洗いやすいジューサーおすすめランキング｜スロージューサーやコンパクトも

絞りたてのジュースをおうちで作れるジューサーは人気の調理家電です。ジューサーは野菜やフルーツを繊維質と水分に分解するので、さらっとしたジュースを作るのに最適です。ですが中には、「ジューサーは後片付けが大変そう」と思って、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。

実は、洗いやすいジューサーはさまざまなメーカーから豊富に販売されています。選ぶポイントに注意するだけで、お手入れが簡単なジューサーを手に入れられます。

そこでこの記事では、洗いやすいジューサーの上手な選び方を徹底解説します。また、ミキサーとの違いや、低速ジューサー(スロージューサー)・高速ジューサー(パワージューサー)の特徴、おすすめランキング7選も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

パーツが分解できるのは当然！分解しやすさをチェック

ジューサーが基本的にパーツが分解できます。ただし、分解しやすさは機種によって異なります。ただし、この「分解しやすさ」はメーカー説明ではわかりにくい部分のため、口コミチェックで確認が無難です。

分解したパーツは6〜7つが平均的

分解した時のパーツは6〜7つ程度に分かれる商品が多いです。もちろんパーツは少なければ少ないほどいいものの、ジューサーである時点である程度のパーツ量は覚悟すべきです。

もちろん、極端に多い商品は洗うパーツが多いため、選ぶべきではありません。

果実の搾りかすをこしとるメッシュフィルターは目がつまりやすく、洗いにくさの元に！

現状発売中のほとんどのジューサーはメッシュフィルターを採用しており、ここに繊維が詰まることで洗いにくいと感じてしまいます。そのため、なるべくフィルターの目が荒めの機種がおすすめです。

食洗機に対応しているとらくちん！

ジューサーの中には、食洗機に対応した商品もあります。普段食洗機を使っているなら、食洗機対応かどうかを確認しましょう。

ただし食洗機対応商品でも、対応していないパーツがある・低温コースに限るなど条件が付いている場合があります。これらの条件も併せてチェックしておくと安心です。

ヒューロムのジューサーはメッシュなし！

韓国「ヒューロム(HUROM)」のジューサーは、「分離搾汁方式」という独自技術を持っており、メッシュフィルターを使用しません。そのため、お手入れの手間は格段に減ります。

メッシュフィルター式のジューサーに比べて、水でさっと流すだけで綺麗になる点は、特筆すべきもの。値段の面では高額品に分類されるものの、メンテナンスは圧倒的に楽です。

ヒューロムは韓国だから不安…と思う方もいるかもしれませんが、日本はもちろんアメリカやドイツにもオフィスを構えています。世界的にジューサーのシェアが高い信頼できるメーカーです。

ここからはジューサーを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にジューサーを購入した225名を対象に、アンケートを行いました。

「（ジューサーの）購入自体を後悔したことあるか」に対して、全体の約7割にあたる153名が後悔してないと回答する結果に。

逆に「後悔した」と考えている3割程度の方の多くは「使用頻度の低下」が原因でした。

そこで本記事は、単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入後の後悔を抑える内容になっています。

• ジューサーの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してジューサーを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

ジューサーは水分が多めの果物を潰し・削りながら繊維と果汁を分けて、さらさらのジュースを作るキッチン家電です。

そう聞くと、スムージーを作るミキサーと同じ？と思ってしまいそうですが、大きな違いは繊維の有無。

ジューサーは果実の繊維を漉し取って「絞りかす」として残すため、果汁のみのサラサラのジュースが作れます。

ミキサーは繊維ごとすりつぶして撹拌するため、ざらざらな舌触りなスムージーが出来上がります。ジューサーとミキサーとの一番の違いは、この口当たりです。

ミキサーは繊維の残る仕上がり

ジューサーは繊維を除去しサラサラの仕上がり

ここまでの解説をまとめると、ジューサー・ミキサーそれぞれおすすめなのは以下のような方です。

「普通のジューサー」「スロージューサー」ってなに？違うもの？

そう感じる方も多いですよね。厳密にスロージューサーがどのようなジューサーか定義があるわけではないものの、一般的に「摩擦熱が出ない＆なるべく抑えた製品で熱に弱い栄養素を壊さないタイプ」が「スロージューサー」として販売されています。

摩擦熱が出ると何がいけないかというと、栄養素によっては熱に弱く破壊されてしまい、目減りしてしまう点です。

《熱に弱い栄養素の代表》

• ビタミンC
• 酵素

ジューサーを使用する方の中には、健康に気を遣われる方も多いですよね。なるべくフレッシュな状態で野菜や果物のジュースを摂取したいなら、ジューサーの中でも「スロージューサー」と称されているタイプを選んでください。

最近の主流ではないものの「パワージューサー」と称される製品もあります。スロージューサーと同じく、厳密に「パワージューサー」の定義があるわけではないものの、よりパワフルに硬い果実や野菜にも対応するジューサーを「パワージューサー」と称する場合があります。

もっとも、最近ではスロージューサーや普通のジューサーでも、硬い果実や根菜に対応した製品も多いです。人参などの硬い根菜をジュースにしたいなら、あらかじめ取扱説明書で対応を確認するのをおすすめします。

