【最新】ケンコーの天体望遠鏡おすすめ10選｜初心者から上級者まで使える！

みなさんは、天体望遠鏡を使用したことはありますか？天体観測に興味はあるけど、価格が高く扱いも難しそうでなかなか手が出せない、という方も多いのではないでしょうか。国産天体望遠鏡メーカーの草分けとして有名な「ケンコー」の天体望遠鏡を使えば、おうちで簡単に天体観測ができます。

ケンコーは長年にわたって光学製品の専門メーカーとして広く支持されており、手掛けている天体望遠鏡は最新の光学技術を導入してさらなる進化を遂げています。その中でも、ケンコーは初心者向けに、組み立ての簡単で持ち運び便利なスカイウォーカーシリーズを販売しています。

この記事では、ケンコーの天体望遠鏡の特徴・評判・選び方・初心者向け～上級者向けのおすすめのケンコー天体望遠鏡を紹介します。おうち時間の増えた今、ケンコーの天体望遠鏡でゆっくり天体観測を楽しみましょう。

一般的に2〜3万円を超える天体望遠鏡が多い中、ケンコーの天体望遠鏡は1万円を切るモデルもあり、初心者の方でも手に入れやすいのが特徴です。

ケンコーは低価格のモデルから上級者向けの高性能モデルまで幅広く取り揃えているメーカーです。ワンタッチ式で組み立てが簡単なモデル・軽量で運びやすいモデル・小学生のお子様でも扱いやすいエントリーモデル・本格的な天体観測に挑戦したい方向けのハイエンドモデルまで取り揃えています。

自動追尾式システムを搭載したモデルや、街灯のない所でしか観測できない星雲や星団を見られるニュートン反射式を採用した上級者モデルもあります。そのため、入門用から使い始めてステップアップし、長く親しめるメーカーです。

天体望遠鏡の本体部分である鏡筒には「屈折式」と「反射式」の2種類があります。ここでは、それぞれの特徴を解説します。扱いやすさや目的に合っているかどうかを考慮して選びましょう。

対物レンズを使って屈折させた光を集めるタイプが「屈折式」です。鏡筒内の空気の動きが少ないため、視界全体が安定していてコントラストがよく、あらゆる天体の観測に対応できます。後述する反射式天体望遠鏡と違い、外気に対する温度順応が比較的早いため、設置後すぐに天体観測が楽しめることがメリットです。保管時のお手入れがほぼ不要で、持ち運びや組み立ても容易なので、初心者の方におすすめします。

大きな凹型の対物主鏡を使って反射させた光を集めるタイプが「反射式」です。中心部の像がシャープで、天体の周りに余計な色がつく「色収差」が発生しません。屈折式天体望遠鏡よりも高精細な天体観測が楽しめます。

また、接眼レンズを変えて高倍率にしても明るく見やすい状態を維持できるのがメリットです。木星や土星など遠くの惑星や、淡く暗い星雲や星団などの観察に向いています。ただ、本体が大きく重いため、持ち運びやお手入れが容易でないことが難点です。

鏡筒を支える台を「架台」といいます。架台には「経緯台」と「赤道儀」の2種類があり、観測目的に応じて選ぶ必要があります。ここでは、その違いについて説明します。

経緯台は鏡筒を水平と垂直の2方向に動かして天体を捉えます。構造がシンプルで初心者でも組み立てやすく、取り扱いが簡単なのが特徴です。上下左右に動かせるため、見たい方向に鏡筒を向けて使えます。また、価格が比較的安いことに加えて、軽量なため持ち運びやすいのも魅力です。

赤道儀は日周運動（地球の自転）に合わせて天体を追うことができ、1度捉えた天体を追尾可能です。経緯台ではできない細かな自動調節ができるので、長時間に及ぶ高倍率での観測や、天体追尾撮影を行いたい場合には赤道儀が適しています。ただし、使用前に極軸の設定が必要なため、上級者向けです。

倍率が40〜150倍になる接眼レンズを使用するのがおすすめです。50倍の倍率で、月の全体が視野いっぱいに広がります。70倍以上にすると、月の表面に存在する無数のクレーターや海の表面形状がはっきりと観察できます。

倍率が150倍以上になる接眼レンズを使用するのがおすすめです。倍率150倍以上になると、土星の環や木星の縞模様など、惑星の表面をしっかりと観察できます。特に惑星が大接近するときはより詳細に観察できます。

50倍以下の低倍率で観察するのがおすすめです。有名なアンドロメダ銀河やオリオン星雲などは、20〜30倍で観測できます。また、星雲や星団は淡く暗い天体のため、鏡筒の口径が大きい天体望遠鏡ほど明るくはっきりと観察できます。

対物レンズや対物主鏡の口径は、大きくなるほど一度に多くの光量を集められます。口径が大きいものは、高倍率にしても明るい視野が確保できるので、暗い天体や遠くの天体を観察するのに重宝します。ただし、口径が大きくなるほど鏡筒が大きく重くなるので注意しましょう。

また、天体望遠鏡では対物レンズや対物主鏡の口径によって、使用できる「適正倍率」が決まるのもポイントです。口径の2倍までの倍率が適正とされています。

ケンコーと並んで人気の天体望遠鏡のメーカーに「Vixen」というメーカーがあります。「星を見せる会社」になることをビジョンとし、多種多様な天体望遠鏡を取り揃えています。気になる方はVixenもチェックしてください。

ケンコーの天体望遠鏡には、初心者でも扱いやすいモデルが多くあります。ぜひお気に入りの1台を見つけて、おうちの窓やベランダから、夜空の天体をじっくり観察して楽しみましょう。