【簡単】ミキサーの洗い方・掃除方法！分解できないタイプもOK｜おすすめ商品も紹介

スムージーやジュースを作るのに活躍するミキサー。手軽に野菜を摂取できるため忙しい方に重宝される調理家電ですが、使用した後の掃除がめんどくさいと感じる方も多いです。ミキサー内のパーツが多いと、より隅々まで綺麗にするのに時間がかかります。

さらに、お安いミキサーの中には分解できないタイプもあり、衛生面に不安も残ります。そこで今回は、身近なキッチンアイテムでできるミキサーの基本的なお手入れ方法をご紹介します！

本記事では、

・前半でミキサーの掃除方法

・後半で洗いやすいおすすめミキサーを紹介

この構成で解説します。掃除方法が知りたい方が多いかと思いますので、前半だけでもお読みください！

☆この記事を読めばミキサーの掃除方法が簡単にわかります！

最初にミキサー掃除の前提として、シンクに必ずあるスポンジではなく、ブラシをご用意ください。なぜなら、スポンジだと指で掴まなければならないため、ミキサーの刃で負傷する可能性があるためです。

ブラシは100円ショップのもので構いません。持ち手の柄が付いていればなんでもいいです。WEBショップなら「水筒隙間ブラシ」などで検索すると、ちょうどいいものが出てきます。

また、ミキサーはパーツが多く、ねじ込み用の溝も多いです。スポンジでは入りきらなかった隙間もブラシだときれいにできます。

これは食器を洗う時も同じですが、「水」より「お湯」の方が汚れ落ちがいいです。

通常給湯器を通してシンクから出るお湯は、最高でも「50〜60℃」程度にしかならないため、調理器具が洗えます。不安なら、多少温度を下げればOKです。

水とお湯だと汚れ落ちがかなり違うのを覚えておくと、「なんだか油が残ってる…」といった洗い残しを抑えられます。

パーツが分解できると、ミキサーの洗い方はとてもシンプルで簡単です。

【洗い方の手順】

1. 使用が終わったらすぐにすすぎ洗いしておく。
2. パーツを分解し、水につけおきしておく。
3. 中性洗剤でパーツを一つひとつ洗う。
4. 洗剤が完全に落ちるまで洗い流して水気を拭き取る。
5. 完全に乾かす。

汚れの蓄積を防ぐために、水でつけ置きして汚れを浮かせることで洗い残しを防げます。

また、水気が飛ぶまで乾かすことで、カビの防止ができます。

【掃除の手順】

1. 食器用中性洗剤数滴と水(ジャーの1/3)をミキサーに入れフタをします。
2. ミキサー本体のスイッチをオンにして回す。
3. 10秒から1分程度ミキサーにかけたら洗剤を捨て、すすぎのための水をそそぐ。
4. 水を数回変えてミキサーにかける。
5. 洗剤が完全に落ちきったらよく拭いて乾かす。

ミキサーに入れる中性洗剤の量はほんの少量で構いません。ミキサーの回転によって少しでも泡が立ちやすいためです。

また、ミキサーの連続使用時間も守って稼働させるようにしてください。この方法は、使用してすぐの汚れを楽に取る方法です。使用後毎回行えば汚れのこびりつきを防げます。

【掃除の手順】

1. 重曹(小さじ1程度)とぬるま湯をミキサーに入れて回す。
2. しばらく稼働させたら重曹の入った水を捨てる。
3. 水で数回すすぐ。
4. よく拭いて完全に乾かす。

使用後すぐにすすぎ洗いをしなかった場合、ミキサーの底や側面に汚れがこびりついてしまいます。重曹を使用することで、重曹の細かい粒子がクレンザーのようになり汚れを取り除いてくれます。

また弱アルカリ性の重曹は、酸性の汚れを落とす特徴を持っています。油分を含む食品の汚れを取り除いたり、消臭したりするのにも適しています。今まで丁寧なミキサー掃除を怠ってきた方でも、この方法で蓄積した汚れをすっきりさせてみましょう。

【掃除の手順】

1. ゆで卵を作った後の卵の殻を、水と少量の食器用中性洗剤とともにミキサーに入れて回す。
2. 何度か水を入れ替えてミキサーを回す。
3. 卵の殻がミキサー内に残らないように水でよくすすぐ。
4. 水を拭き取って完全に乾かす。

最後にご紹介するおすすめのお手入れ方法は、卵の殻を使用する裏技です。卵の殻が研磨剤のような役割を果たし、刃についた茶色いサビやこびりついた汚れを綺麗にしてくれます。長く愛用しているミキサーの取れにくい汚れを取りたいなら、一度この方法を試してみてください。

