カセットガス式ホットプレートおすすめ5選｜電気式とどっちがコスパいい？

ホットプレート1つあれば、家族でにぎやかに食事を楽しめます。ホットプレートで食べるお好み焼き・焼きそばなどの鉄板料理は子供にも人気のメニューです。また大きなホットプレートなら、料理を一気に作ることができるため、時間を短縮できます。

ホットプレートは電気で温めるタイプと、ガスボンベを使って温めるタイプがあります。ガス式のものは火力も強く、料理が美味しく仕上がります。またガス式の製品の中には、カセットコンロとして使える便利な製品も。

今回はカセットガス式のホットプレートについて取り上げます。カセットガスホットプレートを、電気式ホットプレートと比較した際のメリットや、おすすめのカセットガス式の商品5つを厳選して紹介するので、ホットプレート選びの参考にしてください。

1つ目のメリットは、料理が直火で焼いたように美味しく仕上がることです。電気式は電気でプレートを温めますが、ガス式の場合は直接火で温めます。そのため実際に直火で焼いたような美味しさになる上、プレートの温まりも早くすぐに焼きあがります。

したがって火力の強さが電気式との決定的な違いで、ガス火のメリットと言えるでしょう。家族で食卓を囲んで美味しい料理を食べるなら、カセットガス式がおすすめです。

カセットガス式であれば、コードを抜き差しする必要がないのも便利なポイントです。電気式を持ち運ぶ際のように、コードに引っかかって物が倒れたり、子どもが足を引っかけたりしないので安心です。外でも使えるため、バーベキューも行えます。

コードタイプだとプラグの抜き差しが多いため、接続不良で故障の原因になることもあります。故障の心配が少なく、カセットガスがあれば場所を問わず使える点も、ガス式のホットプレートのメリットの1つです。

カセットガス式は電気が不要な点も大きなメリットです。そのため、突然の災害や停電に備えて、一つ持っておくと安心なアイテムと言えます。電気なしで調理できるだけでなく、灯りの代わりになったり、寒い冬では暖を取れたりと幅広い使い方が可能です。

カセットガス式の商品の中には、鉄板を外してカセットコンロとして使えるものもあります。ガス式の製品ならではの機能で、鉄板料理だけでなく鍋料理も可能です。1台でカセットコンロの役割も果たすので、収納場所を圧迫することもありません。

ガス式のホットプレートはキャンプや屋外でのBBQにもってこいのホットプレートです。以下の記事ではアウトドアが好きな方におすすめのキャンプ用カセットコンロもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ガス式ホットプレートはプレートに直火を当てるので火力が強いのがメリットですが、その代わり場所によって火力に若干差が出て焼きムラができてしまうことがあります。焼きムラが気になるなら熱が均一に伝わるIH式を選んだ方がいいですが、価格が高くなることに注意してください。

カセットボンベには保管期間が存在し、それを過ぎたまま使用すると液漏れを起こすリスクがあります。目安は10年です。非常用でずっと保管したままの方は、一度期限を確かめたほうがいいでしょう。

万が一液漏れしてしまうと発火の危険性もありますし、後の掃除が非常に面倒になります。安全にホットプレートを使用するためにも、カセットボンベの扱いには注意しましょう。

加えて、カセットボンベが切れると調理ができなくなる点もデメリットです。使用期限の確認と一緒に、予備のカセットボンベの補充も行ってください。

カセットガス式のメリットとして、「カセットコンロ（ガスコンロ）」として使える点を上げました。しかし、カセットコンロとして使っている際に鍋物などの汁が飛び散ると、掃除はやや手間がかかります。カセットコンロ部分は凸凹が多く掃除しにくいためです。

掃除の手間を減らして、卓上で鍋物を楽しむなら「卓上IHクッキングヒーター」をおすすめします。以下の記事では、おすすめの卓上IHクッキングヒーターをご紹介していますので、気になる方はチェックしてください。

カセットガス式はコードがないため、子供さんやペットがコードに足を引っ掛ける危険性はありません。しかし、一方で「火」を使うため電気式以上に火傷や火事への注意が必要です。子供さんが小さいうちは使用を避ける、ペットが近寄らないよう工夫するなどの対策を取りましょう。

