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「耳かけ式イヤホン」といえば、廉価モデルに多いイヤーフックで耳にかけるタイプの小型のイヤホンです。また、落下・脱着を防ぐためのスポーツモデルのイヤホンにも広く採用されています。
耳かけ式イヤホンは、通常のカナル型イヤホンと違い、耳への圧迫感が少なくストレスが少ないです。また、サイズも小型なため持ち運びにも便利。髪型が崩れにくいので女性へのプレゼントにもおすすめです。
本記事では耳かけ式イヤホンについてご紹介。「耳かけ型」を選ぶメリットや使い道、おすすめの商品から、人気のモデル14選までご紹介します。ぜひ最後まで読んで購入の際の参考にしてください。
耳にイヤーフックをかけることでヘッドホン部分を固定し外れない機構になっているのが、耳かけイヤホン・ヘッドホンの主な特徴です。古くから小型のヘッドホンに用いられてきた仕組みで、エントリーモデル、もしくは廉価なモデルに採用されてきました。
近年ではスポーツモデルのイヤホンに採用されることが増え、ランニングやエクササイズなど激しい動きでイヤホンがズレないようにイヤーフックの形態も多種多様な仕組みになっています。遮音性よりも、しっかりと外れにくくする目的でカナル型を採用しているタイプも多いです。
耳かけイヤホンの最大のメリットは外れにくいことに加え、オープンタイプは圧迫感が無いので長時間の視聴に向いている点です。耳かけイヤホン・ヘッドホンは、耳に添えるように装着するので、耳の穴に入れるタイプのイヤホンより疲れにくいと言われています。
音に関しては比較的奥行きのある音で、外音も聞き取りやすいので、屋外でウォーキングやランニングをしていても周囲の音も拾い易く危険回避のためにも有効です。イヤホンを使っていて耳の穴のサイズが合わないという方も耳かけイヤホンであれば心配を軽減できます。
耳かけイヤホンのデメリットは音漏れしやすい点です。特に開放型の小型ヘッドホンタイプは、遮音性は皆無なので、通勤・通学の電車のなどでの使用は避けましょう。耳かけイヤホンは長時間の視聴に適している一方で耳かけ部分が合わないと痛くなるという弱点もあります。
その他にも高音質を謳った耳かけイヤホンがあまり多くない点もデメリットの1つです。一部のスポーツタイプには音質に気を配ったモデルがありますが、高音質の商品など選択肢が少ないのもデメリットに挙げられます。
ここからは耳かけイヤホンの選び方、特にスポーツで使用するイヤホンの選び方についてご紹介します。後半のおすすめの耳かけイヤホンのスペックなどと合わせてぜひ参考にしてください。

耳かけイヤホンをスポーツなどで使用する場合に一番に気をつけたいポイントは装着感です。激しい動きが伴うので、やはりフック部分が外れにくい自分の耳にフィットする商品を選びましょう。

続いて気をつけたいポイントは、防水・防滴に対応しているかです。屋外でのジョギングで雨に降られたり、運動で汗がイヤホンに入ると故障の原因になります。スポーツ仕様のイヤホンは防水処理されたモデルがほとんどで丸洗いなども可能です。

耳かけイヤホンをスポーツ目的で選ぶ場合は外音が聴き取れるものを選びましょう。特に屋外でのジョギングやウォーキングなどに利用するときに遮音性の高いイヤホンを選ぶと、事故にあうリスクが高まります。
スポーツタイプでカナル型を採用している耳かけイヤホンはイヤーピースの遮音性を低くしているモデルがほとんどなのでおすすめです。
Powerbeats Pro 完全ワイヤレスイヤホン











※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
beats by dr.dre「Powerbeats Pro」は、完全ワイヤレスの耳かけイヤホンです。耐汗、防沫を強化したボディに、柔軟に調整可能で外れにくい耳かけ式(イヤーフック)を採用しています。AppleのAirPodsと同じH1チップは、iPhoneやiPadなどApple製品との安定したワイヤレス接続環境を提供し、非常に簡単に繋がるワイヤレスイヤホンです。
スポーツやワークアウトでの使用を想定したイヤホンらしく、センサーが感知してワークアウトに合わせて音楽を自動再生したりと、ボリュームのアップ・ダウンなどコントロールしやすい作りになっています。また「Powerbeats Pro」は長時間再生が可能なワイヤレスイヤホンで、フル充電で9時間、バッテリー残量が少ないときには5分間急速充電で90分の再生が可能な点もおすすめポイントです。