ただし、ジャーの素材がガラス製だと内側に傷がついてしまう場合があるので注意してください。

ミキサーを洗ったあと消毒して常に清潔な状態に保っておきたい方は、80℃で5分以上の加熱消毒を行い、消毒用アルコールで拭いてください。ただし、いくつか注意点があるので確認してください。

【ミキサーを消毒する際の注意点】

• ミキサーが80℃に耐えられる耐熱性を持っているか確認した上で熱湯消毒を行う。
• ミキサーの刃など、金属製の部分は次亜塩素ナトリウムを消毒に使用することはできない。(金属部分が剥げる可能性がある)
• アルコールは水で薄まると効果が落ちるため、水気を飛ばし乾かしてから消毒する。

スムージー作りなどで乳製品をミキサーで回した後は、特有のにおいが気になります。プラスチック製のジャーだと特に食材のにおいが残りやすいです。

また、ミキサー内になんとも言えないくさいにおいを感じたら、内部でカビが生えているサインかもしれません。下記の方法を試して洗浄してください。

【ミキサーのにおい取りの方法】

1. ミキサーが動くようにセットする。
2. 台所用漂白剤を入れ、水を限界まで入れる。
3. ミキサーを回転させる。
4. しばらく放置する。
5. 容器を水ですすぎスポンジで洗う。(この時に細かいところは歯ブラシを使う)
6. 再度水ですすぎ乾燥させる。

ミキサーにカビが生えてしまうと、その後漂白する手間がかかりますし、衛生的にも問題があります。ミキサーにカビを生やさない方法は、普段のミキサーの使い方にあります。

• 使用後はすぐにすすぎ洗いをすること。
• 汚れ残りがないかチェックし、隅々まで洗い流すこと。
• 洗った後は水気を拭き取り完全に乾かすこと。

この3点に気をつけていれば、ミキサーにカビが生えて嫌なにおいがしてくることもありません。普段からしっかり掃除していれば清潔は保たれるので、上記で紹介してきた方法でのお掃除をぜひ試してみてくださいね。

ここからは記事後半の

・洗いやすいミキサーの選び方

・洗いやすいミキサーのおすすめ商品紹介

となります。買い替えを検討している方はぜひご覧ください。

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】のミキサーに行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

どの容量を選べば少なすぎや多すぎを防げる？

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

一般的なコップの容量が200ml〜250mlのため、容量の目安は「人数×200ml」になります。一目で作る人数（杯数）に必要な容量がわかる形にまとめたので、以下の表を確認してみましょう。

上記はあくまで目安です。「1.0Lにもう少し欲しい」などの場合は、200mlずつ増やして該当の容量の機種がないか確認してみましょう。

ミキサーの容量は、買ったはいいものの「複数回動かさないと必要量作れない」「必要量に対して容量が大きくて損した気分」と後悔する可能性があります。

性能・機能に目を惹かれがちですが、この項目を決して忘れないようにしましょう。

パーツが分かれる方が洗う手間が増えそうだけど

と思う方もいるのではないでしょうか。

実はその逆でパーツが分かれる方が洗いやすさは上がるんです。刃の部分が土台から離れない場合、刃と土台の間が洗いにくいのが想像できますよね。

しかし、ただ分かれてればいい訳ではありません。パーツが少なくシンプルなものがより洗いやすくなります。最低限、フタ・ボトル・刃がついてるボトル台・パッキンは分解できるものを確保しましょう。

パーツが最低限分解できればなんでもOKなんだ

と安心している方、要チェックです。

パーツ部分でもう1点、刃の周囲の囲いの有無を確認してください。本体から刃のついたボタル台を外せても、刃の周りに囲いがあるタイプはとても洗いにくいです。無理に洗おうとすると、手に刃が当たってケガをする可能性もあります。

よって、刃の周りに囲いがないもの、もしくは囲いが取り外せるものを選びましょう。パーツが分解できるかチェックする際に、こちらも一緒に確認するのがスムーズですよ。

洗い物が面倒！出来ればやりたくない！

という、そもそも洗いやすさ云々でない方もいるでしょう。

そんな方にはクリーニング機能付きのミキサーがおすすめです。使用後に水と食器用洗剤を入れてボタンを押すだけで、刃の周りやボタルの汚れを落としてくれます。

クリーニング後の汚れのチェックや仕上げは必要になりますが、圧倒的に手間が省けます。洗い物が好きでない方、刃の周りを洗うのが面倒という経験を一度でもした方はぜひ検討してみてください。

