプの2種類あります。それぞれのメリット・デメリットに触れながら、詳しく説明するのでぜひチェックしてください。

イヤーピースの素材の多くはシリコンです。シリコンタイプは付け心地が柔らかく耳に優しく、音がクリアなのが特徴。また耐久性がよく水洗いができるので、清潔を保てる点もメリットです。一方で耳とのフィット感が少ないものあり、遮音性や密閉感に物足りなさを感じる方もいます。そのためしっかりと自分の耳にフィットしたサイズを選ぶ必要があります。

また、低反発素材のフォームタイプは遮音性が抜群で、迫力のあるサウンドが楽しめます。イヤーピースを指でつぶしてから耳にはめ込むと、耳にしっかりフィットするのが特徴です。遮音性が高く密閉感があるので、イヤーピースによって音質変化を楽しめるのも魅力です。一方で耐久性が低く、水洗いができないので定期的な交換が必要です。

イヤーピースの形状には、砲弾型とフリンジ（フランジ）タイプがあります。一般的なのは半球状の砲弾型です。砲弾型は耳への圧迫感が少なく、どんなタイプの人にも合いやすいデザインなのが特徴。しかし、フィット感や密閉感に物足りなさを感じる場合があります。

一方、フリンジタイプはきのこの傘のような形状で、フィット感が強く遮音性が高いのが特徴です。きのこの傘のような形状が1つを「シングルフリンジ」・2つ重なったのものを「ダブルフリンジ」・3つ重なったものを「トリプルフリンジ」と呼びます。

フランジの数が多くなるほど遮音性が上がり音漏れしにくくなり、音質が向上します。フリンジタイプは周りの環境音を抑え音漏れをせずに、快適に音楽を楽しみたい方には特におすすめのタイプです。

耳より小さすぎるイヤーピースを装着すると、落ちやすく音漏れがひどくなります。音質も抜けたようで、音楽が物足りなく感じることもあります。反対に、大きすぎるイヤーピースは、耳に痛みを感じる場合もあります。こもったような音になってしまい、こちらもクリアなサウンドを楽しめせん。

耳穴の大きさは人によってさまざまです。別売りのイヤーピースはS・M・Lだけでなく、XSからXLまで豊富なサイズから選べるものもあるので、自分にぴったりのサイズを見つけましょう。

イヤーピースを選ぶ際は、イヤホンとの相性のチェックが大切です。イヤホンによって軸のサイズや長さが異なるため、イヤホンノズルを差し込む口の内径を必ずチェックしたうえで購入してください。

伸縮するシリコンタイプは実際の内径+0.5〜1.0mmぐらいまで対応可能な場合が多いですが、フォームタイプは伸縮しないため特にサイズに注意が必要です。基本的には、イヤホンと同じメーカーから発売されているイヤーピースとの組み合わせがおすすめです。

また、イヤーピースはイヤホンの音質にも影響を与えるといわれています。イヤーピースによっては低音を増強できるタイプのものなど音質も異なってくるので、あわせてチェックしておきましょう。

完全ワイヤレスイヤホンの多くは、充電ケースにしまうことで自動充電が可能になります。しかし、別売のイヤーピースを購入し付け替えた場合、充電ケースの蓋が閉まらなくなる場合があります。

現在いくつかのメーカーでは、完全ワイヤレスに対応したイヤーピースを販売しています。完全ワイヤレスイヤホンをお使いの方は、チェックしてくださいね。

「ソニー」は日本の老舗大手電機メーカーですが、大物家電だけでなくイヤホンの分野においても種類が豊富で人気が高いです。イヤホンにあわせて、イヤーピースも幅広いラインナップが魅力のメーカー。日々の使用に向いている「シングルフリンジ」タイプが多いのが特徴。幅広いサイズに対応しているのも魅力の一つです。

「コンプライ(Comply)」はイヤーピースでとても人気が高いメーカーです。素材はポリウレタンフォームを採用しており、粘弾性があるためどんな耳穴の形にもフィットします。そのため密閉性が高くなり音漏れのリスクが軽減。商品のラインナップが豊富ですが、特に耳垢ガード付きの「Tw-type」・汗ガード付きの「SPORT PRO」が人気が高い商品です。

イヤーピースの定番メーカーといえば、ファイナル(final)。final独自のオーディオ技術がイヤーピースにも生かされており、イヤーピースのタイプによって音質変化を楽しめるのが特徴です。中でも「Aタイプ」と「Eタイプ」の人気が高いです。Aタイプは中音域から高音域にかけて音が鮮やかになるのに対し、Eタイプでは低音が強くなります。

お馴染みの100円ショップであるダイソー・セリア・キャンドゥでも、豊富な種類のイヤーピースが販売されています。低反発イヤーピースや、カナル型イヤーピース2段タイプなど、100円ながら密閉性が高く快適な付け心地を実感できます。

また、100円ローソンのイヤーピースも注目されています。低反発のウレタンフォームを使用しており、耳に入れるとしっかりフィットし音漏れの心配もありません。1000円台の商品と比べると装着感は劣りますが、イヤーピースのお試しにおすすめです。

ここまでおすすめ商品を紹介してきましたが、なかなかぴったりなものが見つからないのであればオーダーメイドするのも対策のひとつです。オーダーメイドイヤーピース「eA-R」は、ひとりひとりの耳の形をかたどって、その耳型にあわせて作るイヤーピース。デザインやフィット感などカスタマイズできます。

イヤホン自体が耳にフィットしていない方には、「カスタムIEM」がおすすめです。カスタムIEMは、イヤホンの一部分だけでなくイヤホン全体を自分の耳の形に合わせて作れます。以下の記事ではカスタムIEMについて詳しく紹介していますので、気になる方はチェックしてくださいね。

イヤーピースはステムからの脱落を防ぐため、固めに装着されています。無造作にイヤーピース上部を引っ張ると破損しやすいため、ステムの根元から力をかけてゆっくり引き抜く要領で取り外しましょう。軽くひねりながら引っ張るのがポイント。滑りやすい素材の場合は、乾いた布にくるんで作業すると効果的です。

イヤーピースにも寿命はあります。寿命のサインとしては、耳穴にフィットしなくなった・自然と耳から外れるようになったなどです。また、イヤーピースの素材にもよりますが、見た目も触った感じもボロボロになっていたり、低反発の場合は潰して膨らまなくなったら交換のタイミングです。劣化すると遮音性が低くなり、音漏れもしてしまうので、適度に交換しましょう。

すぐ落ちる・痛いといったワイヤレスイヤホンのトラブルは、イヤーピースを交換すれば簡単に解決します。またトラブル解決だけではなく、音質がさらによくなるなどメリットもたくさんあります。自分のサイズに合った新しいイヤーピースを見つけて、ワイヤレスイヤホンをもっと快適に使いましょう。