なおカナル型イヤホンということで遮音性などについては高いですが、外音の遮断はそれほど良くないです、その点はワークアウト用イヤホンとして敢えての処理かもしれませんが、イヤーチップの交換で解消されます。
Powerbeats3 Wireless ワイヤレスイヤホン
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beats by dr.dre「Powerbeats3 wireless」は、ワイヤレスのネックバンドタイプの耳かけイヤホンです。同じbeats by dr.dreのネックバンドタイプの「BeatsX」よりも重低音・高音質を謳っていいるイヤホンでデュアルドライバー搭載、耐汗、防沫と外れにくい耳かけ式(イヤーフック)が特徴です。
AppleのW1チップを採用し、iPhoneやiPadなどApple製品との安定したワイヤレス接続が可能なイヤホンです。また「Powerbeats3 wireless」の最大の強みは12時間連続再生可能なバッテリーの持ちにあります、ワイヤレスのイヤホンの中でも最長クラスのバッテリーの持ちは魅力です。
beats by dr.dre「Powerbeats Pro」と同じく急速充電にも対応、5分充電で90分の再生が可能な点も嬉しいポイントです。残念な点は多くのBeats製品がApple製品との相性を意識してLighting接続なのに対して、「Powerbeats3 wireless」はUSB-B接続な点です。
イヤホン ハイレゾ対応 XBA-Z5
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ソニー「XBA-Z5」は、有線の耳かけイヤホンで、2014年発売と発売から時間が経過しているにもかかわらず、ソニーの高級機の中でも根強い人気を誇る上位モデルのイヤホンです。
マグネシウムボディを採用、ダイナミックドライバーユニットとバランスド・アーマチュア・ドライバーユニット2基のHDハイブリッド3ウェイドライバーは、小型化が進む近年のイヤホンのなかでは大きな印象はありますが、耳にフィットするデザインです。
耳かけ部分は柔軟に形を変えることのできるアジャストフリーイヤーハンガーを採用しているので、使う人を選ばず最適な耳かけができます。「XBA-Z5」は、リケーブルやバランス接続などでも音が大きく変わるイヤホンなので、音の好みで意見は別れますがオーディオマニアなど音に拘る人にとって一押しのおすすめイヤホンです。
ワイヤレス ステレオイヤホン TM2 Black
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FOSTEX「TM2」」は、完全ワイヤレスの耳かけイヤホンと、リケーブル可能なイヤホンを完全ワイヤレス化できるTWSレシーバーという2つの顔を持ったユニークな商品です。
単体でも耳かけ式の完全ワイヤレスイヤホンとして十分機能しますが、このイヤホンの最大の魅力は、レシーバー部分とイヤホン部分を繋ぐケーブルが着脱式で交換可能な点です。このことにより付属品や別売りオプションのフレキシブル・ケーブルに交換することで、有線イヤホンのピンに合わせて好みのワイヤレスイヤホンと組み合わせることができます。
残念な点はケースが他のトゥルーワイヤレス・イヤホンに比べても非常に大きな点です、その上バッテリー非搭載なので、外出用にはあまり向かない点もマイナスポイントです。 駆動時間は10時間と長めでQualcommのチップ「QCC3026」の採用で接続の安定性も高く、耳かけイヤホンとしての装着感も良好、所有しているイヤホンをワイヤレス化できるという大きなメリットを考えると十分魅力的なイヤホンといえるでしょう。
オンイヤーヘッドホン ATH-EW9
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オーディオテクニカ「ATH-EW9」」は、有線タイプの耳かけイヤホンです。密閉型オンイヤーヘッドホンで耳かけ式となると廉価商品が中心のカテゴリーですが、このイヤホンは2003年に発売されて以来「耳かけイヤホンの最高傑作」との呼び声も高いロングセラー製品です。実際1000円以下の製品が多いオンイヤーイヤホンのなかで唯一1万6000円前後の価格帯は異色といえるでしょう。
