音が静かなミキサーおすすめ10選｜静音フードプロセッサーやうるさくないミキサーも

ミキサーはちょっと使うだけでも「ガガガッ」とかなり大きな音がしますよね。騒音レベルは掃除機並みで夜は使いづらいです。特にマンションの方は上下に響いたり、窓から漏れたりと周囲に気を使ってしまいます。

ミキサーの音の原因は駆動音と振動音。ミキサーを回しているモーターの音とその振動からなるため、製品によっては掃除機以上の大音響になってしまいます。せっかく便利なキッチン家電なのに、音が大きいため使うのを躊躇していたらもったいないですね。

今回はうるさくないミキサーが欲しい方に、おすすめの静音ミキサーを紹介していきます。選ぶ際のポイントも案内しているので、じっくり読んで良品を見つけてください。また、ミキサーとフードプロセッサーの違いについてもお教えします。

これまでいくつかミキサーを使った経験がある方は、それぞれミキサーの音が違うのにお気づきですか？本体の大きさにかかわらず、大きくても静かなものや小さくても騒々しい音のミキサーがあります。

実はミキサーの音の大きさは消費電力、ワットで変わります。ワット数が高ければハイパワーで駆動音も大きくなり、それに伴って振動音も増大していきます。ワット数は200W程度から1000W程度までさまざまで、本体の大きさとは関係ありません。

ミキサーのワット数が大きければハイパワーとなり、モーターの音も大きくなります。一般的に騒音となる音のレベルは60dBのチャイム音以上といわれており、70dBが掃除機の音、80dBがピアノの音となります。ミキサーはそれと同程度で、騒音レベルがかなり高いです。

体感の騒音は周囲の騒音状況によっても違います。人の出入りが激しい飲食店やイベント会場などならミキサー音を気にする人はいませんが、閑静な住宅ではちょっとのモーター音でも周囲に響き渡るため、家庭でのキッチン家電は静音が好まれます。静音のミキサーの特徴については、次の見出しでお話します。

ミキサーと似た外観のジューサーは、スクリューの回転数が遅いスロータイプがあり、騒音も抑えられているものがあります。

ゆっくりとモーターを回し、じっくりとジュースを絞るため栄養が壊れず健康効果が高いとされています。ワット数は普通のミキサーと変わらないものがありますが、一分間の回転数が50回程度と遅いため静かです。ミキサーは静音でも10,000回転はあるので、どうしても音が大きくなってしまいます。

高速回転するミキサーの音を抑えるのは無理だと思うかもしれません。実は消費電力や回転数を落とさず、一般家庭で快適な使い心地が得られるミキサーがあります！

静音ミキサーはボディを防音の二重設計にしたり、底部を防振ゴムに変えたりといった工夫がされており、静音仕様でないものに比べて格段に騒音レベルが下がります。音のレベルは普通のミキサー音が45%カットされており、各所の作動音が大幅に減らされています。

実際に静音ミキサーを使った方からは、「会話やテレビの音が妨げられない」「早朝や夜も安心して思い切り使える」といった声が届いています。周囲を気にせず好きな調理を好きな時間にできるので、満足度が高いです。

静音ミキサーを選ぶ際にまずチェックしたいのが騒音レベル。音の大きさを表すdBが表示されているものもあるので、ここを確認しましょう。

一般的に60dBの音は人が「うるさい」と感じる最低の大きさで、会話、チャイム、自動車の内部など、生活の中で誰でも音に気付くレベルです。70dBになると掃除機の音や街頭の喧騒となり、確実に騒音となります。自分が気になる音のレベルを確認してdBの目安を定めるのがおすすめです。

静音仕様のミキサーは55dBのものが多く、エアコンの室外機やオフィスのレベルとされています。実際に商品を選ぶ際は、60dB以下を目安に音の大きさを探してください。

ミキサーの中には通常の音と静音を使い分けられる便利な「サイレントモード」があります。回転数やパワーを落として騒音レベルを下げられるので、早朝や夜間などなるべく音を出したくない時間帯には大変便利。

日中の音をあまり気にしなくていい時間帯は通常モードで運転し、シーンの状況により使い分けられます。やはりミキサーはハイパワーならではの威力で、調理を手早く終わらせるのが目的。サイレントモードと通常モードを切り替えれば、快適に下ごしらえができます。

一般的に消費電力の大きさは音の大きさとなるので、ミキサー選びの際もワット数を参考にすると騒音が予想できます。ハイパワーのものは1000W程度、省電力は300W以下が目安なのでここをポイントに静かなミキサーを選ぶのもおすすめです。

商品の中にはワット数を切り替えられるものもあるので、強ではどのくらいのパワー、弱ではどのくらいのパワーと確認してみると、実際の使いやすさが変わってきます。最近はハイパワーでも静音にこだわっているものもあるため、スペックを確認してみましょう。

タイガーからは「良い音設計」シリーズといった、従来より実働音を45％カットし、心地いい運転音を実現した商品が販売されています。音を気にする必要がないため、時間や場所を気にせず使用でき、手軽に使用できるのを追求されているメーカーです。

