【徹底解説】GoProの使い方・使い道｜シーン別に詳しく紹介！

近年、「GoPro（ゴープロ）」はアクションカメラの確固たる地位を確保しています。しかし、いざ買おうとすると、「種類が多くて何が自分にあっているのかわからない」と困る方は多いですよね。

「迫力あるシーンを撮影できる、小型・軽量のタフなアクションカメラ」なのがGoProの特徴です。手のひらに収まるコンパクトなボディですが、見かけによらず中には高機能がぎゅっと詰まっています。

そこで今回は、GoProの魅力を徹底解説します。使い方・使い道も紹介し、特徴や価格を目的別に比較するので、多彩なラインナップの中から自分にぴったりのモデルを選ぶ参考にしてください。

GoProはスポーツやアクティビティなど、アクティブなシーンの動画や写真撮影を目的としたビデオカメラです。そのため、小型で軽量なうえに耐久性も優れています。手のひらに乗るくらい小さいサイズのため、ヘルメットや自転車などに付けて迫力ある映像を気軽に撮れます。シーンに合わせてさまざまな機能を持つモデルがあり、目的ごとにチョイスできるのも魅力です。

タイムラプス撮影とは、動画のコマ数を少なくして早送りのようなスピード感あるシーンを撮影することです。タイムラプスを使うと、10時間の星空の撮影を1分間の映像にまとめられます。

長い距離を移動するシーンや強弱をつけたスポーツシーンなどで、個性的な動画を演出可能です。タイムラプス撮影は通常固定して行いますが、機種によっては動いた状態でタイムラプス撮影ができるものもあります。

その名の通り、スローモーション再生される動画を撮影できます。再生速度を落とすことでこれまで見えなかった動きが見えたり、全く雰囲気の異なる場面を演出できたり、さまざまな場面で使用可能です。たとえば、スピーディーなスポーツのワンシーン・海の波・風に揺らめく山々の木々や草原などをスローモーション撮影することで、その場面がより一層際立ちます。

ただし、スローモーションの120fpsなど高フレームレートで撮影したい場合は、4Kの高画質設定はできません。FullHDなどに画質を下げると撮影できるので、スローモーションの撮影には低画質設定がおすすめです。機種によってはスーパースローの8倍スローモーションが撮影できる製品もあります。

まずは初期設定です。箱から本体を出し、充電後、電源を入れます。初回起動時に「日本語」へ言語設定します。その後「利用規約とプライバシーポリシーへの同意」「GPS機能使用の可否」について選択してください。

GPS機能はあとから設定変更できますが、撮影画像に位置情報が記録されるのでオンにしておくのをおすすめします。次に、スマートフォンのGoProアプリと接続し、機種に応じたGoProアプリをインストールします。アプリ内で「カメラの追加」をタップして接続してください。

その後、詳細設定が可能になります。解像度・FPS（1秒間に撮影するコマ数）・FOV（画角）などを必要に応じて設定できますが、最初は初期値のままで設定完了しましょう。

高画質で動画撮影が可能なGoProは、撮影に関して細かな設定が可能です。基本的な動画撮影の設定は以下の3種類があるので、状況に応じて選択しましょう。

1. ビデオ (通常撮影)
2. ループ（繰り返し撮影）
3. スローモーション

「ループ」は、車載カメラや釣りなど「何か起こるかわからない場面」を連続的に重ね撮り録画することで、SDカードの容量を節約できるモードです。初期設定は5分ですが、変更もできます。

スローモーションを設定する際には、1秒間にどれくらいのコマ数で撮影しているかを示すフレームレートが重要です。数値が大きければ滑らかに、少ないとカクカクした動きになりますが、記録容量には注意してください。

写真撮影モードの使い方について、それぞれ解説します。

1. 写真：初期設定状態では、シャッターを1度押すと1枚撮影できます。シャッター長押しで、1秒あたり最大30枚の連続写真を撮影します。 
2. LIVEBURST：シャッターを押す1.5秒前と1.5秒後まで連写されます。その中から好みのシーンを選んだり、連写全体をショートビデオにも可能。
3. 連写：高速レートで一連の写真を撮影。速い動きの撮影に最適のモードです。1秒間に最大30枚の写真を自動的に撮影します。
4. 夜間：撮影時にできるだけ多くの光量が取り込まれるようにシャッター速度が自動調整されます。夜や暗いシーンに向いています。

