ホットプレートの焦げ付きは落とせる？鉄板の焦げ落とし方や復活方法も！

ホットプレートがあれば家族や友人などみんなで食卓を囲み、ワイワイと楽しめます。しかし、ホットプレート使用後の後始末に困っている方も多いはずです。特に、食材がくっついてできる焦げ付きが頑固だと苦労しますよね。

焦げ付きは時間が経ってしまうと落とすのに手間がかかり、誤った方法を行うとさらにひどくなる場合があります。焦げ付く原因はテフロン加工の剥げなどが挙げられますが、重曹や氷を使えば簡単に焦げ落としができます。

今回は、ホットプレートの焦げ落とし方法や、焦げがくっつかない方法をご紹介します。鉄板の焦げを取る方法・焦げ付きにくい焼肉プレートについても解説しているので、参考にしてください。

ホットプレートはフッ素樹脂コーティングのテフロン加工が施されています。この加工は本来、焦げ付きを防ぐためのものです。しかし、購入から数年が経っていたり、使い続けて加工が剥がれていたりするホットプレートは、焦げ付きが落ちにくくなっています。

また、焼くときにヘラを使う頻度が高いホットプレートの場合、表面が傷付いた状態になりやすいです。細かい傷に焦げ付きが入りやすいのも原因となっています。

テフロン加工の剥がれ以外にも、見えない油汚れがあると使っているうちに食材がくっつき、焦げ付きの原因となる場合もあります。そのようなときは油汚れを落とすと、本来のテフロン加工が活かされます。

油汚れを落とすには、まずプレートの半分くらいまでお湯を入れます。沸騰させると油が浮いてくるので、水を捨て食器と同じように中性洗剤を使って洗います。油を浮かせて洗うと油の膜がなくなり、テフロン加工がしっかり現れます。

氷を溶かし焦げ付きの隙間に流すと、汚れが浮き出ます。洗浄剤を使わずに食材の焦げ付きを落とせる手軽な方法です。まずは以下の3点を用意します。

• 水または氷
• キッチンペーパー
• 菜箸

焦げが付いているホットプレートを温めます。高温になったら、コップ1杯分の氷をホットプレートの上に広げます。氷が溶け蒸発する前に汚れが浮き出してくるので、菜箸とキッチンペーパーを使い丁寧に拭き取りましょう。

表面を傷付けずに焦げ付きを落とす効果のある、重曹を使った方法です。食用として使われる重曹もあり、少し価格は高くなりますが、より安心して使用できます。以下の5点を用意してください。

• 重曹
• 大さじ
• 水(コップ1杯程度)
• やわらかいスポンジ
• 菜箸

焦げが付いているホットプレートに水を入れ、高温設定を行います。大さじ2杯分の重曹をホットプレートに入れたら、菜箸でよくかき混ぜます。重曹が泡立ったタイミングでホットプレートのスイッチを切り、熱い状態のときにスポンジを使い丁寧に焦げを落とします。

お酢にはタンパク質を分解する成分が含まれており、焦げを落とすのに役立ちます。まずは以下の4点を用意します。

• お酢
• キッチンペーパー
• やわらかい布かスポンジ
• ラップ

焦げが付いているホットプレートが冷めているか確かめ、焦げ付きの上にキッチンペーパーを敷きます。お酢をキッチンペーパーにたっぷりとかけラップを敷き、一晩浸け置きます。一晩たつと汚れが落ちているので、やわらかい布かスポンジできれいに拭き取ります。また、ラップを敷くとお酢のニオイが部屋中に充満するのを防ぎます。

使い終わったあと油がまだ残っていたら、箸でキッチンペーパーをつまみしっかりと拭き取っておきます。その後濡らしたキッチンペーパーや布で残りの汚れを拭き取り、清潔で乾いたキッチンペーパーを使い水分を丁寧に拭き取ります。

使い終わった直後のホットプレートを高温設定にしておき、焦げ付いた部分に氷を置きます。氷が溶けるのとともに、焦げや汚れが浮いてくるので、キッチンペーパーですばやく拭き取ります。それでもまだ焦げが残っている場合は、同じ手順で繰り返しましょう。

熱いうちに、浮き上がってきたらすぐ拭き取るのがポイントです。

焼肉などを楽しんだあとは、水受け皿に油が溜まってしまいます。洗う時は、まずペーパータオルを使い油を吸い取ったあと熱湯をかけます。そのあと台所用洗剤を含ませたスポンジできれいに洗い、水洗いをしたら乾いた布で拭き取ります。

焦げ付きがこびりついている場合は、水受け皿をぬるま湯にしばらく浸けたあと、スポンジで洗うと効果的です。

焦げ付きがなかなか取れないからといって、固いスポンジや金属タワシなどでゴシゴシとこするのはNGです。ホットプレートの表面に施されているテフロン加工が剥がれてしまい、さらに焦げ付きを発生させる原因となってしまいます。

