富士フイルム デジタル一眼 FUJIFILM X-A1

fujifilm x-a1はコンパクトボディでありながら大型のサイズセンサーを搭載しており、また撮影感度を最大ISO25600まで引き上げられるため、光量の少ない環境であってもノイズを抑えた色鮮やかな画像を撮影できます。

fujifilm x-a1は58の撮影シーンに応じた豊富なモードを備えており、モードダイヤル機能で簡単に設定できるほか、「アドバンストSRオート」を使えば自動で最適化してくれるなどカメラ初心者にも優しい設計となっています。

fujifilm x-a1はチルト式の液晶モニターによって角度の上下を簡単に調節できるため、様々なアングルからの撮影を楽な姿勢で行なえます。とりわけ、子供やペットを同じ目線で撮影するのにはピッタリです。

fujifilm x-a1は同社のスマートフォン送信機能を使うことで、最大30枚の画像を一斉に携帯端末へ転送することができます。またIDやパスワードの登録もなくダウンロードしてすぐに使えるので、撮影したそばから家族や友人と簡単にシェアできます。

fujifilm x-a1はオートフォーカス等の処理速度が遅く、なかには「1秒で1枚撮影できない」という声もありました。撮影環境に応じた豊富な設定を擁する一方で調節作業には時間がかかることから、本製品は風景画や記念写真など静止物の撮影に特化したカメラといえるでしょう。

fujifilm x-a1は暗い場所での高感度撮影を得意とする一方、逆光やホワイトバランスの補正機能非搭載が複数のレビューで指摘されており、光量が多い場所での撮影は苦手なようです。撮影の際に光が気になる場合は、適宜立ち位置を調整するなどしてください。

fujifilm x-a1には望遠用を含む2種類のレンズが付属しているものの、このレンズについて強度不足や取り回しの悪さを指摘するレビューが一定数見られました。交換レンズの値段が高いという声もあるだけに、取り扱いには細心の注意を払うことが求められます。

液晶に傷がついていたりシャッターが全く切れなかったりと、不良品報告が複数挙がっていました。高い買い物からの初期不良は、返品できるとはいえその後の購買意欲を削いでしまう恐れがあるので、不安な人はお近くの家電量販店で製品を探すといいでしょう。

fujifilm x-a1最大の売りである大型サイズセンサーの性能は、「画像がきれい」「映りがみずみずしい」など数々の高評価によって証明されています。散歩などちょっとした外出に持ち歩けるというレビューも多く、携帯性においても期待を裏切りません。

fujifilm x-a1は本体がお洒落な革巻きになっており、デザインの高級感や味わい深さを長所に挙げる声は中古品を購入した人からも聞かれました。なおカラーは基本のブラックに大人感あふれるブラウン、そして女性にも似合うレッドの3色から選べます。

一眼レフは性能次第で100万円を超えるような高級家電ですが、fujifilm x-a1は約7万円にして高画質・高感度の写真を実現しています。「この価格でこの画質は他じゃありえない」という絶賛の声もあるなど、コストパフォーマンスの良さはユーザーのお墨付きです。

fujifilm x-a2はx-a1の後継モデルとして2015年に発売された製品であり、前作よりも使いやすさが格段に上がっています。まず動作速度が劇的に改善されており、起動時間やシャッターラグが短縮されたほか、オートフォーカスの処理も格段に早くなりました。

他にも人物の瞳に焦点を合わせる「瞳AF」や自動でマクロモードに切り替わる「オートマクロAF」など、x-a1にはない新たな自動設定機能が搭載されており、また液晶モニターの可動域がほぼ180°なことから自撮りも可能となっています。

こうして短所の改善や追加機能の充実が図られている一方、画素数など根幹のスペックはx-a1と全く同じであり、上位モデルにもかかわらず写真のクオリティ自体は特に向上していません。そのため主に買い換え層から不評の声が多く聞かれました。

xシリーズは高感度撮影のクオリティが何よりの魅力であり、動作速度を最優先とするのであれば他に適切な製品がいくらでもあります。よって豊富な自動設定機能に魅力を感じた場合のみ、x-a2の購入を検討するといいでしょう。

fujifilm x-m1は2013年に発売されたxシリーズの下位モデルで、同年に発売されたx-a1の原型となる製品です。それまでの機種にはなかったチルト式モニターやスマホ連携機能を初めて搭載し、利便性を極限まで高めることに成功しました。

x-a1の下位モデルとして紹介しているものの、基本的な画像のクオリティはx-m1の方がわずかに上回ります。これはx-m1が解像度を重視したローパスレスのセンサーを採用しているからですが、素人目には区別がつかない程度の差であり購入の判断材料にはならないでしょう。

その一方で、高感度撮影の精度においてはx-a1に軍配が上がります。ローパスとは明暗差の激しい写真において意図しない色や柄の出現を防ぐフィルターであり、それを排したx-m1のセンサーでは夜間の景色を鮮明に捉えきれないからです。

なおx-a1はx-m1の廉価版として発売されたにもかかわらず、現在ではx-m1の方がほとんど中古品しか出回っていない関係で安く購入できます。夜間や暗い場所にカメラを持ち出す機会がなければ、本製品でも不足を感じることはないでしょう。

fujifilm x-a1 デジタル一眼について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

fujifilm x-a1は自動モード設定やスマホ連携機能がもたらす圧倒的使いやすさに加え、お洒落なデザインや価格の安さも魅力であり、一眼レフ初心者が特に手に取りやすい製品であることがお分かりいただけたと思います。

その一方で本体強度や撮影速度には難があり、逆光にも弱いなど安価品ならではの短所が多々あるのも事実です。xシリーズは現在上位モデルが多数発売されているので、より本格的な写真撮影を追求する人はそちらの購入を検討するといいでしょう。

一眼レフは旅や仕事のお供として長く使う家電ですから、購入後に後悔しないためにもカメラのスペックと自身のニーズをしっかり照らし合わせた上で製品を選んでください。