北海道産のアサダ桜の削りだしという高級感と木の温かみを感じるウッドハウジングは大型ヘッドホンの採用されているもので、音の臨場感などはこのイヤホン独特のキャラクターです。耳かけ部分のメタルイヤハンガーという独特の装着部分は「耳が疲れる」と賛否別れていますし、オンイヤーという構造上音漏れが激しく持ち出しでの視聴はNGと弱点だらけですが、長く付き合えるイヤホンとして唯一無二の商品です。
JBL 完全ワイヤレスイヤホン
















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JBL「ENDURANCE PEAK」は完全ワイヤレスの耳かけイヤホンです。激しいスポーツなどでの使用を想定したモデルで、防水機能(IPX7)と雨の日や汗などにも強い作りになっています。カナル型イヤホンでイヤーピースが調整でき最適化できる点に加え、フレキシブルなイヤーフックは本体とマグネットで脱着可能でしっかり外れない作りになっていて、さらにフックにより自動でオン・オフができる作りになっている。
ポップで鮮やかなプラスチック製のボディはスポーツに映える印象。ややチープなイメージもありますが、充電時間2時間、連続再生4時間と完全ワイヤレスの中では短めだが、7000円前後という手頃な価格設定とバランスの良いサウンドで十分トレードオフになる魅力的な商品です。
Panasonic クリップヘッドホン シルバー RP-HZ47-S
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パナソニック「RP-HZ47」は低価格帯の耳かけ式の開放型オンイヤーヘッドホン です。薄型で耳元に添えるような作りで、1mのコードは巻きとりやすい回転式クリップハンガーを採用し収納しやすくなっています。
耳かけ部分が長時間聴いても疲れない作りである点や、購入時にやや貧弱なサウンドもある程度長時間再生を重ねることで解像度など音もこなれて来るので好みの音に改善されるとの口コミもあります。
オープンイヤーということで遮音性は皆無のイヤホンです。電車などでの視聴は控えるべきですが、街なかなど屋外でのウォーキングなどでは適度に外音を取り入れることができて最適な耳かけイヤホンです。
クリップヘッドホン RP-HZ47-K
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オーディオテクニカ「ATH-EQ300M」は低価格帯の耳かけ式の開放型オンイヤーヘッドホンです。薄型・軽量を謳った装着感を打ち出した耳かけイヤホンで、大口径28mmドライバーでクリアなサウンドを再生できます。
オープンイヤーということで遮音性は皆無のイヤホンですが、フラット傾向のサウンドで立体感のあるサウンドで、臨場感が求められる音声や、ゲームの効果音などは聞き取りやすいイヤホンです。低音は遮音性の関係上弱いですが、ゲームや携帯通話などには向いています。1.2mあるコードもちょうどいい長さでU型のコードを採用しているので聴かない時には首に掛けることでき便利です。
ワイヤレスイヤホン HA-AL102BT-A
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JVC「HA-AL102BT」は低価格帯の耳かけ式の開放型オンイヤーヘッドホン「HP-AL102」をブルートゥース・ワイヤレス化したモデルです。カナル型が多いワイヤレス・イヤホンの中でオープンイヤーという独自路線を貫く商品です。
ロングセラー商品として根強い「HP-AL102」をワイヤレス化し、ワイヤーから開放されたことでより自由な使い回しができるという利点だけが残った印象です。音漏れ不可避な作りながら、カナル型などの持つ圧迫感がないため長時間の視聴に最適なイヤホンです。
駆動時間は4時間、元々の人気モデルのワイヤレス化で親しみやすい音質です。きっちりとした音楽視聴用というよりもながら聴き専用と割り切って使うといった用途におすすめのイヤホンです。
イヤホン MDR-AS210
