3DCG制作・3DCAD用ノートパソコン人気おすすめ6選｜必要スペックはどのくらい？安いモデルも！

3DCGや3DCADを扱うためにノートパソコンを購入したい人は、Macより業界のスタンダードであるWindowsの方がおすすめ。なぜなら、動画編集ソフトがWindowsにはほとんど対応しているからです。MacのGPUは認定されていない場合もあります。

3DCG制作用PCには通常のPCよりもかなり高いスペックが必要になります。
3DCG制作の工程はモデリング、アニメーション、レンダリング、ペインティングなど多岐に渡り、いずれも負荷の高い作業です。編集中も、PremiereProやillustratorなど複数のクリエイティブアプリを同時に使うことも。

この条件で選べば、レンダリング等の重たい処理も問題なく動作し、複数のクリエイティブアプリを並行で使用しても問題ありません。

反対にこれ以下のものを選ぶと、カクつきや処理の遅さなど作業効率が悪くなるため、安さ重視でもスペックを落とすのはおすすめしません。

▼おすすめのディスプレイサイズ

• 持ち運び：14インチ程度
• 据え置き：15インチ以上

スペックが決まったら好みのディスプレイのサイズを選びましょう。3DCG・3DCADは画面上の作業スペースを広く使うため、基本的には大きいものがおすすめです。

外出先や移動中でも頻繁に使いたい場合は、14インチ程度のモデルがおすすめ。14インチはちょうどA4サイズくらいの大きさで、リュックや通勤用カバンなら大抵はすっぽり入ります。

逆に作業のしやすさ・画面の見やすさを優先するなら15.6インチ以上がおすすめ。ただ、画面が大きいと2kg以上など重たいモデルも多いため、持ち運びがないならデスクトップパソコンを選ぶのも選択肢です。

BlenderやMayaなど、3DCG制作ソフトといってもさまざまな種類があります。

▼有名な3DCG制作ソフト

• TINKERCAD
  →3DCG初心者向けのソフト
• Blender
  →完全無料ですべての工程をBlenderだけで完結できる
• Maya
  →企業でも多く使われるプロクリエイター向きソフト
• LightWave
  →直感的に操作でき、日本のアニメに合うカラーが豊富
• Shade3D
  →建築・インテリア・プロダクトデザイン向き

選び方のポイントとしては、

• アニメーション制作・設計/製図など用途によって選ぶ
• 有料・無料
• 日本語の情報が多い

などがあります。初心者の方は特に、どのソフトで学習を始めるかが肝心です。

以下の記事では、3DCG制作ソフトの選び方・おすすめのソフトを詳しく紹介しています。3DCG制作用のノートパソコン選びとあわせてご覧ください！

CADには2D・3Dがあり、3DCAD用の無料ソフトは以下のようなものがあります。

▼有名な無料の3DCADソフト

• SOLIDWORKS
  →機械分野に特化しているソフト
• DRA-CAD
  →建築分野での3DCADならこれ
• FreeCAD
  →汎用性が高いので最初のCADソフトにもおすすめ

▼あわせてこちらもチェック！▼

「CPU」とはノートパソコンの頭脳のようなところです。性能が高ければ高いほどパソコンの処理速度が速くなり、負荷の高い作業にも対応できます。

とにかく種類がたくさんあって見分けづらいのがCPUですが、世代の違いが性能に最も影響を与えます。

大雑把な見方は、

「数字が大きければ大きいほど性能が高いCPU」

程度の認識で大きく間違えることはありません。

気になる方は「メーカー」「ブランド」「シリーズ」「世代」「カテゴリ」に注目することで比較的簡単に見分けることができます。

• メーカー・ブランド　→　Intel CoreとAMD Ryzenの2つがメイン
• シリーズ　→数字が大きいほど性能も上
• 世代　→　数字が大きいほど新しくて性能も上
• カテゴリ　→　性能やCPUの特徴を表すアルファベット

「メモリ」とはデータを一時的に保管する部分で、容量が多いほどパソコンの動作が軽くなります。

3DCG制作では重たい処理が生じてもフリーズしたり作業効率が落ちたりしないよう、32GB以上を選びましょう。メモリ容量が大きいモデルは他の項目もハイスペックで高価な傾向があるので、予算とのバランスを考慮しましょう。

ストレージとは写真や動画、資料、ダウンロードしたソフトなどのデータを保存するために必要なパーツです。「HDD」と「SSD」の2種類があり、処理速度の速いSDDと容量の大きいHDDが両方搭載されているモデルが一般的です。

3DCG制作の場合は、SSDの1TBを最低ラインとして選びましょう。

ディスプレイのサイズは作業のしやすさと持ち運びのしやすさに直結するため、重要視したいポイントです。

大学・会社など外出先での作業に使いたい場合は、13.3インチ以下のモデルがおすすめです。13.3インチはちょうどA4サイズと同じくらいの大きさで、リュックや通勤用カバンなら大抵はすっぽり入ります。

逆に作業のしやすさ・画面の見やすさを優先するなら15.6インチ以上を選ぶのがおすすめです。15.6インチ以上のモデルなら、DVDやCDを読み込める光学ドライブが搭載されているものもあります。

外出先でノートパソコンを使う予定の方は、8時間以上使えるモデルがおすすめです。

今は大抵のモデルが7〜8時間使えますが、実際のバッテリー持ちは作業内容によって大きく変わります。重たいアプリ・ソフトを外出先でも使う場合はバッテリーの減りも早くなるので、バッテリーの駆動時間は10時間・15時間などできるだけ長めを選んでおくと安心です。