パナソニックのミキサーは種類が豊富で、気に入った機能の商品が選びやすいのが特徴です。切れ味鋭いのこぎり刃を使ったものや、400mlのコンパクトで1人暮らし向けのものなど、用途に合った商品が選べて、かつ機能的であるのも人気のポイントになります。

象印のミキサーは、重さがガラスの半分である素材を使った商品があり、使いやすいさ・機能性を考えた商品が販売されています。また、取り外しての洗いやすさを考えてあるので、繰り返し使用しやすいです。

ティファールのミキサーはコンパクトなので省スペースでも設置可能です。コンパクトでありながらハイパワーなので、さまざまな使い方に対応します。ブレードの耐久性もよく、お手入れがしやすいのも嬉しいポイントです。

ミキサー容器のサイズは一人用で300~500ml、家族用で500~1500mlが目安です。容器サイズは調理する食材によっても変わり、スムージーなどのデザート用か、家族のメイン料理用かによっても変わってきます。

スムージー用なら一杯分の目安は300ml。300mlは小型サイズですが、ニンニクや生姜など、小さい香り野菜を砕けるので、家族用としても便利に使えます。また、ミキサーで作ったジュースをそのまま持ち歩けるボトルタイプもおすすめです。

毎日使いたい場合は、軽量で耐久性・耐熱性にも優れているトライタン製がおすすめです。トライタン(Tritan)はイーストマン・ケミカル・カンパニー社が開発した新素材で、コポリエス樹脂とも呼ばれています。プラスチックの仲間のひとつですが、ガラスのような透明感でありながら落としても割れにくいのが特徴です。

耐熱性が高い素材なので、食洗機対応の商品が多いのも嬉しいポイントです。軽くて扱いやすく、メンテナンスが簡単なミキサーをお探しの方に向いています。

ガラス製のミキサーは、におい残りや色移りがしにくく衛生的に使用できる点がメリットです。色の濃い食材やオイル系のソースに使用してもしっかり洗えるため、常に清潔に使用できます。料理に使いたい方や赤ちゃんのいるご家庭など、衛生面に気を使いたい方に最適です。

食洗機の高温洗浄に対応している耐熱ガラス製のミキサーもあるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。一方で、トライタン製やプラスチック製に比べるとやや重い点がデメリットといえます。また、落とすと割れたりヒビが入ったりしてしまうため、取り扱いには注意が必要です。

安くて軽い、手軽なミキサーをお探しの方にはプラスチック製をおすすめします。リーズナブルな値段の商品が多いので、ミキサーを試してみたい場合にも最適です。そのままボトルとして持ち運べるタイプなら、家で作ったスムージーを学校や会社に持っていけます。

一方で、長く使っていると容器に傷がついてしまう点がデメリットです。容器のこまかい傷によごれが残ると、においや雑菌の原因となります。定期的にお手入れをして、清潔に保つようにしましょう。

ミキサーは刃の形によって、砕く食材が変わります。一般的な刃の形は、波型、のこぎり型、平型と3種類。それぞれの得意な食材をまとめてみました。

刃が数種類付属しているものもあるので、食材により付け替えができます。どれか一つの刃を選ぶなら波型を選んでおけば、すべての食材に対応します。

ミキサーは便利ですがお手入れが大変と思う方も多いです。面倒なのは刃の部分。鋭い金属製の刃なら手をケガする危険もあるため注意が必要です。水を入れて回すだけでは完全に汚れが落ちない場合もあるので、すっきりしませんね。

そんな場合は刃を取り外して丸洗いできるタイプが便利です。手を傷つけず、刃の下も、刃そのものもしっかり洗えるのは気持ちよく衛生面でも安心です。お手入れ方法にも着目して商品を選ぶと、普段から使いやすいミキサーとなります。

静音ミキサーといってもある程度の音は出るものです。赤ちゃんがいる家や壁が薄い家などで、できるだけ静かにする方法として、ミキサーの下にマットを敷いてみましょう。振動を吸収する防振マットなら、十分な効果を期待できます。

防振マットほどの効果は期待できないものの、厚手のタオルでも代用できます。よりしっかりと音を防ぎたいなら、防音ボックスがおすすめです。ただし効果が高い分、値段と手間はかかります。

食材をつぶして液状にするミキサーに対し、フードプロセッサーは食材を刻んで混ぜるもの。どんなに回しても食材は固体のままです。

フードプロセッサーもミキサーと同様、稼働音が気になりやすいです。騒音レベル80㏈以上のものが多いですが、50dBを下回るかなり静かな製品もあります。1台あると調理がスピーディーになるので、ミキサーとあわせて探してみてください。

これまで音の大きなミキサーを使い、周囲を気にしながら使っていた方は、静音ミキサーで24時間好きな時間帯に調理ができます。夜にビタミンたっぷりのスムージーを素材から気軽に作れると、美容や健康効果も高まりますね。