カセットガス式のホットプレートには、いくつかの種類のプレートが付属しているものがあります。深さがあるプレートなら鍋としても使えて、できる料理の幅が広いです。溝がついた焼き肉専用プレートは、余分な脂が落ちてヘルシーに焼き肉を楽しめます。

他にも中央に仕切りがあり、2種類の料理を同時に作れるプレート・網焼きプレート・たこ焼きプレートなどがあります。いろいろな料理に使ってみたい方は、どのようなプレートがあるかをチェックしましょう。

サイズは自分がどのようなシーンで使うかを想像して選びましょう。大勢で食事を囲みたいなら焼き面の大きなものが適しています。サイズが足りないと何度も焼くことになり、面倒に感じて楽しみも半減です。

逆に1～2人で使う場合はコンパクトなサイズを選ぶと、狭いテーブルでも邪魔になりません。使わないときに収納しやすく、友達の家やアウトドアに持って行きたいときなどにも役立ちます。デザインがかわいらしいものも多いです。

キャンプに使いたい場合は、持ち運びやすいかどうかもチェックしましょう。サイズと重量だけでなく、形状も重要となります。凹凸の少ないものの方が荷物の中に収めやすいからです。

グループキャンプで荷物を分担して運ぶ・車で運ぶ・キャリーを使うなどの対処をとれるなら、あえてサイズが大きく重たいものを選ぶのも悪くありません。大きなものは持ち運びに難がある分、大勢でさまざまな料理を楽しめます。

ガス式ホットプレートは、イワタニかアラジンの商品で迷う方も多いです。ここでは両方の特徴やメリットについてご紹介していくので、比較してお好きなメーカー商品を選んでください。

イワタニからは「焼き上手さんα」というガス式ホットプレートが販売されていて、非常に人気が高い商品となっています。厚みのある食材にもしっかり火が通る直火式で、旨味を凝縮しつつ、より食材の美味しさを生かすことができます。

ガス式なので、もちろんキャンプや屋外でのBBQなどコンセントのない場所で大活躍です。さらに「焼き上手さんα」は、ホットプレート機能だけではなくカセットコンロとしても使用できるため、多様な使い方をしてみたい人にはおすすめです。

続いて、アラジンからは「グラパン」と「プチパン」という2種類のガス式ホットプレートが販売されています。グラパンは4〜5人用の大人数に対応した大型サイズのホットプレートで、大人数でのホームパーティーの際にもおしゃれなシックデザインが特徴です。

一方で、プチパンはキャンプに持ち運びやすいコンパクトなホットプレートです。1~3人用に適したサイズで、グラパンとは異なりレッドやイエローのポップなデザインがレトロな雰囲気を演出してくれます。

焦げ付きにくく、洗いやすいプレート構造や、火力の強さには定評があるので、サイズやデザインからお好みで選びたい場合には、アラジンがおすすめです。

カセットボンベの燃焼時間は約3時間です。(最大火力で使い続けると1時間ほど。)市販のガスボンベはだいたい1本あたり150〜300円のため、1時間で約50〜100円ほどかかります。安いガスボンベを使えば、費用はそれだけ安くなります。

現在主流の電気式ホットプレートの消費電力は1300Wです。電気料金を1kWhあたり27円とすると、1300Wの電気式ホットプレートを使用した場合にかかる電気代は1時間で約35円になります。ガスボンベ代と比べると、電気式の料金の方がお得です。

カセットボンベは扱いを間違えると、大きな事故に繋がるため注意が必要です。たとえば、直射日光の当たる車内、ストーブの近くなどの温度が高くなる場所には置いてはいけません。使用の際は、指定されたボンベを使うよう気をつけてください。

使用後の処分も大事です。必ず風通しのいい、火の気のない場所でカセットボンベのガス抜きを行ってください。ガスを抜いたボンベは、お住まいの自治体の決まりにしたがって廃棄しましょう。

カセットガス式であれば、火の立ち上がりが早く、焼きムラなく美味しく仕上がります。コードも不要で、外へ持ち運んで使うことができます。カセットガス式のホットプレートで、家族や友人と楽しく料理を味わいましょう。