また、急速充電機能付きのモデルであれば、外出前の短時間でも充電ができます。

ノートパソコンを持ち運ぶ機会が多い方は、1.5kg以下のできるだけ軽いパソコンを選ぶのがおすすめです。パソコンを選んでいる時は重さはそこまで気になりませんが、実際にカバンに入れてみると重さを実感します。

ノートパソコンはおよそ1〜2kgの機種が多いです。2kgを超えるような機種は持ち運びは大変になる可能性があるので、持ち運び頻度とあわせて検討しましょう。

新品より中古のパソコンから選んだ方がコスパがいいのでは？と思う人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、新品より中古の方がコスパいい！とは言い切れません。

▼新品・中古のパソコンを買うメリット

中古の最大のメリットは安く買えることですが、中古のパソコンの中でいいものを見つけるにはある程度PCについての知識が必要です。バッテリーなどの状態がいいかどうか見極めるのはなかなか難しく、買ってすぐに壊れてしまうリスクもあります。

パソコンに詳しくない場合は、新品の中から安く買えるもの・コスパの良いものを探した方が安全です。

BTO(Build To Order)とはメーカーがオーダーメイドPCを作成してくれる受注生産型のサービスです。

結論から述べると、初心者の方はBTOのほうが圧倒的におすすめです。

同じスペックのPCを自作した場合とBTOした場合とでかかる費用の差は2~3万程度なので、初心者だけどこだわった1台がほしいならBTOを選んで理解が深まってきたら自分でカスタマイズしてみましょう。

結論からいえば、Macでも3DCG制作が全くできないわけではありませんが、あえて選ぶメリットはかなり少なくなります。

▼3DCGにMacをおすすめしない理由

• 業界では基本的にWindows採用
• 3DCG制作ソフトが対応していない、
  またはリリース後の対応が遅い
• GPUがNVIDIA・AMD製ではなく3DCG制作ソフトから認定されていない

【結論】

• PCにあまり詳しくない場合・相談しながら決めたい場合
  →家電量販店など店舗購入がおすすめ
• コスパを重視する場合・多くの選択肢から検討したい場合
  →メーカーから購入かAmazonなどネット通販がおすすめ

ノートパソコンをどこで購入するかによって保証内容・価格・サポート内容が変わります。

コスパ重視、自分で選ぶのに不安がある、Amazon・楽天ポイントを貯めたいなど優先したい項目からどこで買うかも検討してみてください。

使えます！

ZoomデスクトップクライアントとはZoomミーティングを行うことができるアプリのことです。パソコンにインストールして使います。デスクトップクライアントという名前になってはいますが、ノートパソコンでも利用することが可能です。

ZoomはWeb上でも使うことができますが、Zoomデスクトップクライアントをダウンロード・インストールしておくとミーティング中以外でもチャットをすることができたり、ミーティング時にホワイトボード機能を使えたりとより効率的にWebミーティングを行うことができます。

Windows11の評判は「UIがキレイで使いやすい」という評判がある一方、「操作がまわりくどくて使いづらい」といった評判も見受けられます。

やはりユーザーにとっての最大の懸念点は「UIつまり見た目や操作方法が変わって使いづらくなるのではないか」というポイントのようです。

これに関しては使い慣れていけば問題ないのでWindows 10のサポートが2025年10月14日までになる可能性があることを考えると早めにWindows11に切り替えて慣れておくのがおすすめです。

・

パソコンは安くても数万円の買い物です。高額な買い物は絶対に失敗したくないですよね。

• 動画を見るだけ
• ネットサーフィン
• ネットショッピング
• メールの送受信
• 文書作成などの軽い事務作業

こんな用途であればノートパソコンではなく、タブレットがおすすめです。

タブレットの相場は6万円とノートパソコンに比べて安いのが特徴、同価格帯のノートパソコンに比べ動作が軽いので、2万円出せば十分なスペックの商品が買えます。

タブレットであってもExcelやWord、PowerPointなどのOfficeが使えるので、仕事で使う場合でもおすすめできる選択肢です。

選び方も非常に簡単で、5~6万円出せるならiPadを買う、出せないならFireHD 10(2万円)を買うだけで後悔はしません。タブレットを選んでみようと思った方はこちらの記事もぜひチェックしてみてください。

ノートパソコンの平均寿命は5年程度と言われています。どの機械も同じですが、使っているうちにパーツが徐々に劣化し、動作が遅くなったりフリーズしたりと性能が落ちてきます。

ただし、使い方によっては5年以上長く使うことも可能です。

▼ノートパソコンの寿命を伸ばすコツ

• 電源はこまめに切る
• 熱くならないようにする・暑い部屋に置かない
• ぶつけたり落としたりせず丁寧に扱う

パソコンをできる限り安く買いたい！という人は、安く買える時期にチェックしてみるのがおすすめです。パソコンを購入する場所によっても変わりますが、主な買い時は以下の通りです。

• 家電量販店の決算セール(3月・9月)
• Amazonなどネット通販のセール(不定期)
• モデルチェンジの1ヶ月前(9月・12月)

どこでノートパソコンを購入するかによって狙い目の時期が変わるので、どこで買うかとあわせて検討してみましょう。Amazonや楽天のセールは不定期で年に何度も開催されているため、セール時期を先にチェックしておくのがおすすめです。

今回は、3DCG制作に必要なパソコンのスペックやおすすめのパソコンについて紹介しました。3DCG制作用は、高スペックを必要とするので、予算と擦り合わせながら必要なスペックがしっかり搭載されたノートパソコンを選ぶのがおすすめです。ぜひこの記事を参考にしてご自身に合った3DCG制作用ノートパソコンを見つけてくださいね。

▼あわせてこちらもチェック！▼