新しいホットプレートはテフロン加工が剥がれやすいので注意してください。焦げ付きを落とすときは、キッチンペーパーややわらかい布・スポンジを使い、表面を傷付けないよう丁寧に落としていきましょう。

ホットプレートを使い終わってまだ温かいうちに手入れをすれば、より簡単に焦げ落としができます。調味料の汚れなど取りづらいものがあったら、湿らせると汚れが落ちやすくなります。

温かいうちに行うのが重要ですが、手入れをする時には必ず電源プラグを抜いておき、やけどしないよう気を付けましょう。氷や重曹を使用する時は高温設定で行うため、特に注意が必要です。また、本体に水をかけないよう注意しましょう。

クッキングシートを敷いた上に焼肉や焼きそばを乗せて焼くと、焦げ付きを防げます。あらかじめホットプレートの大きさに切っておきましょう。また、クッキングシートを敷いているとテフロン加工を傷めずに済むので、後片付けも楽になります。

ただし、クッキングシートは焼いている間に焦げたり破れたりしてしまいます。そのため、こまめに取り換える必要がありますが、使うたびに同じ大きさに切るのは手間なので、焼く前に切ったものを何枚か準備しておきましょう。

油を適量敷いてから食材を焼かないと、ホットプレートの表面に食材がくっついて焦げ付きの原因となります。カロリーが高くなるからと少量で焼くのはおすすめしません。しかし、肉から出た脂や焼肉のタレなどは、高温になると焦げ付きやすくなります。

キッチンペーパーでこまめにふき取るか、肉は焼いてからタレを付けるなどの工夫をしてください。

テフロンは摩擦によるダメージを防いでくれるフッ素加工樹脂のひとつです。ヘラの表面をコーティングしてあるため、焦げ付きにくく油汚れも落としやすいのが特徴です。

ただし、ヘラの表面をこすりすぎてしまうとテフロンのコーティングが剥がれやすくなってしまうため、注意が必要です。

焦げ付きをできるだけ抑えたいのなら、普段からホットプレートをきれいに手入れしておきましょう。着脱式・非着脱式のどちらでも使える、おすすめのお手入れ方法を紹介します。

以下の2点を用意します。

• コップ1杯分の水
• やわらかい布かキッチンペーパーを数枚

ホットプレートが温かいうちに油汚れをキッチンペーパーで拭き取ります。ホットプレートに水を入れ沸騰させ、汚れが浮かび上がってきたら布やキッチンペーパーで取り除きます。残っているお湯をキッチンペーパーで吸い取ったら、きれいな布やキッチンペーパーで最後に拭き取ります。

また以下の記事では、水だけでは落としきれない汚れをオキシクリーンやセスキ炭酸水を使ってフレームや蓋を掃除する方法などを紹介しています。

焦げ付きを防ぐテフロンが剥がれてしまった場合でも、フッ素加工液を散布すると復活させられます。散布するには使いやすいスプレータイプのものがおすすめです。散布するときは火のそばを避け、風通しのいい外などで行ってください。

ホットプレートを洗ったあと完全に乾かし、フッ素を散布します。スポンジでフッ素を全体に伸ばし、白く浮き出た水分を布で拭き取ります。その後ドライヤーで乾かすか、弱火で5秒ほど加熱するとフッ素加工を長持ちさせられます。

上記で紹介した焦げ付き防止方法を実践しても、どうしても焦げ付きができてしまう場合はプレートのみを購入して交換する方法もあります。ホットプレート本体を買い替えるよりも安く済むのでおすすめです。メーカーによってプレートのみのラインナップが異なるので、ぜひこちらの記事でご確認ください。

ホットプレートは一般的にはステンレスなどでテフロン加工されていますが、中には鉄板のタイプもあります。鉄板の焦げ付きを落とすには、重曹を使う以外にもクエン酸を使う方法もあります。

1. クエン酸を水に入れて沸騰させる
2. 焦げ付きがある部分にかけて浸け置きする
3. しばらく時間を置いてから金タワシでこする

以上の方法で焦げがきれいに落とせます。しかし、漂白剤などの塩素系洗剤を混ぜて使うと有害ガスが発生するため、気を付けましょう。

焼肉プレートは肉の脂を落としながら焼けるプレートなどがあって、焦げ付きがしにくいものがあります。また、イワタニから出ているような丸形プレートは焼きムラが少なくなるため焦げ付きを少なくできます。

ホットプレートの頑固な焦げ付きも、家庭にあるものを使ってきれいに落とせます。また、少し工夫をすれば今まで面倒だったホットプレートの掃除が楽になります。これからもホットプレートを活用したい方は、ぜひ今回紹介した内容を参考にしてください。