卓上IHクッキングヒーターの特徴や魅力を解説！おすすめ15選も！

自宅で鍋や焼肉を楽しむときに役立つ卓上IHクッキングヒーター。これまでのカセットコンロはガスボンベを用意する必要がありましたが、IHクッキングヒーターはコンセントに指すだけで手軽に使うことができます。

IH最大の魅力はなんといっても安全性！ガスを使わないため火災のリスクが低く、お子さんや高齢者の方がいるご家庭でも安心して使うことができます。また、卓上型は収納しやすいコンパクト設計のモデルが多いため、省スペースに収納したい一人暮らしの方にもおすすめです。

とはいえ、パナソニックやアイリスオーヤマ、コイズミなどの人気メーカーから発売されていて、どれを買うべきなのか迷ってしまいますよね。そこで今回は、IHクッキングヒーターでできること・選び方・おすすめの卓上IHクッキングヒーターをご紹介していきます！

IH調理器は電磁誘導により加熱を行うため、火災の心配が必要ありません。子供に調理の練習をさせたいけど火の扱いが怖くて…という場合もIHなら安心して使わせることができるのではないでしょうか。

火を使わないため、キッチンが暑くなりにくいというのもメリットですね。夏場にエアコンの風が届きにくいキッチンで調理するのが大変だというご家庭にもおすすめできます。

卓上IHクッキングヒーターはヒーターの口数が二口のものもありますが、一口しかないモデルが主流です。一口タイプのモデルはコンパクトなサイズで見た目もおしゃれなので、備え付けのコンロがない一人暮らし世帯には設置しやすく使いやすいでしょう。

また、カセットコンロより薄型で収納しやすいことも卓上IHクッキングヒーターのメリットの一つです。そのため、出しっぱなしにしたくないという方にもおすすめです。

カセットコンロに比べて卓上IHクッキングヒーターは火力が弱いと言われています。確かに火力自体は弱いですが、IHは熱効率がいいため、火の熱が逃げやすいガスコンロより無駄なく加熱することができます。電気代とガス代を直接比較することはできませんが、同じ量のお湯を沸かす時のコストはIHの方が安く済みます。

効率はいいですが、火力が物足りないのは事実です。少しでも火力を強くしたいという方は卓上タイプより据え置きタイプやビルドインタイプがおすすめです。こちらで据え置きタイプやビルドインタイプの特徴や選び方についても詳しく解説してあるので、ぜひ参考にしてください。

卓上IHクッキングヒーターの消費電力は機種によって違います。多くの機種は、強火で1000W前後、中火程度で700W、弱火で500〜200Wが多いです。直接の比較はできませんが、カセットコンロとどっちの方がコストを抑えられるか気になりますよね。

たとえばお鍋を調理する場合、500Wで1時間調理すると大体13.5円ぐらいの電気代になります。強火で1時間使用できるカセットコンロのガスボンベを安く購入したとしても1本160円はかかるので、カセットコンロより卓上IHクッキングヒーターの方が低コストだと言えるでしょう。

鍋料理やカレー、肉じゃがなどの煮込み料理にしか使わないという方は、中火相当の750Wぐらいで調理が可能です。また、焼き肉や炒め物の調理には強火相当の火力が必要です。1000Wから1400Wを目安に選ぶといいでしょう。

ただ、家庭用のコンセントが1箇所で1500Wまでの電化製品にしか対応しておらず、多くの機種は1500Wを超えないワット数になっています。最大火力が低く、また他の家電と同時に使うとブレーカーが落ちる可能性があるという点も気を付けてください。

卓上IHクッキングヒーターは、ヒーター数が1口のものと複数のものがあります。中でも種類の多い1口タイプと2口タイプの特徴を解説します。

一口タイプの卓上IHクッキングヒーターは狭いキッチンにも置くことができるコンパクトな設計が魅力です。特に、備え付けのコンロがない一人暮らし世帯では設置も簡単です。家族で鍋を囲む場合なども補助的なコンロとして収納しやすい一口タイプがおすすめです。

二口タイプの卓上IHクッキングヒーターは、メインコンロとして使えるのが魅力です。おかずと汁物など2品を同時に調理できます。ただ、一般家庭では一つのコンセントで1500Wまでしか使用できないので、1400W程度のモデルを選んでおくことが重要です。

