スマホに使えるSDカードおすすめ10選｜データ移行方法や注意点もご紹介！

スマホで写真を保存しようとしたら「容量を確認してください」と表示されたことはありませんか。これは、内部ストレージの空き容量が不足しているサインです。内部ストレージは写真・動画・ゲーム・アプリなどを保存することで、容量を使います。

そこで便利なのがSDカードです。特にAndroidのスマホは、SDカードを使えば内部ストレージからSDカードへデータ移行できます。内部ストレージに余裕ができれば、スマホがサクサク動くようになるので快適に使うことが可能です。

この記事では、AndroidスマホにおすすめのSDカードをご紹介します。商品だけでなく、SDカードの使い方やAndroidスマホでSDカードを使う際の注意点なども解説しますので、ぜひご覧ください。

すべてのスマホでSDカードが使えるわけではありません。iPhoneはすべての機種で使用不可能です。Androidスマホはほとんどの機種でSDカードを使うことはできますが、GoogleのPixelシリーズでは使うことができません。

ただし、iPhoneとPixelシリーズはカードリーダーを使用することで、SDカードへのデータ転送が可能になります。

SDカードの値段は容量や転送速度などで異なります。容量が1番大きな要因で、容量別の相場は以下の通りです。

あくまで上記の表は目安で、もっと安いものや高いものもあります。また、Amazonなどのネットショップや家電量販店、携帯ショップなど購入場所でも値段が変わるのでチェックしましょう。

Androidスマホ用のSDカードを選ぶポイントはサイズ・容量・転送速度です。これらを確認し、自分のAndroidスマホに最適なSDカードを選びましょう。

Androidスマホに差し込めるSDカードはmicroSDカードが一般的です。SDカードには標準サイズのSDカードと次に小さなminiSDカード、1番小さなmicroSDカードの3種類あります。ほとんどのAndroidスマホではmicroSDカード用のスロットが付いており、SDカードやminiSDカードは使えないので注意してください。

容量は使用用途やスマホが対応している規格にあわせて選びます。規格は容量ごとにSD(～2GB)、SDHC(4～32GB)、SDXC(64GB～2TB)の3種類。自分のスマホが対応している規格を選びましょう。

容量の目安は、よく写真や動画を撮られる方は64GB以上がおすすめです。64GBだと2000万画素のカメラで約8,000枚を記録できます。スマホでは動画・音楽・アプリなど、さまざまなデータを保存しているので、カメラを使わない方でも16GBは必要です。

SDカードを選ぶ際には転送速度もチェックしましょう。高画質の写真や動画は1つ1つのデータ容量が大きいので、読み込みや書き込みが速いものを選びましょう。動画撮影をよくする方は最低保証速度を表すスピードクラス、データ保存が主な目的の方には書き込み速度、動画再生やゲームをよくする方は読み取り速度をチェックしてください。

スマホでSDカードを使用する場合、設定作業が必要になります。ここからは、AndroidスマホでSDカードを使用する方法をご紹介しますので、参考にしてください。

AndroidスマホにSDカードを差し込み、検出されると通知が出てきます。通知をタップし、画面に従いながらスマホにSDカードを認識させていきます。途中で「外部ストレージとして使用」または「内部ストレージとして使用」を選択しますが、「外部ストレージとして使用」を選ぶのがおすすめです。

「外部ストレージとして使用」を選ぶと別の端末にデータを移動させられますが、「内部ストレージとして使用」を選ぶとその端末専用のSDカードになってしまいます。

アプリをSDカードに移動したい場合は、以下の手順で行います。

1. 設定画面を開く
2. 「アプリ」を選択
3. 移動させたいアプリを選択
4. 「SDカードに移動」を選択

以上で選択したアプリをSDカードに移動可能です。ただし、アプリの中には移動できないものがあります。また、アプリの移動はAndroid4.xバージョンのスマホではできません。

SDカードからスマホにデータを移動させる場合は、以下の手順で行います。

1. 設定画面を開く
2. 「ストレージとメモリ」を選択
3. 「タップして詳細を表示」を選択
4. 「(SDカード名)」を選択
5. コピーしたいフォルダかファイルを長押しして選択
6. 右上のメニューアイコン(3個並んだ点)から「コピー」または「移動」を選択
7. 「内部ストレージ」を選択
8. 移動したいフォルダがなければ画面下部の「ここにコピー」または「ここに移動」を選択 ※移動先のフォルダがあるなら、そのフォルダを開いてから実行

ここからはAndroidスマホでSDカードを利用する際の注意点をご紹介します。大切なデータを保全するためにもぜひご覧ください。

SDカードを正しく認識しない場合があるので、SDカードの挿入は電源を落としてから行いましょう。電源を入れたままでも認識することもありますが、認識されずに抜き差しするとデータやカード自体が破損する場合があるので注意してください。

また取り外す時はマウント解除、もしくは電源を落としてから取り外しましょう。これらを行わないと、一時保管状態のデータが書き込まれずファイルの破損につながる事があります。

データによってはスマホからSDカードへデータを移動できないものもあります。写真や動画、音楽のデータなどは問題なく移動可能ですが、アプリは移動できないものもあるので、注意が必要です。

例えばLINEのデータはSDカードに移動できないので、内部ストレージにデータを保存するしかありません。SDカードに移動できないデータが溜まってしまうと、一部のデータをや不要なアプリを消す必要があります。

SDカードの耐用年数は2年半～3年と言われています。特にデータの書き込み頻度が高い方や高画質な写真・動画などの大容量データを書き込む方は早く劣化していくので注意が必要です。

SDカードに保存して終わりではなく、大切なデータは他にバックアップを取っておきましょう。あまりSDカードを使わない方でもデータが消えると取り返しがつかなくなるので、早めに買い換えておくのがおすすめです。

最後にAndroidスマホとSDカードにまつわるよくある質問を2つご紹介します。基本的なことですが、ご存じない方も多いと思うので、ぜひご覧ください。

SDカードの容量は以下の手順で確認できます。

1. 設定画面を開く
2. 「ストレージ」をタップ
3. 表示された画面下側にあるSDカードの容量を確認

ストレージには内部ストレージとSDカードの容量が表示されており、内部ストレージの下側に表示されるのがSDカードのストレージです。SDカードは合計容量と使用容量もしくは空き容量が表示されています。

SDカードの空き容量が少ない場合はSDカードの買い替えか、パソコンなどにデータを移動して空きを作るようにしておきましょう。

キャリアショップでもSDカードは購入可能です。しかし、取り扱っているSDカードの種類は少なく、価格が高い傾向があります。急ぎでなければSDカードは別で買うのがおすすめです。

SDカードを使うとストレージを拡張できるだけでなく、内部ストレージを開けることができるので、スマホがサクサク動くようになります。Androidスマホをお使いの方はSDカードを活用して、快適にスマホをお使いください。