ミキサーには食洗機対応品もあるため、ご家庭に食洗機を導入している方はぜひチェックしてください。

ただし、

・ボトルのみ対応

・カッター刃も対応

など、どこまで食洗機に入れられるかが商品によって異なります。

ミキサーの回る速度って一定なの？

と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

ミキサーは回転速度を調整できる機種が多いです。最低限、高速モード・低速モードの2つがあれば問題ありません。もう少し細かく作業したい場合は、数段階に分けてスピード調節できるミキサーがおすすめです。

また、フラッシュモードもあると便利です。瞬間的に刃が回る機能で、スムージが分離した際に攪拌できます。美味しいスムージーを楽しみたい方におすすめです。

刃の形ってそんなにあるの？

と疑問を持たれる方も多いでしょう。

ミキサーの刃の形状はメーカーによってさまざまですが、波刃・平刃・波刃＋平刃の3タイプに大きく分かれています。特徴は以下の表になります。

上記の表の通り、波刃と波刃＋平刃がなめらかな仕上がりになるので、この2つのいずれかを選べば購入後の仕上がりの違和感は防げますよ。

ミキサーのボトルが丈夫なのがいいな

と考えている方もいるのではないでしょうか。

ミキサーのボトル容器の素材はガラス製・樹脂製に大きく分けられます。樹脂製は一般的なAS樹脂やポリスチレン以外に、今はトライタン素材が注目されていますよ。それぞれわかりやすくメリットとデメリットをまとめました。

もっとざっくりまとめると、

• 食洗機対応が多く、耐久性を重視のガラス製
• 軽くて安価な樹脂(ポリスチレン等)
• 軽くて耐久性もあるが価格がお高めの樹脂(トライタン)

になります。重さと耐久性が変わるので、「便利だな」「重視したいな」と思う方に近いものを選択しましょう。

ミキサーってどの機種も氷使えるでしょ？

と安心しきっている方も多いのではないでしょうか。

確かに、ご家庭の冷蔵庫で作る小さい氷なら、基本的にどのミキサーでも使用可能です。小さい氷しか使わないという方は読み飛ばしても大丈夫です。

注意すべきは、スーパーなどで売っているロックアイスを使用しようとしてる方です。家庭用で使うようなミキサーでロックアイスは使用できません。ロックアイス対応ミキサーを探すか、冷蔵庫で作る氷を使用しましょう。

ランキングを見る前に再度確認。

失敗しない商品を選ぶためのポイントはこちら！

ミキサーってどのくらい音がするんだろう

と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

ミキサーには騒音レベルが表示されている機種があります。以下は、一般的な家庭用ミキサーの騒音レベルと環境省が定めている住宅地の騒音基準を並べたものです。

上記の通り、ミキサーは住宅地の騒音基準から大きく逸脱していることがわかります。

とはいえ、人の普通の会話は60dB相当あるとされていますので、60dBのミキサーであれば問題ない可能性が高いです。それでも不安という方は、防振ゴムマットや厚手のタオルを下に敷くのがおすすめです。

中には40dB程度のミキサーもありますが、モーターが弱いため仕上がりが荒く時間がかかる傾向があります。静音性重視なら検討してみてもいいでしょう。

容量が増えれば全体的に大きくなるものでしょ？

と思う方が多いでしょう。

その通りです。容量が大きくなるほどボトルやモータは大きくなり、高さが出てきます。0.5L前後の少ない容量だと高さは20cm強、0.6L以降は30cm以上はあります。

メーカーや素材の差で発生するものではありません。一定の容量を確保すれば大きさは出てしまうので、30cm程度は許容する必要があるでしょう。

「大きさによる置き場所のストレス」と「量が足りず複数回作るストレス」を天秤にかけて、前者が勝るようであれば、基準の容量より下げて大きさを小さくするのもありです。

ミキサーはボタンを押せば連続で稼働するものが多いです。ただ、中にはボタンを押しっぱなしにしないと稼働しないものもあります。完成するまでボタンを押し続けるのは腕が疲れます。

押しっぱなしにしないと動かない商品はコンパクトな商品に多いので、スペック情報や口コミを必ずチェックしてください。

赤ちゃんや小さいお子さんのいるご家庭では、安全機能は必須です。しっかりと刃が規定の位置にはまっていないとボタンを押しても回らなかったり、刃が露出していると回らなかったりします。

小さいお子さんは料理をする保護者の方のそばから離れないことも多いですよね。スイッチに好奇心を示す時期だと危険を誘発する可能性もあるため、搭載されてるととても安心ですよ。