GoProはHERO8シリーズであれば、4K60fpsまでの画質で撮影可能です。4Kであれば撮影後にクロップしても画質が荒くならず、FullHDよりも鮮明に撮影できます。60fpsの設定にしておくと、コマ数が多いぬるぬる動く映像を撮れますよ。

ただし、画質は画角やアスペクト比によっても異なります。いざというときの失敗をなくすためにも、撮影する際は事前に画質や画角のチェックをしておくのがおすすめです。また、画質を高くすると容量も多くなるので、容量を抑えたい方は画質の設定を意識しましょう。

GoProの最大の特徴は、超小型で高性能な点です。小さなボディに搭載されている多彩な機能をご紹介します。

GoProはコンパクトなボディーにもかかわらず、耐久性に優れています。防水・防雪・防塵機能が標準としてすべて付いており、アウトドアや悪天候下でのハードな撮影でも気兼ねなく行えます。超小型で高性能かつクオリティの高い撮影が可能なのがGoProの魅力です。

GoProの特徴のひとつに、ヘルメットや自転車に付けてのハンズフリー撮影があります。スマートフォンではなかなか撮影できない激しい振動があるオートバイや自転車などでも、大きな効果を発揮しますよ。また、関連情報やオプションが豊富で、多彩な撮影方法やアイデアを見れます。

GoPro本体をさまざまな場所に取り付けるための「マウント」といった個性的なオプションがあるのも特徴です。

一般的に「低速撮影」といわれるタイムラプスは、撮影された写真をつないでコマ送りにする撮影方法です。通常なら長くなる動画をコンパクトにまとめられるメリットがあります。アクティブなシーンよりも、昼から夜への天気の移り変わりや時間の移り変わりを表現するような場面に向いています。刻々と変化していく臨場感のある映像を撮影可能です。

Goproと聞くと、スポーツシーンやアウトドアで使うイメージがありますよね。しかし、実は女性に嬉しいセルフィー機能も充実しています。スマートフォンと連携させるとスマホの画面をタップして撮影でき、気軽にセルフィーも可能です。もちろんセルカ棒（自撮り棒）も多彩な種類が揃っており、日常使いとして持ち歩き撮影してWi-Fiで簡単にシェアできます。

GoProには個性的で多彩なアタッチメントやアクセサリーがあるのも大きな特徴のひとつです。基本的なものも含め、撮影の可能性が広がるものも多く存在します。ここでは撮影に便利なアクセサリーを紹介します。

まずは基本的な必須アクセサリーを押さえましょう。マウントに取り付けるためのフレーム「ハウジング」は標準で付属しています。GoProを持ち歩く際には、「グリップ」もあると便利です。脚が3方向に開脚してミニ三脚としても使用できるグリップや、リストバンドのように手首に装着できるグリップ、用途に合わせて自転車やヘルメットに装着してハンズフリーになれるグリップなどがあります。

GoProはちょっと変わった個性的な撮影も得意です。背負ったバックパックに挟むタイプ、クリップ式で必要な所に挟んで固定するタイプなどさまざまな種類があります。首からぶら下げるネックマウントもおすすめです。

体の中央で支えられ撮影方向も確認しやすい特徴があり、ウォーキング・自転車・バイク・サーフィン・スノースポーツでも臨場感ある撮影が可能です。また、標準でも防水性能がありますが、別売のダイブハウジングを使うと水深60mまでの本格的な撮影もできます。水に浮くグリップがついたマウントは、水辺の撮影と紛失防止に効果的です。

GoProの購入をおすすめできない人は、以下のような場合です。

• 旅行にあまり出掛けない
• 使用用途が定まっていない
• 静止画で撮影したい
• 動画編集をしない

カメラとしては安価なGoProですが、使わなければただの置き物になってしまいます。アクティブなシーンで撮影したい方やVlogを撮りたい方には、とてもおすすめできるカメラです。

今は、誰もが気軽にスマートフォンで動画や画像をシェアできる時代です。小型で高性能、高品質な動画や写真が撮れるGoProを使って、アクティブでスピーディー、かつ個性的なシーンをシェアしましょう。