【2024】メーカー別カメラ三脚おすすめ10選｜ブランドごとの商品比較や日本製も

魅力的な三脚を販売しているメーカーは数多く存在します。同じメーカーでもさまざま個性を持つシリーズ展開をしているメーカーもあります。自分に合う三脚があるのはどのメーカーなのか判断するのは難しいですよね。

それぞれの三脚メーカーの特徴を知れば、三脚はずっと選びやすくなります。また、メーカーの特徴を把握し、三脚の選び方を知れば目的にフィットした三脚を厳選できます。スマホ三脚メーカーやビデオ三脚メーカーとそれぞれの用途に特化したメーカーも多いです。

まずは選び方を知り、使い方にあったメーカーやブランドを見つけましょう。本記事ではマンフロットや日本製のベルボンなどのおすすめの三脚メーカーやその特徴・三脚の選び方・おすすめ商品を紹介します。

マンフロットは、イタリアの老舗カメラ機材メーカーです。カメラ記者のリノ・マンフロットが、当時使いづらかったスタジオ機材を改良し、販売したのが始まりです。1974年に発売した三脚は、軽量で万能であると大ヒットしました。

高い機能とデザイン性を持つマンフロットの三脚は、今も変わらず世界中で人気です。センターポールシステムや3wayギア付き雲台などの独自機能を搭載した三脚を開発したパイオニアでもあります。カメラバッグやスタジオ機材なども高く評価されています。

ベルボンは、60年以上の歴史がある日本の三脚ブランドです。特許も数多く取得し、常に独創的な技術開発を行っています。高性能な三脚を多数取り揃え、日本のみならず海外にも愛用者の多いブランドです。

ベルボンの三脚には、使いやすさを追求した機能が多く搭載されています。大幅にコンパクト化できるウルトラロックや、転倒防止に役立つトルク調節機構は高く評価されています。

スリックは、歴史ある日本の三脚メーカーです。日本では圧倒的なシェアを誇ります。企画・設計・試作までを日本国内で行い、一部を海外で量産しています。

リーズナブルな低価格のものからプロが愛用するハイレベルな三脚まで幅広く取り扱っています。一眼レフやビデオカメラなど、さまざまな機材に最適な三脚が揃います。

使い勝手のいい製品が多く、バリエーションが豊富です。これからカメラを学ぶ方の最初の1本にもおすすめです。多くの選択肢があり、世界中で愛されるメーカーです。

シルイは、中国の広東省中山市に本拠地を置くメーカーで2001年に創業しました。2011年には日本国内でも販売を開始し、輸入総代理店は常盤写真用品です。

三脚や一脚を中心に、さまざまなカメラ用品を販売しています。品質のばらつきを自社の工夫により低減し、精度が高くて低価格の製品を多く生み出しています。

脚部を反転して収納できるTXシリーズや、収納時にセンターポールと3本の脚がフラットに並ぶカーボン三脚S-Nシリーズなど、独自の機能を持つラインナップが特徴です。

1917年にフランスで創業された老舗カメラ機材ブランドです。創業者はアルセーヌ・ジッツォーヴェンで、ジッツオは彼の名前になんで付けられました。三脚の王様とも言われ、カメラユーザー憧れの高級ブランドとも言われます。

現在では主流のカーボン三脚やマグネシウム雲台、トラベラー三脚を作ったパイオニアとしても知られています。いろいろな三脚を使っても、最終的にはジッツオに戻ってくるユーザーも多くいます。

現在はマンフロットグループの傘下ですが、変わらず憧れの高級ブランドとして認知され、品質の高さは折り紙つきです。

スマホ用の三脚は、ネジ穴がないスマホでも簡単に取り付けられるようにスマホホルダーが付属しています。スマホを挟んで手軽に使用できるので、スマホのカメラを活用して高品質な写真や動画を撮影したい方におすすめです。

スマホ三脚はラインナップが豊富です。通常の三脚にスマホホルダーが付属しただけのもの・脚部をいろんな方向へ折り曲げられるもの・センターポールを取り外して自撮り棒としても使えるものなどさまざまな種類があります。また、価格がリーズナブルなのも魅力です。

一眼レフ・ミラーレスはもともと本体自体が重く、撮影するときに使う交換レンズも含めるとさらに重くなります。そのため使用する三脚は機材をしっかりと保持できる高い耐久性が必要です。