ミキサーの中でも1人用のタンブラーの中には、付属のキャップに飲み口付きの商品もあります。一般的なミキサーは液体をコップへ入れ替える必要がありますが、飲み口付きのタンブラータイプであればそのまま飲めます。

キャップにも密閉できる商品とできない商品があるので、鞄に入れて持ち運びたい場合はしっかり確認しましょう。

ミキサーには付属品が充実している商品があります。付属品の中でもよりおすすめなのが、ミルサーのアタッチメントが付属しているものです。

ふりかけ作りやコーヒー豆を挽くなど、ミキサーの使用の幅がグッと広がります。乾物を粉砕すればオリジナルの調味料も作れるのでおすすめです。

せっかくだからよりおいしく調理できるミキサーが欲しい方には、真空ミキサーがおすすめです。価格帯は上がりますが、真空で攪拌し泡立ちが抑えられたなめらかなスムージーを作れます。

また、通常のミキサーと比較して食材の酸化を抑えてくれます。ポリフェノール・ビタミンなどの栄養成分を残せるのも嬉しいですね。健康志向の方にはぜひチェックしてみてください。

ティファールのミキサーは手頃な価格帯と食洗機対応機種が人気を集めています。食洗機に対応しているのはモーター部分以外のすべてで、ボトル容器から刃のアタッチメントまですべて食洗器で洗えるものがあります。

ミキサーのネックである洗いにくさを解決してくれるので、ご家庭に食洗機をお持ちの方は検討してみてはいかがでしょうか。

アイリスオーヤマは、安価な価格とコンパクトなサイズ感が人気です。色も白やパステルカラーを基調にしたものが多く、インテリアにも合わせやすいです。

ただ、ボタンを押しっぱなしにしないと稼働しないものや、静音性があまりないものが多くあります。そこさえ許容できれば、一人暮らしの方やタンブラーにできるミキサーをお探しの方にぴったりの商品があります。ぜひチェックしてみてください。

パナソニックはファミリーサイズのミキサーとタンブラーサイズのミキサーを展開しています。特徴はアレンジホールと呼ばれる二重構成のフタです。粉砕している途中でも、真ん中のアレンジホールを開くと、簡単に食材の後入れができます。

ちなみにパナソニックのファミリーサイズミキサーは3ラインナップですが、ミルサーやレシピブックなどの付属品に差があるのみで、性能自体は同じです。

タイガーのミキサーは静音を重視する方におすすめです。いい音設計という静音性を重視したシリーズ展開をし、従来の音から実感音45%カットを実現させています。集合住宅にお住いの方、早朝・深夜にミキサーを使用する方にもぴったりです。

ミキサーの種類は、ファミリーサイズ・タンブラーサイズを取り揃えているため、人数を問わず選べます。気になる方はぜひ検討してみてください。

テスコムのミキサーはとにかく価格重視の方におすすめです。5000円以下の機種があり、超低価格のニーズを叶えてくれます。家庭製氷の氷であれば粉砕できるパワフルなモーターと刃である程度のパワーも確保していますよ。

ビタントニオのミキサーはスムージーを目的にミキサーを探している方にぴったりです。中でもマイボトルブレンダーはタンブラー型の先駆けで、小さい・扱いやすい・洗いやすいの三拍子が揃っています。

小さくカラフルな印象を持たれますが、スムージーには欠かせない家庭製氷の氷も対応しておりパワフルです。なにより、そのまま持ち出せるタンブラーの蓋もついており、持ち運びの使い勝手も考えられています。

レコルトはインテリア性が高く女性に人気のキッチン家電を多く発売しており、ミキサーも同様にかわいらしいと人気です。

スタンダードなファミリーサイズから、スープ用ミキサー・プロテインなどの粉末用ミキサーなど、他にはないタイプのミキサーを発売しています。

ブルーノはパステル調のかわいらしいデザインで、インテリアに馴染みやすいミキサーを展開しています。見た目に反して氷を砕けるパワフルさや、使い勝手のいい機能も魅力です。

コードレスやミニボトルなど、自分にぴったりの商品を見つけやすいのもポイントです。ホットプレートやトースターなどの家電ブルーノで揃えているなら、統一性もアップするのでさらにおすすめです。

ミキサーのお手入れは、意外にも手間がかからず簡単なことがわかりましたか？電動ミキサーの特徴を生かした掃除方法がたくさんあり、汚れ度合いに合わせていろんなお手入れ方法を試せます。ミキサーをいつも清潔に保って美味しいスムージーを楽しみましょう。