ミキサーが動かない・回らない原因は？｜壊れた？ピーナッツバターは作れる？

朝の食卓にはフレッシュジュースやスムージー、夕食にはポタージュ。ピーナッツバターやお菓子作りにも大活躍のミキサーですが、突然うんともすんとも言わなくなったなんて経験はありませんか？

中央の羽が空回りして食材が砕けない、何度ボタンをONにしても均等でなめらかにならない…これらは材料の水分が少ないのが原因です。また、ONにしてもスイッチが入らず全く動かない、回らない！なんて事態にも。

故障かな？買い替え？と思う前に、正しくセットされているか確認するのも必要です。機種によっては、安全装置がついてる場合もあります。ここではミキサーの回らなくなる原因と解決方法を解説。また、記事後半ではブルーノやVitantonioをはじめとした各種メーカーのサポートページもご紹介します。

ミキサーのスイッチを押しても作動しない場合、本体とパーツが正しくセットされていない可能性があります。

• 本体
• カッター台
• パッキン
• ミキサー容器
• 蓋

これらがしっかりセットされているか確認してみてください。特にパッキンはお手入れの後セットし忘れがちです。調理材料が漏れ出す原因にもなるので、忘れずにセットしましょう。

ミキサーの使用中に動作が止まったときは、モーターに負担がかかったために安全装置や保護装置が作動している可能性があります。粘り気がある材料や硬い材料を使用していたり、材料が多すぎたりするのも負担がかかる原因になります。

回転が止まってしまったときは、電源を切ってから材料を半分に減らしたり、カッターに引っかかっている材料を取り除いたりしてから、再度電源を入れて作動させてみましょう。また、安全装置や保護装置にリセットボタンがある場合もあります。

調理中にミキサーが回らなくなったときには、カッター台に内容物が固着しているかもしれません。カッターの刃に材料がひっかかっていないか、また水分量も意識しましょう。

水分が少なく粘り気のあるイモ類などを使用すると、カッターの刃に材料がこびりつき、回転が休止する原因になります。

ポタージュスープや離乳食のためにイモ類などを使用する場合は、水分の多い食材を意識してこびりつきを避けましょう。

ミキサーが回らない原因は、ミキサーに入れている材料が多すぎる可能性があります。ミキサー内の容量がオーバーすると、ミキサーの刃が回らなくなってしまうので、電源を切って材料を減らし、再度回してみてください。

ミキサーを長時間使っていると熱を持ってしまって止まることがあります。特に硬い食材をミキサーにかけると作動時間が長くなり、発熱して止まってしまう原因となるので先に切ってからミキサーにかけることをおすすめします。

もし機械が熱くなって止まった時は以下の対処法を試してください

• ミキサー自体が熱くなって動かないとき、煙などが出ていなかったら30分程度休ませてから使用する。
• もし煙が出ていた場合はモーター焼けが考えられるので慌てずに電源を切ってコンセントを抜く。
• 修理は自分でせずにサポートセンターや購入店に問い合わせる。

モーターが焼けた場合は修理が必要ですが、モータの焼けは自分で修理できません。ここからは、モーターが焼けた場合の対処法・各種メーカのお問い合わせ先についてご紹介します。

モーター焼けしている場合は自己修理はせず、メーカーに問い合わせましょう。また、ミキサーの刃に何も当たっていないのを確認後、水を入れる・ミキサーの中身を減らすなどしても動かない場も、ミキサーの故障が疑われます。その場合も自己修理はせず、メーカーに問い合わせてください。

• 市販の氷
• 冷凍した食材（冷凍バナナなど）
• 昆布
• 乾物類（帆立、干しエビなど）
• 氷砂糖
• 黒砂糖（かたまり）
• 魚の骨、皮、頭　

スムージーやジュースの手作りには欠かせない氷が使えない？と思うかもしれませんが、市販の氷は家庭で作った氷よりも固く、大きいものが多いのでおすすめできません。氷を使用する場合は、家庭冷蔵庫で作った角氷を使ってくださいね。

また、ピーナッツバターを手作りする際、フードプロセッサーが回りづらくなった場合は、ごま油や菜種油などの追加で対処できます。

• やまいも
• もち
• レーズンなどのドライフルーツ
• 肉のすり身
• 水分を加えない野菜ペースト
• 茹でたじゃがいも

など、粘り気があり水分の少ない食材で調理すると、回転しないだけでなく、故障の原因にもなります。ミキサーで作る定番の「バナナジュース」も、バナナの粘り気が強いので必ず牛乳を一緒に入れて回転させてくださいね。

介護用の濃厚流動食などもミキサーで作れません。食材をペーストにしたい場合は、ミル容器が付いてる機種であればミル機能で作ってください。

• 肉・魚類
• 野菜・くだものの皮
• たくあん
• 根こんぶ　など

繊維や筋のある食材で調理すると、カッターに引っかかって回りません。引っかかった材料を取り除くときは、直接カッター刃に触れないようにしてください。けがの原因になります。

フードプロセッサーを購入したら、りんごジュースやバジルソースに挑戦してみましょう。バジルやりんごは禁止材料ではありませんが、ここでも注意したいポイントがあります。

バジルソースを作る場合は、バジルは茎を取り除いて使用しましょう。バジルの茎は非常に硬いので、中で詰まってしまう恐れがあります。回らなくなってしまった時は、割り箸などを使って除去してください。この際、感電や誤作動を防ぐため、あらかじめコンセントを抜いておくのが大切です。

りんごジュースを作りたい時は、りんごはなるべく小さく目にカットしましょう。りんごが大きいまま投入したり、カットせずに投入したりすると、カッターに引っかかってしまう可能性があります。もし、中で引っかかって動かなくなってしまった場合はバジルと同様に、絶対にコンセントを抜いた上で、丁寧に取り出してカットしてください。

ミキサーを使用したときは、毎回丁寧にお手入れしましょう。食器用洗剤でスポンジやブラシを使ったお手入れにより、食材のこびりつきやパッキンの劣化を防げる上、快適に長くミキサーを使用できます。

忙しい朝に使用するときもありますが、浸け置きはカッター刃やパッキンを劣化させる原因になるので要チェックです。浸け置きせずに、ぬるま湯に食器用洗剤を少量入れて回転させると、汚れも落ちやすくお手入れの時短になります。時間がないときも工夫してお手入れしましょう。

ミキサーは連続で使用すると、モーターに負担がかかり故障の原因につながります。2分以上回転させないようにしましょう。次の調理に使いたい場合は、30分程度時間を置いてから使用してください。

また、空運転は異常加熱によりモーターが焼けてしまう場合もあるので、必ず材料を入れてから回転させてください。お手入れのために回転させるときも、必ずぬるま湯やお水を適量入れて回してくださいね。

ハンドブレンダーは、全卵や植物性のホイップクリームなど、通常の泡だて器では攪拌しにくい材料には必須アイテムです。しかし、長時間使っていると、モーターの過熱で異音や煙が出たり、いきなり動かなくなってしまったりする恐れがあります。

まず、電源プラグが抜けていないかどうかチェックしましょう。電源プラグがきちんと挿さっていない場合、感電の危険性もあります。

また、長時間の使用が原因の場合もあります。長時間使用すると、モーターが熱くなり、発火防止のため自動停止します。もし本体を触って熱いと感じたら、使用を控えて30分程度休ませましょう。

ミキサーは手軽で便利な調理器具で、野菜や果物を多く取り入れるためにも、毎日でも使いたいですね。フレッシュジュースやスムージー、お子さんには手作りスイーツで健康で安全な食卓を彩りましょう。そのためにも、ミキサーは安全に正しく使うのが大切です。