こちらで2口タイプのIHコンロを選ぶ際のポイントやおすすめの機種を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

温度調節機能も卓上IHクッキングヒーターを選ぶときに重要なポイントです。より細かく温度調節ができるタイプはガスコンロの火加減に近づけられます。

たとえば、あらかじめ煮込みモードや揚げ物モードが搭載されているモデルは、ワンタッチで温度設定ができ設定温度をキープして調理できます。そのため、揚げ物をする場合も温度が上がりすぎず安全ですし、ホットケーキなどのお菓子作りもしやすいです。

安全性を重視するなら本体と電源コードが磁石で接続されているマグネットタイプをおすすめします。マグネットプラグは少しの衝撃でも簡単に外れるので、子供が走りまわって万が一引っ掛けたとしても鍋がひっくり返って火傷をする心配もなく安心です。

また、電源コードの長さもチェックしておいてください。電源コードが余裕を持った長さであれば引っかかりにくいですし、料理をする場所の幅も広がります。

電源切り忘れ防止機能がついたモデルもおすすめです。鍋をヒーターから外して一定時間が経過すると自動で電源が切れるので、うっかり切り忘れても安心です。

他にも、スプーンなどの小物を置いた場合に電源が切れる小物検知機能や温度が異常に上がったときに電源が切れる温度過剰上昇防止機能もあります。機種によって、さまざまな安全機能が搭載されているので用途によって選んでみてください。

チャイルドロック機能は、子供がいたずらした場合でも電源が入らないように操作を制限してある機能のことです。予期せぬ誤作動も未然に防ぐことができるので、小さなお子さんがいる家庭では、ぜひチェックしてほしいポイントです。

卓上IHクッキングヒーターは「ファンの音がうるさい」という口コミを目にすることが多いので、気になる方は口コミもチェックしておいてください。低音設計のモデルを選んでおくと動作音がうるさくないので安心です。

卓上IHクッキングヒーターを使用する機会が多いなら、お手入れのしやすさにも注目します。お手入れがしやすいのは、フルフラットタイプでガラストップコートの卓上IHクッキングヒーターです。

フルフラットなら凹凸がなく、油が飛び散っても拭きやすく掃除の手間が省けます。ただ、ガラストップコートの卓上IHクッキングヒーターは、強い衝撃を受けると割れてしまうため、取り扱いには十分気を付けてください。

パナソニックはビルトインや据え置きタイプの種類が豊富ですが、卓上タイプも機能が充実した初心者でも使いやすいモデルが多数販売されています。とろ火・強火がワンタッチで操作できるものや今まではIHで使えなかったアルミ鍋や雪平鍋などが使えるモデルもあります。

アイリスオーヤマの卓上タイプや据え置きタイプは、コンパクト設計でおしゃれなデザインが魅力です。卓上タイプの丸形モデルは色も三色あり女性に人気です。また、さまざまな機能が充実しており、それでいて低価格なのでコストパフォーマンスで選ぶならおすすめのメーカーです。

日立は、ビルドインや据え置きタイプの種類が多くパナソニックに次ぐシェア率を誇っています。卓上タイプも機能が充実しており、ワンタッチで火加減操作が可能なモデルは多彩な調理に対応できます。節電モードが付いたモデルは、電気代が節約できておすすめです。

ニトリのIHクッキングヒーターは、1口・2口から選べます。火力や揚げ物調理温度が段階的に調節でき、煮込み料理・揚げ物料理・保温などさまざまな料理が楽しめます。自動湯わかし機能は、お湯が沸騰すると約3分間保温し、その後自動的に停止する機能です。煮込み時間をタイマーセットすれば、コンロから離れても自動的にオフになるため効率よく調理ができます。

卓上IHクッキングヒーターは、ガスにも負けない火力と細かい温度設定でカセットコンロと比べても使いやすい調理家電であることがお分かりいただけたかと思います。機種によってさまざまな機能を備えているので、ライフスタイルに合った最適な1台を選んで今までは作らなかった料理にもぜひ挑戦してみてください。