一眼レフ・ミラーレス用の三脚を選ぶ際は、必ず耐荷重を確認しましょう。重い機材を支え、安定した状態で撮影するために、それぞれ目安となる耐荷重があります。小型で軽量なミラーレス一眼では耐荷重が最低2kg以上、一眼レフ・フルサイズミラーレスでは3kg以上の三脚を選びます。

また、三脚のパイプ径もチェックが必要です。コンパクトなミラーレス一眼は太さ22mmのものでも十分ですが、一眼レフ・フルサイズミラーレスの場合は25mm以上、フルサイズ一眼レフの場合は28mm以上のものを選ぶのがおすすめです。

ビデオカメラ用の三脚は、軽量・コンパクトで持ち運びやすいものがおすすめです。ビデオカメラ自体は軽いので、耐荷重は1kg程度で十分ですが、ビデオカメラは家族旅行や子供のイベントなどで使う機会が多いアイテムなので、楽に移動できる三脚が便利です。

また、動画撮影用の2Way雲台が搭載されているものかどうかも確認しましょう。雲台の中に特殊なグリスが封入されているものなら、カメラワークがよりスムーズになります。

さらに、三脚本体が水準器搭載のものなら、より便利に使えます。目で見て補正するより高い精度で水平出しができるのでおすすめです。

三脚を選ぶ際、高さは重要です。高すぎる三脚はカメラの取り回しも大変になり、重くなるため持ち運びが困難になる場合もあります。

三脚の高さを選ぶ際は、立っているときの目の高さがポイントになります。目の位置と雲台の高さを加味して、身長-20cmを三脚の高さの目安として選ぶと、取り回しのしやすい三脚を選べます。

ローアングルでの撮影をしたい場合は、最低全高も重要です。超広角レンズを使ってローアングルから撮影すると、迫力ある写真が撮影できます。最高全高と最低全高の幅が広いと、さまざまなアングルで撮影が可能になります。

パイプ径は三脚の脚の太さを指し、製品によってさまざまなパイプ径があります。大きく分けると3つに分類できます。

• 大型：約32mm〜
• 中型：約26mm〜31mm
• 小型：約25mm以下

カメラ本体のサイズやレンズによって重さが違うため一概には言えませんが、重い望遠レンズは、細いパイプ径の三脚では支え切れない場合もあります。手持ちのカメラに適したパイプ径の三脚を選びましょう。

耐荷重も併せて確認する必要がありますが、パイプ径が太いものの方がより安定性が増す傾向にあります。

三脚の持ち運びやすさには、段数が重要です。段数が多いと小さく収納できるため持ち運びがしやすくなります。段数が多い分、簡単に高さ調整できるので幅広い撮影にも対応しますが、脚のロック箇所が多くなるため、設置に時間がかかる場合もあります。

持ち運びがしやすいといった面ではメリットがありますが、段数が多い三脚は安定性が低くなり、ブレやすくなるデメリットがあります。カメラやレンズの重さがある場合は、段数が少なくパイプ径が太いタイプの方が安心です。

脚部のロック方式には、ナットロック・レバーロック・ノブロック・ウルトラロックの4種類があります。それぞれの特徴・メリット・デメリットについて表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

多くの三脚にはアルミとカーボン2つの素材が採用されています。アルミとカーボンのメリットとデメリットについて、表にまとめたのでぜひ参考にしてください。

三脚には雲台が付属している場合が多いですが、後で別の雲台に交換できるものもあります。交換できるタイプなら1台の三脚でさまざまな撮影に対応できます。まずは雲台が交換できる三脚かどうかを確認しましょう。

一般的に販売価格が1万円を超える三脚であれば、雲台を交換できる場合が多いです。製品によって異なるため、確認しましょう。交換する雲台は、三脚の脚部の半分程度の重量に抑えるのがおすすめです。雲台が重くならないようバランスにも注意が必要です。

個性があり魅力的な三脚を販売するメーカーはたくさんあります。どのメーカーも便利で使いやすい三脚を多く販売しています。メーカーの特徴や製品を知れば、目的に合った三脚を見付けられます。人気の三脚メーカーからお気に入りを見つけて、思い通りの撮影を楽しみましょう。