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ソニー「MDR-AS210」は有線のダイナミック開放型の耳かけ式のイヤホンです。スポーツやフィットネス用途に作られた商品で、耳への負担を減らすエストラマー樹脂製のループハンガー機構で外れ難さと安定したかけ心地を兼ねた作りになっています。
スポーツ型では数少ない有線イヤホンということで、ケーブルに細かい溝を設けて絡まりにくい作りにするなど、普及機ながら細かな処理が施されています。防滴仕様で汗や雨に強い作りですが、防水ではないので軽い手洗い適度の防水性能なので注意が必要な点などはありますが、2000円以下でスポーツイヤホンの中では買い求めやすい価格設定も魅力です。
オープン型オンイヤーヘッドホン HP-AL102-S
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JVC「HP-AL102」は低価格帯の耳かけ式・有線の開放型オンイヤーヘッドホンです。根強いオープンイヤーの人気モデルで、このモデルをベースにワイヤレス化したBluetoothモデル「HA-AL102BT」が作られるなど、一定のファンが存在する商品です。
音も格段良い訳ではなく、耳かけイヤホンならではの音漏れや長時間の装着などの問題点などはあるものの、600円〜700円という買い求めやすさからロングセラー化しています。また11色展開とカラーバリエーションが非常に多ことも人気の秘密です。
イヤホン HA-EB75-B
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
JVC「HA-EB75」は低価格帯の耳かけ式・有線のカナル型イヤホンです。スポーツタイプのイヤホンで、上下にスライドするイヤーフックを採用し自由にフィット感が調整できる点が特徴です。
イヤーピースには独自のバスブーストイヤーピースを実装。イヤーピースに大きな横長い穴が空いていて小さなウーファーのような役割をしている点が特徴です。防水・防滴仕様はlPX2と最低限、濡れや汗には強い仕様、2010年発売と発売から10年を経過したモデルながら完成度の高さとコストパフォーマンスの良さから人気の商品です。
オープン型ヘッドホン KSC75
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KOSS「KSC75」は耳かけ式・有線の開放型オンイヤーヘッドホンです。ミッドおよびエントリーモデルの耳かけイヤホン・ヘッドホンの定番として知られKossの名機PortaProと同じドライバーを採用していることから音の良さとコスパを兼ね揃え根強い人気を誇る製品です。
装着感や耳へのフィット感も良く、長時間の装着で耳が痛くないという耳かけ式の問題点を克服しているモデルで、2000円以下と同価格帯で選ぶのであれば迷うことなく唯一の選択肢になります。遮音性の低さ、音漏れは避けられない設計の開放型オンイヤーですが、気軽に聴ける耳かけ式ということで割り切り派にはおすすめの逸品といえます。
ワイヤレスイヤホン AH-C160WBK
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
DENON「AH-C160W」は低価格帯の耳かけ式・有線のカナル型のワイヤレス・イヤホンです。スポーツタイプのイヤホンで補聴器メーカーの監修によるエルゴノミック形状のイヤーフックを採用しています。
スポーツタイプのイヤホンには珍しくスポーツに最適なサウンドチューニングが施されており、低音再生に大口径 11.5 mmドライバーを搭載、イヤーチップは最適化されたComplyのカスタムイヤーチップを採用、防滴仕様はIPX5/7と汗や雨にも強い作りになっています。
スマホ連動によるハンズフリー通話にも対応しており、通話時にはノイズキャンセリングでクリアな通話ができる上にSiri(iPhone)やOK Google(Android)とも対応しています。7000円前後の商品にも関わらず高性能かつ音質にも拘った隠れた名機としておすすめワイヤレスイヤホンです。
ここまで耳かけイヤホンについてご紹介してきました。完全ワイヤレスイヤホンの軽量化で古くからある耳かけが改良され、装着感も改善されつつあります。音漏れを防ぎつつしっかり音が聴き取れる、骨伝導と組み合わせた開放タイプなども登場し益々イヤホンの中でも面白い存在になりそうです。