ジューサーの素材の入れ口の大きさはさまざまです。りんご丸ごと1つが入るサイズもあれば、3cm程度以下までカットが必要な機種もあります。

小さなことではあるものの、果実を刻めばその分まな板の上に果汁が滴るため、なるべく大きめのカットで投入できる機種の方が、歩留まりがいいとの考え方ができます。

もちろん、小さくカットする手間がない点も魅力です。

ジュース作りを途中で中断させる「詰まり」

ジューサーの使いにくさとして挙げられるのが、この「詰まり」です。詰まる箇所は以下の2点が多いです。

《ジューサーで詰まりやすい箇所》

• メッシュフィルター
• 搾りカスの出口

メッシュの目が細かいほど繊維が詰まりやすく、掃除も大変です。また、搾りかすの出口が狭いと、こちらも詰まってしまい繊維が逆流するとの声もあります。

実際の詰まりやすさはメーカー側で言及がないため、口コミやレビューを参考にするのが無難です。使いやすそうな機種を選んでください。

通販で購入検討している方は必ずサイズ確認を！ジューサーは想像以上に大きい！

ジューサーは「思った以上に大きくて置き場所に困ってしまった」よく言われるキッチン家電です。内容物をすりつぶして攪拌するだけのミキサーとは違い、削りながら濾し取るためにパーツも多く、ミキサーより二回り以上大きいと思って間違いありません。

縦型・横型などデザインもさまざまですが、どんなジューサーも必ず商品サイズの記載がありますので、購入前に一度大きさの確認をしてください。

ジューサーにはロート(漏斗)やホッパーと言われる容器のようなパーツがあります。ここに詰めた果実が擦り下ろされる仕組みで、この容器自体の容量も大きい方が、一度に多くの材料を詰め込めます。

すりおろす速度にもよりますが、このロートの容量が小さすぎると、一度に少しの材料しか詰め込めず、内容量が減るたびに材料の投入が必要になり手間を感じます。

ただし、ロートが大きすぎても本体サイズが大きくなるため、一度にどれくらいのジュースを作るかのバランスを見て選ぶべきです。

ジューサーを選ぶ際には、自分が使いたい素材が使えるかどうかはちゃんと確認しましょう。高性能なスロージューサーであれば問題ありませんが、昔のモデルや高速ジューサーの中には、果肉が多い桃やキウイが使えない場合があります。

また、水分が少ないバナナなども牛乳や水分の多い食材をプラスするなど、水分を補って使う必要があるモデルもあります。そして、スロージューサーは氷が砕けないものが多いので、氷を使用したい方はミキサーを選ぶか、氷に対応している専用アタッチメントのついているスロージューサーを選びましょう。

「ジュースを作りたいけれどレシピがわからない」という人のために、スロージューサーと高速ジューサーで作れるレシピをご紹介します。

【にんじん＆マンゴージュース】

材料

• にんじん　1本
• みかん　3個
• マンゴー　0.5〜1個

低速ミキサーにこれらの材料を少し切って入れるだけでOKです。ニンジン多めやミカン多めなど自分好みの味にできるのがジューサーの魅力。お好みでりんごやグレープフルーツを足してもOKです。

【りんごともものジュース】

材料

• プラム 1個
• りんご1個（半分は冷凍用）

1. りんごのヘタと芯をとって3cm角に切る
2. 0.5個分のりんごのみ投入口に入れて押し込み棒で押し込む。
3. 絞り終わったら冷凍してキューブにしておく
4. プラムの皮を剥いて種を取り2cm角に切る。
5. 残しておいたリンゴと一緒に投入口に入れて搾る

りんごでつくった氷のキューブの上からジュースを入れると、氷が溶けてもジュースが薄くならず最後まで美味しく飲めます。そこまで気にならないから手間をなくしたいという人は省いてもOKです。

ジューサーを使用すると、果実や野菜の搾りカスが残ります。そのままゴミとして廃棄してもいいですが、もったいない気もしますよね。これらは、

• シャーベットなどのアイスにする
• ホットケーキやパウンドケーキに混ぜる

といった使い方で再利用できます。ぜひチャレンジしてみてください。

ジューサーの簡単な洗い方を紹介します。

1. 水と洗剤少量をジューサーに入れ、スイッチを入れる
2. 泡が全体にいきわたったらスイッチを止め、スポンジで汚れを落とす
3. ジューサーに水を入れてスイッチを入れ、30秒ほど回す
4. 泡がなくなるまで3を繰り返す

ジューサーは使ったらすぐにすすいでおきましょう。汚れを落としやすくなります。しつこい汚れにはつけ置きが効果的です。つけ置きでも取れないなら細いブラシを使って落としてみてください。

ジューサーがあれば栄養たっぷりのフレッシュジュースをおうちで手軽に作れます。パーツがある程度分解できて簡単に洗えるジューサーを選べば、収納する場所もお手入れにかかる手間も少なくて済みます。ぜひ本記事を参考に自分に合ったジューサーを選んで、毎日のジュース作りを楽しんでください。